竜型ビークルロボ(勇者王ガオガイガー)

登録日:2010/04/21(水) 22:41:13
更新日:2020/03/29 Sun 12:41:19
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システムチェーンジ!!!



「竜型ビークルロボ」とは勇者シリーズの『勇者王ガオガイガー』シリーズに登場するロボット達の総称。
勇者シリーズお約束にして肝となる「超AI」を搭載した心を持つロボット。
よく竜シリーズと呼ばれる。

計9機が存在し、末っ子を除く各2機ずつがお互いを兄弟(姉妹)として認識している。
各自目的別に建造されており、その本来の運用方法もそれぞれで違う。


様々な車両を模した「ビークルモード」への変形機構(システムチェンジ)を備え、また上半身だけを変形させる事も可能。
また、お互いの超AIの同調率を示す「シンパレート」が設定されており、それが90%を越えると「シンメトリカルドッキング」が可能になる。

なお、氷竜翔竜月龍を除く6体は全員なんらかのバグを保持し、それが人間と同じように持つ"苦手なこと"となっている。



氷竜
CV:山田真一

最初に建造された竜シリーズの一機。GBR-2

ビークルモードはクレーン車
弟・炎竜とは同じAIを搭載している筈だが、性格はほぼ正反対で、冷静だが理屈っぽい。
長兄なためか、弟や妹たちには頭を悩めており苦労が絶えないらしい。
口癖は「私の計算では……」
一人称は「私」で、冷却系の装備を持つ。


炎竜
CV:山田真一

最初期竜シリーズの片割れで氷竜の弟。GBR-3

ビークルモードは梯子車
その名の如く、兄とは逆で熱血漢
熱血キャラのお約束「着地失敗」も標準装備(?)だが、実はバグによるものであり、ロボ形態での出撃時はいつも失敗する(シールドの重さも理由らしい)。
後に一度機能が完全停止してから戦線に復帰したときには、ビークルモードですら着地に失敗した。
一人称は「僕」で、火炎系の装備を搭載。

氷竜・炎竜共に下半身だけを変形させたセミビークルモードに変形可能。米たに監督曰く、「玩具で遊んでいて、思いついた」とのこと。

風龍
CV:山田真一

氷竜のデータを元に中国で建造された兄の方。GBR-6

穏やかだが、汚い場所を気絶するほど嫌がる潔癖症(バグの影響?)。
中国出身だが典型的な中華キャラではない。
ビークルモードはミキサー車。ミキサー部分が武装になり、そこから放つ空気弾で攻撃する。
一人称は「僕」で、趣味は麻雀


雷龍
CV:山田真一

炎竜のデータを元にした中国出身の弟で、男の中では末っ子。GBR-7

ビークルモードはダンプカー。
男兄弟の中で最年少のせいか、ワガママな捻くれ者。
赤い兄貴こと炎竜のAIを参考にしたもんだから、やっぱりロボ形態での着地が成功しない。
一人称は「俺」で、雷攻撃を得意とする。

ちなみに彼らの「システムチェンジ」の掛け声は中国語である。※冒頭のは二人がはぶられるのを防ぐため
また、日本の2人とは異なり胸部のハッチは開かない。


光竜
CV:田村ゆかり

ホビージャパンの小説『獅子の女王』にて初登場したフランス出身のビークルロボで、シリーズ初の女性型勇者ロボ。
勇者王ガオガイガーFINAL』にて映像作品に初登場した。
GBRナンバーはGBR-8。

天然気質な妹キャラで、本シリーズ随一の萌え要素。ビークルモードはメーザー車
バグの影響で宇宙での停止姿勢を取れない。
中の人の影響か(?)、一人称が「あたし」だったり「私(わたし)」だったりする。
メーザーを用いて戦う。
必殺技である「プライムローズの月」の正式名称は「スターライトランス」……あれ?


闇竜
CV:田村ゆかり

光竜と共にやって来た妹の方。ビークルモードはミサイルコンテナトレーラー
GBRナンバーはGBR-9。

下の方の宿命か、着地失敗はデフォ。いわゆるドジっ娘
とある理由で再教育されたので、姉の光竜よりも心はお姉さん…どういうことだ。
目のバイザーのためか眼鏡っ娘扱いされたりする。
名前に"闇"が入っているが、装備武器は闇属性っぽくない。強いて言えば、煙幕弾で敵機の目をくらますところくらい。
こちらの必殺技は「スターナイトカーテン」→「シェルブールの雨」。

ちなみに、この2体は中国の2人と同時期に開発されており、当初は男性型AIでビークル形態も他と同じ形状の作業用にする予定だった。
しかし、フランス政府の意向を受けたフランスGGGにより、女性型AIにした上で純粋な戦闘ロボに変更。
更に内蔵弾丸Xの搭載も相まって開発は3ヶ月ほど遅れ、「フツヌシ事件」の影響もあり結果的に原種との戦いに参加できなかった。


