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実物大ガンダム立像

登録日:2026/09/02 Wed 11:05:28
更新日:2026/09/02 Wed 12:56:35NEW!
所要時間:約 8 分で読めます





「実物大ガンダム立像」とは、文字通り「ガンダムシリーズ」に登場するメカであるMSを現実世界に再現した立像の事である。


【概要】

2009年の夏、ガンダム30周年を記念した「RX-78-2 ガンダム」の立像がお台場・潮風公園に現れたのが始まり。
その後もバンダイのお膝元である静岡県・東静岡広場にも登場、そちらはRG(リアルグレード) 1/1という名目であり、右手に白いビームサーベルが握られていた。
だがその2つは期間限定であり、イベントが終わったら撤去される運命にあった。

しかし2012年。お台場にある商業施設「ダイバーシティ」に「ガンダムフロント東京」が開業、その際そちらのガンダム商品全般を扱うショップの目の前に再びガンダム立像が登場した。
初代もお台場にいたが、一般的に「お台場のガンダム」といえばこちらのことを指す。
しかもこれは期間限定ではなく約9年も公園に鎮座し続けていた。

それ以降も「実物大ガンダム立像」は登場し、そして消えていくのであった。


【一覧】

概要で語った潮風公園と東静岡広場の分は除く。

RX-78-2 ガンダム Ver.GFT(東京都お台場・ダイバーシティ東京 プラザ)

上述の通り、ダイバーシティに登場したガンダム。
一昔前、お台場ガンダムと言えばコイツを指していた。
ゆりかもめからも眺められるそれは人々に改めてMSの大きさを実感させられた。
なんせ周りにはダイバーシティの建物があるのだ。
小説家の林譲治氏は「MSは小型のビルくらいのサイズが有る」と作品内で述べたことがあるが、その言葉の意味が直にわかるだろう。

決まった時間になるとカメラアイが光ったりなど人々を楽しませてきたが
2017年4月5日、ガンダムフロント東京の閉店に伴い、惜しまれながらも撤去された。
しかし……


RX-0 ユニコーンガンダム(東京都お台場・ダイバーシティ東京 プラザ)


ガンダムフロント東京は引き続きガンダムベース東京となって営業。
そして立像もまたユニコーンガンダムへと生まれ変わるのだった。
人気のある機体ではあるが、この手のイベントでは大体初代ガンダムかザク、ついでZかνが出てくるところだったのがまさかの選出に驚いたアニヲタもいるかもしれない。

勿論、ユニコーンガンダム独特の変形機構もしっかり再現。
平時はユニコーンモードで大人しくしているが、時間になるとデストロイモードに変形する。
更に変形時にはバナージ・リンクス役の内山昂輝氏の声も響き渡る。

2017年9月に設置されて以降、お台場…いや東京都の顔の1つとして公園に居続けた。
だが長い年月はユニコーンガンダムを少しずつ蝕んでいき、2026年頃には顔の開閉がうまくいかない等の不具合が出ていた。
そして2026年8月、惜しまれつつも展示が終了。
ほぼ9年もの間人々を楽しませてきた「可能性の獣」は、雨の中人々に見守られ、最後の瞬間を迎えるのだった。


ZGMF-X10A フリーダムガンダム(中国・ららぽーと上海金橋)

2021年に作られた、初めての海外での立像ガンダムかつオルタナティブシリーズからの立像化である。
ちなみにららぽーと自体も初めての海外出店であった。

中国で2件目となる「THE GUNDAM BASE」もテナントとして入っており、現地のガンダムファンに親しまれている。
しかし、フリーダムガンダムの特徴的な巨大な翼は閉じた状態であり、どこか大人しい雰囲気を感じさせる。

どうしてフリーダムかというと、中華人民共和国が急激に発展した2000年代、その頃に日本からやってきた機動戦士ガンダムSEEDは現地の若者たちにとっての「ファーストガンダム」に近い存在である為である。
と同時にストライクガンダム…特に特徴的とも言えるエールストライカーはバランスの問題もあり、故に翼を折り畳めるフリーダムが抜擢されたのだろう。


RX-78F00 ガンダム(神奈川県・横浜「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」)


横浜・山下ふ頭にて営業していた「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」の立像。
今までのそれと違って「動く」事をモチーフにしており、手足が動くことで話題となった。
また素材なども最新技術が使われており、経年劣化に強く、遠隔操作も可能との事。
そのお陰か当初予定されていた寿命は2年程度だが、そこから3年…合計5年近くも動き続けていた。

設定的にも「実際のMSガンダムが発見された」というていであり、普段は港の浜風などで転倒しないように、整備ドックを模した支えがある。

2024年、「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」が閉業。
このガンダムも限界を迎えていた事からそのまま解体される…と思われていたが…。


RX-93ff νガンダム(福岡県・ららぽーと福岡「ガンダムパーク福岡」)


2022年、福岡に登場したνガンダム。
……と言いたいが、特徴的なフィンファンネルは装備しておらず、代わりに「ロングレンジ・フィン・ファンネル」という長物武器を装備したもの。
シルエット的にはνガンダムから逸脱していないものの、変更されたカラーリングも含めて今までとは違うνガンダムとなっている。

