戦士族(遊戯王OCG)

登録日:2025/01/12 Sun 00:45:44
更新日:2025/02/01 Sat 00:44:38
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バカの一つ覚えでも

永遠のマイフェイバリットヒーローさ!


戦士族とは、『遊戯王OCG』におけるモンスターの種族の1つ。



概要

その名の通り、や盾などの武器を持った戦士が多く属する種族。
基本的には人間やエルフといった人型のものが多く、獣人系は獣戦士族などの他の種族に入れられる。
ただしあくまで基本的にであり、明らかに戦士に倒される魔物側のモンスターだの、人型以前に手足すらないハンバーガーだの、使い手不在の盾そのものだの、他にもっとあっただろ!?と言いたくなるような連中もちらほらいる。
魔法使い族サイキック族に並んで「人間」を表現する際に選ばれやすい種族でもある。

原作の時点で遊戯城之内海馬の3人全員が戦士族のカードを使用しており、そのせいかOCGでも2025年1月時点で全種族の中でカード数最多、さらには通常モンスター、融合モンスター、エクシーズモンスターの数も最多を誇る。

アニメでは遊戯王GXで《E・HERO ネオス》、遊戯王ZEXALでは《No.39 希望皇ホープ》がそれぞれ主人公のエースモンスターを務めた。
遊戯王5D'sにおいては《スターダスト・ドラゴン》がエースのイメージが強いものの、実のところ主人公使用カードの種類はドラゴン族より戦士族の方がはるかに多く*1、相棒とも言える《ジャンク・ウォリアー》を始めとするシンクロモンスターも多数使用している。
また、武藤遊戯も戦士族モンスターを多用していたほか、遊戯王VRAINSでは遊作サイバースデッキを手に入れる前に戦士族のデッキを使用していた。

OCGのストーリーにおいても、《戦士ダイ・グレファー》がストーリーの主人公として初期から存在し、世壊ストーリーでは主人公の《ヴィサス=スタフロスト》が戦士族となっている。


種族としての特徴

下級モンスターの層の厚さに加え、《増援》や《聖騎士の追想 イゾルデ》でのサーチや剛鬼のリクルート効果など、種族・テーマ単位でのサーチ力の強さが特徴。
それが顕著なのが【炎属性・戦士族】デッキであり、イグナイトの安定した展開力と炎属性・戦士族のサーチ能力が噛み合った結果、《異星の最終戦士》や《ナチュル・エクストリオ》といった通常の方法で出すのが困難なモンスターを展開しまくって制圧する先攻番長と化している。妨害一つで瓦解してしまうのはご愛敬
そのせいで初期の遊戯王マスターデュエルではbotがこのデッキを使用してくることもあった。

下級からフィニッシャーまで幅広いカードが存在し、それを支える展開力にも事欠かないバランスの良い種族だが、
全体的にスペックを攻撃に割り振りすぎた感があり、制圧やフィールドロック、つまり防御はあまり得意ではないという欠点もある。
「効果の対象にならない」のような耐性効果、「効果の発動を無効にする」といったパーミッション系効果を持つものは数えるほどしかおらず、墓地や除外ゾーンで効果を使えるものもあまりいないため、モンスターはともかく魔法・罠カードを使った除去や捲りに非常に弱い。
代わりに攻撃型のステータス・効果をもつモンスターのレパートリーは非常に豊富で、レベルの高いものを出すことに成功できれば戦況を文字通りひっくり返す……どころか、逆転したそのターンに相手ライフを削り切ってデュエルを終わらせることすら難しくない。

また、戦士族の中でも「地属性・戦士族」や「炎属性・戦士族」といったまとまりが存在し、その中でもある程度の共通点が見える。
例えば、地属性・戦士族は戦闘に関する効果を持つものが多く、炎属性・戦士族はソリティアからのワンキル装備魔法に関する効果を持つものが多い。


代表的な戦士族関連カード

個別項目のあるものは下線付きで表記。
あまりにも数が多すぎるので、これ以外は タグ:戦士族 も参照。

メインデッキの戦士族モンスター

通常モンスター

我らがガチムチ戦士。戦士族、と言われればこの人を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。
多数のカードに登場しており、彼を取り巻く世界観が明らかになる一方で矛盾点なども見つかっている。
《異次元の邂逅》などから平行世界も存在していることが判明したせいで状況はさらに複雑化しており、知名度に反して意外に考察は捗っていない。
カードとしてはバニラかつ融合素材という点を活かせなくもないが、肝心の融合形態があまり強くなく、かといってそれ以外での召喚素材としてもさほど有用ではないため使用率は低い。

「星遺物」ストーリーの主要人物で、本名はニンギルス。
鋭い目つきの槍使いの青年で、妹のイヴと親友のアウラムと共に里を守っていたが、ある時「星遺物」に選ばれた事によって彼の波乱まみれの人生が始まる事となる。
その天衣無縫ぶりにOCGプレイヤーより畏怖と若干のネタ扱いを込めて「ニーサン」と呼ばれる漢。
そんな彼の行動理念はすべて「大切な妹の為」。彼は妹の為なら文字通りなんでも出来てしまう最強のシスコンだったのだ。

ネオスペーシアンネオスペースからやって来た十代の新たなエースモンスター。
他のネオスペーシアンの仲間とコンタクト融合することで新たな力を発揮し、最近では他のHEROたちとも融合を披露している。
十代にとっては《ユベル》と並ぶ相棒であり、『劇場版 遊☆戯☆王~超融合!時空を越えた絆~』では街を破壊するレインボー・ドラゴンのブレスをネオスを召喚して受け止めるというシーンも存在する。召喚したモンスターでリアル攻撃を行うのはカードゲームアニメではよくあること
必殺技は「ラス・オブ・ネオス」。

効果モンスター

  • 《焔聖騎士-リナルド》(☆1)
炎属性・戦士族のスターターといえば彼。シャルルマーニュ十二勇士が1人にして、魔剣使いの騎士。
「聖騎士」カテゴリかつレベル1という組み合わせから、《聖騎士の追想 イゾルデ》や《ワン・フォー・ワン》等で簡単に呼べる。
自身も「場に炎属性の戦士族が存在すれば特殊召喚可能、かつその方法で出るとチューナー化する」という効果を持つのですぐに場に出てくる。
特殊召喚成功時は墓地・除外ゾーンより装備魔法か炎属性の戦士族を回収可能という至れり尽くせりな性能をしている。

このモンスターとイゾルデの存在から、戦士族デッキは「炎属性かつ戦士族」という組み合わせが強いとされている。
そうでなくてもイゾルデ始動で大体出てくるので、戦士族を軸にするデッキのほぼ必須カード扱いだった。
そしてそういうカードに限り雑誌付録なので、再録されるまでは非常にお高い1枚でもあった。

  • 《人喰い虫》(☆2)
戦士族ではないカード。初期のエラーカードで「戦士族」と誤植されたことで有名。
当時は実用性の高いモンスターだったこともあり知名度が高く、今でもたまにネタにされる。
本当は昆虫族

その後、令和の時代になって突如リメイクモンスターの《擬態する人喰い虫》が登場した。
種族変更効果を持っており、条件が揃えば「戦士族の《人喰い虫》」になることができると、明らかに誤植を元ネタにしたリメイクとなっている。

時に先陣を切って敵と戦い、時に我が身を盾に戦友を守る我らが愛すべき隊長。
古くから存在する汎用戦士族サポートである《増援》や《戦士の生還》のイラストに描かれていることもあり、名実ともに戦士族の顔のようなモンスター。
古くから戦士族をサポートしてきたカードであり、一時期は準制限カードになっていたことも。

「HAHAHAHAHA!粉砕!玉砕!大喝采!」

どこからどう見ても《青眼の白龍》のマスクをかぶった海馬社長その人。地上波で初めて「粉砕!玉砕!大喝采!」と言ったモンスターである。
いかにもネタカードだが、かつては《青眼の白龍》のサポートとして普通に有用だった。

  • 《不死武士》(☆3)
いくら斬られようと、射られようとも、死ぬことが出来ない落ち武者。アンデット族っぽいが立派な戦士族。
自分の墓地が戦士族の時のみ自分のスタンバイフェイズに特殊召喚でき、アドバンス召喚のためにのみリリースできる。
一度禁止化された《黄泉ガエル》の調整版のようなカード。その代わりこちらは自分の場に魔法・罠があっても問題ない。
一時は強力なカードだったが、現在では手札誘発やエクストラデッキのモンスターを縛るため戦士族統一という制限は敬遠されがち。
《不死武士の悼み》や《輪廻独断》でサポートする手もあるが、これらのカードをどうやって手札に呼び込むかも課題となる。

