美食會

登録日:2011/10/24 Mon 19:11:27
更新日:2025/03/23 Sun 19:40:26
所要時間:約 14 分で読めます





週刊少年ジャンプに連載していた『トリコ』に登場する組織。
本作に於ける悪役であり、その性質上ネタバレを多く含むので、未読の方は閲覧非推奨。



【目的】

グルメ界に現れる(であろう)「GOD」を捕獲すること。
GODの捕獲とはあらゆるグルメ食材の独占も意味しており「トリコ」の世界観では世界征服に近い。
その他、首領である三虎に美味い料理を提供するためグルメ界入りすることを重要視し、希少食材や美味い食材を略奪することでグルメ細胞を進化させてより多くの人員をグルメ界入りさせることを目論んでいる。

また有能な料理人の誘拐も行っている。


【構成員】

目的達成にはグルメ界への侵入が不可欠のため、彼らも「グルメ細胞」に適合した超人である。
ボスを除く構成員の多くは、料理に関連した役職を持っている。
この序列は戦闘力の高さを示しているようだが、調理能力の高さは描写が無いため不明。
一応、役職通りに調理をこなしてボスに献上しているらしい。


【美食會メンバー】

ボス

  • 三虎(ミドラ)
CV:てらそままさき(幼少期:皆川純子)
美食會のボスにして、「美食神アカシア」の弟子の一人。
蓬髪をたなびかせた偉丈夫で、虎と言うよりはライオンを想起させる。
虚無的な眼差しが印象的。
設定上かなりの高齢であると思われるが、グルメ細胞のおかげか外見は若々しくかなりの健啖家。
最近は更に食欲が増しているらしい。

実はIGO会長の一龍とノッキングマスター次郎とは義兄弟。
後にマザコン(こちらも義理)である事が判明。
もっとも、本人も自覚があるどころかゲージがとっくに吹っ切れているタイプ。

ギャルソン

  • アルファロ
CV:梅津秀行
ボスの側近。
スーツをばっちり着込んだ8本腕の鷲鼻の中年(?)。
皿をフリスビーのように投げる「皿手裏剣」という技を持ち、彼が初登場したアイスヘル編連載時点では段違いの強さの魔獣2匹(捕獲レベル72と81)をまとめて瞬殺した。
が、せつ婆とは実力が段違いらしくほんの一瞬で皿を全部割られた。
またボスの側近と言う役割ではあるが、スタージュンやグリンパーチへの態度から美食薈の中では副料理長と同じくらいであると思われる。

総料理長

  • ドレス
CV:園部啓一
背中に二本の刀を装備した老人。
美食會本部で幹部達と共に一龍を待ち構えていた。
クロマドより上なのに存在感が薄い。
好きなものは食材に火が通る瞬間、嫌いなものは寝ること。

総料理長補佐

  • ナイスニィ
CV:楠大典
口ひげを生やしたオールバックな中年男性と美食薈の中ではダンディな姿をしている。
腕を伸ばす能力を持っている。

料理長(シェフ)

  • クロマド
CV:金尾哲夫
異様に長い黒いコック帽を被った美食會の幹部。
勢いを増したボスの食欲に難儀して、助手である副料理長を3人に増員した。
戦闘シーンがないため実力は不明。
しかし美食會でも屈指の強さを誇るのは確実だと思われる。

  • カリウ
美食會の幹部でありグルメ細胞活性組の一人、グルメ界に入れる実力者。
長方形のサングラス、サソリの尻尾のようなかぶりものを身につけた金髪の青年、高い鼻が特徴。
血気盛んというよりは自信過剰な性格。
ガムを檻にして敵を閉じ込める「蝿帳」を得意とする。

エア編にて、エア実食中のトリコ達を襲撃するがまさかのトリコの左腕の突きが直撃し上半身が消し飛んで即死という残念な結末を迎えた。

  • ボンレス
美食會の幹部でありグルメ細胞活性組の一人、グルメ界に入れる実力者。
常にパンツ一丁の姿をしており、頭の上には羽の生えた赤茶色の大きな虫を乗せている褐色肌の巨漢。
刺激的な生き方を求めており、忠義心など不要と考えている。

