登録日:2011/03/02 Wed 16:36:07
更新日:2025/01/22 Wed 23:00:27
所要時間:約 7 分で読めます
変われる強さ、変わらぬ想い。
大切な人々、大切な想い、大切な風景…
変わりゆくものすべてに贈る、永遠という名の物語。
永遠と絆のRPG
Tales of Eternia
【概要】
発展途上だった戦闘システムも大幅に進化し、2Dシステムの基幹は今作で完成されたと言っても過言ではない。
難易度については、現在のシリーズ全体から見てもやや高めな部類。
全体的に敵の攻撃力が高く、油断しているとあっという間に前衛がやられてしまう。
難易度を上げると序盤のボスでも
グランドダッシャーやサイクロンなどの上級術も容赦なく使うようになるなど、高難度プレイの歯ごたえも後のタイトルに引けを取らない。
といっても理不尽に固い敵や露骨なバランスブレイカー要素も少ないため、高難度なりにバランスは良好な部類とも言える。
惜しむらくは資料集やスキットなどでしか語られないような
裏設定がかなり多いことや、精霊集めがストーリーの多くを占めていて、物語が少々薄味なことだろうか。
テイルズシリーズお約束の周回プレイに関しては2周目で行ける隠しダンジョンはあるものの、
グレードショップは無いため完全に一からやり直しになる。
称号も色々あるのだが、特に集める意義が無いので自己満足という残念なことに。
【ストーリー】
インフェリアとセレスティアという名の世界がある。世界はオルバース界面を挟み、上下に向かい合うようにして存在していた。
この二つの世界はあわせてエターニアと呼ばれている。
インフェリアとセレスティアは向かい合ってこそいるものの、交流は長いこと断たれていた…
インフェリアの片田舎、ラシュアンという村に住む、猟師リッドと
幼なじみのファラ。
ある日2人が見晴らし台から空を眺めていると、まばゆい光が降ってきた。
2人が墜落現場に着くと、褐色の肌に見慣れぬ服を着た少女が倒れていた。
言葉の通じない少女はどうやら助けを求めているようだが…
リッドとファラはラシュアンの村長に指示を仰ぐが、村長は少女を追い出せという。
困っている人を放っておけない性格のファラは少女を助けるため、共に旅立つことを決意する。
もちろん、乗り気ではない幼なじみのリッドも巻き込んで…
【パーティーメンバー】
「……腹へったなぁ」
CV:
石田彰
18歳。ラシュアン村で猟師をしている。本人曰く「その日困らないだけの獲物があればいい」。
しかし口癖は「腹減ったなぁ…」。ただ飯にも弱い。
才能はあるものの、やる気のない無気力タイプ。度々唱えるリッド節はまさにリッドのマイペースさが表れている。
自発的に動くよりも、周りに巻き込まれていることが多いが、考えていないわけではない。
典型的前衛タイプで、主人公らしい技を覚える。音痴。
「うん、イケる、イケる!」
CV:
皆口裕子
17歳。ラシュアン村で農作業をしながらレグルスにある道場で格闘技を学んでいる。
周りを引っ張る明るい子。下手したらリッドよりずっと主人公らしい。
正義感が強く、困っている人を放っておけない性格だが、自分のことをないがしろにしているところがある。
気功術を扱うことができ、回復晶術を習得できるまでは唯一の回復役だが、格闘家なのでどちらかといえば前衛タイプ。
敵陣に突っ込んで行ってはやられるシーンも多いが、AIの動きに問題があるのであって彼女が悪いわけではない。
「ワイール!」
CV:
南央美
16歳。空から落ちてきて、リッドたちを冒険に巻き込んだ張本人。
晶霊が使う言語
メルニクス語を喋る「褐色の不思議少女」。
ダンスや歌が大好き。
クィッキーというポットラビッチヌスを連れており、彼女の通常攻撃はクィッキーが行う。
クレーメルケージを持っており、晶霊と契約後は晶術で後ろからガンガンいける。
一応、契約前も初期晶霊術を取得しているので、手持ち無沙汰にはならない。
「ここで、ぼくの理論を説明させてもらえれば、それはオルバース界面の組成を」(話が長いので省略されました)
CV:
保志総一朗
17歳。出身はラシュアン村で、リッドとファラの
幼なじみ。
幼い頃ミンツ大学に飛び級で入学したため、現在はミンツに住んでいる。
学士であり、パーティーのブレーン。そのためパーティーを離れることがたびたび……。
愛すべき
ツンデレで、運動オンチ。ぱんつはいてない疑惑もある。
クレーメルケージを持っており、晶霊と契約後は晶術で(ry
いろんな意味でフリーズランサー。
「キールが木をキール!」
CV:磯部弘
通称レイス。リッドたちが出会ったあやしい商人。高い壺を押し売りしてくる。
…というのは半分
嘘で、キールのいないシルフ契約時にパーティーを助けてくれる。
その後もピンチに陥ったパーティーを助けてくれたりする。
敵として立ちはだかることもあるが……
フゥライジンケェン!