自身諸共相手を時空の狭間へ消し飛ばす女戦士と、力を合わせ相手と刺し違える荒くれ達。
活躍時期はそれぞれ少し違うが、S召喚登場以前の古い時期に戦士族の出張採用筆頭だったカード。
後述の戦士族専用サポート《増援》や当時の速度感を前提として、あらゆるデッキに除去カード扱いで採用された。
それゆえ、いずれも制限カードに指定されていた時期がある。

  • 《D.D.アサイラント》(☆4)
上記2枚より遅れて登場した新たな除外戦士。意味自体は同じだが、カテゴリのDDとは無関係。
除去効果の融通性を多少失ったが、その代わり1700という高めの攻撃力を持つ。
当時は1600が準アタッカーラインと呼ばれ一つの基準だったので、この差は決して小さくなかった。
周辺のモンスターの質が上がるにつれ小回りの利く《異次元の女戦士》の方が優先されるようになるが、とはいえ短いながら彼女も制限カード経験組である。

召喚・特殊召喚した時に、自身を除く自分フィールドのHEROの数まで魔法・罠カードを破壊するか、デッキからHEROをサーチできるモンスター。
下級としては十分な攻撃力、腐りにくい魔法・罠破壊効果、戦士族やHEROサポート対応の三拍子を揃わせてしまった当時としてはあまりに汎用的なカード。
おおよそあらゆるデッキに3枚入っていたと言っても過言ではなく、身も蓋もないその強さから名前を皮肉って「空気を読まない男」とすら称された。
当然のように制限カードに指定され、緩和に10年、完全解禁にさらに2年を要している。
解禁後もさすがにどんなデッキでもとは言わないが、【HERO】では十分に現役だというから恐ろしい。

「ゴブリン◯◯部隊」シリーズのさきがけ。高い攻撃力と引き換えに一度攻撃すると低い守備力を晒してしまう、いわゆるデメリットアタッカーの先駆け的存在。
守備表示になるデメリットも壁になってくれるぶん悪影響は小さく、《スキルドレイン》や《愚鈍の斧》で無効にする、《最終突撃命令》で無理やり攻撃表示にするなどでデメリットを回避することもできたため、発売当時は非常に強力なカードだった。
今ではデメリットを無効化するという点では《神獣王バルバロス》等の妥協召喚勢に居場所を奪われがち。

OCGでの性能もさることながら、アニメで城之内が使用したり、多くのカードに登場してコミカルな姿を見せたりと何かと出番の多いカード。

フィールドに出た時にデッキから闇属性モンスター1体を墓地に送ることのできる、シンプルながらも強力な効果を持ったカード。
かつては闇属性デッキでは必須とも言われたカードで、特に【シャドール】が猛威を振るっていた時代にサポートカードとして投入されていたことから、2014年に制限カードとなった。
その後も無制限と制限を行き来したが、無制限に落ち着いた現在は墓地肥やし手段の多様化やインフレの影響もあって環境では見なくなってしまった。

  • 《閃刀姫-レイ》(☆4)
見た目は可憐な少女、その正体は新型兵器「閃刀機」を纏って国を守るワンマンアーミー。
レイ1人からL召喚によって多彩な装備に換装し、魔法カードの追加武装によって柔軟に戦局に対応する。
一時期は環境へと上り詰めたデッキのメインモンスターであり、強さに加えてイラストの可愛さも相俟って非常に高い人気を持つカードとなっている。

その人気の高さから、フィギュア化はもちろん、OCGオリジナルカードの漫画化である『遊☆戯☆王OCG STORIES』の最初の主役に抜擢されたことも*2
遊戯王カードゲーム25周年特別映像ではトリを飾り、2025年4月より公開されるプロモーションショートアニメシリーズ「Yu-Gi-Oh! CARD GAME THE CHRONICLES」にも閃刀姫が選ばれるなど、OCGオリジナルカードの顔とも言えるポジションを獲得している。

  • 《セリオンズ”ブルズ”アイン》(☆7)
  • 《昇華騎士-エクスパラディン》(☆3)
  • 《チューン・ナイト》(ユニオン・☆1)
巨大飛行円盤のAI「アルギロ・システム」が生み出した機械兵・セリオンズの1体と、蒸気を纏うスチームパンクな戦士。そして小さなネズミの騎士。
前者は墓地の同テーマか戦士族を自身に装備して手札より特殊召喚ができ、後者は着地成功時にデッキからデュアルモンスターか炎属性・戦士族を自身に装備する。
彼らの効果で墓地やデッキの《チューン・ナイト》を装備すれば、今度は《チューン・ナイト》の装備解除効果で場に2体のモンスターが揃う。
ここからイゾルデにつなげたり、《チューン・ナイト》のチューナー化効果を合わせてS召喚を狙うことも可能。
どれも炎属性・戦士族なので、《『焔聖剣-デュランダル』》で持ってこれるのも強み。

  • 《ギルフォード・ザ・ライトニング》(☆8)
城之内が使っていたモンスターの1体で、3体のモンスターをリリースし召喚すると相手の場のモンスターを全て破壊できる効果を持つ。
そのステータスと豪快な効果、3体生け贄という点から読者からは「城之内の真のエース」「城之内の神のカード」と言われたことも。
しかしOCG的には3体のリリースを確保しないとバニラサポートに対応しないバニラ同然というのは使い勝手が悪い。
《ゴブリン突撃部隊》と同じく《神獣王バルバロス》にお株を奪われているカードでもあり、特にこちらは普通に使っても攻撃力・効果共に劣る。その上でバルバロスは3体リリースの効果を殆ど使っていないという時点でお察しである。
初代補正で新たなサポートやリメイクカードの登場が待たれるところか。

  • 《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》(☆9)
ストラクチャーデッキの看板にして、R名物のリメイクカード。不死鳥の鎧を纏う騎士団長。
元々は城之内のエースカードの1つたる《鉄の騎士 ギア・フリード》の派生で、デュアルモンスター関連の効果を持つ《フェニックス・ギア・フリード》。
リメイクにあたり、デュアルから装備魔法重視の効果に変更され、より汎用性と爆発力を高めた性能へと変化した。

3000打点かつ高レベルの最上級ながら、「場か墓地の装備魔法を除外して特殊召喚」というとても緩い条件での特殊召喚が可能。
更には「戦闘時に場のモンスターを任意に装備化」「自身に装備されたカードを墓地送りにしてモンスター効果の発動の無効化」というめちゃくちゃ強い効果を2つも保有
戦闘で突破出来ない耐性持ちや高打点は装備にして場から退かしてしまい、返しのターンは相手の動きを妨害効果で止めるという、とにかく「万能」の一言が似合う騎士団長。
炎属性・戦士族、そして《聖騎士の追想 イゾルデ》や《『焔聖剣-デュランダル』》の存在もあってか、戦士族を使うデッキならとりあえずで入れておいて損しないレベルの優秀な1枚。

「世壊」ストーリーの主人公。通称「ヴィ様」。
戦士族以外の自分フィールドのモンスターを破壊することで手札から特殊召喚できる効果に加え、戦闘で相手モンスターを破壊した際に攻撃力と守備力のうち、高いほうの数値の半分だけ攻撃力をアップさせる効果を持つ。
効果単体はそれほど強力ではないが、他の「世壊」関連のカードと組み合わせることで真価を発揮する。

ストーリーにおいては記憶と感情を何者かに奪われ、それを探し旅をしている。
ストーリー初期のカードは感情が無く基本無表情なこともあって妙にイラストがシュールなものが多く、「ヴィ様浮遊バグ」だの「ひと昔のラノベの主人公」だの、カッコよさというよりはネタ方面での人気が強かった。
その後はストーリーの展開でぶっ壊れ共と一緒に素直にカッコいいカードも増え、一周回って普通の人気も獲得した。

  • 《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》(特殊召喚・☆8)
カオス全盛期に現れた元祖ぶっ壊れカード
3000打点での連続攻撃もさる事ながら、墓地の光属性・闇属性のモンスターを1体ずつ除外という容易な条件で特殊召喚可能、さらにはフィールドのモンスター1体を除外という非常に強力な除去効果を持つ。
当時からしてみればまさにチート級のカードで、これに加えて《突然変異》や《サウザンド・アイズ・サクリファイス》など、当時の強力なカードを使用した【変異カオス】デッキは環境トップに君臨するほどの強さを発揮した。

各所で大暴れしまくったせいで2003年に制限、2005年に禁止カードにされてしまい、長らく雌伏の時を過ごしていたが、2011年にまさかの復活。
インフレが進んだり裁定変更が行われたりして当初の圧倒的な強さこそ失われたものの、現在でも油断すれば痛い目を見るカードである。

