Dr.ワイリー

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#ref(Wily8.jpg,,left,width=380,title=ドクロがトレードマーク) &br()&br()&br() &space(3)&font(25,#633063,b,i){「これで世界はワシのものじゃ!」}  本名:アルバート・W・ワイリー(Albert W. Wily)  出身地:アメリカ  年齢:57歳(ロックマン&フォルテ)  好きなもの:恐竜、怪獣、世界征服  嫌いなもの:乗り物酔い、負けを認めること  最終学歴:ローバート工科大学電子工学科卒業  声優:青野武(ロクロク、X4等)、石森達幸、緒方賢一(アニメ)、坂東尚樹(DASH)、長克巳(EXE)   趣味:卓球 #clear Dr.ワイリーとはロックマンシリーズに登場する[[悪の天才科学者>Dr.エッグマン]]である。 名前の由来は、[[悪い→わるい→ワイリー>ワリオ]]ではなく、英語のWILY(ずる賢い)。 モデルは鉄腕アトムの天馬博士や、実在の科学者アインシュタイン説がある。 彼の[[目標は世界征服>ベガ]]であり、[[自分を認めない世間の鼻をあかして己の天才ぶりを知らしめるのが目的である。>ゲイト]] ロックマンシリーズの大体の流れは、ワイリーが世界征服を企む→ライト博士の作ったロックマンが阻止→土下座して逃げる→ワイリーが世(ry ということの繰り返しで、世に言う[[アンパンマン]]と[[ばいきんまん]]のようなストーリーである。 好きなものは恐竜や怪獣で、[[それらをモチーフにしたロボット>メカドラゴン]]を作るのが子供の頃から夢だったという。 所謂かまってちゃんジイさんではあるが、こんな彼でも若い頃はロボットが大好きな超エリート学生であった。 ライト博士の良き友人として活動し、ローバート工科大学(おそらくハーバード大学が元ネタ)を成績2位で卒業。 彼の研究者としての実績は、ノーブル物理学賞ノミネート、世界技術大賞銀賞、LITマニュアルデザインコンテスト5年連続準優勝と目白押し。 しかしワイリーはこれだけ実力を評価されても、ちっともうれしくなかった。 それは&b(){[[大学の同級生であったライト博士が、全てにおいてワイリーの成績を上回っていたからである。>Dr.ドゥーム]]} ワイリーの上記の実績が軒並み[[銀メダリスト>サー・クロコダイル]]である理由は、同じく参加していたライト博士が金メダリストだったから。 ワイリーが銀賞を取ればライトは金賞、準優勝なら優勝、ノミネートなら受賞。ちなみに趣味の卓球もライトのほうが上手い。&s(){そして、先にハゲた。} これによりライトに対してすべてにおいて[[二番>ルイージ]]に甘んじ続け世間に「劣化ライト」の烙印(それでも充分すごいのだが)を押されたことに、彼のプライドが許さなかった。 ……彼は大学を卒業後しばらくして行方不明に。再び世の中に姿を表したときは、全世界に世界征服を宣言する悪の科学者Dr.ワイリーとしてだった。 つまりライト博士が同期だったせいで、[[時代に恵まれなかった>世紀末]]故[[世間に認められなかった天才>アミバ]]なのである。&del(){ライト博士こそ全ての元凶の可能性が} とは言うものの、提唱する理論がどれも過度に高い理解力を要する物のであったのも一因であるため、一概に被害者とは言い難いのも事実である。 #region(ライト博士の研究者としての評価) ライト博士の研究として公式設定で有名なのは、太陽光エネルギーを取り入れた動力システムである。 これはロックマンの動力炉やロックバスターの弾を製造するために使われている画期的な装置。 しかしワイリー博士はこのシステムを0から作ることが出来なかった。彼は原子力システムを用いた動力炉の製造が限界だった。 彼も後に太陽光エネルギーシステムを採用するのだが、それは[[ブルース]]を救助した時や [[ライト博士の>カットマン]][[ロボット達>エレキマン]]を拉致した時に、ライト博士の太陽エネルギーシステムを参考にしたのがきっかけなのである。 このように、ワイリーはライト博士を忌々しく思っているが、ライト博士の技術力を認めている節もシリーズ中で垣間見える。 #ref(Light&Wily.jpg,,width=250,title=何十年と続く腐れ縁) また、この他にも、漫画やゲーム中にワイリーとライトの仲について様々な設定がある。 有賀ヒトシ版漫画『ロックマンギガミックス』では「ロボットに心を持たせること」が重要であると考えており、 同じような主張を力説して大学の教授に理解されていなかったライト博士に加勢して人工知能の共同研究を完成させた。 また「ロボットがどう生きてどう死ぬかは全てロボットが勝手に決めれば良い」とも発言しており、 ロボットを愛するがゆえに護ろうとするライトと、愛するが故に放任主義に徹するワイリーという対比にもなっている。 (未来におけるイレギュラーの存在もまた「犯罪」という自由を与えようというワイリーの判断によるのかもしれない) 池原しげと版漫画ロックマンではワイリー博士は自分たちのロボット技術を、防衛のために軍事開発にも利用しようと考えたがために、、 あくまで平和的な目的以外でロボットを使うのはやめようとしたライト博士と衝突した結果、袂を分かつエピソードがライト博士の口から語られている。 「ロックマンロックマン」では理論が過激でオレ流なせいで、大学の先生たちに理解されなかった(追放された)。 このあたりの設定の正確な統一はされていないが、とにかく「異端児」という扱いだったようだ。 #endregion しかしワイリーは世界征服を企んだものの、ロックマンに阻止された回数は数知れない。 ロックマンの正規ナンバリングは10だが、その他のシリーズ作品もカウントすると&b(){20回以上}阻止されている。 世界征服を企む悪役は数あれど、まさに[[ネバーギブアップ精神の化身>アーサー]]のような高性能お爺ちゃんである。 最初は純粋に世界征服が目的だったが、最近はロボットの味方として人間への復讐にシフトしているような気もする。 計画をすべて潰すロックマンもすごいが、毎回あの手この手で作戦を立てるワイリーも大概である。 サッカーもやるしレースもやるし、手段を選ばなさすぎるにも程がある。 #region(シリーズにおけるワイリーの世界征服作戦の歴史) 初代:[[ライト博士の作ったロボット達>ガッツマン]]を洗脳し世界中で大暴れさせる。暴走を止める条件に世界征服。 2:前回の敗因はライト博士のロボットに頼ったから。今回は[[自作のロボット>メタルマン]]で世界征服を狙う。 3:改心したフリをしてライト博士と協力して色んなロボットを開発。そのロボット達を使って反乱。 4:娘のカリンカを人質にとって、コサック博士に世界征服をさせよう。自分は影でコサック博士を操って暗躍する。 5:ライトとブルースのサポートのせいで失敗するんだ。ライトを誘拐しブルースの偽者を作って世界征服をさせれば…。 6:もう黒幕も全部自分でやろう。Mr.Xという&s(){どう見てもバレバレだが何故か誰も気付かない}仮の姿になって財団を作り、[[ワイリー対策として>プラントマン]][[集まったロボット達>ケンタウロスマン]]を操って世界征服。 7:ついに逮捕されちゃったけど、こんなこともあろうかと、部下が助けにくるように準備してたんだ。 8:宇宙から落ちてきた不思議な悪のエネルギーを手に入れたぞ。これで世界はワシのものじゃー! 9:[[処分されそうになった>ジュエルマン]][[ロボット達>マグママン]]を助けて恩を売り、人間に復讐するように仕向けよう。元々はライト博士が設計したロボットだから濡れ衣を着せてやれば…。 10:ロボットが病気になるインフルエンザを開発したぞ。世界中に流行させれば、ワクチン欲しさに皆が従うだろう。 外伝なども含めると、 W1,3,4,MW:対ロックマン用に設計した特別なロボットで返り討ちにしてやる。 W2:ロックマンのせいでいつも負けるんだ。だったら未来のロックマンを改造すれば最強のロボットができるのでは…? W5:[[地球外文明製のロボット>サンゴッド]]を発掘したぞ。コイツ達の力があればロックマンなんぞ一捻りじゃー! R&F:自分の作ったロボットに寝首をかかれてしまった。うまいこと倒してもらってそれから世界征服だ。 B&C:世界征服するには資金が必要。レースの賞金を丸々横取りじゃー! PB:以前倒されたロボット達を復活させたぞ。これでロックマンにリベンジだ。 PF:ライトの研究所から未知のエネルギーとパーツを盗み、更に[[ロール]]を誘拐してやった。