基本公式
直角三角形において、
ではない角を
として図を描く。


この時それぞれ以下のように定義する。
この時aを対辺、cを斜辺、bを隣辺という。
また、この時
であるため、以下が得られる。
単位円による定義
半径1の円(単位円)を原点に描く。
角
を以下の図ように取ると、その角に対応する点Pの座標を
とする。

※
は無視してください。
つまり
角
とする。

※
つまり
Pのy座標
Pのx座標
直線OPの傾き
このように定義する方法である。
この時点Pのx座標とy座標をそれぞれpx,pyとすると
この時点Pのx座標とy座標をそれぞれpx,pyとすると
また、直線OPはx軸方向にpx進んだ後y軸方向にpyだけ進んでいるため傾きは
になるが、pxとpyは、sinとcosで表されるため
ある一定の範囲内では
上の図で
の範囲内では以下のようになる。

そしてこの時点Pのx座標とy座標をそれぞれpx,pyとすると
するとこの時青い三角形について
対辺÷斜辺(円の半径1)

そしてこの時点Pのx座標とy座標をそれぞれpx,pyとすると
するとこの時青い三角形について
+ | ... |
これにより、三角関数は直角三角形の範囲を超えて、
まで定義を広げることができるとわかる。
まで定義を広げることができるとわかる。
相互関係

について三平方の定理を使うと
また、これより
をそれぞれ
で割ると以下が得られる。
練習問題
次の三角比を求めよ。
(1) 角
の直角三角形において、三角比を求めよ。
+ | ... |
(2) 角
の直角三角形において、三角比を求めよ。
+ | ... |