ヒューヴル王国の歴史は他の大宇宙国家に比べて長いと言われている。非常に長い間同じ体制を保ち続けてきたということであり、伝統的な価値観を醸成する一因になった。
 なお、惑星や文明の観点で歴史を見た場合、ヒューヴルのそれらよりも長い歴史を持つものが存在する(はず)。

 大国が存続するより小国が存続することの方が一般的に難しいとされる中で、大宇宙連合会議参加後でも無名の大宇宙国家と同等かそれ以下の国力にも関わらず体制を存続させていることは特筆に値する。ヒューヴル王国には非常に長い歴史によって育まれた自然環境や伝統的価値観が色濃く残されているという点で他の大宇宙国家にはない強みを持っている(希望的観測)。


貝塚時代

 狩猟採集社会だった時代。

ハナラヴァリ時代

 ハナラヴァリが古代チナマッカ群島を統一するまでの時代。

古王国時代

 まだ男性の王様が統治してた時代。

母王時代

 老齢女性の統治者(母王)が統治した時代。

三群島時代

 三群島を征服する前後の時代。

四王家時代

 四つの王家が互いにしのぎを削った時代。

七王家時代

 王家が七つに拡張され、合議によるアヴァイラー選出制度が確立された時代。

中興時代

 125代目アヴァイラーのプイナール55世(1464 - 1559)の治世に始まる改革による近代化の時代。

象徴君主時代

 138代目アヴァイラーのダイタランミナー18世(1589 - 1714)の治世に始まる、ジエール帝国連邦の構成国としてのヒューヴル王国の時代。

ファーストコンタクト

 1612年、シンテーア帝国がケンポルタール群島のチティヴァンダーサルーム島に降り立つ。島民と接触したという宮廷はヒューヴル女王が面会に行き、祭典が開かれた。
 シンテーア調査船団の代表だったケナイント・ルニャ・フェオトロートはこの祭典が退屈だったらしく「とっとと併合の手続きを始めさせてくれないか」とボヤいたらしい。

帝連構成国として併合

 1617年、ヒューヴル王国はアヴァイラーとその10の王家が存続することを条件に承諾し、ジエール帝国連邦に併合され構成国になった。
 アヴァイラーは政治活動を制限され象徴君主として振る舞うようになった。

ジエール・サーヴァリア戦争

 1680年頃、ヒューヴルを領有するジエールプロアイス主席がエルトリアに領有権の売却を提案。

 1683年、ヒューヴル王国の領有権を巡ってジエールとサーヴァリア間で戦争が勃発。
 サーヴァリア占領下の首都ケンマルで市街戦が行われ、ジエールが奪還した。宮廷のあるアヴァイランダー・サロマッカンには戦闘に巻き込まれた一般人慰霊碑がある。

 1693年、エルトリア保護国となる。

通信時代

星系間運輸産業の勃興

 1699年、国内初の企業、シルイシルイ運輸社が開業。ヒューヴル国内で宇宙船を利用した運輸産業が発達し、ヒューヴル人の職業の中に宇宙船操縦士が新たに登場した。また、星系間の交通網、通信網が拡大し、観光業と運輸業の利益が増大し、緩やかな経済成長が始まる。
 1705年、ヒューヴル全土で大量にサッコリャル窟が発見される。同年、エルトリア王国公衆衛生局によって封鎖される。

サーヴァリア革命

 1710年、サーヴァリア革命が発生。エルトリア王国が「サーヴァリア貴族会」への支援を決定すると、ヒューヴル女王国はサーヴァリア貴族会への輸送物資支援に協力した。その後、サーヴァリア貴族会がサーヴァリア経済連合となった後も支援は継続された。
 最終的に、サーヴァリア貴族会は小康派と共にサーヴァリア企業連合政府を樹立し、サーヴァリア革命は終結した。
 この戦争でヒューヴル女王国は戦争経済により更なる経済成長を遂げ、さらに正当性を得たために大宇宙連合総会における発言力を増した。
 また、同年締結されたギゼヴトラ・ZHL条約にヒューヴル女王国はエルトリア王国及びサーヴァリア企業連合と共に調印した。元々ZHL兵器については該当する兵器を所持しておらず、開発すらしていなかった。

S合金買い占め政策

 ニーネン=シャプチS合金買い占め政策において、ヒューヴル女王国が圧力をかけられ、全備蓄量の3%を輸出する。これがディガイナのラジオ放送で取り上げられ、ニーネン=シャプチは国際的なバッシングを受け、またヒューヴル政府はサーヴァリア企業連合からの圧力を受けた。