月龍

『勇者王ガオガイガー pre FINAL』の本編と『勇者王ガオガイガーFINAL plus』の書き下ろし後日談、
及び続編小説『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』で登場した銀色のドイツ製女性型ビークルロボ。
光竜と同型で、ナンバーはGBR-14

ビークルモードはコンテナ車。
中性的な口調のクールなお姉さまで、何故か現状目立ったバグもない。
性能としては防御型で、背部のマント状の装甲に有線コントロールできる六基のユニット「プロテクト・プロテクター」を搭載しており、
これ一つ一つがプロテクトシェードを出力している。
一基当たりの範囲や出力はガオガイガーガオファイガーに劣るが、六基のユニットを組み合わせる事で柔軟かつ精密な防御・反射コントロールが可能。


日龍

月龍と共に登場した金色の妹。
闇竜と同型で、ナンバーはGBR-15

こちらもビークルモードは恐らく姉と同じコンテナ車。
着地失敗バグは最早伝統。しかし不時着慣れし過ぎて、いかに周囲への被害を最小限にしつつ着地失敗するかと言う妙な方向に進化している。
一人称は「私」で性格はテンプレ的なツンデレお嬢様。そのせいで着地失敗を心配されると照れ隠しで突っかかってくる。
装備は姉と同じく六基の有線ユニットだが、こちらは攻撃用の「ブロウクン・ブレイカー」となっている。
元々は岩盤等の破砕作業のための装備で、単体ではそれほど攻撃力は高くないが、
六基束ねた破壊力はガオガイガーのブロウクンマグナムに勝るとも劣らない。

この姉妹は他の兄姉達とは違い、コンビで敵と戦うより単独での救助活動を主な任務としていため、
決して仲は悪くないものの、お互いへの認識は競い合うライバルとしての物が強め。
そのせいでシンパレートが上がりにくくなってしまっている。


翔竜

書き下ろし後日談、及び続編小説で登場したビークルロボ。
実は最初期に建造されていた竜シリーズの一機でナンバーはGBR-5

ビークルモードはジェット機。
人格は幼い少年で、素直で気弱だが決して腰抜けではない。
他の兄弟とは違い、「グリアノイド」と呼ばれる機種で人命救助や他の勇者のサポートに特化しており、大気圏内で、しかも他の勇者ロボを抱えた状態でも俊敏な飛行が可能だが、単独での戦闘能力は低い。
一応磁力波を放つ事が出来るが、本来は飛行進路上の障害物を撤去する為の装備で、足止めには効果的でも決定打となるほどの攻撃力は無い。
一人称は「ぼく」で、全勇者ロボの中では末っ子らしい。

形式番号からも分かる様に、元は氷竜炎竜の直後、ボルフォッグと同時期に開発が始められていたビークルロボ。
元は氷竜、炎竜と三体合体する計画だったのだが、当時から開発が急務とされていたヘル・アンド・ヘブンに代わる決戦ツール、
つまりゴルディオンハンマーへリソースを回すため、開発が凍結されていたと言うちょっとかわいそうな経緯を持つ。

結局2009年のGGG再建計画の一環としてやっと開発が再開され、日の目を見る事になった。

元々TVシリーズの企画段階でもデザインは存在しており、お蔵入りになっていた物が発掘・アレンジされた形になる。
覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』では予定されていた合体形態を翔超竜神としている。

実は氷竜や炎竜と共に当時開発中だった翔竜のデータも中国に提供されており、同型機である『宙龍』の開発が並行して進められていた。
だがオリジナルである翔竜の開発凍結に伴い宙龍の開発も中止、先行して育成が始められていた超AIのみが完成する事に。
その後しばらく楊の助手として運用されていたが、覇界王出現後は無人探査船に組み込まれ、木星の監視任務に就いていた。













シンメトリカルドッキング



★シンメトリカルドッキング形態★

いずれも勇者シリーズとしては、1作目『勇者エクスカイザー』のウルトラレイカー以来である、半分こ怪人左右合体方式となっている。緊急時には即座に左右分離することも可能である。



氷竜炎竜
CV:山田真一

民間人の救出やガオガイガーの援護に特化した合体形態腰に付けたクレーンと梯子は腕に付けてトンファーにもなる。
他のシンメトリカルドッキングした合体形態よりも戦闘能力は低いが、特殊ツール「イレイザー・ヘッド」を使える唯一の形態でもある。
必殺技は両腕から放たれる射撃攻撃「ダブルガン」。

