初心者おすすめ呪文
戦闘時は〈ヴィシャス・モッカリィ〉でダメージを与えつつ、敵の攻撃を妨害しよう。
ダンジョンの探索時は、〈メイジ・ハンド〉を先行させることで罠を回避できる。
また〈マイナー・イリュージョン〉は汎用的に使える陽動手段であり、戦いを避けたり、敵の注意を引くのに役立つ。
ダンジョンの探索時は、〈メイジ・ハンド〉を先行させることで罠を回避できる。
また〈マイナー・イリュージョン〉は汎用的に使える陽動手段であり、戦いを避けたり、敵の注意を引くのに役立つ。
ダメージを与える
〈ヴィシャス・モッカリィ〉
クリーチャー1体に1d4の〔精神〕ダメージを与えた上に次の一回の攻撃に不利を付ける。
- ウィザードなどが覚える、類似効果の〈フロスト・バイト〉と比べると、ダメージが低い代わりに判定が【判断力】セーヴになっている。(多くのクリーチャーは【耐久力】よりも【判断力】の方が低いため、この呪文の方が当たりやすい)
- また、ロールプレイが楽しい呪文でもある。君の考えたキレッキレの悪口を披露しよう。
〈サンダー・クラップ〉XGtE
自身の周囲5フィートのクリーチャーに【耐久力】セーヴを行わせ、失敗すると1d6の〔雷鳴〕ダメージを与える呪文。
- 敵に接近する可能性があるなら選択肢に入る。
自分や味方を支援する(バフ)
〈トゥルー・ストライク〉
【精神集中】
次の1回の攻撃に有利を得る。
次の1回の攻撃に有利を得る。
- 2ターンあるなら、2回攻撃した方がよい。有利を得たいだけなら、他の味方に援護してもらうとか、相手を伏せ状態にした方がよい。
- この呪文を活かすならば、相手を不意打ちする直前や、動かない物体(扉など)を確実に一撃で破壊したい場合などに使うとよい。
〈ブレード・ウォード〉
〔殴打〕〔斬撃〕〔刺突〕ダメージに対して、1ラウンドだけ抵抗を得る呪文。
- 戦闘中にダメージを受けたくないだけなら、回避アクションで十分。
- この呪文を採用するなら、回避アクションがダメージを受ける確率を下げるのに対し、この呪文はダメージそのものを減らす点に注目したい。ダメージを受けた際の精神集中解除の判定の難易度を下げたい場合や、罠がかかっているかもしれない扉や宝箱を開ける場合などに役立つ可能性がある。
〈フレンズ〉
【精神集中】
相手を1分間だけ魅了する。呪文が終了すると相手はだまされていたことに気付く。
相手を1分間だけ魅了する。呪文が終了すると相手はだまされていたことに気付く。
- 1分しか持続しない点には注意。呪文が終了すると相手はだまされていたことに気付く。
- どれほどのことができるかは最終的にはDM判断になるが、ちょっとしたうわさ話を聞く、門番を説得してすばやく通り抜ける、敵の注意を一時的に惹きつけるなどの目的で使えると思われる。
- バードは【魅力】が高いうえに取得できる技能も多いため、同じ呪文を覚える他のクラスよりも適性がある。
その他
〈ダンシング・ライツ〉
【精神集中】
小さな4つの光の球を自由に操る呪文。
小さな4つの光の球を自由に操る呪文。
- 光源が欲しいだけなら、〈ライト〉で十分。ランタンを持たせた〈メイジ・ハンド〉でも光源を得つつ手を空けることができるし、陽動なら〈マイナー・イリュージョン〉や〈プレスティディジテイション〉の方が潰しが効く。
- いっぽう、この呪文の長所は射程が120フィートもある点で、長い通路の先を照らしたり、夜の野外で遠くの様子を知ることができる。もっぱら広い場所で役立つ呪文と言える。
- ダークエルフは種族特徴としてこの呪文を覚えることができるので、〈ライト〉や、上記の呪文の代わりとして使うことができる。
〈プレスティディジテイション〉
ちょっとした手品のような効果がたくさん使える呪文。
①火花、風、音楽、異臭などの瞬間的な感覚効果を引き起こす。
②松明や焚火を瞬時に点ける/消す。
③小さい物体を綺麗にする/汚す。
④軽い物体を温める/冷やす/風味を付ける。
⑤物体の表面に色、印、文字などを描く。
⑥1ラウンドだけ存在するガラクタや幻影を生み出す。
①火花、風、音楽、異臭などの瞬間的な感覚効果を引き起こす。
②松明や焚火を瞬時に点ける/消す。
③小さい物体を綺麗にする/汚す。
