ADSR

ADSR


ADSRは、シンセサイザーの基本的なエンベロープ機能を、あらゆるデバイスやVSTプラグインのパラメータに柔軟に割り当てて使える強力なEnvelope Modulatorsです。
これは、シンセサイザーやエフェクトの各種パラメータ(例:フィルターのカットオフ、ドライブ量、エフェクトの深さなど)に時間的な変化を与えるために使われます。


概要

ADSRとは何か
ADSRは4つのパラメータで構成されるエンベロープです。
A(Attack)
  • 音が鳴り始めてから最大値に到達するまでの時間
D(Decay)
  • 最大値からサステインレベルまで減衰する時間
S(Sustain)
  • キーを押している間維持されるレベル
R(Release)
  • キーを離してから音が消えるまでの時間

これらを組み合わせることで、音の立ち上がりや消え方、持続の仕方を細かくコントロールできます。
ModulatorsとしてのADSRの使い方・特徴
Modulatorsとしての柔軟性
  • Modulatorsとして追加すると、任意のデバイスパラメータにADSRでモジュレーションをかけることができます
  • 例:フィルターの開閉やエフェクトの変化
グラフィカルなインターフェース
  • グラフィカルなエディットが可能で、ADSR各ポイントを直接ドラッグして調整できます
  • 複数のパラメータを同時にコントロールでき、一つのADSRで複数のデバイスパラメータを連動して動かすことも可能です
応用
  • 他のモジュレーター(例:LFOなど)と組み合わせて、さらに複雑なモジュレーションも実現できます
  • サードパーティ製VSTプラグインにも同様に適用可能で、Bitwigならではの柔軟なサウンドデザインが可能です
  • MIDIノート入力をトリガーとして動作し、他トラックのMIDIノートをソースにすることもできます
活用例
  • シンセのフィルター開閉をADSRで制御しつつ、同じADSRでディレイのフィードバック量もコントロールする
  • パッドやリード、ベースなどの音作りで、アタックやリリースの長さを調整してサウンドキャラクターを変える
  • 複数のモジュレーターを組み合わせて、より複雑な動きを作り出す

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最終更新:2025年04月28日 10:55