 1719年頃、20年余りに及んだ経済成長がストップする。

クレデリアとの接触

 1724年、ヒューヴル女王国領アヴァイトラールのケンポルタール島にクレデリア人男性4名が乗った宇宙船が来航。ドゥイモンナトゥッカの中年男性の住む家に宿泊し、お礼として食料や予備物資を渡して帰っていった。
 当時、政府も含め島民は彼らがクレデリア人であるとは夢にも思っていなかった。むしろ、ケンポルタール島に伝わる昔話と同じようにしてやってきたクレデリア人を神の使いであると勘違いし、ケンポルタール島では島民全員を挙げてのお祭り騒ぎとなった。クレデリア人たちがお礼の品として残した数々の物品はケンポルタール島の聖域のある祠に丁重に保管されることとなった(食料は塩漬けにして保存した)。
 彼らが帰った後、「ケンポルタール島に神の使いが来たこと」はヒューヴル国内に瞬く間に噂話として広がり、ケンポルタールのシラマーラー(島山守人/地方領主)の耳に入り、このことを宮廷に報告した。そしてシロッカンマル宮廷はエルトリア王国にそれを伝えた。
 その後も何度かクレデリア人の翻訳専門家がヒューヴルに来航し、その度にお祭り騒ぎとなった。神の使いがやってくる度に宮廷の広場で1000人規模の舞踊を披露したり、食べきれないほどの酒とご馳走を用意するなどして歓迎した。
 1725年にエルトリア王国の仲介によりクレデリア共和国は協商連合に加盟した。ヒューヴル女王国政府としてシロッカンマル宮廷はこれを歓迎し、その日を記念祝日に指定した。

アンドロイド時代

クレデリア人の神聖化

 1728年には、クレデリアの翻訳専門家を招いてプイ・シャヌイの神事や儀式を執り行った。アヴァイランダーサロマッカン島のアヴァルマル山の頂上アヴァイラッカで行われる国内最高権威の儀式「神の御手の儀(シャーナワインダー・ダッカマン)」ではクレデリア人翻訳専門家がかざした手の周りを光らせた(虚体空間技術による)ために、神の使いの証明となり、シロッカンマル宮廷はクレデリア人を正式に神の使いであると認めた。この日もシロッカンマル宮廷が記念祝日に指定し、国民は各地で踊り狂った。

アンドロイド不景気

 1730年、ヒューヴル王国は1730年代に入るとアンドロイド市場の活発化から慢性的な不景気に突入する。アンドロイド技術の導入が宮廷で議論されるも、国政健全化の観点から見送りとなる。

アクース内戦

 1733年、アクース内戦勃発。サーヴァリア企業連合が内戦に介入を表明。ヒューヴル政府は投入できる軍隊が少なすぎることから、非介入を宣言するも、サーヴァリア政府の支援要請に応えて後方輸送支援を担当。
 1735年、サーヴァリア人実業家がケンマル島で第三世代リヴァダーアンドロイドを展示。初めてのアンドロイドに見物人でごった返した。

戦間期

 1737年、国際アンドロイド協会会長リヤルト・グラーヅェンを批判する島民による騒動がシルイシルイ島を中心に起きる。しかし島民はリヤルトが何者なのかよくわからないまま批判していたことが判明し、ハナヴァイラーイ22世が出てきて民衆を諌めた。

マーカス内戦

 1740年、マーカス内戦勃発。宗主国のエルトリア王国が中立を宣言したため非参戦。
 1741年、シロッカンマル宮廷が耐塩仕様のリヴァダー・アンドロイド1体を購入し、国内初のヒューヴルアンドロイドとして注目を浴びる。彼女は外国要人の接待をするよう命じられ、宮廷文官の地位を与えられる。

観光客Uターン活動

 1745年頃、マーカス内戦の勃発と長期化で観光客が減少。
 財政悪化に歯止めをかけたいシロッカンマル宮廷は星間インターネットメディアを活用してPR活動に注力した。

ヒューヴル低評価騒動

 1748年、●●●●(グラメク以前のSNSサービス)を中心にヒューヴルの観光地のサービスの低さを訴える投稿が相次ぎ悪評価が広まる。シロッカンマル宮廷が公式PR動画を投稿している動画配信サービスのアルナリュートテアテアでも低評価が増加し、マーカス内戦期で客足が遠のいたヒューヴル各地の観光地はさらなる打撃を受けた。
 エルトリア植民地省は予備的に王立エルトア銀行名義で50億ヴァンの財政支援を実施。

レーウス機械反乱


クローンサクラ観光客の開発失敗

 1750年、アヴァイラーのニャーライヤタール14世は観光戦略の一環としてジエール帝国連邦クローン技術を購入してクローンサクラ観光客「ミナーン」の開発しようとしたが、クローンを培養する設備が作れず失敗。
 エルトリア植民地省に相談したところ、「エルトリア本国には遺伝子整形ポッドがあるがそれではクローンは作製できない」とした上で「メロアを頼ってみるといい」と回答があった。
 なお、ニャーライヤタール14世はエルトリア植民地卿(当時)に勝手にジエールと取引したことを怒られたらしい。

メニーファとの商談

 1751年、ニャーライヤタール14世はドロアール12世と共にメニーファ・リーキオと対談。
 ヒューヴル各地の宿泊料を当面の間メロー人限定で半額にすることやヒューヴルへの豪華客船定期便のための航路整備を行うことなどを条件に交渉が妥結。
 メロアのフリア細胞培養プラントを活用しメロー人のクローンが作製される。フリア細胞を用いることで製造費用が低く抑えられたが、ヒューヴル人の遺伝子を素材に利用できなかったため、急遽メロー人の一般人女性メーティア・コッリの遺伝子が使用された。

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最終更新:2022年12月01日 07:32