こちらもカリウらと共にトリコ達を襲うも、カリウを瞬殺したついでの如く無造作な左裏拳で方から上を吹き飛ばされ1コマ死した。

副料理長

  • スタージュン
CV:三木眞一郎
黒いGTロボ(のオペレーター)として初登場。
「シバの兜」と呼ばれる黒い鉄仮面、黒いマントと全身が黒ずくめ。
「戦闘力」「捕獲技能」ともに高く、フグ鯨を大量に捕獲したり、実力を全く活かせないGTロボでトリコを圧倒したりと大活躍。
なにか食材を探しているらしいが…?
その衣装から変態かと思われたが、実際は二枚目、火傷らしき痕がある美男である。
なんで仮面してるのかは不明、支部長の発言から察するに、元々の副料理長は彼だけだった模様。
後にジョアの口から美食會のナンバー2の実力者であることが判明。
素顔は火傷の痕がある以外は正統派なイケメンであり、炎を自在に操る能力を保持。
下衆や外道ばかりの美食會では稀有な正々堂々とした武人気質の人物で人望も厚い。
燃える剣のような調理器具「バーナーナイフ」を武器とする。

  • グリンパーチ
「トリコ~お前も吸っていいィィ!?」
CV:三ツ矢雄二
同じく副料理長。
腕4本かつ複眼。
GTロボの回収を頼まれるも待ち構えていたマンサム達と戦うのが面倒くさいと言う理由でロボを放置して帰ってきたり、トリコにGODの秘密をペラペラと話したりと結構適当な性格。
その一方で「しかし手ぶらでは帰れない」として第1ビオトープの食材やBBコーンをボスへのお土産として持ち帰るなど妙なところで律義な面も。
息を吹くだけで岩山を跡形もなく消しとばすほどの人間離れした肺活量を活かし、巨大な蚊の吸血管を利用したストローで戦う。
食道・臓器・血管など身体のあらゆる部位がろ過装置と同じ性質を持つ特異体質の持ち主で、本人のストレスを感じない異様なポジティブメンタルもあり、あらゆる毒物に対して異常な免疫力を有している。
捕獲レベル85のペット「ジャックエレファント」を飼っている。

●使用技
息銃(ブレスガン)
ストローから強烈な吐息を連射する。
トリコの見立てでは「威力はそれほどでもない」との事だが、それでも彼の頑健な肉体を貫通するほど。

ブレスバズーカ
ストローから強烈な吐息を一気に噴射する。
彼の見立てでは10連釘パンチと同等の威力。

ブレスミサイル
ストローから竜巻のような吐息を放出する。
目の前の岩山を消し飛ばすに留まらず遥か遠くに至るまで地形を大幅に変える破壊力と射程距離を持つ。

  • トミーロッド
「役にたたねぇモンは全部ゴミィィ!!」
CV:石田彰
同じく副料理長。
中の人アスラン・ザラ
本人も背中にゴキ○リのような羽根がある細身のピエロのような外見を持ち、顔も目と口しかないような手抜きっぽい風貌
体内に1万個もの凶暴な寄生昆虫の卵を宿し、体内で成長促進エキスを分泌することで、食道内にて卵から昆虫を瞬時に孵化させて口からゲロゲロと産み出す。
自身で戦闘を行うことは少なく、体内の寄生昆虫に代行させる物量攻撃を主戦術とする。
おまけに虫一匹一匹の捕獲レベルも40前後と高い。
ひょうきんな描写が多く、捉えどころの無い陽気な性格…と思いきや、戦いに敗れた部下を虫の餌にしようとしたり、自分の子供同然の昆虫でも容赦なく殺害する残忍な性格。
また挑発されても一切乗らず、「感情の無い虫のように」目標達成のみを淡々と見据える冷血さも併せ持つ。