……しかしこの変更は特に批判されていない。
というのもこういった立像は建物として扱われ、建築法に縛られるという事を人々に改めて認識されたからである。
上記の翼を閉じたフリーダムや、整備ドックに支えられているガンダムの記憶が新しいのもそれを手伝った。
確かに通常のフィン・ファンネルは風の影響を受けやすく、更に老朽化した際、細い部分が劣化し最悪落下するという未来が直に見えるからだ。

とはいえ単に建築法云々だけで満足する公式だけでなく、このロングレンジ・フィン・ファンネルにも精巧な設定が作られている。
他、ガンダム世界内ではペーパープランだったが「サイドF」で復元生産されたとか。

2026年9月現在、日本国内で唯一現存する実物大ガンダム像となっている。



RX-78F00/E ガンダム(大阪府・関西万博会場「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」)


2025年。大阪万博内に登場したガンダム立像。
今までの直立とは違い、天に手を掲げるようなポーズが印象的。
それもそのはず、実はこの機体は横浜埠頭のガンダムが生まれ変わった姿なのだ。
ちなみに「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」のコンテンツも再利用されている。ある意味そのエコさは万博というイベントに相応しいと言えるか。

流石にもう動くことはできないが、元々の駆動に自由があったおかげで躍動感のあるポーズを取ることができる。
なおそのポーズを取っているのは別に自由な姿勢を取れることをアピールしたわけではなく、パピリオンは大屋根リングの全高と同じ20メートルを超えてはいけないルールがあったため、姿勢を変えて全高を低くした...つまり苦肉の策だったのだ。



【外部作品での登場】

各ガンダムには専用の映像も多く作られているが、稀にそれらとは関係の無い作品に登場することもある。


物語の終盤、お台場で役目を追えたはずのガンダムがまさかの登場を果たす。
どうにも勿体ないということで民間企業の熱心なスタッフが買い取り、宇宙船に改造してしまったのである。
ビームサーベル…を模した作業用カッターを装備する。

更に(同じ機種かはわからないが)30年後にもまさかの登場。
この頃にはMSも実用化されており、宇宙を飛び回るザクの姿も見られる。
しかも乗るためには免許が必要…つまり法整備もされているのである。

ガンダムブレイカーシリーズは「ガンダムシリーズは人々を熱狂させている作中作」という、比較的現実に近い世界観である。
その為かお台場や福岡ららぽーとが再現されたステージもあり、そこにある立像ガンダムやνガンダムと戦うステージもある。



「東京」が舞台のシティーハンターの劇場版にも登場。
更にバナージの声まで収録されている。



劇中でアイドルたちが所属する学校「虹ヶ咲学園」がお台場にあるという設定のため、アニメ版にダイバーシティ、そしてユニコーンガンダムも登場。
しかも単なる一背景というよりかは明らかに複数話に亘ってその存在がクローズアップされており、ある意味「出演」しているといえる。
もっと言えば、その特徴を利用し劇中で描かれるキャラクターの心象に沿うように都度変形して登場する...という特徴的な使われ方がされていた。
お台場を舞台にする以上その名物の一つであるユニコーンガンダムが映らないのは逆に不自然とも言えようが、それにしても結構な回数画面に登場しており、いつしか「スクールアイドル同好会の熱心なファン」扱いされるように。



第六章冒頭、2026年の平和な地球に転移し、東京の上空を飛ぶヤマト。
自衛隊の戦闘機から逃げるために加速し、スカイツリーに引っかかりそうになりながらもなんとか飛び回る宇宙戦艦はお台場上空まで移動する。
その下にユニコーンガンダムの立像が登場。
……戦争のない世界に作られた戦争兵器を模した立像の上を、戦争のある世界から転移してきた戦艦がすれ違うという、ある意味印象的な登場とあいまった。
多分監督が同じ福井晴敏だから遊んだだけと思うが。



本物のガンダムが登場する世界。であるがユニコーンガンダムは既に封印済み。立像なんて存在するはずもない。
しかし劇場アニメ「キルケーの魔女」ではオエンベリが明らかにお台場付近の光景。
見慣れた光景が戦場となり焼かれるという衝撃的な状況の中、Ξガンダムが降り立ったのはあのユニコーンガンダム立像のあった場所。
上のヤマト同様「平和な現実世界と戦乱の宇宙世紀」の対比となっている。



【余談】

  • アムロ・レイ役の古谷徹はリアル等身のガンダムを見て「ふくらはぎがセクシー」「このサイズを見たら演技も変わった」等と称している。

  • 全身ではないが1/1ガンダムであれば栃木県の「おもちゃのまちバンダイミュージアム」に上半身だけ作られている。実はお台場のガンダムよりも年長者。

  • ここに載せているのは「公式」のものであり、非公式の立像も多い。特に有名なのが中国の「天郷2号」。天郷1号は明らかにガンダムに似ており日本のニュースでも取り上げられる程であったが、ある日撤去された後に突如邪悪なデザインとなり再登場。しかもそのデザインが無駄に良いためネット上では「チャイニングガンダム」等と呼ばれてある意味愛されている。







追記修正は惜しまれつつ公開終了となったユニコーンガンダムの後にどのMSが来るか想像しながらお願いします。




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最終更新:2026年09月02日 12:56