p⇒q
このように、「pならばqである。」が成り立つとき、数学では
といいます。
ちなみに読み方はそのまま、「pならば(⇒)q」と読みます。
このとき
ちなみに読み方はそのまま、「pならば(⇒)q」と読みます。
このとき
は命題といいます。
また、
また、
が成り立つとき、
は真である。といいます。
例えば、
『
は真である。』
のように使います。
逆に
例えば、
『
のように使います。
逆に
のように成り立たないものは、
「偽である。」
といいます。
また、
「偽である。」
といいます。
また、
が真でありかつ
も真のとき、
例:
と書きます。
※とは、y2=1かつy>0という意味です。
つまり「y2=1よりy=±1,y>0よりy=1」と解釈できます。
また、
が偽であることの証明として、x=-1の時、|x|=1=-(-1)=-xになるので違うのは明らかですよね。
この時、x=-1という例は、「反例」といいます。
また、x<0とx≧0は真逆の性質ですが、この時を「x<0」について「x≧0」は「x<0」の反事象といいます。
ちなみに「x<0」という条件をAと表すとすると、「x≧0」はA(Aバー)と表します。
この時、x=-1という例は、「反例」といいます。
また、x<0とx≧0は真逆の性質ですが、この時を「x<0」について「x≧0」は「x<0」の反事象といいます。
ちなみに「x<0」という条件をAと表すとすると、「x≧0」はA(Aバー)と表します。
必要条件・十分条件
命題「p⟹q」が真であるとき,
pはqであるための十分条件
命題「p⟸q」が真であるとき,
pはqであるための必要条件
命題「p⟺q」が真であるとき,
pはqであるための必要十分条件
という風にいいます。
覚え方
対象となるものを2つ並べて矢印を引いた時、
十分な所から必要な所に流れる。(自然の摂理ですよね。)
十分な所から必要な所に流れる。(自然の摂理ですよね。)
(十分)⇒(必要)
命題の逆・裏・対偶を学習する際は下の問題と+αを見ておいてください。
問題
日本は東京であるための(ア)
アに入る言葉を,
アに入る言葉を,
- (a)必要条件だが十分条件でない,
- (b)十分条件だが必要条件でない,
- (c)必要十分条件,
- (d)必要条件でも十分条件でもない
から選べ。
+ | ... |
x>3はx=4であるための何か。
+ | ... |
+α(集合と条件)
上の問題で、
- P=日本
- Q=東京
とします。
すると
P={日本列島、富士山、関東地方、琵琶湖、新宿、原宿、銀座、沖縄、桜島・・・}
とPは様々な要素を持っています。
しかし、
Q={新宿、原宿、銀座、・・・}
のようにQはPの部分集合であるといえます。
つまり、
すると
P={日本列島、富士山、関東地方、琵琶湖、新宿、原宿、銀座、沖縄、桜島・・・}
とPは様々な要素を持っています。
しかし、
Q={新宿、原宿、銀座、・・・}
のようにQはPの部分集合であるといえます。
つまり、
が成り立つとき
であるといえます。