さあ、どうするロックマン? RB:研究所をたくさん建てて全世界を征服してやる! サッカー:サッカー場を占領してサッカーを愛する連中の楽しみを奪ってやろう。 大雑把に説明するとこうなる。反省をふまえてちょっとずつマイナーチェンジしてるあたり哀愁を誘う。 ワイリーと直接対決するときのワイリーマシン&ワイリーカプセルシリーズもシリーズが進む度に改良され ロックマンの弱点を研究し、初期には搭載されてなかった脱出装置、第二段階、飛行移動、ワープなど追加要素が増えていった。 特にロックマン7のワイリーカプセルは史上最強といわれており、多くのプレイヤーを苦しめた。&s(){もうこれだけ生産してればいいんじゃないかな。} また、計画のたびに巨大な秘密基地(”実家”と呼ぶファンも)を作る恒例も、ロックマン10では宇宙にまで作られた(”別荘”と呼ばれた)。 他にも小惑星型の宇宙基地を作ったり、島ごとまるまる基地に改造したり。1作品に2つ基地を作ることも。&b(){いつも最後は壊される運命だけど。} 突然X財団とか作っちゃったり、どこにそんな金があるんだ、と言いたいが、実は資金ぐりに困っている描写が無いわけではない。 他人が製作したロボットを、ワイリーが改造して使用するケースは最近の作品でも事例があり、 ワイリーが製作したボスキャラや雑魚キャラには、ワイリーが節約&省エネ生活のはてに生まれた経緯のロボットもいる。(昔自分の乗っていた自動車を改造して造ったターボマンとか) シリーズ全体で見ると、完全ワイリー製のボスキャラロボットは、全体の半分にも満たなかったりする。 #endregion そしてワイリーと言えば、最後の対決でロックマンに負けた際の&b(){ジャンピング土下座}である。 土下座をしてロックマンが油断した虚をついて、ワイリーが逃げるのが定番。 もはや様式美と化したこの儀式にロックマンも飽き飽きしており、ロックマン7では 「もうだまされないぞ!」とロックバスターを向け、ロックマン9では &b(){「ワイリー、これを見るんだ!このときから始まって!このときも!このときも!」}と 歴代シリーズ思い出の土下座シーンのアルバムをワイリーにわざわざ見せて説教する始末であった。 &s(){このフィルムが後世に残っていてゼロが見たらどう思うだろうか} ちなみにこのシーンで映る過去のロックマンのボディの色は、そのシリーズのワイリーマシンに有効な特殊武器を装備している時のものという小ネタが仕込まれている。 AAの「ワイリー!!!!」はあながちネタでもない。 この様式美が災いしたのか、フォルテとの関係は7以降悪化している(このような面をフォルテが激しく嫌うようになったため)。 性格は目立ちたがりで、指名手配されているのに資金集めのために自作車でレースに参加したりする。 シリーズ全体で見ると「犠牲を払ってでも策を選ばない外道」になったかと思えば「悪人だがどこかヌけてて憎めない人」になる。 ロックマン9で「この城とともに死ね!」とライト博士の偽者を使ってロックマンを罠にハメたかと思えば、 ロックマン10で風邪を引いたところをロックマンに救助された恩返しに、ロボットインフルエンザのワクチンを土産にし(て病院から脱走し)たり。 本家でもワイリーの本質についての描写は曖昧模糊ではある。 基本的にはどうしようもない下種だが根は邪悪一辺倒ではない、といったところか。 #region(漫画作品でのワイリー) 有賀ヒトシ氏の漫画では「メタルハート」でゴミ捨て場を見て人間のやる事なす事に嘆き一方で、捨てられたおもちゃの電子頭脳をイエローデビルに改造したり、 「復活の死神」では[[スカルマン]]を解放して、事あるごとにコサックの持論とスカルマンへの態度の乖離を突いたりとロボットへの少々歪んだ同情がよく描かれる。 (ただし、その剥離を招いた大元の原因はワイリーである。そのためワイリーのやったことはかなり悪質なマッチポンプであるのだが…) あと、資金難の描写も多くナンバーズ達はいつもエネルギー不足らしい。 コサック博士が書いた本がベストセラーになった事から対抗して本を出版したが大体が返本されていたり、ロックマンギガミックスではロボット達の中に紛れてレースに出場したりとコミカルな一面も目立つ。 #region(かっこいいDr.ワイリー) *&font(i,24,#000000){「どう生きて どうくたばるかなんぞはコイツら自身が決めればいいこと!!」