十月戦役(エレボニア帝国の内戦)
十月戦役(じゅうがつせんえき、October War / Erebonian civil war)は、七耀暦1204年にエレボニア帝国で発生した内戦。帝国内の革新派の諸勢力と貴族派を主導する貴族連合に協力した諸勢力の間で争われた。
作品においてはエレボニア帝国編の閃の軌跡の終盤から、続編閃の軌跡IIの終盤が《十月戦役》の期間である。またクロスベル編の碧の軌跡の終盤の期間とも一致する。
単に帝国の内戦と呼ばれる場合も多い。
作品においてはエレボニア帝国編の閃の軌跡の終盤から、続編閃の軌跡IIの終盤が《十月戦役》の期間である。またクロスベル編の碧の軌跡の終盤の期間とも一致する。
単に帝国の内戦と呼ばれる場合も多い。
概要
七耀暦1204年10月31日に帝国政府代表ギリアス・オズボーン宰相の狙撃と直後の貴族連合軍による帝都ヘイムダルの電撃占領から帝国は内戦に突入し、同年12月31日に終結した。
後に内戦勃発の月から《十月戦役》と命名された。
後に内戦勃発の月から《十月戦役》と命名された。
交戦勢力
帝国正規軍
他10個を超える陸軍機甲師団
協力・関与した勢力
貴族連合軍
協力・関与した組織・勢力
- 結社《身喰らう蛇》(《幻焔計画》遂行の為、内戦を利用する目的で協力)
- 猟兵団《西風の旅団》(貴族連合と契約を装っていた)
- 猟兵団《北の猟兵》(クロイツェン州と契約)
- 猟兵団《ニーズヘッグ》(貴族連合と契約)
- クロスベル独立国(内戦中の相互不可侵を密約)
- カルバード共和国軍(ノルド高原において貴族連合軍と呼応して軍事行動を頻発させた)
紅き翼(トールズ士官学院)
協力・関与した勢力
経過
七耀暦1204年10月31日、《クロスベル事変》の事態収拾の全権を皇帝ユーゲントIII世より委ねられたギリアス・オズボーン宰相が、帝都ヘイムダルのドライケルス広場でクロスベルに対する方針の演説中に狙撃される。
狙撃直後の混乱に乗じて、貴族連合軍は飛行戦艦《パンタグリュエル》を用いた帝都市街地への直接降下にて帝都ヘイムダルを守備する正規軍第一機甲師団を排除し、帝都を武力制圧した。
宰相の狙撃は貴族連合総主宰のクロワール・ド・カイエン公爵が支援していたテロ組織《帝国解放戦線》のクロウ・アームブラストの犯行であったが、帝都の政府機関とマスメディアを掌握した貴族連合は、宰相暗殺を《革新派》と帝国正規軍による国家転覆を狙ったクーデターと公表した上で、抵抗する正規軍を”賊軍”と位置づけた。
また、カール・レーグニッツ帝都知事ら《革新派》の高官や要人を次々と拘束し、更に皇帝ユーゲントIII世ら皇族をカレル離宮に軟禁し、国民に影響力のある人物の動きを封じた。
狙撃直後の混乱に乗じて、貴族連合軍は飛行戦艦《パンタグリュエル》を用いた帝都市街地への直接降下にて帝都ヘイムダルを守備する正規軍第一機甲師団を排除し、帝都を武力制圧した。
宰相の狙撃は貴族連合総主宰のクロワール・ド・カイエン公爵が支援していたテロ組織《帝国解放戦線》のクロウ・アームブラストの犯行であったが、帝都の政府機関とマスメディアを掌握した貴族連合は、宰相暗殺を《革新派》と帝国正規軍による国家転覆を狙ったクーデターと公表した上で、抵抗する正規軍を”賊軍”と位置づけた。
また、カール・レーグニッツ帝都知事ら《革新派》の高官や要人を次々と拘束し、更に皇帝ユーゲントIII世ら皇族をカレル離宮に軟禁し、国民に影響力のある人物の動きを封じた。
クロスベル事変にて帝国正規軍が少なくない損害受けて混乱していた最中の武装蜂起、そして、迅速な帝都の制圧による中央政府の掌握による指揮系統の破壊に成功した貴族連合と指揮下の貴族連合軍は、内戦の前半において帝国全土で圧倒的に優勢であり、12月初旬の段階では帝国の全ての主要都市を含む全土のおよそ七割を掌握していた。
12月17日、正規軍第四機甲師団と紅き翼の共同でクロイツェン領邦軍の拠点《双龍橋》の攻略が行われる。同日、《双龍橋》は陥落し、クロイツェン領邦軍は大きく後退する。
翌18日、クロイツェン領邦軍の放棄した交易町ケルディックを第四機甲師団が解放。
12月21日、《四大名門》ログナー侯爵家の内紛によってゲアハルト・ログナー侯爵が貴族連合を離脱し、中立宣言を行った。ノルティア州の中立化。
12月24日、クロイツェン領邦軍と猟兵団《北の猟兵》によって、帝国東部クロイツェン州の交易町ケルディックが焼き討ちにされる。(ケルディック焼き討ち)
同事件後、貴族連合は副盟主ヘルムート・アルバレア公爵を除名した。
25日、正規軍第四機甲師団及び鉄道憲兵隊と協力する紅き翼によって、クロイツェン州の公都バリアハート及びオーロックス砦が陥落。アルバレア公爵は逮捕され、クロイツェン州は中立化した。
翌18日、クロイツェン領邦軍の放棄した交易町ケルディックを第四機甲師団が解放。
12月21日、《四大名門》ログナー侯爵家の内紛によってゲアハルト・ログナー侯爵が貴族連合を離脱し、中立宣言を行った。ノルティア州の中立化。
12月24日、クロイツェン領邦軍と猟兵団《北の猟兵》によって、帝国東部クロイツェン州の交易町ケルディックが焼き討ちにされる。(ケルディック焼き討ち)
同事件後、貴族連合は副盟主ヘルムート・アルバレア公爵を除名した。
25日、正規軍第四機甲師団及び鉄道憲兵隊と協力する紅き翼によって、クロイツェン州の公都バリアハート及びオーロックス砦が陥落。アルバレア公爵は逮捕され、クロイツェン州は中立化した。
12月30日、紅き翼(トールズ士官学院)による奪還作戦によって、近郊都市トリスタが解放される。
12月31日、帝都決戦の最中に帝都の皇城《バルフレイム宮》を中心に発生した異変により、両軍は戦闘を一時的に停戦。
バルフレイム宮にて、総主宰カイエン公爵が『皇族への度重なる不敬と帝都の異変』を理由に総参謀ルーファス・アルバレアによって拘束された後、復帰した帝国宰相ギリアス・オズボーンとの間に電撃的な和解が演出され、同日中に内戦は終結した。
12月31日、帝都決戦の最中に帝都の皇城《バルフレイム宮》を中心に発生した異変により、両軍は戦闘を一時的に停戦。
バルフレイム宮にて、総主宰カイエン公爵が『皇族への度重なる不敬と帝都の異変』を理由に総参謀ルーファス・アルバレアによって拘束された後、復帰した帝国宰相ギリアス・オズボーンとの間に電撃的な和解が演出され、同日中に内戦は終結した。