JR東西線

登録日:2010/01/13(水) 17:08:49
更新日:2019/03/30 Sat 00:44:15
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JR東西線(じぇいあーるとうざいせん)は京橋駅と尼崎駅を結ぶJR西日本の鉄道路線である。

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そして、唯一正式な路線名に「JR」の名称を冠している路線でもある。
ラインカラーは沿線に造幣局や大阪城公園などの桜の名所があることをイメージさせる桜桃色。路線記号はH
元は国鉄時代に片福連絡線として計画された路線で、都市交通審議会からは早急に新設すべき路線との結論が出されていたが、当時国鉄は財政難に陥っていて建設費用が捻出出来ず、建設認可は下りたものの着工出来ぬまま分割民営化となってしまった。
その免許をJR西日本が引き継ぎ、1989年に「福知山線(JR宝塚線)と片町線(学研都市線)の相互直通運転による東西方向の鉄道幹線構築、ならびに大阪環状線の混雑緩和」を目的として着工された。
当初は1995年春の開業を目指していたが、海老江駅付近で出水事故が発生したため2年遅れ、1997年3月8日に開業した。

ダイヤはJR宝塚線直通の区間快速4本と、JR神戸線直通の普通4本の計8本で構成されるのが基本で、JR宝塚線直通列車が区間快速から快速に変更される。
また、夕ラッシュ時には尼崎発の区間快速が設定される。
2019年3月15日までは尼崎~奈良間(おおさか東線大和路線直通)で直通快速が運転されていたが、同年3月16日のダイヤ改正で尼崎発着から新大阪発着に変更されたため、当路線及び学研都市線での運行はされなくなった。

◎使用車両
快速区間快速・普通
  • 207系0・1000・2000番代
  • 321系

JR東西線には剛体架線という特殊な架線が用いられており、通常のパンタグラフを1基しか使用しない方式では離線しやすくなる等の問題があるため、上記の車両は全てパンタグラフを2基搭載し、2基とも使用している。
また、地下路線であるため、前面に非常用貫通扉を持たない車両は入線出来ない。

なお、2011年3月11日(正確には3月11日の下り奈良発尼崎行き)まで、直通快速には新快速でお馴染みの223系(6000番代、宮原総合運転所所属車)が使用されていた。
しかし、北新地駅へのホームドア設置に伴い、207系にその仕業を譲り撤退した。撤退した223系は丹波路快速の8両編成化に貢献している。


◎駅一覧
(注)JR東西線は全列車が各駅に停車する。

(駅名)…接続路線の駅名、その他情報


京橋…学研都市線(直通)・大阪環状線、京阪本線、Osaka Metro長堀鶴見緑地線乗り換え。

大阪城北詰…大阪城の最寄駅の一つ。しかし路線が地下に潜っている為、駅がどこにあるのか分かりにくいのが難点。
      あと駅自体が京橋口と青屋口の中間に位置する為、大阪城へのアクセスは意外と悪かったりもする。

大阪天満宮…Osaka Metro谷町線・堺筋線乗り換え。
      厳密に言うと大阪市営地下鉄の駅名は南森町駅。

北新地…JR神戸線JR京都線JR宝塚線大阪環状線(いずれも全て大阪駅)
    阪急神戸線・京都線・宝塚線、阪神本線、Osaka Metro御堂筋線(いずれも全て梅田駅)
    Osaka Metro四ツ橋線(西梅田駅)
    Osaka Metro谷町線(東梅田駅)
    京阪中之島線(渡辺橋駅)乗り換え。
    言わずと知れた大阪府の中心駅にして関西地方最大の駅。
    が、一つの駅にも関わらず5つも駅名が分裂しているカオス状態の駅。
    更に2023年には 北梅田駅 が新設される予定‥
    ああ~カオス!!!

新福島…大阪環状線、阪神本線(いずれも福島駅)
    京阪中之島線(中之島駅)乗り換え。
    但し、両駅とも同一駅とは見なされておらず乗り換えは少々面倒くさい。

海老江…阪神本線(野田駅)
    Osaka Metro千日前線(野田阪神駅)乗り換え。
    阪神電鉄本社の最寄駅。 

御幣島…駅名が「みてじま」と関東民にとっては地味に難読駅だったりする。

加島…駅そのものがJR神戸線の線路の下に位置する。
   その為、入口は線路脇という中々珍しい駅。

尼崎…JR神戸線JR宝塚線(両線共に直通)乗り換え。終着駅。
   何かと治安が悪いイメージで有名だがJR尼崎周辺はそうでもない。
   因みに駅は尼崎城の本丸跡に建てられている


この路線には特例があり、尼崎~大阪間を経由する定期券・回数券を持っている場合、尼崎~北新地間を経由してもよく、その逆に尼崎~北新地間を経由する定期券・回数券を持っている場合、尼崎~大阪間を経由してもよい。
例えば「西明石~大阪」の定期券を持っている場合、北新地で下車することが可能である。
また、この制度を利用して乗り越しをする場合、乗客に有利な扱いとなる。
例えば先述の定期券を持つ乗客が大阪天満宮で下車する場合、精算額は「大阪→大阪天満宮」の運賃170円ではなく、「北新地→大阪天満宮」の運賃120円となる。
この特例は大阪・北新地~京橋間にも設定されている。

大阪市内発着の乗車券にも特例があり、大阪市内発着の乗車券で大阪市内の駅で途中下車した場合、本来は前途無効または旅行終了として乗車券が回収されるのだが、大阪と北新地を当日中に徒歩連絡する場合に限って大阪または北新地で途中出場することができる。
また、尼崎で途中下車しない限り、加島~尼崎~塚本間を乗車することが可能となっている。
つまり、東京→新大阪→加島と移動する場合、東京→新大阪→大阪…徒歩…北新地→加島というルートを取るか、
東京→新大阪→尼崎→加島というルートを取るかを選択することが出来る。
なお、前者のルートを取る場合は大阪で途中出場する時、自動改札を通過すると乗車券が回収されるので有人改札を通るようにしよう。


たまに「JR神戸線とJR東西線の直通運転は計画外」とか言い出す人間がいるが、実はルート選定の時点で計画されていたことである。
また、JR東西線との直通運転に伴うJR宝塚線の線形変更についても、JR神戸線を支障しないこと、同一ホームでの乗り換えを可能にするというダイヤの組みやすさと利用者の利便性を両立させた施策であり、決して悪意があって線形を悪くしたわけではない。

  • 余談
西日本に住んでいる方(特に大阪近辺)にはあまり感じないが、東日本に住んでいる方(特に首都圏)からすれば地下鉄東西線と存在が被って紛らわしく感じる事だろう。
逆に東京では中央快速線が「JR中央線」として有名だが、大阪に地下鉄中央線が存在する事から余計紛らわしく感じる事がある。
(しかも東京では中央線と東西線が同じ線路を走っている)





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