ビグ・ラング

登録日:2009/06/21 (日) 12:49:32
更新日:2025/04/25 Fri 13:33:06NEW!
所要時間:約 4 分で読めます





何故!!
どうしてだ!!


型式番号:MA-05Ad

全長:203.0m
全高:138.0m
全幅:139.1m
本体重量:12000t
全備重量:17900t

ジェネレータ出力:不明
装甲材:超硬スチール合金
武装:
  • 高出力口部メガ粒子砲
  • ガトリング砲
  • ミサイルランチャー
  • 30連装ビーム撹乱膜形成弾射出機
  • 三連装対艦ミサイル

主な搭乗者:オリヴァー・マイ技術中尉


OVA「機動戦士ガンダム MS IGLOO 黙示録0079」第三話“雷鳴に魂は還る”の主役機。
「決戦兵器」として開発されたオッゴの支援を目的に開発された試作モビルアーマー(MA)である。

開発途中の超弩級MAのシェル・スカート部を武装コンテナとして流用し、内部にクレーンアームやリフトといった補給施設と、大量のモビルスーツ用の武器弾薬等の補給物資を搭載。それを制御、牽引するモビルアーマー「ビグロ」によって構成されている。

その巨体ゆえ運動性は高くなく、ビグロの機動性が相殺されている。型式番号のAd「Ammunition Depot(弾薬補給蔽)」が示す通り、撹乱膜でビーム兵器を防御しつつオッゴの前線補給基地としての運用を想定され、「年少兵を死ぬまで戦わせるつもりか」と揶揄された。
ここまでの内容で察せるが、戦局に合わせて用意された急造品なのは明らかであった。


本機はジオン公国の最終防衛ラインである宇宙要塞「ア・バオア・クー」Eフィールドの防衛のため、先に展開していたオッゴと共に戦闘を行う。
本来搭乗予定だったパイロットではなく、実践経験の無いオリヴァーによる未熟な操縦であったが、それでもサラミス級5、マゼラン級1、ボール6、ジム1機を撃破。
特にボールをアームで捕獲し、それを投げつけるシーンは圧巻とも言える。
また、体勢を立て直すべく撤退した隙をついてオッゴの補給も行った。
補給の為に激しく駆動するクレーンアームは必見。
なお上記は設定上の話で、映像的にはもっと圧倒的に滅ぼしているように見える。

しかし、本機は下部に大きな死角を有するうえ、巨体ゆえ被弾率が高く、撹乱膜形成弾が切れた状態だと本体装甲のみで防御しなければならない。(スカートの下にシールドを装備する筈だったもののそれも未完成だった)
機体構成上、被弾した際コンテナ内部が誘爆する恐れがあるなど多くの課題を抱えていたが、そのまま終戦を迎えたためこれらが解決することはなかった。

赤い機体ということでとある敵エースパイロットと勘違いされた事もあり、萎縮した連邦軍をその圧倒的なパワーで蹂躙。
と同時にオッゴ達を守るための「盾」ともなり、攻撃が集中する事によって良くも悪くも「戦場の中心」となったが、多勢に無勢で最終的に撃墜されてしまう。
だがパイロットは奇跡的に生還、更に全員とはいかなくともかなりの数のオッゴを守り切る事には成功した。
ちなみにオリヴァーが助かった理由だが、ビグロと胴体との接続が甘かったため、爆発の際にうまくコクピット部分が切り離されたからという説がある。


ゲームでの性能】

  • ギレンの野望 アクシズの脅威
IGLOOイベントにて開発プランを入手。
原作と同じく開発してもオリヴァー・マイは生還するので、開発したら該当機の関連パイロットが犠牲になってしまう他IGLOO機と違い、原作通り彼を乗せることができる。
ビーム撹乱膜形成可能、ジオン脅威のメカニズムによってサイコガンダムクラスの大型機すら収容、補給も出来るが近接戦闘用の武装がないため囲まれるとあっさり墜ちる。
運用する上では後方から撹乱幕を散布、ビグ・ラングは支援攻撃に徹するべきだろう。一歩引いたポジションが望ましい。
撹乱幕は実弾主体のギャン量産型やハイザックと相性がよく、連邦軍にはよく効くのでうまく使いたい。
ビグロから改造できるが、資源をかなり食うのでサンプルがあれば十分だろう。
格納機能を適応する為なのか、カテゴリーは戦艦扱い。なのでモビルスーツに乗れない船長達の育成に使えなくもない。

バージョンアップ版であるアクシズの脅威Vでは、原作通りにオッゴのみを搭載できるように修正された。
オッゴはボール並みに脆く貧弱で、間接射撃ができない矛盾を抱えた兵器だが、脅威Vでは上方修正を受け、バズーカ装備にするとザクⅡF2型に匹敵する爆発力を持つ。
ここに撹乱幕を散布すると、戦艦の砲撃等を無効化。反撃を受けにくい状況を作れる。
消耗した場合はビグ・ラングに収容して回復に移ろう。原作同様にオッゴとの連携が持ち味と言える。
オッゴは安価なので、横並びにして壁になったりやZOC*1要員に回してもいいだろう。
相変わらずビグ・ラングは戦艦扱いだが、船長育成ユニットとしては逆風が吹いている。
脅威Vにはマゼラベースを経由してあらゆる人材をザクに乗せられるバグがあり、こちらはハイザックやザクⅢに派生でき、将来性が高い。
ビグ・ラングは終着点であり、ビグロにも戻れないので搭乗者はよく考えよう。


「魂」にて初参戦。Igloo最終面で登場。
宇宙限定+巨体のためものすごくかさばり出撃枠を圧迫する(※今作から機体サイズの概念が採用された)など欠点もあるが、所持アビリティにあらゆるビーム属性射撃を無効化するビーム撹乱膜と、自軍ターン開始時に味方の耐久値とENを少し回復する補給機構を搭載。
ただし大型MAゆえ回避力は低く、実弾を喰らいすぎるとあっさり落ちる。
特に多弾ヒット系ミサイルには注意。

燃費のよいミサイルやマップ兵器、力の入った演出となかなか優遇されている。
極めつけは無数のオッゴを呼び出して敵をフルオッゴ…もといフルボッコにする攻撃「オッゴ出撃」なる技も持っている。

次回作の「WARS」にも引き続き参戦。前作とほとんど変わらない性能。
しかし今作ではクリティカルヒットでIフィールド(ビーム攪乱幕)が貫通されてしまうので、艦砲射撃にも注意が必要。
「ワールド」にもリストラされずに参戦した。

代わりにソンネンとデュバルがリストラされたが。しかもデュバルは本人が活躍するべきステージがあるのにいないという状態である。


4/3/7と安定した戦闘力とオッゴコインを出すテキストとそれを廃棄して格闘値を消すテキストと自己完結型の能力を持つ。
ブースタードラフトではチャンプブロッカーを延々と作りだし、それで上の行いをし始めるのでまさに「戦いは数だよ、兄貴!」状態。
プレイヤーは最初からピックできる事を信じて大量のオリジナルコインを用意しておこう。

  • EXVSシリーズ
大型MA扱いで対CPUのステージ形式戦でCOM操作の物が登場する。
EXVSのトライアルミッションで初登場した際には、余りにも大きいため戦闘エリア外に居座って攻撃したりオッゴを飛ばしてきたりした。
その為、近距離武装しかない格闘機では攻撃が届かないなんて事もあった。


僕は今、追記・修正すべき男としてここにいるんだ!!!

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最終更新:2025年04月25日 13:33

*1 ゾーンオブコントロール。同軍ユニットで囲うと移動を封じる効果がある。