アットウィキロゴ

ライブベアラー(トリコ)

登録日:2011/12/21 Wed 23:36:09
更新日:2026/08/17 Mon 14:07:43
所要時間:約 6 分で読めます




ライブベアラーとは、漫画『トリコ』の登場人物である。

グルメカジノ編にて初登場した。
大塚明夫


概要

地下料理界のボスであり、グルメカジノのオーナー。
記憶とは人生そのものと考えており、その記憶を奪う(食べる)事に勝利の快楽を得ている。
常に不敵な笑みを浮かべ、性格は狡猾で卑怯、イカサマをガンガンやったり平気で嘘をつくタイプの卑劣漢にして外道の類。

某所で「邪悪なウド鈴木」と形容される長い顔に見合ったコック帽を被り、オネエ言葉で喋る大男。
首から下には身体中にペイズリー柄の刺青が入っているが流石にアニメ版では再現できず、灰色一色に簡略化されている。
首の後ろ側にはケーブルの接続穴が付いており、これを通じて他者の「食歴」を啜る。
食歴とはそのものずばり「今まで食してきた食材の記憶」であり、単純に「食材の味」や「調理技術」のみならず「食に結び付いた思い出」さえも包括する人生そのものである。

また、さすがは裏世界のボスといった感じで、麻薬食材は大好物*1

能力

見た目通りに高い戦闘能力の持ち主。捕獲レベル60の岩マジロを瞬殺し、捕獲レベル80の般若パンダをも余裕で倒せると公言している*2
第二部ではグルメ界入りができるほどに強化されていた。

全身を余すことなく改造しており、瞬時に痛覚を遮断したり胃を生分解性プラスチックでコーティングすることができる。これにより毒料理や麻薬料理にも対抗できるほか、体を真っ二つにされる重症からでも生還・復帰可能。
グルメカジノ編での本格登場前も「捕獲が容易ではない手練れの料理人」の一人として名前が挙げられていた。

他人の記憶から盗んだ技術を多数会得しているため、見た目によらず調理師としての腕も一流。世界料理人ランキングは17位。


作中での活躍

メテオガーリックの情報を得る為にやってきたトリコ達と記憶を賭けてグルメテイスティング(要は神経衰弱)を行う事になる。

+ ルール
  • カードを2枚めくり、一致(ヒット)していたらその食材を得られる。
  • 得られた食材を完食したら、そのカードに書かれたポイントを獲得できる。
  • 食材の捕獲・調理・完食までの制限時間はポイント×1分。
  • 完食した場合は再びカードをめくることができる。
  • カードが不一致の場合はアウトとなる。
  • ヒットさせても完食できなければ、ギブアップとなり相手に点数が入る。
  • 3回ヒット&完食、またはアウトやギブアップが発生した場合は相手に手番が移る。
  • 10連続アウト、2連続ギブアップで負け。
  • 2種4枚の「ジョーカー食材」が存在し、ヒット&完食した場合は自分と相手が獲得した食材を1つずつ指定・交換*3できる。交換した食材もお互い完食する必要がある。
+ 真髄
  • カードの裏面には番号が振られており、神経衰弱でありながらカードの組み合わせ自体は覚えやすくなっている。
  • ポイント(=制限時間)のわりに捕獲・調理が簡単な「アタリ食材」、その逆の「ハズレ食材」が存在する。
  • 過去にライブベアラーに負けた挑戦者はすべて、ハズレ食材を引いたことで負けている。
  • つまりヒットすることはほぼ前提であり、ポイントを得るよりも途中リタイアを避けるのが正しい攻略法。

「ギャンブラーとしての誇りがあるからイカサマなんてしない」と言っていたがそんな事はなく、カードを覗き見出来るコンタクトレンズを使っていた。

一応ココも「電磁波からカードを読み取る」というよく判らない方法でカードを大雑把に透視していたが、あくまで一致するか否か、そしてアタリハズレを大雑把に見るのみ。
カード内容を完全把握しているライブベアラーとの点差は大きく開いていく。
ココの策により差を縮められ、一時はポイントを追い越されるも、麻薬食材エレキバナナを躊躇なく「いつも食べてる大好物(もの)」と平らげ再び逆転。
全てのカードを取っても勝利出来ない状況にまで追い込んだが、完全な解毒に成功した者は居ないとされる猛毒のハズレ食材ポイズンポテトの“最悪の食べ合わせ”を作り出す事がココの狙いであり(詳しくはリンク先参照)、「食べれば死ぬ」「食べなければ負け」という絶体絶命の窮地に立たされる。
それでも会話で時間を稼いでいる間に痛覚を遮断し、胃や食道を体内で生成した生分解プラスチックでコーティングして毒を防いで食べようとするも、ココはそれすら計算内であった。
実は事前に食べたチーズ白菜に含まれる強い分解力を持つ微生物の影響でコーティングが剥がされるというミス*4を犯しており、最早どうあっても敗北または死を避けられなくなったことで結局は勝負を捨ててリアルファイトを挑んで来た。

前述のように、その実力は美食會の料理長、もしくは副料理長クラスでは……と予想されていたのだが、まさかの戦闘シーン0コマという驚異的な速度でやられてしまった(しかも戦ったココは全くの無傷)。
引き伸ばしに定評のあるアニメ版では戦闘シーンが補完されており、2本の巨大な包丁を得物に正面からココに挑むもポイズンアーマー&ポイズンソードに敗れている。