大量の虫による物量攻撃自体も厄介だが本人からすればこの戦法は完全な舐めプ状態。
この手の戦法を使うキャラはお供ばかりが厄介で本人の実力は大したことないというパターンがお約束だが、トミーロッド自身の実力も相当高く、むしろ配下の昆虫を凌駕する敏捷性や攻撃力を持つ。
そもそも虫は産み出すごとに1500キロカロリー(砂糖400g、25kmマラソン完走で消耗するエネルギー)を消費するが、それを踏まえた上で(加えて既に数十~数百匹程産んだ後で)一度に千匹以上産み出せるという驚異的な体力の持ち主。
本来はトリコより大柄な筋肉隆々の大男だが、普段はスプリング状のプロテクターで力を抑えている。

クッキングフェス編に先駆けて復活、より強い虫を産める…とパワーアップしている様子。
アニメでは虫を産むシーンは黒いモヤがかかり規制されている。

●使用技……というか使役した昆虫(一部)
ジャムグラスホッパー
バッタのような虫。捕獲レベル40。
標的の肛門を食い破って体内に侵入して卵を産み付けるという悍ましい生態を持つ。

ジョンガルクワガタ
クワガタのような虫。捕獲レベル35。
電柱を真っ二つにする威力の大顎と銃弾を至近距離で連射されても平気な硬い殻、連射型フライングフォークの弾幕を潜り抜ける俊敏性を持つ。
おまけに皮膚内に潜り込んで体内から獲物の身体を破壊しようとする厄介な性質を持つ。
加えて身体を真っ二つにされても細切れにされてもしばらく動き続ける程生命力も高い。

バタフライワーム
ハチの羽が生えたムカデのような虫。捕獲レベル40。
トミーロッドは迷子になっていた赤ちゃんウォールペンギンとの再会を喜ぶ親ウォールペンギンを「うるさい」という理由でこれを放って殺害した。
例の如く体内に侵入しては脳内を抉り抜きながら親ペンギンを殺害、赤ちゃんペンギンの方も狙った所をトリコ、マッチ、滝丸の連続攻撃で始末された。

グラースビー
一つ目が生えたスズメバチのような虫。捕獲レベル35。
一刺しすればトリコすら顔を引き攣らせる程の激痛を走らせ、刺された部位を激しく腫れ上がらせる。

パラサイトエンペラー
サソリと他様々な節足動物と象の鼻が合体したような生物。
分類は他の寄生昆虫とは異なり「混合獣類」となっている。捕獲レベル81。
度々口の中から見せていた「本当に危険な虫」「トリコの右腕を一瞬で凍結させた何か」の正体で、トミーロッドは体力の大半を勝手に生まれようとするこれを抑え込む事に費やしている。
顔だけなら愛嬌があるが途轍もなく狂暴な性格で、一たび生まれれば手当たり次第に無差別攻撃を始める。
おまけに猛烈な速度で脱皮するなど成長速度もハンパではない。
鉄平の乱入で敗北しかけたトミーロッドが放った最後の切り札に相応しい恐るべき猛獣。
最終的に乱入して来たヘルボロスとの乱闘になっていた所をアルファロの皿手裏剣でバラバラにされた。

邪糞蝿
クッキングフェス編にて登場。
名前から連想される姿そのまんまの醜悪な虫。捕獲レベル82。
サニーと対峙したが案の定彼はあまりの醜さに発狂しかかっていた

粘獣蟲
クッキングフェス編にて登場。
獣の顔が付いたスカラベような虫。捕獲レベル90。
サニーの触覚対策に大量に生み出し粘着性の煙幕を吐き出させたが、四獣戦で粘性の煙は経験済みだった彼には通じず一蹴された。

ジャイアントパラサイト
クッキングフェス編にて登場。
「エイリアン」にも似た様々な虫の特徴が混同したかのような見た目の虫。捕獲レベル105。こちらも分類は混合獣類。
既に人間界では切れるものは無いという強度に達していたサニーの髪を容易く真っ二つにする鋭い鋏を持つ。
しかもこれほど強烈な猛獣を最後の切り札的にではなく一度に複数体生み出している。
「ヘアマリオネット」でも操れない複雑な神経組織もあってサニーを苦戦させたが、遂に発動した「魔王の髪」の前では成すすべなく食い尽くされた。

ソムリエール

  • リモン
通称:『死のソムリエール』
ボディコンスタイルの長髪の美女で美食會でも数少ない女性メンバー。
顔の両側に奇妙な刺青をしている。
クッキングフェス編にて初登場、この時にはグルメヤクザが撃ったマシンガンの弾を跳ね返す技を見せた。

