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天下独歩の大義賊(遊戯王OCG)

登録日:2026/07/26 Sun 12:39:34
更新日:2026/08/03 Mon 18:58:12
所要時間:約 5 分で読めます




天下独歩(てんかどっぽ)大義賊(だいぎぞく)とは、『遊戯王OCG』に存在するモンスター。
第13期第6弾の「BEYOND THE BRAVE」で登場した。
レアリティはアルティメットレアであり、シークレットレア、プリズマティックシークレットレア(オーバーフレーム)仕様のものも存在する。

【効果】

効果モンスター
星10/風属性/戦士族/攻2500/守2000
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは自分の手札及び相手フィールドの中からモンスターをリリースして、表側表示でA召喚できる。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが通常召喚されている場合、相手が手札・墓地・除外状態のカードの効果を発動した時に発動できる。
その効果を無効にし破壊する。
(2):自分・相手のバトルフェイズに、手札を全て相手に見せて発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て守備表示にする。


【概要】

まず、最初に目を引くのが、手札、もしくは相手フィールドモンスターをリリースしてのアドバンス召喚できる効果外テキスト
レベル10なのでアドバンス召喚の為にリリースするモンスターは2体必要だが、逆に言うと2体いればそれが相手モンスターだけリリースして召喚も可能。
こちらの《天下独歩の大義賊》を警戒し相手がモンスター1体でターンを渡してきても、こちらは手札のモンスターも一緒にリリースできるという、見た目よりも非常にフットワークが軽いカードである。
必要であれば先攻1ターン目でも手札のモンスター2体をリリースして出すことが可能である。
ちなみに、《暴風小僧》などのダブルコストモンスターは手札でも効果が適用されるため、手札に対応するダブルコストモンスターがいれば1体でもアドバンス召喚できる。
また通常召喚扱いなので、この手のカードの弱点となる特殊召喚メタをすり抜けられるのも大きい。

(1)の効果は、フィールド以外で発動した効果の無効化するというもの。現代遊戯王ではお馴染みの制圧効果である。
今までの相手モンスターをリリースして召喚(特殊召喚)できるモンスターの大半は、出した後に活かすことが難しい効果が多かった。
しかし、このカードは召喚された後も有用な効果を持ち、フィールド以外の場所で発動したカードの効果を無効にして破壊できるのだ。
特に「手札誘発」を止められる点は非常に大きく、先行1ターン目に出しても仕事をこなせるため腐りにくい。
これには、公僕もタジタジ。

(2)の効果は、バトルフェイズ限定で相手モンスターを全て守備表示にするというもの。
つまり「厄介な効果を持つが戦闘破壊すれば……!」「こちらには高い攻撃力(守備力)を持つモンスターがいる」という相手の目論見を崩すことが出来るのだ。
手札という大見得を切る必要があるが相手を萎縮させるそれは、弱きものを守る「義賊」として相応しい姿と言える。
その性質上、同じくダークヒーローの如きテーマ【道化の一座】との相性は抜群である。
とはいえ、現代遊戯王においてバトルフェイズに発動する効果は遅く、こちらは発動出来たらラッキー程度に捉えておいても良いだろう。


【弱点】

総じて優秀なカードだが、このカードにも弱点がある。
まず手札、敵モンスターのリリースは自分フィールド上にモンスターがいると使えない
つまり互いに展開を終えているところでこれが来ても除去手段としては使えない。
ついでに一瞬だけ大ヒットしていった例のキノコといったモンスター送り付けにも弱く、要するに弱点は彼らと同じである。
一応通常のアドバンス召喚は可能、かつ通常のアドバンス召喚で出した場合も無効化効果が使えるので、無駄になることはないのが救いか。

また通常召喚扱いなので、いざ敵モンスターを除去して召喚しても通常召喚から動く必要のあるデッキは機能不全に陥る可能性がある
通常召喚を扱うデッキでは、【壊獣】や《サタンクロース》などの方が扱いやすいかもしれない。
相手フィールドのモンスターを除去するカードは他にも沢山あるので《倶利伽羅天童》のページも参照し、どのカードがデッキにあってるか選択してほしい。

それとレアリティがアルティメットレアであり、入手難易度は高い
こいつ程ではないがシングル価格は高額で取引されており、特に複数枚の入手は骨が折れる。
また、プリズマティックシークレットレア仕様のものはかなりの高額で取引されている。


【元ネタ】

さて、カード名からはわかりにくいが、このカードのイラストはコナミのアクションゲーム『がんばれゴエモン』シリーズのゴエモンそっくり。

元々「ゴエモン」をモチーフにしたカードとしては《忍者義賊ゴエゴエ》等が登場しており、GBAのあるゲームではラスボスがゴエモンインパクトになるという謎のネタ要素隠し要素があるなど深い関わりがあったが、そのゴエモンシリーズ自体が途切れてしまう。
更にゴエゴエも2019年に登場した罠カード《大捕り物》で捕獲されて以降行方知れずとなっていた。

しかし、このカードが収録された『BEYOND THE BRAVE』発売の少し前に、ゴエモンシリーズ13タイトルをオムニバス収録した『がんばれゴエモン 大集合!』が発売。
完全新作ではないがそれでも久しぶりにゴエモン本家が復活し、捕まっていた義賊もまた重い腰を上げたのだ。

というわけで登場したこの大義賊。
ゴエゴエの時点でデフォルメ気味なゴエモンよりも頭身が高かったのだが、今回は特徴的な青髪や化粧はそのままにかなりのイケメンと化した。
また巨大な刀を抱えていると見せかけて、鞘の方がキセルとなっている。本来の煙管としてはもう使えなさそうだ。
かなり絵柄や服装が違うのにひと目見てアイツとわかることで、改めてゴエモンのデザインセンスの良さが伺える。
ステータスに関しても《忍者義賊ゴエゴエ》から攻守共に1000上げただけなのだが、よく見るとそのお陰で主人公ステータスの代名詞である「攻撃力2500、守備力2000」になっているのも興味深い。

なお、ゲーム連動の販促と言うことでラッシュデュエルの方でも『君臨のヘッドライナー』にゴエゴエ関連のカードが多数登場する。
そちらでは、エビス丸・サスケ・ヤエのお馴染みメンバーに加えておみっちゃんまで登場する豪華仕様。
一方でOCGではこのカード一枚なので、ラッシュデュエルの方がむしろメイン的な扱いである。
こっちのカード名からも「ゴエモン」どころか「ゴエ」すら消えたし……。

ちなみにラッシュデュエルの他のキャラは元ネタにかなり忠実なイラストになっているのに対し、同時に実装される《噂の忍者ゴエゴエ》はこちらのゴエゴエにモチーフが寄せられているので、「主役のデザインが一番元ネタから遠い」と言う状態になってしまっている。
と言うかむしろ子孫に近い。パワーアップの《噂の傾奇獅子ゴエゴエ》は特にそっくりである(一応元ネタは『ゆき姫救出絵巻』に登場するパワーアップ形態・しし丸なのだが、割とマイナーな方の姿なので……)。





大量展開からの制圧、こちらの捲り札はない。
しかしドローしたカードは《天下独歩の大義賊》。
敵の布陣を踏み潰し、登場したそれは、強きを挫き弱きを守る。

……しかし、あくまでそれは敗北を防いだだけ。
勝利を手にするには、自らが「頑張る」しか無いのだ!
「がんばれ」と、そう言い続けられた大義賊のように……!



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最終更新:2026年08月03日 18:58