吾代忍(ネウロ)

登録日:2011/08/11(木) 22:50:31
更新日:2024/03/30 Sat 14:49:17
所要時間:約 7 分で読めます




漫画『魔人探偵脳噛ネウロ』に登場するキャラクター。

吾代(ごだい) (しのぶ)
CV:吉野裕行(アニメ)/谷山紀章(ドラマCD)

年齢:25歳
身長:190cm
体重:83kg
得意技:凶器攻撃と求人誌速読

早乙女金融という闇金会社に勤務(この会社は闇金以外にもオレオレ詐欺を行っていた)。
チンピラの様な外見(実際そうだが)でケンカ強く、裏の世界では『泣く子も黙る早乙女金融の吾代』として名が知れ渡っていた。
しかし、見た目とは裏腹に責任感が強く面倒見もいい兄貴分としての一面もある。

刑事の笹塚衛士とは犬猿の仲で最初はお互いに邪険にしていたが、協力して人質を助けたりコンビプレーで「新しい血族」を追い詰めたりと次第に馴染んでいく。
ちなみに二人が初めて会ったのはちょうど百話で、車に駐禁を貼られた際。
(通報者はネウロ)

人の内面の観察眼に長けた桂木弥子のことは「ネウロより厄介かもしれない」と本人なりに高く評価している。
しかし、裏を返せばそれはある意味ではネウロはおろか、弥子にすら逆らえないことも意味している。
もちろん弥子自身が彼を見下しているわけではないのだが、おにぎりを持って行かれたりなど地味に災難を被ることも。
最終学歴が小卒である事が判明し、「義務教育は6年」とネウロ達に言う。


▽以下巻毎の活躍▽


【早乙女金融編】
ネウロが『謎』の気配を感じ、早乙女金融事務所前にいた所を不審者として手荒な行為で追い払おうとするが、ネウロに吹き飛ばされ、壁に叩きつけられてしまって気絶。

その報酬として「この場所の譲渡」と事務所を奪われ、早乙女金融のメンバーは解散となった。


【アヤ・エイジア事件解決後】
アヤ・エイジア(逢沢 綾)の事件後、コンビニでバイトをしていたがネウロに雑用として働くように強要される。
事務所を奪った連中に従うかと拒否するも、ネウロは「ジャンプ雑誌だけで500円玉を潰す」という常人離れした力を見せつけ渋々と雑用係になる
アヤの事件は知らなかったらしく、後に彼女が殺人で逮捕されたと聞いたときはかなりのショックを受けていた(弥子はコンビニでバイトしていたのに何で気付かなかったのかと突っ込んでいた)。

「桂木弥子魔界探偵事務所」に来るマスコミ対策として呼ばれたこの時、
ネウロに「住む所が無くてこっそり空き部屋に住みついている我々とは無関係のイカレたチンピラ」を演じろと言われた。

これで借りは返したと思ったが、魔界探偵事務所の慰安旅行時に二日間の留守番を頼まれる(事務所の扉の前にはカメラがあるので出入りはチェックされているため、留守番をサボって一歩でも外に出る事は出来ない)。
報酬は6食分のおにぎり6個。
が、ネウロに潰され弥子に持って行かれ結局4個だけになった。

単行本でのオマケは留守番では当然のようにおにぎりじゃ足りなかったので、パチンコの軍資金の現金で出前を頼もうとしたがパチンコ券に換金された。

【早坂兄弟編】
おにぎりを食い尽くした際に「望月信用総合調査」の早坂幸宣(ユキ)に喧嘩を売るも返り討ちにされる。
その後帰ってきたネウロ達に怒りを爆発させ、謝りに来た弥子に笑顔を見せたが心なしか寂し気な表情だった。
ユキの兄、早坂久宣に会社にスカウトされるも、高給取れる仕事を蹴ってまで望月の策略にハメられた弥子を助けた。
その後ユキとの二度目の闘いに勝利し、兄久宣に対するユキの思いに「二人して火でも見りゃいーんじゃねーの?」と助言を与えた。
その後は望月の会社の弱みを握ったネウロにより、副社長として全国の『謎』を探す仕事を与えられた。


