ある命題「
」に関して
- 「
」を逆
- 「
」を裏
- 「
」を対偶
といいます。
図に表すと

このような関係になります。
この時
命題「
」が真ならば

上のようなベン図になり
になります。
これは
が成り立つことと同値なので、命題「
」は真になります。
図に表すと

このような関係になります。
この時
命題「

上のようなベン図になり
これは
元の命題と対偶の真偽は一致する。
これを利用して、元の命題が示しにくいときに対偶を示せば元の命題が証明できることになります。
これを対偶証明法、対偶論法などといいます。
これを対偶証明法、対偶論法などといいます。
- 元の命題が示しにくいときは対偶を示す。
問題
(1)「x2−x−2<0ならば0<x<1」の逆、裏、対偶を述べ、その真偽を答えよ。
+ | ... |
(2)n2が偶数ならばnは偶数であることを示せ。
+ | ... |
x,yを実数、a,bを整数とする。以下をこたえよ
(1)「x+y≦3ならば、[x≦1またはy≦2] 」の逆、裏、対偶を述べ、その真偽を答えよ。
+ | ... |
(2)abが3の倍数ならばa,bの少なくとも一方は3の倍数であることを示せ。
+ | ... |