アニメ5D'sの世界に登場した、誰でも持っていて、誰も出したことのない最強のカード
その強力な効果を知られながらも、あまりにも困難な召喚条件のせいで、公式大会で召喚されたことは一度たりとも無かった。あのチームが現れるまでは……

初登場からかなり経った2016年発売の「コレクターズパック-閃光の決闘者編-」で待望のOCG化。
こちらでも召喚難易度に見合ったロマンを見せてくれるので、アニメ本編をご覧になった後は是非こいつの召喚に挑戦してみては如何だろうか。

  • アマゾネスの射手(アマゾネスアーチャー)》(☆4・禁止カード)
アマゾネスモンスターではあるが、実はアマゾネスがカテゴリ化される前に登場したモンスター。
自分フィールドのモンスター2体をリリースする事で、相手に1200ダメージを与える効果を持つ。
初期から存在するモンスターで当時はさほど目立たなかったが、L召喚が登場すると《ファイアウォール・ドラゴン》を活用した1キルコンボ要員として悪用されてしまい、一気に禁止カード入り。
あちらはエラッタを経て制限解除に至ったため、こちらも釈放にはエラッタが必至という意見が多い。

儀式モンスター

元祖種族詐欺
見た目はキバの生えたハンバーガーそのままの姿で、多くの決闘者に「お前なんで戦士族なの……?」という混乱をもたらした。

長年ネタとして愛されてきたカードだが、2023年に現れた「ヌーベルズ」によってついに実戦に組み込むことができるレベルで強化され、全国のハングリーバーガーファンが歓喜した。
「フルコースで敵をおもてなしし、最後のデザートのハングリーバーガーが敵を逆に食べてしまう」という独特のテーマなので、ハングリーバーガーに興味のある方はぜひ一度手に取ってはいかがだろうか。
……で、結局なんで戦士族なの?

《ハングリーバーガー》と同時期に登場した微妙ステータスバニラ儀式モンスターの1体。
対応する儀式カードの《ローの祈り》に描かれている女性の美しさくらいしか注目されていなかったが、23年半の時を経て《粛声なる守護者ローガーディアン》としてリメイク。
《ローの祈り》の女性が度々儀式関連の魔法カードに登場していたことや、ヌーベルズが登場したことでリメイクを予測していたデュエリストもいたとか
《ローの祈り》の女性も《粛声の祈り手ロー》としてリメイク。このカード1枚からターン1パーミッション効果持ち対象耐性付与4100打点の《粛声なる守護者ローガーディアン》という超強力な布陣を築くことができる。

闇遊戯が使用した元祖儀式モンスター。光と闇の二つの魂が《暗黒騎士ガイア》を導いて現れる混沌の戦士。
上述の《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》は《カオス・ソルジャー》のリメイクモンスターであり、他にも《超戦士カオス・ソルジャー》や《伝説の剣闘士 カオス・ソルジャー》など、多くの派生カードが存在する。

同名・同ステータスの通常モンスター版《カオス・ソルジャー》が存在するという非常に珍しいカード。
さらには1999年の「遊戯王デュエルモンスターズ」全国大会では優勝賞品としてステンレス製の《カオス・ソルジャー》が配布されており、2017年にとあるサイトで出品された時には998,000,000円という破格の金額で取引されていた。
ちなみに、プラモデルも発売している。



エクストラデッキの戦士族モンスター

融合モンスター

原作の王国編において、城之内の主力となったカード。
その後のバトルシティ編ではルールの変更に伴い召喚しづらくなってしまったことから出番が無くなってしまい、《鉄の騎士 ギア・フリード》らに主力の座を譲った。

OCG化に伴って何故か融合モンスターにされた。
しかも融合素材は2体とも城之内と関係の無いカードとなっており、色々ツッコミどころは多いのだが、レベル5かつ効果を持たない融合モンスターということもあり《簡易融合》・《簡素融合》で呼び出すことができる。
後に《蒼炎の剣士》や《サラマンドラ・フュージョン》など多数のリメイクモンスターやサポートカードが登場したことにより、《炎の剣士》単体でも活躍できるようになった。

遊城十代のマイフェイバリットヒーロー。
間違えやすいが、「フレイムウイングマン」でも「フレイム・ウイングマン」でもなく「フレイム・ウングマン」である。「ィ」が小さいので注意。

《E・HERO ネオス》が登場する前は十代のエースモンスターとして活躍し、さらに《E・HERO スパークマン》と融合した進化形態《E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン》も存在する。
特に終盤の「恩返しデュエル!クロノスVS元祖ドロップアウトボーイ」での活躍は遊戯王史に残る名シーンなのでぜひ見ていただきたい。

漫画版GXに登場したヒーロー。
作中では《M・HERO アシッド》とともに《The despair URANUS》を撃破しただけで、効果すら不明の状態だった。
だが奴は……OCGで弾けた。詳細は個別項目にて。

「BURST OF DESTINY」で登場した、OCGオリジナルのD-HERO融合モンスター。
墓地のHEROの数だけ相手モンスターの攻撃力を下げ、お互いの場のカードを対象を取らず破壊し、更に自身が破壊されると次のスタンバイフェイズに墓地のD-HEROを1体蘇生させることが出来る効果を持つ。
蘇生対象は自分自身でも良いので相手のカードとこのカードを破壊し、次のターンに自身を蘇生させるという名前に違わず「破壊の不死鳥」の通りの動きを見せる。
だが何より《フュージョン・デステニー》・《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》を用いた出張ギミックでHEROと関係のない様々なデッキでフリチェ除去要員として活躍しすぎた結果、この2枚が揃って規制を受ける原因を作る事となってしまった。
現在はこの出張ギミックが鳴りを潜めたものの、【HERO】に於いて強力な妨害となるためもっぱらそっちで活躍することが多い。

シンクロモンスター

スターダスト・ドラゴン》と並ぶ不動遊星の相棒とも言えるカード。
《ジャンク・シンクロン》を要求する「ジャンク」の1人であり、他にも《ジャンク・バーサーカー》・《ジャンク・アーチャー》・《ジャンク・デストロイヤー》などの仲間が存在する。

自分フィールドのレベル2以下のモンスターの攻撃力の合計分自分の攻撃力をアップする効果を持ち、低レベルを多用し仲間との絆を大切にする遊星らしいカード。
こちらも《E・HERO フレイム・ウィングマン》同様、最終盤で屈指の名シーンを残している。

牛尾さんのエースモンスター。
攻撃名の「ゴヨウ・ラリアット」は「全然ラリアットしてないのになんでラリアットなんだ?」と思った決闘者が多いとかなんとか*3

レベル6シンクロにして攻撃力2800という高打点を持ち、しかも戦闘破壊したモンスターのコントロールを奪う効果も併せ持つ。
その使いやすさから当時は多くのデッキに投入され、攻撃力2800以上のモンスターを出すまでに時間のかかるデッキを一方的に取り締まった悪徳警官。
“攻撃力2800以上か否か”(通称「ゴヨウライン」)という基準まで生み出した結果、2009年に制限、2011年に禁止カードに指定されていたが、その後2016年にエラッタされて復活。
S素材に地属性を要求するようになったため汎用性が狭まり、環境のインフレと合わさってカードパワーはかなり落ち着いた。

長らく禁止カードだったせいか、投獄する側なのに投獄された状態での出番がちょくちょくある。

2021年に発売されたパック「デュエリストパック-疾風のデュエリスト編-」で登場したシンクロモンスター。
シンプルな破壊効果に加え、フィールドに存在する場合1度だけ使用できる万能無効効果を持っており、素材に指定もないため非常に汎用性が高い。
お互いのスタンバイフェイズに自身をEXデッキに戻すことで墓地のレベル9以下のモンスターを蘇生する効果もあるため、次のターンで再びS召喚すればもう一度無効効果を発動することができるようになる。

その強力な効果と汎用性から、レベル10シンクロが狙えるデッキならシンクロ主体のデッキでなくとも採用されることもあった。
シェリーが使用する《フルール・ド・シュヴァリエ》の強化、あるいは上位の存在のようだが、他デッキへの出張があまりにも多すぎて正直シェリーの印象は薄い。

エクシーズモンスター

  • 《M.X-セイバー インヴォーカー》(★3)
X-セイバー」唯一のエクシーズモンスター。
記憶を失っているが、その戦術はかつて突如失踪した《X-セイバー ソウザ》に似ているとか。

デッキから地属性・レベル4の戦士族か獣戦士族を直接特殊召喚できる。シンプルながら強力な効果を持っている。
【X-セイバー】デッキ以外でも【六武衆】や【アマゾネス】など多くのデッキに出張し、「マドルチェ・知らないおっさん」や「六武衆の陰謀家」などといったあだ名で呼ばれることも。
特に《アマゾネスの射手》を利用した先攻ワンキルや《聖騎士の追想 イゾルデ》を絡めたループコンボなども開発されて悪用されまくった結果、2019年に禁止カードとなってしまった。
その後2023年に制限、2024年に準制限、2025年にようやく無制限と徐々に緩和されていった。

