ラナンキュラ
登場:S
※本項目には、メダロットSメインストーリーのネタバレが含まれます。
閲覧の際にはご注意ください。
基本的設定
「ゲーム」と称した事件を引き起こして他者を弄び、敵も味方も振り回す。
その様は味方のハズのムーンシャドウをして、悪魔そのものとまで言わしめたほどの悪辣さである。
年齢は不明だが、ストーリー中はモブキャラクターの小学生位と思しき女の子に変装していた。
中学生の
アラセ達よりも歳下ーー小学生かそれ以下の可能性がある。
組織や関係者にバラの花をモチーフにしたネーミングが散見されるため、名前の由来はバラの品種の一つであるラナンキュラと思われる。
キンポウゲ科キンポウゲ属の花であるラナンキュラスに咲き方が似ていることから、そのように名付けられたという。
第6部第2章より、パートボイスが追加されている。
(CV:藍原ことみ)
性格
他人が恐怖と絶望に苛まれる様を好むサディストで、愛や友情といった人間同士の絆を一切信じていない。
「ゲーム」の中では、参加者にそれを踏みにじらせようとする行動が目立っている。
アラセを
恐怖と絶望に陥れる対象とみなし執着し、アラセを
自分のことで頭がいっぱいにしてしまいたいと考えている。
メダケイドロの最終局面では、一瞬アラセに対して、何処か寂しげな表情を見せていた。
後述するキャラクターソングやその言動からは、いわゆるヤンデレ気質にも思えるが、実際のところは不明である。
彼女がこの様な性格になってしまったのは、
ロージィのモノローグによると、ロージィに責任があるという。
そして、その本当の望みを知る者も、ロージィ以外に誰も居ない。
部下に対しては高圧的に接しており、そもそも忠実な部下ばかりだが、たとえ諌めても聞く耳を持たない。
また、「ゲーム」の一環としてメダルの破壊すら、眉ひとつ動かさずに行おうとしたり、他人に破壊に繋がる行為すら推奨したりする残忍さも見せていた。
シナリオ外での立ち位置
シナリオ中では悪役かつ悪人という立ち位置のラナンキュラだが、シナリオ外ではヒロイン級の扱いが目立つ。
メダロット25周年記念ライヴイベント、 「
MEDAROTDAY2022」開催を記念して、自身のキャラクターソング「
Sadistic Innocence」が制作された。
同イベントでもラナンキュラ役の藍原ことみ氏が歌唱した。
イベントのキービジュアルでは、
主人公とヒロインたるアラセとヒサキ共々並び立ち、同時期に開催されたメダロッターガチャではスーパーレアおよびレアのメダロッターとして実装。
その後、アニメ「
とある科学の超電磁砲T」とのコラボ衣装メダロッターとしても、スーパーレアで実装された。
モチーフは
白井黒子だが、ツインテールの髪型以外の共通点は見受けられない上に、
主人公側の黒子とは立ち位置が噛み合わない。
ラナンキュラが引き起こした「ゲーム」
コウボウ学園内で引き起こされ、ほとんどのゲームにおいて生徒達をその参加者とした。
「ゲーム」内では参加者を精神的に追い込んで、
メダルの破壊や関係性の破綻を引き起こそうとする悪辣なルールが用意されている。
いずれの事態においても、
アラセ達学園の生徒達の活躍や
ムーンシャドウの介入や
イクの乱入によって、事態は大事にならずに収束している。
ムーンシャドウに対して仕掛けたゲーム。
コウボウ学園内に持ち出した
メダルを隠し、管弦楽部のコンサート中に探し出させる。
探し出せなかった場合、
メダルは別の場所に隠されてしまう。
その真意は恐らく、
ムーンシャドウ達をメダルに注意を向けさせて、その間にコンサートの妨害をすることにあったと思われる。
なお、その