バーテンダー

  • ファラム
三虎の口にあうカクテルを模索しているバーテンダー。
とっくりのような体型をしており、頭部には角のような二本の突起がある。
手は無く、全身真っ黒で白で縁取られた顔には大きな穴が空いている。
グルメ界に入れる実力者。

食品管理室

  • ザラギラ
CV:菊本平
食品管理室の室長を務め、食品管理を担当する鬼のような怪人。
美食會の食材の管理を一手に任される食品管理の達人。

仮にでも役職持ちなので第六支部の三下共とは一線を画した実力者と思われ、実際手練れの美食屋並みの強者が集うランキング100位以内の料理人を自ら捕獲する場面もあるが、大幅なパワーアップを果たしたゼブラの敵ではなく、副料理長が3人しかいないお陰で対応するライバル枠が存在しないせいもあって本気で暴れられない鬱憤が溜まっていた彼によって文字通り瞬殺されてしまった。

食品開発室

  • マミーマロン
食品開発室室長。
主にデザート作製を担当し、縦ロールの茶髪の髪型と埴輪のようなシンプルな顔が特徴。
白のコック帽と調理服を身につけている。
グルメ界に入れる実力者の1人。

第一支部長(調理補助担当)

  • エルグ
CV:高橋広樹
通称:『不老のエルグ』
下半身が「ヘラク」という不死の馬と同化しているケンタウロスのような男。
ヘラクの能力の不老不死によりいくら攻撃されても再生しバラバラになった場合は細胞一つ一つが再生するトンデモ生物。
その能力のおかげで美食薈最年長料理人であり齢200歳を誇る。
ブランチと戦い追い詰めるもブランチの死なない限り帯電し続ける電撃「直列大帯電撃」を受けたためにグルメ細胞が再生を諦めたことで死亡した。
後にヘラク自身も登場するのだが、年齢的に彼と合体したのはあまり丈夫でない幼体だったと思われる。
ていうか後の設定的には合体できて生きてるだけでも凄い。

●使用技
ヘラクキック
ヘラクの下半身から強烈なキックを繰り出す。

第二支部長(情報収集担当)

  • ユー
CV:前野智昭
衣装も顔も瞳も真っ白な優男。
ミクロ型GTロボに乗れる唯一の人物で、センチュリースープを持ち帰った。
クッキングフェスの戦いでは「刺激調味料・解塩(かいえん)」を使いグルメヤクザの体を溶かすも、あんよJrの甘味調味料「シュガーカーテン」によって防がれてしまう。

第三支部長(食材開発担当)

  • ジェリーボーイ
CV:高橋英則
会議に登場して少し発言をしただけで詳細は不明。
クッキングフェスにおいては木端微塵鞭という技を使い大量のモブを一掃するも、鞭をマッチに斬られて愛丸に腹に大量に矢を刺されたためにほぼ死亡確定だと思われる。

第四支部長(調理器具調達担当)

  • バリーガモン
CV:木村雅史
下歯がイノシシのように突き出ていて筋肉質で大柄な男。
体内で「不凍液」を作り出す能力を持ち、肉体を構成するタンパク質も常に体温を温め続けるという性質を持つため常に肉体がトップギアな状態となっている。
不凍液自体もワセリンを凌駕する滑らかさを持ち、これによりマシンガンの連射すらも滑らせ無効化可能。
これらの体質により極寒のアイスヘルでも常にパンツ一丁でいられるほどのタフネスを得ている。
体にある防具は「海の暴れ亀」「生きた魚雷」の異名を持つクラッシュタートル(捕獲レベル65)の甲羅を加工したもので壊すのはおろか、キズ一つ付けるのも困難。

●使用技
肉たたきヘッド
トゲ付きのヘルメットを被った頭で頭突きを繰り出す。

ミンチラリアット
腕に嵌めた防具を叩き付けるようにラリアットを繰り出す。

ミンチタックル
体当たりを繰り出す。

ミンチクラッシュ
パンチを繰り出す。

オイルショック
全身からワセリン以上の滑らかさを持つ不凍液を大量に分泌させ、敵の攻撃を逸らす。

甲羅シールド
身体を丸めて頭、両腕、両足、腹部の防具を正面に集めて防御姿勢を取る。

第五支部長(仕込み担当)

