目次
素数
- 素数
自分自身と1でしか割り切れない数。
今まで、数々の数学者たちが素数の謎を追求してきた。
しかし、素数とは実に不思議な数だ。
その存在を理解するのはとても無理難題であった。
こんかいはそんな素数の謎に迫る。
しかし、素数とは実に不思議な数だ。
その存在を理解するのはとても無理難題であった。
こんかいはそんな素数の謎に迫る。
存在の発見
素数とはいったいどのようにして発見されたのだろうか。
その発見には遠い昔までさかのぼる。
数を扱う最初の段階は、おそらく「数える」という行為から始まる。
例えば、物の個数を数えるという日常的な活動から、数字を使って物事を記録する方法が生まれた。
初期の文明(例えば古代エジプトやメソポタミア)では、数を記録するための記号やシステムが作られていった。
数の概念が確立されると、次に足し算や引き算が生まれた。
これは、物事を比較したり、合計を求めたり、逆に減らす必要が出てきたからだ。
足し算と引き算は、数の理解を深め、さまざまな計算に応用される基礎となった。
次に進んだのが掛け算と割り算である。
これは、物の集まりや分割の概念が重要になる中で自然に発展していった。
掛け算は、足し算の反復であることに気づいた人々が、それを効率よく表現するために生み出したものだ。
また、割り算は、物を等しく分ける必要が生じ、発明されていった。
このように、数の操作は基本的な算術から発展し、より複雑な数の関係を扱うためのツールとして、掛け算や割り算が確立されていった。
素数の概念は、数の操作がある程度確立した後に登場する。
素数とは、1と自分自身以外の約数を持たない数(例えば2, 3, 5, 7, 11など)である。
素数が「発見される」と言っても、実際には人々が数の性質を探求し、その中で「素数」と呼ばれる特別な数の存在に気づいていったのである。
素数が重要だと認識されるようになったのは、古代ギリシャの数学者エウクレイデス(ユークリッド)などが素数に関する理論を発展させた時期だ。
紀元前3世紀頃に古代ギリシアの大数学者ユークリッドが編纂 したとされる数学書『原論』の中で、早くも「素数が無限に存在する」ことが証明されている。
その発見には遠い昔までさかのぼる。
数を扱う最初の段階は、おそらく「数える」という行為から始まる。
例えば、物の個数を数えるという日常的な活動から、数字を使って物事を記録する方法が生まれた。
初期の文明(例えば古代エジプトやメソポタミア)では、数を記録するための記号やシステムが作られていった。
数の概念が確立されると、次に足し算や引き算が生まれた。
これは、物事を比較したり、合計を求めたり、逆に減らす必要が出てきたからだ。
足し算と引き算は、数の理解を深め、さまざまな計算に応用される基礎となった。
次に進んだのが掛け算と割り算である。
これは、物の集まりや分割の概念が重要になる中で自然に発展していった。
掛け算は、足し算の反復であることに気づいた人々が、それを効率よく表現するために生み出したものだ。
また、割り算は、物を等しく分ける必要が生じ、発明されていった。
このように、数の操作は基本的な算術から発展し、より複雑な数の関係を扱うためのツールとして、掛け算や割り算が確立されていった。
素数の概念は、数の操作がある程度確立した後に登場する。
素数とは、1と自分自身以外の約数を持たない数(例えば2, 3, 5, 7, 11など)である。
素数が「発見される」と言っても、実際には人々が数の性質を探求し、その中で「素数」と呼ばれる特別な数の存在に気づいていったのである。
素数が重要だと認識されるようになったのは、古代ギリシャの数学者エウクレイデス(ユークリッド)などが素数に関する理論を発展させた時期だ。
紀元前3世紀頃に古代ギリシアの大数学者ユークリッドが
無限の存在
では素数の知識を深めるため、素数が無限に存在することを証明してみる。
まず、こう仮定する。
「素数は無限にはなく、
だけ存在する」
では次に
という値を決める。
ここでは
のように、存在するすべての素数をかけた数に1を足したものとする。
この時以下のような性質がある。
まず、こう仮定する。
「素数は無限にはなく、
では次に
ここでは
この時以下のような性質がある。
が素数の時
これは存在するすべての素数の素数のどれとも違う、新しい素数。
が素数でないとき
これは存在するすべての素数のどれでも割り切れない。
つまり、を割り切れる新しい素数が存在する。
しかしそうすると、
がどんな値でも、存在するすべての素数
と異なる素数が存在することになる。
つまり、存在するすべての素数は
ではなく、もっと多くあるということになる。
しかし、素数を数を増やしてもう一度「有限個ある」とすると、同様の操作でさらなる素数が存在することが証明できる。
つまり、最初の仮定
「素数は無限にはなく、
だけ存在する」
が間違っていたということである。
よって次のことがわかる
つまり、存在するすべての素数は
しかし、素数を数を増やしてもう一度「有限個ある」とすると、同様の操作でさらなる素数が存在することが証明できる。
つまり、最初の仮定
「素数は無限にはなく、
が間違っていたということである。
よって次のことがわかる
素数は無限に存在する。
素数が作る美しい階段
では次に素数階段という階段を上ってみよう。
素数階段とは次のような階段である。
素数階段とは次のような階段である。
1歩づつ進んでいき、素数の数だけ進むごとに段が一つ上がる。

グラフに表すとyを階段の段数、xを歩数としたグラフである。
例えば、
ちなみに素数階段ではグラフは
次に対数関数という関数についてみる。
対数関数とは
例:
そして、
グラフはこのようになる

では、素数階段で
また、
そして、これから
になる。
168との差は約23.24、誤差としては
だ。
次に
の時の素数階段の
である。
そして
である。
そして
また、
だ
1229との差は約143.26、誤差としては
だ。
次に
の時の素数階段の
である。
そして
である。
そして
また、
だ
2262との差は約242.21、誤差としては
だ。
このように
は
にちかづいている。
つまり
だ。
※
とはxを無限大みたいな大きい数で計算するという意味。
つまり
※
n番目の素数
では強引にn番目の素数を求めてみよう。
素数の性質
素数kについて
のあまりは-1になることが知られています。
例:
※強引な書き方ですが、こういう表し方もあります。
これは合同式
を使うと説明できます。
例:
※強引な書き方ですが、こういう表し方もあります。
これは合同式
| + | 証明:合同式を習った人向け |
つまり、
はkで割り切れるということになります。
よって
はkが素数の時のみ整数になります。
よって
三角関数の持つ性質
一般に
です。
ここから
であります。
また、整数aについて
の時
になります。
つまり、整数ではない数bについて
となります。
つまり、
とすると、xが整数の時だけ1に、分数の時は0になるという関数ができました。
※
とは、aの小数点以下を切り捨てるという操作です。
※例:
これを使い、
とすると、xが素数の時1になる関数ができました。
※弧度法という角度の測り方を使うと
になります。
は「ラジアン」のことです。
そして、ある数nまでの素数の数を数えたいときは、
とすればよいです。
※
になるが、1は素数でないため-1しています。
ここから
また、整数aについて
つまり、整数ではない数bについて
つまり、
※
※例:
これを使い、
※弧度法という角度の測り方を使うと
そして、ある数nまでの素数の数を数えたいときは、
※
ある数nまでの素数の数:
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添付ファイル