} *&font(i,24,#000000){「そのためにこいつらに“心”があるんじゃないのか!!」} 前述の通りコミカルな一面が目立つが最終章にあたるスペースルーラーズ編では一貫してシリアスを貫いている。 ライト博士と共にロボットになぜ心を与えてたのか、ロボット達への想い。 今まではどうにもコミカルすぎるワイリー博士がイケメンすぎる姿を見せてくれる。 前述の言葉はロールからカットマンへと伝わり、この言葉によりカットマンがある決意を固めロックマン復活の鍵となる。 ロックマンが負傷した時にはライト博士と全力で立ち向かい修理を行っている。 **&size(24){&color(red){&i(){「諦めるなライト!!なんとかするんだ!!オレとお前で!!」}}} **&size(24){&color(blue){&i(){「もちろんだ!!オレたちふたりの手にかかれば直せぬロボットなどあるものか!!」}}} #endregion 池原しげと氏の漫画ではロックマンの嘆きに「ロボットはワシの野望をかなえるために働けばそれでいい!」、 フォルテが壊される前に撤退したと聞いて「戦闘ロボに心を持たせて失敗だったな!」などと言い放ったりと 基本的にマッドであるが、『7』では憂さ晴らしに「''ワイリーマン''」なるゲームを自作して ライトロボ相手に無双したりするお茶目な面(ワイリーマンは有賀氏の漫画でも一度台詞に出している)や、 あわやのところをフォルテが、「強くしてもらいたいから」という利己的な理由で助けてくれた際も 動機に文句一つ言わず、むしろ助けてくれた嬉しさから笑顔で強くすることを約束する義理堅い面も見せている。 また前記のMr.Xの変装の際は、''ほぼ同じ髪型(髪質は少し違う)のカツラを被る''という謎行動を披露している。 出月こーじ氏の漫画では常にハイテンションで、フォルテが「最強は俺だが作った人間ならお前の方(ライトのこと)が上なのは認める」 と言っているのを聞いてマジギレしたり、バレンタインデーを破壊しようとするなど、これまたお茶目な面が目立つ。 「ロックマン&フォルテ」の冒頭ではメットールに用意させた宣戦布告の原稿に「8度の敗北にもめげず」とあるのを見咎め 「ワシは一度も負けたとは思っておらん!」とすさまじい負け惜しみを見せた。 #endregion ロックマンシリーズ全体で見ると、彼の存在は非常に重要なポジションである。 彼がいなければ[[ブルース]]は死亡していた可能性が高く、[[フォルテ]]や[[ゼロ]]の誕生も無かった。 Xシリーズでも長らく彼の存在が語られており、ゼロの夢に出てきたり、[[シグマ]]に巨大ボディを提供するなど裏で暗躍している。 また、X2のサーゲスはその断末魔の台詞からサイボーグ化したワイリーではないかと言われている。 X6のアイゾックもゼロの事を昔から知っているようなそぶりで、部下のハイマックスがゼロに倒されてもゼロの強さに喜びさえした(エックスのときは憤慨する)。 そして、息を引き取る間際に「お前こそが最強のロボットじゃ!」と語りかける等、レプリロイド化したワイリー説が浮上している。&s(){声も似てるし} シリーズの育ての親である稲船敬二氏は「ワイリー=サーゲス」説に関しては念入りにはぐらかしつつも認めるかのようなコメントをしている。 ただXシリーズにおけるワイリーは回想にせよ疑惑の人物にせよ行動原理は''「エックスを倒すこと」「ゼロを最強にすること」''ばかりで、 世界征服に拘るような様子はなく、目的のためなら他のロボット(レプリロイド)がどうなろうと意に介する様子もない。 このように、後世では生前よりも悪役・大科学者としての印象が強い形で%%誤解されて%%伝わっており、 ''実は当人は意外とおちゃめなジャンピング土下座じじい''という事は知られていない。 ゼロに(おそらく)ロボット工学三原則を積まなかったために、[[ワイリーを上回るマッドサイエンティスト>ドクター・バイル]]を殺すことができたのだが かつて本人がロックマンに殺されそうになった時(おそらく)三原則を盾に命乞いしたのを忘れたのだろうか。 初代シリーズとXシリーズやゼロシリーズの間に何が起きたのかは、重要な部分でありながら明確になっていない。 