短い期間ででかいインパクトを残す人。
「ボクは由緒正しき大海賊、アイフリードの子孫です!」
CV:
野田順子
12歳。セレスティアの海賊でバンエルティア号の船長。
由緒正しき大海賊・アイフリードの子孫にあたる。
ストーリー上、パーティーに入れなくても問題はないが、ローバーアイテムやコチハンなどを覚え、面白い戦い方が出来る。
モンスター図鑑を完成させるためにはローバーアイテムをあちこちで連発する必要があるが、自己満足の域である。
暗算と動物が苦手で、機械が大好き。アヒルのおもちゃを多数所有していたり、機械を作ったり、扱ったりするのが美味い。
男の子に見えるが実は僕っ娘。
「おぅアレだ、アレ」
CV:
江原正士
38歳。セレスティアの自由軍・シルエシカのリーダー。
頭はアレだが常識外れの頑丈さや無尽蔵な体力を持っている、愛すべきバカ(でも頭はいい)。
「不死身のフォッグ」とも呼ばれ、大晶霊であるヴォルトに不用意に触れたり、シゼルの直撃を受けたりしても平気(類語:
パトリック・コーラサワー)。
ごうかいさんな性格で細かいことには全くこだわらない。繊細なチャットやキールを困惑させることも多い。
ストーリー上必ず仲間になる時もあるが、その後自由に離脱と合流が出来る。
銃を使った独特な戦い方は、慣れれば楽しいかも。というか
一部の特技がブッ壊れ性能過ぎる。
アレとおぅだけで会話する事がある……
なにげに既婚者。
【用語】
エターニア
インフェリアとセレスティア、そしてその間にあるオルバース界面を含めた世界の総称。
大晶霊
キールと
メルディが契約することになる晶霊たち。
本来は人間の前に現れる事すら奇跡なほどの存在だが、契約する事で力を貸してくれる。
今作に限ったことでは無いが、力を借りるためには必ず戦闘が必要になる。
インフェリア
リッドたちの世界。
リッド、ファラ、キール、そしてレイスはここの人。肌は白い。
階級ごとに色や素材の違うチョーカーで身分証明している。
王様が政権を握っており民を統制する事で戦争などは長らく起こっていないが厳しい身分制度が敷かれており、貧富の差が激しい。
温暖な気候と豊かな自然環境を持っているが、機械技術には乏しい。
メルニクス語は古語となり、晶霊とのコミュニケーション手段としてしか使用されていない。晶霊術も発達している。
水、火、風、光の大晶霊がいる。
セレスティア
メルディたちの世界。
メルディ、チャット、フォッグはここの人。
10歳になると独り立ちし、すべての人が平等である。
この平等とは集団の帰属意識にも乏しいということで、人々は「苗字」を持たず、また完全な実力主義の世界でもある。
領主はいるが、その座を狙う者も多いなど、自由や平等というものが徹底されている。その一方幼い頃から自立や責任が求められる他、凄惨な戦争も日常茶飯事。平等で自由な分、保証も無い。
褐色の肌と、額にエラーラと呼ばれる石がついているのも特徴。メルニクス語が公用語。
晶霊のエネルギーを利用した機械技術も発達している。暗く、風もほとんどない。
雷、土、氷、闇の大晶霊がいる。
オルバース界面
インフェリアとセレスティアの間にある面。互いの世界の空からもこれが見える。ここを境目に重力の均衡が保たれている。
もともとインフェリアとセレスティアは独立した惑星だったが、オルバース界面で対面に向き合うように繋がれたという。
クレーメルケージ
晶霊を入れておくためのケージ。
特殊なものをつけると大晶霊も入れられる。