  • ボギーウッズ
CV:竹本英史
通称ヤドカリ萌え。
常人より遥かに多い4000個の骨と関節を持ち、骨格の形状そのものも常人とはあまりに異なっている。
また、関節や筋肉も柔軟で取り外しが出来るため、伸縮自在で変幻自在な動きを行い他の生物の体内に潜入して仕込みや調理を行う。
更には他者の体内から骨だけを抜き取り、その後「相手の骨」として入り込むことによる肉体操作が可能で、他人の身体能力をそのまま使える。
人間の肉体を「宿」や「物件」呼ばわりし、弱い人間の肉体を平気で痛めつけることも厭わない。
戦闘では軟体動物のような柔軟な体を利用して相手に軌道を読まれないようにする攻撃を得意とし、右手に鎌を左手に5キロの分銅を持ち、体を鎖鎌のように動かして武器として攻撃する。
幹部クラスの敵なのにたった5キロの重さなんて…などとツッコんではいけない。
アニメではビジュアル的に問題があったのか、手首から先を分銅と異形の鎌に変形させて戦うという風に変更された。
「分かるか?鎖鎌だ!」

●使用技
レギュラーブロー
ストレートパンチを繰り出す。

イレギュラーショット
変幻自在の腕から繰り出される予想不能なパンチを繰り出す。

イレギュラーアイアン
腕を鎖の様にしならせながら分銅を叩き込む。

アイアンブロー
分銅で直接相手を殴りつける。

第六支部長(食材調達担当)

  • セドル
CV:陶山章央
通称目玉フェチ、しまぶーにどことなく似てる。
GTロボで登場して戦ったため、実際の実力は不明。
しかしGTロボの状態でもサニーにボロ負けだったことから四天王に比べたら実力は低い。
もちろん相手が強すぎただけかもしれないが。
自分になついた(?)猛獣の目玉をくり抜いてコレクションする性癖がある。
メノマエノエモノニニゲラレタノハハジメテダヨ

  • ベイ
CV:矢部雅史
第六支部にパンツ一枚でいる変態。通称「雑食のベイ」。
「おしり虫」なる珍妙な生き物をわざと逃がし、改めて捕まえてから食うという悪趣味の持ち主。
初めてGTロボを操ったキャラで、当時のトリコやマンサムを圧倒した。
もちろんロボの性能のおかげで、生身では致命傷レベルのダメージを何回も受けていた。
典型的な下種の三下みたいな性格の持ち主。
マンサムが彼の事を知っているようだが…

  • ザイパー
CV:大林洋平
美食會第6支部(食糧調達チーム)メンバー。
目つきの悪いスキンヘッドの男で、「怪人ザイパー」の異名を持つ。
宝石の肉編では、黒紫色の全身武装型GTロボを用いてリーガル島へと赴くが、リーガル高原にてマンモスにロボを踏みつぶされてしまう。
そこに通りかかったギドに助けを求めるが、手柄の独り占めを目論むギドにロボを破壊されて完全に戦線離脱。
その後はジョージョーにかけあってギドをロボから降ろして復讐しようとするが、巨大GTロボを乗りこなせるのはギドだけだからと却下された。
クッキングフェスティバル編ではベイ、ドーサとともに鈴と戦う、背中に巨大な羽が生えた。
わりと正論気味にギドに対して怒り「あの野郎切り刻んでやる!」と言っておきながら次のコマでは「負けたらお仕置きしてやる」に変わっていたため、実はやさしい奴というカルト的な人気がある。
スタージュンやセドルを呼び捨てにしていた(しかけた)ベイやギドと異なりスタージュンに聞こえない場所でも様付けして呼んでいるなど割と礼儀も弁えている。

  • ドーサ
美食會第6支部メンバー。台詞無し。従ってCVも無し。
通称「野人ドーサ」。
宝石の肉捕獲に向かった4名の一人だが、リーガル島上陸直後にスタージュンにGTロボの操縦を交代させられたため目立った活躍は無い。

