だいいちくうていだん
陸上自衛隊 第1空挺団 公式紹介動画
C-2や
C-130Hなどの輸送機、
CH-47J/JA輸送ヘリコプターを使って空中から降下し、作戦を行う部隊。敵の真っただ中に突入することを想定されるため、隊員は精鋭中の精鋭が入ると言われており、入隊資格も厳しい条件があるとされる。つ実は
また、入隊してからも重武装で100kmを踏破する訓練や厳格な規律が待っており、それだけに高い練度を持つ部隊である。
なお隊員は普通科だけではなく戦闘を主たる任務としない後方支援職の隊員も一定数いる。
隊員が休日にヤクザ狩りしてたとか、5千円ほしさに4階から何も装備せずに飛び降りて無傷で着地したとか、パラシュートが開かず340mから落ちたが無傷で訓練を続行したとか、妙な武勇伝も残っているが。
空挺とは
そもそも空挺とは、旧陸軍用語である「
空中挺進」あるいは「
空輸挺身」を略した言葉である。
現在の
自衛隊でもそのまま用いられている。
海外では
エアボーンと呼ばれ、パラシュートやグライダーなどを利用して空中から部隊を展開する手段を取っている。
なお、輸送ヘリを利用して目的地に着陸後、部隊を展開することをヘリボーンと言い、エアボーン、しいては空挺とは明確に区別される。ただし、空中静止したヘリからロープで降りる方法を
懸垂降下(ラぺリング降下)と言い、れっきとした空挺扱いとされる。
ヘリボーンは特殊な訓練を積まなくても即座に兵員の展開が可能となるため、兵員輸送においては重要な手段のだが、周辺に建物が無く、ある程度開けた平地が必要なため、突起物が多くて着陸すらできない場所では、懸垂降下の出番となる。
この空挺を行うためには、パラシュート操作やラぺリング、着地技術が必要になり、また、空中での操作は少しのミスで大事故に繋がる為、高度な技術や狂った安定した精神が必要になる。また、重武装することはできず、降下後は武装が極めて軽い(第1空挺団では、分解式の迫撃砲が限界)部隊となってしまう。そのために空挺を行う部隊は特殊部隊や工作部隊が中心となっている。
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旧ソ連構成国ってなんか「空挺」とか付いてるのに戦車持ってる部隊とか多くね? |
旧ソ連の"Vozdushno-DesantnyeVoyska"(Воздушно-десантные войска,VDV)は、直訳すると「空挺」(Air-borne)になってしまうことから西側ではそう呼ばれているが、西側型の完全に独立した空挺部隊と少し性格が異なる。
具体的に言うと、「空挺作戦を含めた包括的な作戦単位」となっている。つまり、空挺が降下した後、そこに敵軍を突破して合流する部隊もセットとし、空挺作戦において他の部隊との連携ではなく、独立性をもって行う部隊を編成してあるわけ。
この為、実際に空挺降下を行う能力を持つ歩兵部隊の他に、機甲部隊や砲兵部隊がセットになった諸兵科連合部隊となっていて、このあたりは西側の空挺部隊とは一線を画している。
ただし、エリート部隊であることは変わりがなく、ウクライナ軍の空中機動軍とか頭のプッツン具合は第1空挺とどっこい。ロシア軍も開戦時はそうだったんだけどねぇ……
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作中での活躍
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〔最終更新日:2024年06月16日〕
最終更新:2024年06月16日 00:30