フィブリル
リッドとレイスが持っている力。
正式な説明は無いが、『広い意味で言うと「力」だが、これを適切に説明する表現が見つからない』との事。
メルディはこの力を持っている人を探していた。
ウィス
メルディがくれたカードゲーム(ミニゲーム)。いつでもできる。
ルールは
UNOに似ており(そもそも『ウィス』はメルニクス語で『1』の意味)、地味に中毒性が高い。
四人が配られたカードの中から順に出していき、最初にカードが無くなった人が勝ち。ちょっと操作すると人のカードを盗み見れる。
火、水、風の属性カードがあり、それぞれ通常カードと、特殊効果カード、属性変えカードが1枚ずつある。
他人に強制的に二枚引かせるカードも各属性ごとにあり、連続して出すことで次の相手に上乗せすることができる。
光、闇のカードはいつでも出すことができ、出すと同時に好きな属性を指定することができる。
誰かが上がると、その時点で手持ちのカード分、各自がマイナス点となり、その合計点数が勝者総取りとなる。
いつでも出せる光や闇のカードを最後に残しておくと上がりやすくなるが、負けたときのマイナス点がかなり大きいのでよく考えよう。
ミニゲーム
川下りや鉄道を利用したものなど、かなりの数が収録されている。ポケットステーション用の
ゲームもあるので相当やりこめる。
クリアすると称号を手に入れることができるものも多いのだが、引継ぎもできないし、ステータスに反映されるわけでもないのが悔やまれる。
テーマソングは
GARNET CROWの「flying」
上記ポケットステーション用の「ダンシングメルディ」でもこの曲に合わせて操作できる。
PS版テイルズの最終作。
ファンタジア、
デスティニーからのゲストキャラクターや、それを思い出させるようなアイテム、イベントも豊富。
またポケットステーションに対応しており、それを使って得られる称号もある(
PSP版では一部称号が変更された)。
様々な意味でその後のテイルズオブシリーズの基礎となった作品といえるが、前二作と比べると少々毛色の違う要素も多い。
一方、以降の作品は何かしら賛否の分かれる要素を抱えていることもあり、王道冒険
ファンタジー色の色濃い本作を
テイルズシリーズ最高傑作とするユーザーも多く、初期のPSシリーズの集大成とも称される。
フィールド上、どこでもキャンプができ、体力だけはどこでも回復可能。
またキャンプスキットが豊富で、キャラクター同士のやりとりも見ていて楽しい。
地味にレイシスや大晶霊も登場する。
セレスティア到達以降に現れる何とも形容しがたい奇怪な姿の雑魚敵だが、
その一部は前作『デスティニー』に登場した半生命体の自律兵器の続投組だったりする。
「昆虫のような外骨格」「レンズのようなパーツ」「筋繊維むき出しの可動部」など共通点も多く、
もしかすると前作には登場できなかった没モンスターだったりするのかもしれない。
2001年1月から3月にかけて、WOWOWでテレビアニメ版『テイルズ オブ エターニア THE ANIMATION』が放送された。
時系列はセレスティアに渡る前で、全編オリジナルストーリーとなっている。
まてよ…
人はどうして
やらなければならないことがあるとき、
別のことをやりたくなるのだろうか?
しかも、最初から望んでそれをやったときよりも
多くの成果をあげられる気がする…
大発見だ!
逃避エネルギーと名づけよう!
さっそく論文にまとめなくては!
逃避エネルギーの追記・修正?