ライトとワイリーの死、初代ロックマンとエックスの関係、ライトがエックスを作ったのはいつ、何故なのか、 ミッシングリンクが描かれるのを期待された『9』のエンディングでも''やっぱり毎度おなじみのジャンピング土下座だった。'' (実はその辺りの詳細が細かく書かれた資料がロックマンゼロコレクションの公式サイトに載っていたが  サイトがリニューアルされた際に全て削除されてしまった  カプコンがまだ明かすべきではないと判断したのか、全てボツ設定になったかは定かではない…) #region(本家以外のシリーズ) 本家以外のロックマンシリーズでもワイリーという名前のキャラが登場している。 時系列的にはパラレルワールドと思われる『エグゼ』シリーズでは『4』以外の作品に黒幕として幾度と無く登場。 この世界では本家とは違って善良な人格者であったが、ネットワーク社会が発展した代償に 彼が人生を捧げたロボット工学そのものがないがしろにされ(技術の共倒れ防止のため、という正当な事情はあった)たために歪み、 この社会を滅ぼすことを目的に、ネットマフィアを組織するなどして大規模なネットワーク犯罪を繰り返した。 こちらでは世界観上、ネットナビの他ドリームウイルスや[[プロト]]といった電脳上の存在を尖兵として使うことが多いが、 ネットナビをインストールすることでその戦闘力などを現実世界で再現できるロボット「コピーロイド」を自ら開発するなど、 現実世界でもロボット工学の権威として高い技術力を発揮している。 が、人格者の面が残っている上に本家同様完全悪とは言い難い人物であり、 それ故に彼のネットマフィアには多くの優秀な人材が''彼の人望に惹かれて集まった''。 ちなみに、一人息子を設けており、こちらもワイリーに負けず劣らずの悪人っぷりを見せている。 一人息子の方は悪の道に走ったワイリーへの果てしない嫌悪故という、あまりにも皮肉な理由で父と同じ轍を踏んでしまっている。 そのせいかこの件に限ってはワイリーは心底から悔いており、正体を伏せた上で彼の更生に奔走していた。 この世界におけるライト博士に当たる人物として、ロボット工学と対になるネットワーク工学の権威である''光''正博士がいる。 彼とは生前親友であり共同研究者でもあった間柄であり、そしてその孫である光熱斗とロックマンがワイリーに立ち向かうという、 本家シリーズを踏襲したストーリー構造になっている。 最終作『エグゼ6』ラストでは野望が潰えた後にとうとう完全に改心し、その後はネットワーク社会のさらなる発展に大きく寄与したとされる。 DASHでも貸しボート屋の経営者として登場。 本家を踏襲した悪役感漂う人相をしているが、性格の方は至って温厚かつ親切である。 ZXAでは彼をファーストネームからとった三賢人のマスター・アルバートというキャラが登場する。 残りの2人の名前もライト博士、コサック博士の名前から採られている。 #endregion アーケードゲームでは、「ロックマン・ザ・パワーバトル」系の2作に[[ラスボス]]として登場する。 内容はロックマンのステージ道中を廃止してボス戦だけになったようなゲーム。 子供向けのゲーセンに設置されてる事が多かった為、ゲーム自体の知名度はいまいち。 Marvel vs. Capcom関連では、プレイアブルキャラやボスキャラとしての起用はなく、『MVC1』の背景で登場しただけ。 秘密基地の前で戦うヒーローたちに向かって拡声器でなにやら怒鳴っているが、&b(){完全に無視されている。}ロックマンにさえ。 実はこの時にワイリーがしゃべっているボイスが無く、本当に声が届いていないのかもしれない。攻撃が当たりそうなぐらい近い場所にいるのだが……。 なお、背景にいる時はガン無視のくせに、この時ロックマンは勝利台詞で「どこだワイリー!許さないぞ!」と叫んだり [[オンスロート]]に向かって「キミは[[ワイリーの巨大メカ>マッドグラインダー]]だな!」と言い放ったり、完全にワイリーのせいだと決めてかかっていた。 おまけにオンスロートを倒すと&b(){マグネティックショックウェーブを獲得。}この後ワイリーはどんな目に遭わされたのだろうか。 ---- **MUGENでのDr.ワイリー 複数製作されている。 -Manic氏作 #ref(newwilystanceqx7.gif) 海外の製作。[[どこかで見たような>トロン・ボーン]]ワイリーマシンに乗るワイリーである。 MVCシリーズのステージ背景にいたワイリーのスプライトを使用していため、常にスピーカーを持っている。 食らい判定はワイリー本体&メカ含めて全体にある。