④軽い物体を温める/冷やす/風味を付ける。
⑤物体の表面に色、印、文字などを描く。
⑥1ラウンドだけ存在するガラクタや幻影を生み出す。
例えばこんな時に使おう:
- 酒場で手品を披露し、町の人々の信頼を得る。
- 幻影、感覚的効果、放火などによって敵の注意を引く。
- あなたが扉を開けた瞬間、拍手とテーマソングを流す。
- 敵の持つ松明を消して、戦場を暗闇にする。
- 返り血をきれいにして、殺人の証拠を隠蔽する。
- 宿屋を立ち去る時、ベッドや床に落ちた髪の毛をきれいにして、〈スクライング〉(体の一部から持ち主の位置を占う呪文)をされるのを防ぐ。
- 寒い地域(暑い地域)で、カイロ(保冷剤)を作る。
- ワインの風味を変えて、毒を盛ったことをバレにくくする。
- トランプの柄を変えてイカサマをする。
- 国王の公印を偽造して、ニセの通行許可証を作る。
〈マイナー・イリュージョン〉
幻影や幻聴を作る呪文。
- 足音で敵の注意を逸らしたり、隠れ場所を作ったり、悪党の人相書きを視覚的に作成するのに使えるが、最大の利点は、視線を遮れること。
- 通路や、部屋の入り口に壁の幻を設置すれば、向こう側にいる限り、敵は君への遠隔攻撃に不利を受ける。また、見えているものしか目標にできない呪文を唱えられない。
- 自分のターンでは、①移動して幻影を通り抜ける ②敵に遠隔攻撃 ③残りの移動で幻影の向こう側に隠れる という動きを繰り返すことで、一方的に攻撃できる。
〈メイジ・ハンド〉
10ポンド(≒4.5kg)までの物体を運ぶことができる手を操る呪文。
- 直接触りたくないものを触るとき使おう。罠がありそうな扉、宝箱、レバーなど。ただし攻撃には使えない。
- ダンジョンでの使用が多いと思われるが、シティ・アドベンチャーで敵の目を盗んでの荷物をこっそり盗み出すのに使うこともある。
〈メッセージ〉
味方同士でしか聞こえないささやき声で会話する呪文。
- メタ的な話で恐縮だが、実際にはPLたちは同じ卓を囲んでいるので、1人のPLが知ったことは他のPLも即座に知ることができるのが現実であり、この呪文がなくても”なぜか”状況共有できてしまうことも多い。
- もちろん、リアル志向の卓なら、ダンジョン内へ先行したローグに様子を聞いたり、衛兵と交渉中にいつ飛びかかるか仲間と相談するのに、この呪文が必要になるはずだ。
- また、この呪文を使って、自分の位置を明らかにせずに敵と会話することもできる。和平交渉や、裏切りの打診などに役立つだろう。
〈メンディング〉
壊れたものを修理する呪文。1フィートまでの破損しか治せず、発動には1分間を要する。
例えばこんな時に使おう:
- ラスト・モンスターの能力で錆びた武器を直す。
- 勝手に読んだ手紙に封をし直す。
- 窓を割って忍び込んだ部屋から脱出する時、窓ガラスを修理してから立ち去る。
- 味方のウィザードが戦闘中に〈シャター〉や〈ファイアーボール〉で破壊してしまった重要な物品を修理する。
- アーティフィサーのマジック・アイテムを修理する。
〈ライト〉
物体を1時間発光させる。
- 一瞬で明かりが点けられると聞くとすごそうだが、冒険者は松明を1アクション(6秒)で点火できる超人なので、この呪文が特別すごいわけではない。そういうわけで、光源が欲しいだけなら松明でよいのだが、あえてこの呪文を使うメリットは3つ。
- ① 手が空く:パーティの人数が少ない場合、全員の両手が塞がっているという状況が発生することがある。
- ② 不要な時は隠しておける:最大の利点。ポケットに隠しておくとか、剣の刀身を光らせて鞘にしまっておくことで、戦いが始まるまでは敵の注意を引かずに済む。
- ③ 雨や強風でも使える:実際のセッションで戦場が悪天候であることは少ないが、罠や呪文の影響で火が消えることはまれにある。松明の火が急に消えたときの保険として〈ライト〉を唱えておこう。
- ④ 相手の所持品を光らせることができる:相手の衣服や防具を光らせることで、暗闇に隠れられなくする。これが〈インヴィジビリティ〉対策になるかはDM次第である。(詳しくはデザイナーズ回答を参照)
- 光は任意の色にすることができる。推しのアイドルがいる人はメンバーカラーにしよう。