メダルは後に重要な鍵を握ることになる。
フルカワの飛ばし記事に端を発した、
カズト様ファンクラブと
マリカ様親衛隊同士の抗争を利用したゲーム。
30分の制限時間でキングーー九曜派とクイーンーーマリカ派に分かれてロボトルを行い、勝った側を解放する。
負けた側のメダロットーー
ディラックもしくは
フォリアのメダルは
公開処刑として、粉微塵に破壊する罰ゲームが執行される。
そればかりか、制限時間以内に決着が着かなかった場合は、
両方のメダルが破壊されてしまう。
実はこのゲームは、メダケイドロの予行演習にすぎなかった。
キング&クイーンゲームがアラセ達の活躍で破綻した直後に、ラナンキュラが宣言した罰ゲーム。
トラップに囲まれた中庭からの脱出を賭けてロボトルを行い、勝者は敗者の
パートナーの
メダルを奪ってラナンキュラに渡せば解放される。
ラナンキュラは明確にしていないが、渡したメダルは確実に破壊されていたものと思われる。
もしもロボトルをためらうなどしていた場合は、
トラップで中庭が爆破されていた恐れがあった。
メダロット三ヶ条を悪用したゲームで、子供の遊びである鬼ごっこのひとつ、
ケイドロ(ドロケイとも)を元にしている。
ラナンキュラの率いるハンターは全て
メダロットで、学園内に閉じ込めた生徒は
制限時間まで逃げきることになる。
勝利条件は一般のケイドロと同じく、ハンターが生徒を全員捕まえていれば、ハンターの勝利。
生徒が逃げきれれば生徒の勝利だが、
生徒は全員逃げきっていなければいけない。
ゲームの勝利条件を満たせなかった場合か、ルールを破った場合、牢屋に指定した中庭以外の学園のいずれかの場所が爆破される。
そのためハンターメダロット達は、メダロット三ヶ条第二条を守るーー人間を爆発から守るため、第一条を犯して人間を捕まえようとする。
回避するには徹底的にロボトルをしてハンターに捕まらない様にするか、究極的にはハンターメダロットのメダルを破壊するしかない。
加えてハンター側は二脚タイプのみならず、飛行タイプの
メダロットから、隠れている生徒を探知する
スニファー(※)メダロットまで居る。
この点で、物量面ではハンター側が圧倒的に有利。
さらに、ラナンキュラの後出しルールで教室への立てこもりも禁止にされてしまい、アラセ達生徒を疲弊させた。
作中の活躍
第6部「ラナンキュラのゲーム」
この時にアラセのことを、恐怖と絶望に陥れる獲物と定めたのだった。
コウボウ学園内に持ち出したメダルを隠すというゲームを
ムーンシャドウに仕掛け、その隙に自身の部下達を潜入させてコンサートの妨害を目論んだ。
この時、学内に
レアメダルがあるという噂までも流した。
結果として
ロボロボ団や
イクが出現し混乱が起こり、コンサートは危うく台無しにされてしまうところだった。
九曜とマリカの熱愛という、フルカワの校内新聞の飛ばし記事に端を発したファンクラブ同士の抗争の最中に学園内に潜入。
モギタとサオリを人質にして九曜とマリカを彼らと交換で人質になる様に仕向け、ファンクラブ同士を戦わせる「ゲーム」を引き起こす。
アラセと
イクによって「ゲーム」が破綻した直後に姿を見せ、
ワイワイ真剣ロボトルの開催を宣言。
パートナーメダロットの破壊を恐れた生徒達によってさらなる混乱が引き起こされた。
だが
ムーンシャドウによって
トラップは解除され、ゲームの前提が崩れ撤退した。
その後、メダTuberのコンサートという偽情報や個々人への招待状を送りつけ、生徒達を
コウボウ学園に誘き寄せた。
学園内に閉じ込めた生徒達を相手に
メダケイドロを開催して、学園内を混乱に陥れた。
関連人物
最終更新:2024年04月16日 16:02