[[ボイス]]は海外のロックマン8から。 改造した特殊なスピーカーで衝撃波や相手の動きを止める弾や電撃や地震を引き起こす。 ハイジャンプは出来るが、基本的に動きはゆったりしている。ゲージ消費技は搭載されていない。 しゃがみ攻撃のスピーカー音波攻撃の判定が強力で(ただし密着されるとスカる)かなりAI殺し。 とっさに逃げられる機動力がないので、遠距離から音波殺しで、近づかれたらフレイムタワーで暴れよう。 -Xardion氏作 #ref(images.jpg ) こちらも海外の製作。氏によればβ版とのこと。 ロックマン・ザ・パワーバトルのワイリーマシンが流用されている。 攻撃手段はパンチボタン3つとチョップボタン3つのみ。 DOS版専用なのか、登録しただけでMUGENが起動せずに強制終了してしまう。 この他にもファミコン版のドットを使って製作されたワイリーがいる。 ---- ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[Dr.ワイリー],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[Dr.ワイリー],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[Dr.ワイリー],sort=hiduke,100) } ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。) //博士,ラスボス
#ref(Wily8.jpg,,left,width=380,title=ドクロがトレードマーク) &br()&br()&br() &space(3)&font(25,#633063,b,i){「これで世界はワシのものじゃ!」}  本名:アルバート・W・ワイリー(Albert W. Wily)  出身地:アメリカ  年齢:57歳(ロックマン&フォルテ)  好きなもの:恐竜、怪獣、世界征服  嫌いなもの:乗り物酔い、負けを認めること  最終学歴:ローバート工科大学電子工学科卒業  声優:青野武(ロクロク、X4等)、石森達幸、緒方賢一(アニメ)、坂東尚樹(DASH)、長克巳(EXE)   趣味:卓球 #clear Dr.ワイリーとはロックマンシリーズに登場する[[悪の天才科学者>Dr.エッグマン]]である。 名前の由来は、[[悪い→わるい→ワイリー>ワリオ]]ではなく、英語のWILY(ずる賢い)。 モデルは鉄腕アトムの天馬博士や、実在の科学者アインシュタイン説がある。 彼の[[目標は世界征服>ベガ]]であり、[[自分を認めない世間の鼻をあかして己の天才ぶりを知らしめるのが目的である。>ゲイト]] ロックマンシリーズの大体の流れは、ワイリーが世界征服を企む→ライト博士の作ったロックマンが阻止→土下座して逃げる→ワイリーが世(ry ということの繰り返しで、世に言う[[アンパンマン]]と[[ばいきんまん]]のようなストーリーである。 好きなものは恐竜や怪獣で、[[それらをモチーフにしたロボット>メカドラゴン]]を作るのが子供の頃から夢だったという。 所謂かまってちゃんジイさんではあるが、こんな彼でも若い頃はロボットが大好きな超エリート学生であった。 ライト博士の良き友人として活動し、ローバート工科大学(おそらくハーバード大学が元ネタ)を成績2位で卒業。 彼の研究者としての実績は、ノーブル物理学賞ノミネート、世界技術大賞銀賞、LITマニュアルデザインコンテスト5年連続準優勝と目白押し。 しかしワイリーはこれだけ実力を評価されても、ちっともうれしくなかった。 それは&b(){[[大学の同級生であったライト博士が、全てにおいてワイリーの成績を上回っていたからである。>Dr.ドゥーム]]} ワイリーの上記の実績が軒並み[[銀メダリスト>サー・クロコダイル]]である理由は、同じく参加していたライト博士が金メダリストだったから。 ワイリーが銀賞を取ればライトは金賞、準優勝なら優勝、ノミネートなら受賞。ちなみに趣味の卓球もライトのほうが上手い。&s(){そして、先にハゲた。} これによりライトに対してすべてにおいて[[二番>ルイージ]]に甘んじ続け世間に「劣化ライト」の烙印(それでも充分すごいのだが)を押されたことに、彼のプライドが許さなかった。 ……彼は大学を卒業後しばらくして行方不明に。