九十九遊馬が使用していた「ガガガ」のエクシーズモンスター。
素材縛りが無いランク4という事から多くのデッキに出張し、特に守備表示の状態で使用できる800バーンはメインフェイズ1とバトルフェイズをかろうじて乗り越えた相手にメインフェイズ2でトドメを刺す、という方法で活躍。
LPが残り800以下になるとガンマンのバーン効果で消し飛ばされるため実質0に近い、ということで残りLP800以下の状態を「ガンマンライン」と呼ぶ風潮が生まれた。

文字通り「忍」の名を体現するサイボーグ忍者と、伝説の聖剣の名を持つヒロイックな騎士。
X召喚黎明期、「戦士族かつレベル4が2体以上並ぶ」という状況下であればほぼ確実に使われていた2体。
どちらもX素材指定が「戦士族レベル4モンスター×2」で、前者は2200打点の2回攻撃、後者は一時的に4000打点に自己強化という強みを持つ。
シンプルながら強力な効果で、相手のLPが4000を切っていればブレード・ハートで暗殺を狙い、高打点持ちはエクスカリバーで叩っ斬るという戦術を狙えるのが【戦士族】デッキの強みであった。
現在は実質的に素材縛りがなく簡単に5000打点に化ける《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》に汎用カードの座を明け渡しているが、【忍者】と【ヒロイック】のエースとして用いるのであれば今でも現役。

九十九遊馬が最初に手にしたエクシーズモンスター。
モンスターの攻撃を無効にする、一見すれば防御寄りの効果を持っているが、実は自分から行った攻撃も無効にすることが可能。
遊馬は攻撃を無効にされた時に攻撃力を倍にして追撃を行う《ダブル・アップ・チャンス》とのコンボによって大ダメージを狙うコンボを得意とする。
ラスボスとのデュエルで「攻撃を無効にする!」と言い出した時はテレビの前の誰もが「あっ……」と思ったとか。
また、《CNo.39 希望皇ホープレイ》をはじめ、アニメ内外で多くの進化・派生モンスターが登場しているが、それがどいつもこいつも妙に殺意が高いことでも有名。

OCGオリジナルのナンバーズの1体。
他のカードの効果を受けない、いわゆる完全耐性を持っているが、適用条件が自分フィールドに他のカードが存在しない場合とかなり限定的なので、単体だけで守り切るのは難しい。
《アストラル・クリボー》か《ライトハンド・シャーク》を使って戦闘破壊耐性を付与すれば戦闘でも効果でも除去できない最強の壁となり、突破が非常に困難となる。
壊獣などでのリリースや貫通効果持ちには弱いが、《終焉のカウントダウン》や《封印されしエクゾディア》など、特殊勝利までの時間を稼ぐ壁としても有用。
自分フィールドの他のカードすべてを破壊し、破壊した枚数分自身の攻撃力をアップさせる効果もあるが、対象が自分フィールド限定ということもあって非常に使いづらく、おまけ程度に考えても良いだろう。

《No.59 背反の料理人》と同じくOCGオリジナルのナンバーズ。
「戦士族レベル4モンスター×2体以上(最大5体まで)」のX素材指定を持ち、X素材の数によって複数の効果を発揮できる。
X素材1つの段階で戦闘破壊耐性を持っており、3つ以上だと背反の料理人と同じく完全耐性を得、さらに4つ以上なら完全耐性に加えて相手のモンスターの召喚・特殊召喚を封じるロック効果までついてくる
ただしデメリットとして毎ターン自身のX素材を1つ取り除かなければならないため、ずっと最強状態という訳ではない。

しかし、《No.75 惑乱のゴシップ・シャドー》での補充や《CX 冀望皇バリアン》で効果をコピーして使用するなど、耐性と制圧効果を序盤から発動し、さらにそれを維持し続けるコンボも存在し、《ナンバーズ・エヴァイユ》など相性の良いカードも現れたことなどから2023年に禁止カードに指定された。

リンクモンスター

  • 《シャルル大帝》(L1)
リンク1にもかかわらず攻撃力3000という破格のステータスを持ったリンクモンスター。
それもそのはず、こいつの素材指定は「装備カードを装備しているレベル9の「焔聖騎士帝-シャルル」1体」。
“最上級シンクロモンスターに装備魔法を装備させた上でそれを素材にする”という、リンク1モンスターにしては非常に重い素材となっている。

名称には「焔聖騎士」の名は無いものの、L召喚成功時に墓地の《焔聖騎士帝-シャルル》と同じ名前と効果を得ることができるため実質的には「焔聖騎士」カードの1人。
その後に《焔聖騎士帝-シャルル》を装備カードとして装備できるが、装備した時点でシャルルの効果をコピーした後なので、シャルルの効果を使った除去効果を即座に発動することができる。
手札・フィールドの装備カードをコストに相手の魔法・罠の発動を無効にすることができる効果も持っており、素材の重さに見合った強力な効果を持っていると言える。

召喚条件からも分かる通り、《焔聖騎士帝-シャルル》の進化系、あるいは成長した姿であり、フレーバー的にもOCG的にもリンク1の新たな可能性を指し示したカードと言えるだろう。
問題は後に続くカードが一向に現れないことか

「戦士族モンスター2体」をL素材に指定するリンクモンスター。
L召喚に成功した際にデッキから戦士族を何でもサーチできる効果、デッキの装備魔法を墓地へ送りその数と同じレベルの戦士族をリクルートできる効果を持つ。
サーチ効果を使ったターンは「サーチしたモンスター(及び同名モンスター)の通常召喚・特殊召喚・効果発動不可」という非常に厳しい制約がかかってしまう。
……のだが、実はペンデュラムモンスターのP効果は問題なく使えてしまうため、戦士族ペンデュラムモンスターかつ極めて高い安定性を誇る「イグナイト」と非常に相性が良い。
リクルート効果の方は一切制約がかからず、特に《焔聖騎士-リナルド》は特殊召喚成功時に墓地の炎属性・戦士族か装備魔法のどちらかを回収できるのでこちらも非常に相性が良い。
間接的に《神剣-フェニックスブレード》をはじめ多くの禁止カードも生み出してしまった罪深いカード。

とある理由から一時的に離職状態となった《S-Force 乱波小夜丸》。
「効果モンスター2体」という非常に緩い素材指定もさることながら、融合・S・X・Lモンスターのいずれかを素材としてL召喚した場合に自分か相手のフィールド・墓地のカード1枚を除外する効果、そして相手の効果にチェーンして自分フィールドのモンスターを含むフィールドの表側表示モンスター2体をエンドフェイズまで除外するという二種類の除去効果を持っている。
ポン出しできるお手軽妨害ということで多くのデッキに採用されるカードであり、特に《I:Pマスカレーナ》と組ませることによって除外効果を相手ターンに叩き込むことができるため相性が良い。
ストーリー的にもマスカレとは何らかの関係があるようである。



魔法・罠カード

  • 《増援》(通常魔法)
レベル4以下の戦士族モンスターの万能サーチ。
2001年9月登場の古株で、名称ターン1制限がなく一切の制約も存在しないため、非常に強力なサーチカードと言える。
それゆえ2002年5月~2008年9月の準制限カード指定後、約半年の無制限期間を経て、2009年3月から現在にいたるまで制限カードとなっている。
ただ、その長い活躍期間ゆえ遊戯王OCGの顔になっているような面もあり、イラスト違いプロモが複数枚存在する。

  • 《戦士の生還》(通常魔法)
墓地から戦士族一体を手札に回収できる。
それ以外の誓約が一切存在しないのが強みで、カテゴリカードが台頭してくるまではこの項目に並べられたような強力戦士たちの再利用を助けていた。
現在では1:1のサルベージはカードパワー不足で、禁止制限歴も存在しないものの、同期の《増援》と共に黎明期の戦士族を支えた1枚。

  • 《ヒロイック・コール》(通常魔法)
手札・墓地から戦士族を特殊召喚する。
レベルや属性も問わないため戦士族ならなんでも特殊召喚できるが、ヒロイックモンスターでなければ攻撃と効果が封じられてしまう。

  • 《『焔聖剣-デュランダル』》(装備魔法)
「聖騎士」と縁の深い「聖剣」装備魔法の一つ。ヘクトール、ローラン、マンドリカルド等の様々な勇士が振るった不壊の聖剣。
しかしOCGにおいてはもっぱら壊れてナンボな1枚。このカードがモンスターに装備されている場合、デッキからレベル5以下の炎属性・戦士族をサーチしその後自壊する効果を持つ。
基本は自身のモンスター、場合によっては相手のモンスターにこれを装備して即座に割るのがお決まりの流れになっている。
また、装備中のモンスターが墓地に行くことで場を離れた場合は蘇生効果に変わる。