電人HAL編】
とある店で酒を飲んでいた所に早坂兄弟と早くも再会。
久宜から「ネウロとの一件前に同じ取引相手と顔見せを兼ねて拳銃数十丁の取引をしたが、相手は銃とは無縁そうな若者で、不安に思い尾行してみると彼らは大学生だった。取引後から世間で蔓延る銃犯罪で使われたものは取引した銃」と話す。
早坂兄弟再会後は電人HALの手先によって壊された事務所を直してたりしていた。
電人HALを守るスフィンクス(スーパーコンピュータ)の場所を調べさせられたり、
30回ローンの車を借りられたり(橋に突っ込み大破)相変わらず可哀相な目にあっている。
尚、電人HALとの決戦時には姿は見えなかった。


【狸屋編】
車壊されて傷心、着信拒否になるが、ネウロが壊した詫びに代わりの車を購入(車の代金は弥子が出した)したのでイキイキとその車を見に行くが…

そこにあったのは外見は凹みや傷だらけのオンボロの軽トラ「ミゼラブル号」。
吾代は絶句するが、これ以降はネウロ達の数少ない移動手段として遠方に出る際に使われる。

前述通り通報で来た笹塚刑事と知り合う。
狸屋の社長の宮迫達夫の依頼として彼の元に訪れたが、依頼主は翌日に何者かに殺された。
容疑者のアリバイを証明する為に裏の情報屋の知り合いである劉一に容疑者の1人の身の回りの調査を依頼し、その1人の裏付けを証明することに成功。
そして追い詰められた犯人にタッグ攻撃を浴びせる。

なお劉一から「お前の頼みじゃなきゃ受けない」と言われており、人望がある事がわかる。
この劉一は昔笹塚に地上25階から逆さづりにされたという過去があり、彼からそれを聞いた吾代は笹塚を警戒し、ネウロや弥子に笹塚に関してたびたび遠回しな忠告をしたりした。


【狐の呪い編~怪盗X3戦目編】
ネウロが魔界の瘴気を吸う為、車で4時間掛かる有毒ガス発生している村にネウロ達を移動させるだけの役割。
弥子が怪盗Xに連れ去られた際に事務所でネウロが魔界に関する素性トークをしたが、信じなかった為蹴りを喰らい気絶。


新しい血族編】
血族2人目テラとの戦い前の小休止のバレンタインでは女性からのチョコに期待し、寄り道してたら不良を全滅させた話をする。

そして3人目のヴァイジャヤが、かつての舎弟チー坊だった事が判明し、本格的に血族の戦いに巻き込まれていく。
その後ネウロの指名によりテラの最後の取引相手「本城二三夫」に話を聞きにたまたま居合わせた笹塚とホテルに行くが、ヴァイジャヤもそこにおり、血族による妨害工作でホテル内に閉じ込められてしまう。
本城を暗殺する為葛西善二郎と共に襲って来るが、ネウロの策により弥子が囮になっている隙に笹塚と共に地下駐車場に置いていたバイクを使い逃走に成功する。
なお、警察の所に行くが留置所にいた見張りのオカマ警官とのフラグを建てていた。

情報を得る為に本城のダンボールハウスへと向かうが、霧に紛れた葛西により警察は全滅し、ヴァイジャヤの毒で一同は麻痺で体を封じられ、吾代は鋭く尖った枝で腹を串刺しにされる重傷を負う。
笹塚の撃った傷口にヴァイジャヤから掠め取った薬品を注入して重傷を負わせるが、それでも死なないヴァイジャヤに向けて「たった半年でもデキの悪い友人とつるんでた方が俺はよっぽど楽しかったぜ」と言葉をかけると、
ヴァイジャヤは任務続行不能と自らの脳を破壊し、自害する。