戦闘後、小松が調理したポイズンポテトをトリコが食べるが、ポイズンポテトはトリコのグルメ細胞に適合する食材だったため食べても命に別状はなく(逆に回復した)、賭勝負でもライブベアラーの負けとなった。

その後はノッキングされてまともに動けなくなってしまい、仕方なくメテオガーリックを差し出し小松に調理させた。*5
メテオガーリックは大切に保管していたらしく、それをトリコ達に指摘された時にツンデレ発言をしていた。
小松を虎視眈々と恐らくアッー!な意味でも狙っていたが、その料理人としての腕と食材に掛ける情熱に感動し、かつて真面目に料理人を目指していた頃の自分を思い出して、小松の調理を手伝った。
最終的にトリコ達とメテオガーリックを食して、本当の意味で食べることによる喜びを思い出して改心し、真っ当な料理人になると宣言してカジノの経営権をマッチ達に譲った。

なにこの死亡フラグ


昔の彼の姿が一コマだけ登場したが、なんと小松とほぼ同じ体格・身長だった。顔は長いけど。

その後はグルメカジノの元締めでもあるジダル王国にいるという伝説の料理人ジョアの元へ向かう一行に同行するが、国王が失踪したため、国が混乱しないよう地下料理界をまとめ、グルメヤクザと協力して治安維持にあたった。
結果、麻薬食材で荒んでいたジダルの治安は見る見る良くなり比較的平和な国になったと言う。



四獣編では毒の雨「グリーンレイン」を浴びてしまった世界中の人々を救うための解毒食材薬膳餅を調理するための助っ人として再登場。
裏料理界の料理人たちを招集して薬膳餅の量産に貢献した。
小松に完全に惚れ込んでいるようで、彼の才能を誰よりも信じている様子がうかがえる。
特に、人々に毒の回りを遅くするマッサージを呼び掛けて時間稼ぎに成功した、有毒食材取扱の第一人者であるタイランをライブベアラーが呼んでいなければ間違いなく時間切れで詰んでいた*6

続くクッキングフェスでも世界ランク上位の顔ぶれとして登場。
他人から技術を奪ったことは知られているようで、司会に「よけいなこと言わなくていいの」と突っ込んでいた*7
とはいえ彼も先の四獣戦での英雄の一人なのでフェスには快く迎えられている。

美食繪の襲来に対しては巨大包丁の二刀流で大暴れし「ミンチ、ミンチ、ミンチにしてあげるわぁ」と、とても正義側とは思えない狂乱ぶりで灰汁獣を叩き潰していた。
さすがにニトロにはかなわずに胴を両断されてしまうが、寸前で痛覚を遮断してショックを緩和、直後に駆け付けた再生屋の手当てのおかげで即死せずに済み、戦線離脱を余儀なくされるも一命をとりとめた。

第二部では他の料理人たちとともにグルメ界入り。サニーと同行しアカシアのフルコースの1つ、『アース』を捕獲・調理に成功した。


ラストのトリコとリンの結婚式にも参加、肉料理「エンドマンモスのステーキ」にメテオガーリックのスライスが乗っていることに嬉しそうに微笑んでいた。



余談

そして彼を語るうえで外せないのはその顔芸だろう。
登場してから凄まじい数の顔芸を披露しており、
  • ヘヴン状態になり、舌をレロレロしながら涎を大量に流す
  • 小松を気に入ると大興奮してアへ顔
  • バナナを食べた後のフェラ顔
というとんでもない物を見せてくれた。
なんとあのみさくら語も乱発していた。

ちなみに巨体と顔つきとは裏腹に、実年齢は32歳で意外と若い。


尚、彼の名前はライブベアラーである。
覚えにくいのかよく間違われる。




食べれる! ついに食べれるのぉぉぉぉぉぉぉぉ! あの子の追記・修正をぉぉぉぉ!!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年08月17日 14:07

*1 アニメだとさすがにまずい描写だったのか「麻薬成分を無効化する調理法を知っていた」という設定に変更された。相当な技術が必要なサンズガワドクトカゲの解毒処理も難なくこなしているため、原作でもやろうと思えばできそうではあるが

*2 実際には「面倒くさい」とパスしたが、自分が倒せない・調理できない食材を胴元の彼がグルメカジノで使用する必要がないため、実際に対処可能なようだ。しかも制限時間は調理・完食まで含めて250分と捕獲レベル相応に用意されている

*3 交換とは言っても、相手に指定された食材の分ポイントが減ることはなく、『(完食に成功した)相手側の食材のポイントが新たに加算される』というルールである

*4 アルコール分解作用があるとはいえ、酒のつまみのチーズ白菜は本来食べる必要はなかった。

*5 最初は情報を探していたがライブベアラーが勝負のお守りとして本物も保存していた。

*6 世界ランキング上位30位以内の料理人のうち、IGO非加盟国の所属者はライブベアラーとタイランの2名のみであり、滅多に公の場に出ないタイランを呼べたのはライブベアラーしかいなかったと思われる

*7 原作では軽く流していたがアニメではドスを効かせた口調になっていた