このカードを装備した戦士族の攻撃力を300上げる効果、墓地から戦士族を2枚除外することで墓地からこのカードを手札に戻す効果を持つ。
後半の自己サルベージ効果が強力で、コストの捻出さえできれば回数制限が無い。
そのため墓地に戦士族を蓄えられるデッキなら「使いまわしのきく手札コスト」として強力な効果を続々乱発させることができた。
また除外させた戦士たちも《次元融合》で帰還させボード・アドバンテージに変換できれば無駄が無い。
そのギミックを名に冠した【エアブレード】をはじめ、様々な悪事に加担した結果、現在では禁止カードに指定されている。
ちなみにエアは上述の《E・HERO エアーマン》のことで、《次元融合》も禁止カードである。全員悪人



戦士族テーマ

原作・アニメ登場の戦士族デッキ

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  • アマゾネス
    • 使用者:孔雀舞、タニヤ、グロリア・タイラー、グレース・タイラー
女性しかいない戦闘部族をモチーフにしたテーマ。
妨害効果持ちがおらず、アマゾネスモンスターたちに耐性を付与したり攻撃力を上げたりして強化しまくり、一斉に殴り飛ばすという戦闘に特化したテーマ。
妨害を並べまくって制圧する現代環境では肩身が狭いが、油断した相手に耐性持ち高打点でグーパンを叩き込むと中々に爽快。
戦士族だけのテーマではなく、《アマゾネスペット虎》をはじめ、獣族の飼い虎たちが混ざっている。

  • 【暗黒騎士ガイア】
    • 使用者:闇遊戯、遊佐尚磨
遊戯さんが使用した《暗黒騎士ガイア》とその仲間たち。
《呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン》をはじめとするレベル5ドラゴン族モンスターや《砲撃のカタパルト・タートル》などのサポートを受けながら展開を行い、《螺旋融合》によって強化されたガイア融合モンスターによってビートダウンを行う。
一部モンスターは《カオス・ソルジャー》のサポート効果も持っており、所属するモンスターに光・闇属性が多いため組み合わせることもできる。

《キングス・ナイト》、《クィーンズ・ナイト》、《ジャックス・ナイト》の三銃士を中心としたテーマ。
戦士族を複数並べることが得意なデッキであり、レベル4・5を揃えやすいことから《No.39 希望皇ホープ》をはじめとするランク4・5のエクシーズモンスターとも相性がいい。
原作では三幻神、特に《オシリスの天空竜》の召喚に利用されていたことから、「レベル10・攻撃力?」のモンスターをサポートする効果も持っている。
また、OCG新規の《ジョーカーズ・ナイト》を始めとした「墓地からの再利用」、オシリス意識の「手札枚数の増強」も強み。毎ターン余裕のあるハンドと、使い回しが容易なサポートカードを使って安定した戦いが行える。

  • 花札衛(カーディアン)
    • 使用者:徳松長次郎
その名の通り、花札をモチーフとしたテーマ。
カードの動きも花札を再現したものとなっており、アトランダム性が非常に強いピーキーなテーマとなっている。
デッキから1枚ドローしてお互いに確認し、それが花札衛モンスターの場合に真価を発揮する効果を持ち、その性質上どんなぶっ壊れカードだろうと「花札衛モンスターではない」という理由だけで不採用になりかねないという非常にデッキ構築が難しいデッキであり、構築力だけでなく花札衛モンスターを引きまくるドロー力も要求される非常に扱いの難しいテーマ。
そのぶん回った時の快感は凄まじく、ギャンブル中毒者を中心に妙に濃いファンが多いテーマとなっている。

ちなみに、《花札衛-五光-》は2025年1月現在、戦士族で唯一の攻撃力5000のモンスターである*4

原作で登場した《カオス・ソルジャー》を中心に、光属性と闇属性、そして除外を扱うテーマ。
《開闢の騎士》や《宵闇の騎士》によって本来効果を持たない《カオス・ソルジャー》に効果を付与することができ、除外による除去と高い攻撃力によるビートダウンを得意とする。
レベル8が多いため、ランク8のエクシーズとも相性が良い。

「ゴゴゴ」、「ガガガ」、「ズババ」、「ドドド」を束ねる愛と希望の戦士。《No.39 希望皇ホープ》を中心としたテーマ。
ホープたちはほぼ全員がエクシーズモンスターのため、メインデッキにはゴゴゴをはじめとする「オノマト」や、「ZW(ゼアル・ウェポン)」、「ZS(ゼアル・サーバス)」などを入れて展開のサポートを行う。
全体的に妙に殺意の高い効果を持っており、下手な高打点なら上から殴り飛ばしてしまえる。

  • 黒蠍
    • 使用者:首領・ザルーグ(カードの精霊)
《首領・ザルーグ》を頭目として集まった盗賊団。
《必殺!黒蠍コンビネーション》によって集まった黒蠍盗賊団で一斉攻撃を行うのが必殺技。
いかんせんかなり初期に登場したテーマであり、新規もほとんど登場していないせいで正直に言うとかなり弱い。
一方で一部のカードは《ジャックポット7》での特殊勝利だったり無限ループだったりと妙な悪用のされ方をしている。

  • 【幻蝶の刺客】
    • 使用者:ドロワ
蝶のような見た目の見目麗しい暗殺者集団。
カード同士のシナジーが薄く、テーマとしては強いとは言えない。
切り札の《フォトン・バタフライ・アサシン》と《フォトン・アレキサンドラ・クィーン》をはじめ、関連カードに「幻蝶の刺客」の名前が入っていないこともシナジーの薄さに拍車をかけている。
ただ、闇属性・戦士族・レベル4というステータスから、他カードでサポートするのはそれほど難しくはない。

地味に間違えやすいが、「刺客(しかく)」ではなく「刺客(しきゃく)」が正しい。

  • 剛鬼
    • 使用者:Go鬼塚
プロレスラーをモチーフとしたテーマであり、メインデッキのモンスターたちの名前はプロレスの技の名前、リンクモンスターたちは実在のプロレスラーのリング名に由来している。
フィールドから墓地に送られた場合にデッキから他の剛鬼カードをサーチするという共通効果を持ち、モンスターだけでなく魔法・罠までサーチできる効果を全員が持っているという驚異のテーマ。
L召喚を多用しながら後続を引きまくる戦法で環境へと上り詰めたことも。

  • ゴヨウシリーズ
    • 使用者:牛尾哲、デュエルチェイサー227、シンクロ次元のセキュリティ隊員
悪人をひっ捕らえる大江戸の同心。白塗りに隈取な歌舞伎役者メイクがチャームポイント(?)。
地属性の戦士族で構成されたシンクロモンスターシリーズで、コントロール奪取効果で相手を文字通り「御用」する。
モチーフがモチーフなだけに、このモンスターを用いたネームドキャラは基本的に治安維持組織の人間な事が主。
ゴヨウの名はつかないが、岡っ引きの《ジュッテ・ナイト》や町娘の《キリビ・レディ》といった関連モンスターもいる。これらは作中で「ポリス・モンスター」と呼ばれる事もあった。
トラパート「俺もポリス・モンスターの一員だし、ゴヨウの素材になってたし、牛尾さんも227さんも使ってくれてたけど、なぜか俺だけ不気味なパペット人形の見た目なんだよなぁ」

  • 【コードブレイカー】
    • 使用者:草薙翔一
コンピューターを蝕むコンピューターウイルスがモチーフとなったテーマ。
《コードブレイカー・ゼロデイ》を相手フィールドに押し付けたり、リンクモンスターのリンク先に特殊召喚することによって敵に悪影響を及ぼす、まさにウイルスのような戦法を取る。
いかんせん最初に出た3枚以降一切新規が登場しておらず、カードプールがあまりにも少なすぎるのが欠点。
だが、とても少ないカード数が逆にこのテーマの独自の強みともなっている。それが「リンク主体デッキへの出張要員」。
《コードブレイカー・ウイルスソードマン》は緩い条件で出せる上に相互リンクさえしていればゼロデイを特殊召喚、続けて《コードブレイカー・ウイルスバーサーカー》を相互リンクになるように作ってゼロデイとソードマンを蘇生すれば、割と手軽にリンク数を5~6まで増やせる。
最低でもメインはゼロデイ1枚、エクストラも1枚ずつで動くので、隙間産業として良い働きを見せてくれる。