チー坊との事件が終わった後は腹部の重傷で入院するが、お見舞いに来た弥子にメロン、ネウロには次のミッションを選ばせられかけた。

なおその内容は

「熔岩に落ちた500円玉を拾う」
「死んで死者と対談。生き返って暴露本出版」
「生身でグーグルアース」

どれも無茶苦茶な内容なので、当然…

「全てインポッシブル!!」

と拒否。

その後は入院していたが、劉一から「笹塚に仲間をねじ伏せられた上に"シックスがとある企業との兵器取引を行う場所"の情報を奪われた」と連絡が入る。
家族の敵討ちにでた笹塚を止めようと完治していないにもかかわらず病院を抜け出し、弥子を連れてシックスと笹塚の決戦の場に向かうも間に合わず、笹塚は命を落としてしまう。
この時にシックスとXIに遭遇するが、何もされずに済む。
流石に自分は裏世界の人間の立場上、笹塚の葬式場には参加しなかった。


笹塚と本城の死を目の当たりにして弥子が逃げ出した際にネウロに替え玉にされようとするがキモすぎるので却下された。
着替える際にネウロに服を破られ弥子の格好のまま帰る羽目に。
「シックス」との最終決戦時に隠れ家まで運転してネウロ達を送る。
荷台に弥子がいたことにコンビ再結成に内心嬉しかったようでネウロに言葉をかける。
廃遊園地前でネウロの命で待機させられるも、シックスとの戦闘時にネウロが射手の弓也緩で弥子を吾代の荷台まで吹き飛ばしそれを合図に重傷のネウロを救出。
仕留めようと追跡するシックスの大樹の投げ飛ばしに車は押し潰されたが、無事に脱出。

シックスを裏切るも致命傷を負った怪盗Xの最期を見届けた後は彼の墓を作り上げる。
その際にネウロが魔帝7ツ兵器の「飛んで虫に入る火」を発動を目撃。
彼の表情をみるに、ネウロは自身が思っていた以上にかけ離れた存在と再認識。
シックスとの決戦後、弥子のネウロ捜索依頼を受けた篚口からネウロを救助したと連絡が入り、弥子と共に現場に向かった。



【その後】

最終話では探偵を続けている弥子のサポートをしており、望月との関係も相変わらず。
魔人探偵脳噛ネウロ2のウソ予告ではマイアミに行ける事にハシャいでおり、麦わら帽子と浮輪とエンジョイする気満々で登場。


■台詞集

「夜道歩く時気をつけろやアァア!」

「ついでにジャンプもどーよ?この際十冊まとめて買ってけや」

「うるせーな前から後ろから!!」

「そんでもって退社記念日だ」

ネウロ:「ところで吾代、貴様の最終学歴は何だったかな?」
吾代:「小卒だ文句あっか!!」

「あァ!?泣いてねーよ!数学の問題なんか全然怖くねーよ!!」


「あの車
 多分もう帰ってこねえ……」


「あのじーさん変態っぷりも本物だけどよ、仕事への姿勢も孫への愛情も、最後に見せた弱った表情も全部本物だった」
「何したらいいのかはまだよくわかんねーが、何か俺も本物の仕事で応えてやらねーと
 じーさんにもあのガキにも申しわけ立たねー」

「ビール一杯30円だよな?」

「肉食動物なんざこの世で一番弱ーんだよ」

「こちとら極上のマルチーズよ!」

「こいつは返すぜ、テメーが失くしたモンと一緒にな」


「たった半年でもデキの悪い友人とつるんでた方が…俺はよっぽど楽しかったぜ」


ヴァイジャヤ:「強いって……疲れるね。忍クン」
吾代:「………今さら理解しやがって」


「豹変しない人間なんていねーんだよ探偵」


「俺はXの事はよく知らねーが あの刑事の事ならよく知ってるし、てめーの事もよく知ってる」
「だからわかるぜ。Xが最後に言った「ありがとう」は…間違いなくあの刑事自身の「ありがとう」だ」
「そして多分…間違いなく
 X自身のな」


「スシか…楽しみだなそん時がよ。探偵」














追記・修正は義務教育を完遂してからお願いします

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最終更新:2024年03月30日 14:49