  • ギド
CV:安元洋貴
美食會第6支部の新入り。
GTロボとその操作の為のボディスーツ姿でしか登場しておらず素顔は不明。
体感重力の違いからミクロ型に次いで操縦困難な「巨大型GTロボ」を第六支部で唯一操る事ができる。
宝石の肉編にて、行動不能に陥っていたザイパーのロボを破壊し、リーガルマンモス捕獲の手柄を独り占めしようとするが、巨大GTロボを遥かに上回るマンモスの巨体を前に四苦八苦している内にトリコたちの応援に駆け付けたココと対決、元々が極限環境での活動を念頭に置いて開発されているGTロボの耐久性でもって彼の毒の多くを無効化し戦いを有利に進めるが、彼の死に顔を見ようとする悪趣味さが災いし自滅した。

その後、BBコーン編にて宝石の肉捕獲失敗の責任で第六支部メンバーがクロマドに制裁された煽りで死亡したことが語られた。

役職不明

ジョージョー
CV:島田敏
従者のような物腰の老人。
GTロボの開発からグリンパーチのストローの調達など、博士的なポジションで組織としても重要な存在らしい。
各支部長には恭しい態度を取り、第六支部の下っ端共とは互いに対等の口を利いているので地位自体は支部長よりは下位と思われる。
グルメ界編では、カメレオンのような異形の姿に変貌し、切れた瞬間再生する巨大な舌を操るようになった。

再生屋

  • カイトラ
ビール腹のような体型とグリンパーチと同じく複数の腕を付けている。
口がないような顔をしている。
テーブルクロスという技を使う。
第0ビオトープの再生屋・与作とは知り合いの模様。

その他構成員

  • バイル
CV:滝知史
幹部の一人。
ゴリラのような姿をしている。

  • グル
CV:高橋直純
「スカウトマン」の肩書を持つ構成員。
スカウトと言っても勧誘ではなく、腕力で相手をKOして誘拐するため誘拐犯と言った方が正しい。
濁った緑色の肌と、鳥のような顔、血管の浮き出た筋肉質の体が特徴。
マントとかぼちゃのようなズボンを身につけている。

クッキングフェス編にて、ザラギラ共々ランキング上位の料理人を二人纏めて捕らえる実力を見せていたがこれまたゼブラによって一撃で木端微塵にされてしまった。

  • 大竹
CV:優希比呂
小松の修行時代の友人。
美食會に誘拐されていたがどういう経緯か現在、美食會に所属。

CV:坂本千夏
「雲隠れ割烹」の初代料理長。
アカシアのフルコースの前菜「C(センター)」を手に入れ、亡くなった息子を蘇生させるため美食會に入る。


以下、衝撃のネタバレ







上述でジョアがスタージュンを事実上のNo.2と称したのは、スタージュンより上の構成員がボスの三虎を除いて美食薈側の人間では無くジョアと同じくNEOの構成員となっていたため。
つまり、グルメ界で第0ビオトープの職員と戦っていた美食薈の幹部はアルファロを除いて全員NEOということである。
この時唯一生還したアルファロ曰く裏切った幹部たちは全員催眠術のようなもので操られているとのことから、ジョアのテイストチェンジによって操られていると思われる。
また、スタージュンらクッキングフェス襲撃組も数えるほどしか帰還していない上に総本部が炎上しているなど、もはや組織としてはほぼ壊滅同前の状態になってしまっている。
事実、大竹には廃業寸前の評価を受けてしまった。

因みに第六支部のギドもNEOのスパイだったがスタージュンには見破られており、「雑なスパイ」と酷評されていた。





追記・修正はグルメ細胞のレベルを上げてからお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • トリコ
  • 美食會
  • 悪役
  • 料理人?
  • グロい
  • キモい
  • 架空の組織
  • 化け物
  • 悪の組織
  • ゲテモノ集団
  • ボスは意外な程普通
  • 海原雄山←それは美食倶楽部
  • 異形
  • キチガイ
  • 隠しても隠しきれない人格破綻者の集まり
  • 狂人の集まり
  • チームワーク皆無
最終更新:2025年03月23日 19:40