時と共に成長する沈黙の剣士。サイレント・マジシャンの相方。
LVモンスターの一体であり、《サイレント・ソードマン LV7》まで成長すればフィールドのすべての魔法を無効にしてしまう強力な効果を発揮する。

  • 忍者
    • 使用者:ジョン・クロード・マグナム、闇川、日影、月影
心の下に刃で忍。闇に潜み風のごとく襲撃する東洋の暗殺者。「アマゾネス」や「バーバリアン」に並ぶ息の長いテーマ。
初期はあまり強くないリバース効果持ちくらいしかなかったが、じわじわと新規が増えて着々と力を増していった。
リバースによる奇襲や相手の動きを牽制するカードが多く、相手の動きを止めてから強烈な一撃を叩きこむのがメイン。
忍者らしく様々な「忍法」カードを用いて強力な妨害を行い、直接攻撃効果等でお命(LP)頂戴。忍者が出て殺す!イヤーッ!
基本は戦士族メインだが、11期で登場した忍者は他種族も含まれている。

ちなみに、テーマそのものは「忍者」という大きな括りだが、出た時期や使用者に応じて「忍者マスター」「竜の忍者」「黄昏の忍者」「機甲忍者」という派生テーマがたくさんある。
中には「カラクリ忍者」「蚊学忍者」「ペンギン忍者」という風に、忍者とシナジーは一切無いがたまたま忍者に含まれてしまったカードも…。
自社作品の「がんばれゴエモンシリーズ」ゲストもすべて「忍者」に分類。

獣人のような姿をしたモンスターたちのテーマ。バウンサーという名前だがこれは「傭兵」を意味する言葉でもあるので、バウンス効果は持っていない。
中でも《フォトン・ストリーク・バウンサー》はモンスターの効果を無効にしつつ1000ものバーンダメージを与える強力な効果を持っており、レベル6を多用するデッキでは妨害として採用されることもあった。
しかし最近ではバーンダメージこそ無いがモンスターだけでなく魔法・罠も無効にできる《エヴォルカイザー・ラーズ》が現れ、その立場を脅かしている。

ドラゴン退治を専門とする剣士のテーマ。
原作の時点では「竜」と名のついているだけでドラゴン族でもなんでもない《オシリスの天空竜》も特攻対象だったが、OCGではドラゴン族のみを特攻対象としているので注意。海竜族幻竜族あたりは特攻対象でもいいと思います
基本的には「破壊剣」と呼ばれるサポートカードと一緒に構築し、特に《破戒蛮竜-バスター・ドラゴン》の効果で相手を無理やりドラゴンにして特攻対象にする戦法によってドラゴン以外でもドラゴン特攻を発揮することができる。

  • 【バーバリアン】
    • 使用者:ストロング石島
古くから遊戯王OCGにいた蛮族の集まり。力の1号と力の2号、そして見習いの0号とそれらを従えるキングの部族。
元は《バーバリアン1号》と《バーバリアン2号》の二人だけだったが、ARC-Vにてこれを用いる人物が出た為新規カードが登場し、テーマとしてまとまることとなった。
バーバリアン以外にもレベル5の戦士族をサポートする効果を持ち、《蛮族の狂宴LV5》のサーチもできる。
この特性から【勝鬨】や【絵札の三銃士】とも組み合わせやすい。

  • BK(バーニングナックラー)
    • 使用者:アリト
炎属性・戦士族のテーマで、騎士や剣士がモチーフとなっていたイグナイトや焔聖騎士たちと違い、こちらはボクサーがモチーフになっている。
かつては戦闘・効果の両方の破壊を防げる《BK 拘束蛮兵リードブロー》をメインとしていたが、2023年発売の「デュエリストパック-爆炎のデュエリスト編-」にて大幅な強化を受けたことでさらなる展開力と新エースを得た。
アリトの得意戦法であるカウンター罠関連のサポートも持っており、ボクサーらしいビートダウンだけでなく、強力なカウンター罠による妨害も仕掛けることができる。

  • 【パペット】
    • 使用者:北森玲子
《パペット・ポーン》で直接攻撃を行い、それによって《プロモーション》をサーチするチェスをモチーフとしたテーマ。
同じくパペットの名を持つ「ギミック・パペット」のせいで「元々の種族・属性が戦士族・地属性となる「パペット」モンスター」という長ったらしい表記を行っている。

鎧と武器を身に着けた、その名の通りヒロイックな戦士たちのテーマ。HEROがコミックヒーローとするならばこちらは「英雄」と書いてヒーローと読むタイプ。
メインデッキのモンスターは「(ヒロイック)(チャレンジャー)」、エクシーズモンスターは「(ヒロイック)(チャンピオン)」で統一されており、名前も現実や伝説の武器から由来していることが多い。
LPが低いほど真価を発揮する逆境に強いデッキであり、どんなピンチの状態でもドデカい一発を叩き込んで逆転を狙うことができる。自作自演でピンチに陥ることも多いが
展開力やサーチ力が優秀なカードが多く、【ヒロイック】以外の戦士族デッキに出張することも多い。

  • 【HERO】
    • 使用者:遊城十代、エド・フェニックス、響紅葉
多彩な属性のメンバーを持つ正当派ヒーロー「E・HERO(エレメンタルヒーロー)」、闇属性統一のダークヒーロー「D-HERO(デステニーヒーロー)」、仮面をつけた変身ヒーローM・HERO(マスクドヒーロー)」、幻影を利用する「V・HERO(ヴィジョンヒーロー)」、リンク召喚で他ヒーローをサポートする「X・HERO(エクストラヒーロー)」の5種類が該当。
この他《C・HERO カオス》*5のみが所属する「C・HERO(コントラストヒーロー)」も存在し、ラッシュデュエルにはさらに「R・HERO(ライジング・ヒーロー)」というヒーローも登場している。
なお、正義を失った闇堕ちヒーロー「E-HERO(イービルヒーロー)」は悪魔族テーマ。

融合をメインとしたデッキであり、多彩な組み合わせから他テーマの比ではない種類の融合モンスターを呼び出して戦う。
ただし「M・HERO」だけは例外で、《マスク・チェンジ》によってHEROが1人で変身する「変身召喚」を行う。
カードプールが非常に多く、HERO同士の繋がりもあるため、現在では個々のHEROに特化するよりは多彩なHEROを組み合わせて戦うデッキが主流。
その様相はさながら遊戯王版アベンジャーズ

闇属性・戦士族のエクシーズテーマ。壊れた武具に宿る、死しても諦めぬ戦士たち。
厨二心を揺さぶるダークな装備品たちがモチーフであり、罠モンスターが多いことも特徴の一つ。
レベル3・4のモンスターを並べてエクシーズ召喚することが得意だが、エクシーズ縛りがある訳ではないので、S召喚やL召喚などに繋げることも可能。
ユートの切り札である《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》や、ユートの親友の黒咲隼が使用するRRと幻影騎士団の両方にシナジーのあるカードも存在しており、素材や召喚に制約が無いことから彼岸などの相性の良い他テーマと混合デッキを組むこともできる。

勝つためなら暴力や挑発、反則スレスレのダーティプレイも上等。超絶世紀末デュエル塾「梁山泊」の生徒たちが用いるデッキ。
カテゴリではないが、「レベルの高い戦士族」「〇〇星という名前」「東洋風の見た目」という共通点を持っていて、同系統のモンスターがお互いを補助しあうデザイン。
上級メインではあるものの妥協召喚や特殊召喚効果で場に並べやすく、そこから融合して大型を立てる事が主。
光属性が多い上にレベル5が主軸なので上述の【絵札の三銃士】や【バーバリアン】とも相性が良く、自然に混成構築が行える。
勝鬨のエースは自分より低いレベルの反抗を許さない《覇勝星イダテン》と、低レベルはもちろんレベルを持たないなら生存すら許さない《覇道星シュラ》のように、「自身より低いレベル・ランクを絶対殺すマン」とも言える性能となっている。
また、エクシーズモンスターにコテンパンにされた私怨汚名返上の為か、梅杉のエースである《覇雷星ライジン》もOCG化の際に「エクシーズとリンク相手なら貫通でプレイヤーを殺すマン」といった効果へアレンジされている。


OCGオリジナルの戦士族デッキ

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  • ARG☆S(アルゴスターズ)
戦うアイドル?なスポーティ少女のチーム。元ネタはギリシャ神話の「テーバイ攻めの七将」と、旧日本軍の戦闘機。
罠モンスターと除外を利用したデッキ。なんとメインデッキのモンスターは《ARG☆S-栄冠のアドラ》のみという思い切った構成。
永続罠状態と罠モンスター状態を切り替えながら戦うのが特徴で、フィールド魔法の《ARG☆S-HomeStadium》は罠モンスターをトリガーに妨害やダメージを叩き込んでくる。