本来GBR-05 翔竜と更に合体する予定だったされているが、結局彼らが地球にいる間に製造再開される事無く欠番となっていた。
後にGGG再建計画でロールアウトしたものの、正しく三体合体が出来る仕様なのかは不明である。
後にロールアウトした翔竜は月龍と日龍がシンメトリカルドッキングした星龍神とトリニティドッキングして翔星龍神となる仕様である。



風龍雷龍
CV:山田真一

元は中国の防衛戦闘の要を担う予定だったためか、超竜神よりも戦闘力は高い。
右腕が風龍のミキサーとなっているため、右手で物を掴めない。そのためイレイザーヘッドは物理的に使用できない。
必殺技は両手から型のエネルギーを放ち、ゾンダー核を抉り出す「双頭龍」。



光竜闇竜
CV:田村ゆかり

民間人の救出やガオガイガーの援護を主としたや、拠点の防衛戦闘に主点を置いたとは違い、純粋に戦闘力に特化しており、GGG勇者ロボ軍団でもガオガイガーに次ぐ戦闘力を誇る。
必殺技の「光と闇の舞」にはEI-01との交戦データが使用されており、攻撃方法も似ている。

現在のボディは修理された姿で、以前は兄達とほぼ同じ形状だった。
また、調整に時間がかかったため、木星決戦への参加は叶わなかった。
ちなみに光竜・闇竜はシンパレートが上昇すると胸が点滅する。……製作者はよく分かってらっしゃる。

仕様変更により、イレイザーヘッドは多分使用できない。



月龍+日龍

映像作品未登場。そのためどんな姿なのか不明だが、月龍が右半身、日龍が左半身を担っているらしい。
先述の通りシンパレートが上がりにくいこの姉妹だが、弟分の翔竜が危機に陥った時はシンパレートが100%に達するという性癖性質がある。
そこで楊博士は翔竜を撃墜させたように見せて、シンメトリカルドッキングを実現させた。鬼である。



月龍+日龍+翔竜


これまた映像作品未登場。
星龍神と翔竜がトリニティドッキングして誕生した勇者。
前述の「翔超竜神」の案が形を変えて実現したと考えてもいい。
小説の地の文では「最高峰の技術の結晶と呼ぶべき高性能を誇る」だとか。

翔竜は男性型の人格だが、合体と同時に自分の制御権を移譲するためなのか、合体後も星龍神の女性的な口調になっている。

☆特殊合体形態☆



氷竜雷龍
CV:山田真一



風龍炎竜
CV:山田真一


木星由来の「ザ・パワー」により可能になった形態で、本来は不可能。
シンパレートの値は200%を超える。
ザ・パワーの恩恵もあり衛星サイズの原種すら容易に撃破するほどの戦闘力を発揮している。

前述の通り本来は存在しない合体形態だったが、超竜神の時間遡行と復活直後の合体により微妙に歴史が変化し、
「元々GBR-3・4・6・7はドッキング規格に互換性を持たされ、そのためのプログラムも存在していたが、システムの混乱を防ぐため秘匿されていたのがザ・パワーの力で解禁された」ということになっている。

後にザ・パワーの原液「トリプルゼロ」の力で覇界将として両GGGに立ちふさがる。
余談だが、この時の強龍神の一人称は「俺」。ヒャッハーでもしてたのか?

スーパーロボット大戦W』では終盤で条件を満たすとイベントが発生し、最終話までこの2形態になることができる。


輝竜神(光竜+日龍)

新龍神(闇竜+月龍)

やっぱり映像作品未登場。
覇界将と化した幻竜神・強龍神に対抗すべく、光竜・闇竜の機体から敢えて取り除かなかったトリプルゼロを利用して実現させたイレギュラーな合体形態。
トリプルゼロを利用しているため超AIの侵食が懸念されるが、護と幾巳を搭乗させ、彼らの能力で侵食を防いでいる。



以下ネタバレ










光竜をめぐって炎竜雷龍

闇竜をめぐって氷竜風龍

喧嘩をした。





さらなるネタバレ










結果、喧嘩をヤメさせようとした光竜からプライムローズの月を、闇竜からシェルブールの雨をくらった。

不憫な山田四兄弟…





最後のネタバレ










ちなみに見た目通り規格が違うため、山田四兄弟と田村姉妹はシンメトリカルドッキングできない。

出来てもはんぶんこ怪人の男爵専用機にされるのがオチだろ常識的に考えて…

妹たちを怒らせちゃダメですよお兄ちゃん!





ちなみにガガガスタッフがいる『Dororonえん魔くん メ~ラめら』にて、パロディとして天狗が合体した超天狗が出てきた。

スマイルプリキュア!』の例の回を見た人の中には竜型ビークルロボを頭に浮かべた人も多いようだ。





追記・修正は超竜神の合体バンクを長時間見続けてからお願いします

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