ああ、あれね
やらなきゃ、やらなきゃ
…とは思っているんですけどね
- あの時点での集大成を名乗っただけあってバランスがいい作品だったな。初期三部作以降の作品は何かしらの突出点と批判点が目立ってる感じ -- 名無しさん (2013-10-16 22:41:09)
- 魔神剣!魔神剣!魔神剣!…せめて攻撃させてくれクレス -- 名無しさん (2013-11-23 00:18:06)
- ハード→サモンデーモン→全滅はだれしも通る道 -- 名無しさん (2013-11-23 00:33:24)
- 個人的にシリーズネタもちょうどいいぐらいの量に思えたな。前に出すぎない感じがよかった。そしてウィスにハマりまくった……。 -- 名無しさん (2013-11-23 00:46:50)
- ウィスの「何すんだよもう!」ってリッドの怒り声に萌えた -- 名無しさん (2013-11-23 00:49:43)
- 魔神剣クレス対策の為だけに裂空斬100回かせいで空中発動出来るようにするのは俺だけでいい -- 名無しさん (2013-11-23 04:29:51)
- 後のクレス冷遇はエターニアでボコボコにされたスタッフの私怨の可能性が…? -- 名無しさん (2013-11-23 09:12:40)
- ゼクンドゥスかっこよかったな…今思うとまんまダオスだが -- 名無しさん (2013-11-23 15:06:58)
- ミニゲームが妙に多かったな。 -- 名無しさん (2014-04-09 23:39:26)
- 沈没船は明らかにインフェリアのものでは -- 名無しさん (2014-04-16 15:20:39)
- ない -- 名無しさん (2014-04-16 15:20:57)
- クレスって槍で遠くから突いてたら楽だった -- 名無しさん (2014-05-15 20:29:23)
- ほんと面白かったなあ。テイルズで一番好きだわ -- 名無しさん (2014-10-25 08:09:31)
- ファラの立体化はまだなのか・・・・ -- 名無しさん (2014-10-25 09:30:46)
- 最終作にしようと思ってたのかもしれんが他ナムコゲーからのゲスト出演もシリーズ最多出はないかと思う。ワルキューレ強かったよ… -- 名無しさん (2014-10-25 09:48:57)
- PS4によるフルリメイクに期待 -- 名無しさん (2015-08-25 11:24:00)
- アニメ版の事に一切触れていないのでアニメ版について追記もお願いしたい。 -- 名無しさん (2015-11-01 12:11:57)
- デスティニーを使いたいから30分ウィスをしてたなぁ。 -- 名無しさん (2016-09-04 14:26:54)
- そだな、シワ増えたな -- 名無しさん (2016-12-27 19:48:13)
- アニメ版はインフェリアのある有人島に住んでいる人々は実はインフェリアに移り住んだセレスティア人。 林原もキャストにいた -- 名無しさん (2017-03-22 20:41:19)
- 科学とか学術的な用語とか多かった気がする。 -- 名無しさん (2017-03-22 23:01:27)
- 最近ダウンロード版で頑張ってDISC1でクレス倒した。…アーチェコンビは…心が折れた… -- 名無しさん (2017-03-22 23:13:03)
- 最初期設定だとチャット(キャラの方)の話し方は大阪弁だったらしい チャットの声優のノダジュンもそのための起用だったのかな -- 名無し (2017-05-05 07:49:25)
- 初期設定は3角関係やら駆け落ちやらドロドロした話だったらしい -- 名無しさん (2017-09-02 23:30:45)
- (フォッグが言ってる方じゃない)アレってなんなんだ…なんかどっかでアレはアレの事では?的な話自体は見た気がするのだけども -- 名無しさん (2020-09-25 16:14:58)
- ↑×2 リッドとレイスの両親達の関係も一歩間違えればって感じだし不評気味なドラマCDの三角関係強調はありえたかも知れない姿か原作をぬるいと感じた人も強行か否か 実は暗い背景があってもこの作品ぐらいがドラクエや聖剣シリーズみたいにギリギリ蛮人受けする黒さの限界だったと今でも思う -- 名無しさん (2020-11-19 19:41:51)
- ウィスはとっつきづらいかもしれんが、ハマるとマジで時間忘れるミニゲームだと思う。それはそれとしてPSテイルズにして超良作 -- 名無しさん (2022-05-21 10:12:39)
- ウィスってメルディがくれたものなのになんで火水風だったんだろう… -- 名無しさん (2022-09-30 19:19:57)
- ダメージの数値がかなりデカいテイルズ。エレメンタルマスターのダメージには呆然(笑) -- 名無しさん (2023-03-08 17:56:44)
- 味方のHPが一瞬で満タンから0になるゲームというイメージがある -- 名無しさん (2023-06-11 02:06:37)
- テイルズオブエターニアオンラインにも触れてやってほしい -- 名無しさん (2023-06-11 02:35:59)
- ↑3ウィスが設定上いつ作られたかは知らないけど製作者がアイフリードあたりからインフェリアの話を聞いてインスピレーションが湧いたとか・・・? -- 名無しさん (2023-06-11 02:39:11)
- PS版の設定メニューでRGB設定を赤254 緑254 青54 にすると戦闘中のクィッキーが金ピカになるという裏技がこのタイミングで開発から明かされるとは -- 名無しさん (2024-06-06 00:47:02)
- 裏設定もろもろぶちこんでリメイクしてほしい、 -- 名無しさん (2024-08-30 12:52:33)
最終更新:2025年01月22日 23:00