竜剣士と世界観を共有するPの一族の一員。炎属性・戦士族のトンチキ集団。
所属するモンスターの大部分がペンデュラムモンスターなのだが、共通のP効果で自分のデッキ・墓地から炎属性・戦士族1体をサーチする効果を持っており、サーチ手段の豊富さと他カードとの噛み合いも加わって鬼のようなソリティアを繰り広げる
本来ならサーチしたイグナイトたちをP召喚し、《イグナイト・スティンガー》や《イグナイト・アヴェンジャー》をアドバンス召喚する、というコンセプトだったのだろうが……。ルール改定によってP召喚での大量展開がしづらくなったことも逆風となってしまっている。

戦闘によって効果を発揮するゴリラ集団。
《ザ・ロック・オブ・ウォークライ》などでウォークライモンスターを展開し、戦闘を行うことで追加効果を発動しつつウォークライモンスターの攻撃力をまとめて200アップする効果を持つモンスターが多い。
戦闘を起点にするという展開の遅さや、攻撃力200アップという絶妙な数字からなにかとネタにされがちだが、実際のところは大量展開しないおかげで《カイザーコロシアム》や《サモンリミッター》などの汎用ロックカードを扱いやすく、一度戦闘に入ってしまえば馬鹿にならない爆発力を発揮する油断ならないテーマでもある。
弱点は戦闘を起点にして展開するわりに攻撃力で難儀することが多いこと。実はシンプルな耐性持ち高打点が一番厳しいのである。

  • U.A.(ウルトラ・アスリート)
攻撃を得意とする選手と守備を得意とする選手の2種類を切り替えて戦うアスリート集団。
所属するモンスターの多くが上級モンスターだが、フィールドのU.A.モンスターと入れ替わる形で特殊召喚できる共通効果を持っており、これを利用して自分ターンには攻撃を得意とする選手、相手ターンには守備を得意とする選手を展開する。
《U.A.パワードギプス》を使用した後攻ワンキルが必殺技で、U.A.を前に下手な壁はむしろ命取りとなる。

彷徨う死者を否定し、あるべき場所へ還すシスター部隊。
修道女と悪魔祓いを兼任している、戦士族のエクシーズモンスターとその素材になる魔法使い族からなるデッキ。
「墓地からカードが離れる」事をトリガーに単独でのX召喚を行い、様々な墓地メタ効果で相手の墓地利用を戒め、果敢に立ち向かう。

  • 【エレメントセイバー】
墓地にいる状態で自身の属性を自由に変更する効果を持ち、特定の属性のモンスターが墓地に5体ぴったりいる場合に特殊召喚できる「霊神」の展開をサポートするテーマ。
デュエルリンクスでは特に相性の良い召喚獣との混成デッキが環境を席巻していた他、マスターデュエルでもと並んで最も早く解禁されるソロモードの1つである事から、記憶に残っているプレイヤーも多い。

  • 【聖騎士】
その名の通り、鎧と剣を身に着けた騎士たちが集うテーマ。上述のシェリーが使う【聖騎士】もこのカテゴリに属しているカードが多いが、正直そうじゃないカードのほうが多い。
「聖剣」をはじめとする装備魔法に関連した効果を持ち、装備カードによって騎士たちを強化したり、装備カードをコストに効果を発動したりする。
また、派生テーマとして炎属性・戦士族の騎士が集まる「焔聖騎士」も存在する。「聖騎士」はアーサー王物語、「焔聖騎士」はシャルルマーニュ十二勇将がモチーフとなっている。

人が数えるほどしかいなくなり、人に似せたロボットばかりとなった未来にて、それぞれの国を護るために機動兵器を身に纏う少女達。
大量の魔法カードと機械族のリンクモンスター、そしてメインデッキに2種類だけの戦士族という歪な内訳のデッキ。
後に「賢者」を始めとするメインデッキ内に入るモンスターも増えたが、それでも基本は上述の2種がメイン。
EXモンスターゾーンの機械族・閃刀姫リンクモンスターを、各種魔法カードでひたすらアシストして戦う。

  • 【双天】
仏教の真言の1つ「阿吽」をモチーフとした、光属性・戦士族統一テーマ。
メインデッキのモンスターは僅か2種だが、自分のモンスターを破壊してのサーチや展開、大量のトークンを生み出す魔法・罠を使い、融合を繰り返していく。

光属性・戦士族で構成された、星座の力を持つ星の戦士たち。
デュエルターミナル世界において、セイクリッドの末裔としてと地上を見守り続けていたが、シャドールたちの侵攻を受けて地上へ降り立ち、影霊衣霊獣使いたちと共に世界の平和のために戦った。
レベル4のモンスターを展開してランク4エクシーズを狙うテーマで、《星輝士 デルタテロス》をはじめ、多くのエクシーズモンスターが三体以上のモンスターを要求したり、3体以上を素材とすることでさらなる効果を発揮したりする。

ちなみに、《覚星輝士(アステラナイト)-セフィラビュート》、《星輝士(ステラナイト) セイクリッド・ダイヤ》、《星騎士(テラナイト) セイクリッド・カドケウス》の3体は戦士族ではない。ストーリー的にもセフィラビュートは元ヴェルズ、セイクリッド・ダイヤは元ジェムナイト、セイクリッド・カドケウスは元セイクリッドなので純粋なテラナイトではないから、ということだろう。

どう見ても戦士族に見えない《ハングリーバーガー》を筆頭、もといメインディッシュとする悪魔のレストラン。
肉料理専門のシェフの赤髪の男、魚料理専門の女シェフ・ポワソニエル、そして初代料理長の魔人*6が経営しているという設定。
あからさまに悪魔族チックなデザインに反して構成は戦士族と獣戦士族の混成で、超融合ならぬ超儀式と言わんばかりの特殊な展開方法で場を制圧していく。
次々と相手モンスターを「食べて」フルコースを進めていき、最後には《バグリエル・ド・ヌーベルズ》と《ハングリーバーガー》がまとめて「ごちそうさま」する豪快な儀式デッキ。
モチーフがソロモン72柱の悪魔なせいで戦士族・獣戦士族である理由がさらにわからなくなっている

四獣を模した鎧を身に纏った戦士たちのテーマ。どうやら「召喚士」たちがそれぞれ召喚した鎧を装備した状態らしい。
《召魔装着》によってデッキから直接リクルートが可能だが、エースとなるモンスターや妨害に欠けるため、単体よりは他のテーマと組み合わせて使うほうが良いだろう。

サイレント・ソードマンと同じく戦士族のLVモンスター。
裏守備モンスターに攻撃した際にダメージ計算を行わずにそのまま破壊することができる共通効果を持っている。
当初は《メタモルポット》などの強力なリバースモンスターが環境で猛威を振るっており、それ故にリバース対策として声がかかることもあったが、現在ではリバース自体の肩身が狭いこともあって必然的にこちらも出番が無い状況。

レスキュー隊をモチーフとした炎属性・機械族および戦士族の混成デッキ。消防士なのに水属性じゃないのかとか言ってはいけない
相手を「火事」や「災害」に見立て、相手の動きに呼応して大型を立てたり、妨害カードを撃ったりする。
特定モンスターがいるとセットしたターンでカテゴリ内の速攻魔法・罠を使えるのもポイント。

稀代の名将《大将軍 紫炎》に仕える忠臣たち。モチーフは紫炎含めて日本の様々な武将。
《六武の門》を利用した大量展開を得意としており、そこから除去や妨害、ビートダウンなどを行うテーマで、一時期は環境テーマとして猛威を振るっていた。
現在は《六武の門》が制限になったり手札誘発が多様化したりと逆境が続いているが、根強い人気を持ち、12期にも多くの新規カードが登場している。
派生形として、若かりし頃の紫炎がその一員を務める「真六武衆」、忍者がモチーフの「影六武衆」も存在する。




原作・アニメでの主な使用者

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ご存知相棒と王様。
闇遊戯が《ジャックス・ナイト》ら絵札の三銃士をはじめ、《カオス・ソルジャー》や《バスター・ブレイダー》などを使用。
表遊戯も戦士族の「サイレント・ソードマン」を使用している。

ご存知凡骨。
《炎の剣士》や《鉄の騎士 ギア・フリード》、《ロケット戦士》など、戦士族モンスターを多用している。
ただし「戦士族の使い手」というよりは「使っているカードに戦士族が多い」というぐらいのもので、戦士族そのものにあまりこだわりは無い。

ご存知舞さん。
ハーピィ】のイメージが大きいが、戦士族をメインとするテーマ【アマゾネス】も使用している。

  • 北森玲子
遊戯王Rに登場。賞金稼ぎである「カード・プロフェッサー」の1人だが、本人は気弱で温厚。
チェスのコマを模した【パペット】を使用。
「パペット」といえばどこぞのファンサービス野郎のイメージが強いだろうが、彼と違って闘争心のカケラも無く、戦闘を避けてデッキ破壊を狙うデッキ。
戦闘よりも相手への直接的な損害を重視する(バーンと特殊勝利/デッキ破壊)という意味では例のファンサービス野郎と近いものはある。

ご存知ドロップアウトボーイ。
(アニメでは)戦士族統一テーマである【E・HERO】を使用。ネオスペーシアンは流石に他種族が多いが、《N・アクア・ドルフィン》は戦士族だったりする。
漫画版では同じく戦士族統一された仮面ヒーロー【M・HERO】も使用している。

戦士族で統一されたダークヒーローD-HERO】の使い手。「D-HEROを超えるヒーローは地球上には存在しない」と豪語している。
漫画版では幻影を操るヒーロー【V・HERO】を使用している。

  • タニヤ
セブンスターズの1人にして三沢の嫁。正体は白い虎(恐らく《アマゾネスペット虎》の亜種)の精霊。
舞に続く二代目アマゾネス使いで、直接の殴り合いを好む漢娘(おとめ)。
使用するカードも歴代アマゾネス使いの中では最も「殴り合う事」を重視した形になっている。
その一方で、戦闘重視の構築を「力のデッキ」、搦め手メインの構築を「知恵のデッキ」と使い分ける器用さもある。

ご存知メ蟹ック。
機械族と戦士族で構成される「ジャンク」デッキの使い手。
特に戦士族の《ジャンク・ウォリアー》は《スターダスト・ドラゴン》と並ぶ遊星のエースとして知られる。
漫画版では代わりに《ライトニング・ウォリアー》が切り札。

ルブラン家のお嬢様にして、復讐の為に戦う女戦士。
光属性・戦士族の「聖騎士」たちを多用した戦士族デッキの使い手。
《フルール・ド・シュヴァリエ》を切り札としており、あの《フルール・ド・バロネス》も本来は聖騎士デッキの強化カードとして発売されたカードである。

  • ミゾグチ
屈強な肉体を誇るシェリーの執事。彼も戦士族使い。デュエルマッスルの持ち主らしくリアルファイトにも優れる。
騎士モチーフの彼女とは対象的に、《不退の荒武者》等の武者をモチーフにしたデッキを使う。

元・悪徳風紀委員、現・警官。無印における最初の罰ゲーム被害者が、5D'sでまさかの名脇役に。
「ポリスモンスター」と呼ばれる警察をモチーフにしたデッキを使うが、比較的戦士族が多い。(他は機械族や悪魔族など。)
彼のエースカードである《ゴヨウ・ガーディアン》はシンクロ全盛期に一時代を築いた。

どう見ても獣戦士族な見た目の戦士族テーマ【バウンサー】の使い手。
しかしバウンサーはあくまで仮初の姿、本気のデッキは【ヒロイック】である。
「ノリ」を重視する熱血漢であり、敵味方関係なく「ノリ」が良い相手を好む。

  • ドロワ
どちらかというと昆虫族な見た目の戦士族テーマ【幻蝶の刺客】の使い手。
ゴーシュ共々カイト・ハルト兄弟の付き人。そして揃って年齢より大人っぽい風貌をしている。

バリアン七皇の1人で、人間態は褐色肌の小柄な少年。だが、その身に秘める熱意は凄まじい。
炎のボクサー集団【BK】の使い手。同時にカウンター罠使いでもある。

  • ストロング石島
古くから存在していたカードの一角【バーバリアン】の使い手。遊矢の初デュエルの相手であり、プロの凄腕デュエリスト。
いかにもなマッスル体型とこれまたゴツいモンスターばかりのデッキ、そして発言も少々荒っぽいが、プロとしての矜持は本物。
遊矢が即興で創造してしまった新召喚方法「ペンデュラム召喚」も「エラーじゃないなら有効だろう」と受け入れ*7、潔く負けを認める人格者。

ズァークの分け身にして遊矢の同位体。エクシーズ次元における遊矢ともいえる者。誰が呼んだか「ナストラル」。
闇属性のエクシーズテーマ【幻影騎士団】を使用。
最初のデュエルシーンではデッキが判明していない状態で手札を全て伏せたことからアーティファクト使いと思われていた。

風魔デュエル塾の生徒にして、古くから続く忍者の一族の末裔。月影が弟で日影が兄。
揃って常に忍び装束で顔を隠しており、無駄なことは言わない寡黙な人物。しかし月影は時に熱い一面を見せ、日影も命を賭して任務に赴く漢。
使用デッキは両名ともに【黄昏の忍者】。それぞれ単独でも強いが、兄弟でタッグを組んで戦う際に真価を発揮する。

  • 勝鬨勇雄
何?レベルを持たないならレベル0ではないのか!?」で有名な勝鬨も戦士族使い。
世紀末すぎるデュエル塾「梁山泊」の一員で、改心するまでは貪欲を通り越してもはや執念じみた勝利への渇望を抱えていた。
遊矢にとっては初めての「ズァークの側面」を発現させた相手であり、彼のエンタメデュエルを真正面から否定したトラウマ。
「○○星」といった、水滸伝百八星のような名前の、レベル5以上の戦士族で構成されたデッキを使う。

  • 竹田真
勝鬨と同じ梁山泊のメンバー。バンダナを被った小柄な方。
ダーティプレイと煽り上等な戦法を行う「梁山泊の一員らしい」戦術が主で、勝鬨の件で心に傷を負った遊矢を痛めつけた。
使用デッキは勝鬨と同様に中華風の武将。こちらのメインは主に風属性。

  • 梅杉剣
勝鬨と(ry。弁髪の背が高い方。
竹田とのコンビで遊矢を痛めつけたがコテンパンにされ、後にユーリを遊矢と勘違いして竹田と共に報復しようとしたが…?
例によってデッキは中華武将。エースカードの《覇雷星ライジン》は、OCG化で遊矢とユートに対する私怨を感じる効果にリメイク。

シンクロ次元の警官。本名と素顔は不明。諸事情から遊矢を逮捕することに執念を燃やしている。
牛尾と同じく「ポリスモンスター」を中心にしたデッキを使い、エースカードも「ゴヨウ」の名を持つコントロール奪取効果持ちが主。
こちらは似たデッキの牛尾よりもシンクロに偏重している。

姉妹揃って舞やタニアと同じ【アマゾネス】デッキの使い手。
ちなみに、アマゾネスは孔雀舞とタイラー姉妹、そしてGXに登場したタニヤの計4人が使用している。
これはARC-Vで使い手が爆増した「アンティーク・ギア」に次ぐ二番目に多い数だったりする。分裂した同一人物も含めれば【機皇】も並んでくるが
他のアマゾネス使いと比べると「姉妹でのコンビネーション」と「ライフ差での有利」がメイン戦略。可能な限り相手より多いライフとなり、圧力をかけて倒すという戦術を取る。

  • Go鬼塚
鬼のごときレスラー集団【剛鬼】の使い手。
しかし途中から恐竜レスラーの【ダイナレスラー】に乗り換えてしまった。環境で暴れたせいだろうか

  • 草薙翔一
コードを破壊する【コードブレイカー】の使い手。
本人が言うには「自分はデュエルが弱い」らしく、デュエルシーン自体もたった1回しか無いが、肝心のデュエルシーンではどういう訳か作中屈指の実力者であるplaymakerを追い詰めるほどの実力を見せており……。

タッグフォースシリーズに登場するキャラクター。【六武衆】を操るツンデレボクっ娘。
元は1人のモブキャラに過ぎなかったが、あまりの人気の高さから固有のグラフィックまでついた。
明らかに気合いの入ったキャラクター造形とTF6当時最強のデッキ【真六武衆】の強さからプレイヤーの印象に残る最強のモブ。詳しくは項目参照。
ちなみに、中の人は過去にキサラを演じていたりする。






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最終更新:2025年02月01日 00:44

*1 ドラゴン族の下級モンスターが少なかったのが要因で、主人公が使用した数では機械族にも負けている。

*2 漫画化にあたって一部設定が変更されていたり、そもそもこれが「正史」という訳ではないという点には注意。

*3 プロレス技のラリアットの語源は英単語のLariat、要はゴヨウ・ガーディアンが使っているような投げ縄である。

*4 OCGにおいては元々の攻撃力の上限は5000であり、それ以上は効果を使わなければ突破できない。

*5 ルール上「E・HERO」としても扱う効果外テキストを持つ。

*6 《ハンバーガーのレシピ》に描かれている人物。

*7 この時の彼は、ペンデュラム召喚が通ると劣勢になる状況だった。