再び世の中に姿を表したときは、全世界に世界征服を宣言する悪の科学者Dr.ワイリーとしてだった。 つまりライト博士が同期だったせいで、[[時代に恵まれなかった>世紀末]]故[[世間に認められなかった天才>アミバ]]なのである。&del(){ライト博士こそ全ての元凶の可能性が} とは言うものの、提唱する理論がどれも過度に高い理解力を要する物のであったのも一因であるため、一概に被害者とは言い難いのも事実である。 #region(ライト博士の研究者としての評価) ライト博士の研究として公式設定で有名なのは、太陽光エネルギーを取り入れた動力システムである。 これはロックマンの動力炉やロックバスターの弾を製造するために使われている画期的な装置。 しかしワイリー博士はこのシステムを0から作ることが出来なかった。彼は原子力システムを用いた動力炉の製造が限界だった。 彼も後に太陽光エネルギーシステムを採用するのだが、それは[[ブルース]]を救助した時や [[ライト博士の>カットマン]][[ロボット達>エレキマン]]を拉致した時に、ライト博士の太陽エネルギーシステムを参考にしたのがきっかけなのである。 このように、ワイリーはライト博士を忌々しく思っているが、ライト博士の技術力を認めている節もシリーズ中で垣間見える。 #ref(Light&Wily.jpg,,width=250,title=何十年と続く腐れ縁) また、この他にも、漫画やゲーム中にワイリーとライトの仲について様々な設定がある。 有賀ヒトシ版漫画『ロックマンギガミックス』では「ロボットに心を持たせること」が重要であると考えており、 同じような主張を力説して大学の教授に理解されていなかったライト博士に加勢して人工知能の共同研究を完成させた。 また「ロボットがどう生きてどう死ぬかは全てロボットが勝手に決めれば良い」とも発言しており、 ロボットを愛するがゆえに護ろうとするライトと、愛するが故に放任主義に徹するワイリーという対比にもなっている。 (未来におけるイレギュラーの存在もまた「犯罪」という自由を与えようというワイリーの判断によるのかもしれない) 池原しげと版漫画ロックマンではワイリー博士は自分たちのロボット技術を、防衛のために軍事開発にも利用しようと考えたがために、、 あくまで平和的な目的以外でロボットを使うのはやめようとしたライト博士と衝突した結果、袂を分かつエピソードがライト博士の口から語られている。 「ロックマンロックマン」では理論が過激でオレ流なせいで、大学の先生たちに理解されなかった(追放された)。 このあたりの設定の正確な統一はされていないが、とにかく「異端児」という扱いだったようだ。 #endregion しかしワイリーは世界征服を企んだものの、ロックマンに阻止された回数は数知れない。 ロックマンの正規ナンバリングは10だが、その他のシリーズ作品もカウントすると&b(){20回以上}阻止されている。 世界征服を企む悪役は数あれど、まさに[[ネバーギブアップ精神の化身>アーサー]]のような高性能お爺ちゃんである。 最初は純粋に世界征服が目的だったが、最近はロボットの味方として人間への復讐にシフトしているような気もする。 計画をすべて潰すロックマンもすごいが、毎回あの手この手で作戦を立てるワイリーも大概である。 サッカーもやるしレースもやるし、手段を選ばなさすぎるにも程がある。 #region(シリーズにおけるワイリーの世界征服作戦の歴史) 初代:[[ライト博士の作ったロボット達>ガッツマン]]を洗脳し世界中で大暴れさせる。暴走を止める条件に世界征服。 2:前回の敗因はライト博士のロボットに頼ったから。今回は[[自作のロボット>メタルマン]]で世界征服を狙う。 3:改心したフリをしてライト博士と協力して色んなロボットを開発。そのロボット達を使って反乱。 4:娘のカリンカを人質にとって、コサック博士に世界征服をさせよう。自分は影でコサック博士を操って暗躍する。 5:ライトとブルースのサポートのせいで失敗するんだ。ライトを誘拐しブルースの偽者を作って世界征服をさせれば…。 6:もう黒幕も全部自分でやろう。Mr.Xという&s(){どう見てもバレバレだが何故か誰も気付かない}仮の姿になって財団を作り、[[ワイリー対策として>プラントマン]][[集まったロボット達>ケンタウロスマン]]を操って世界征服。 7:ついに逮捕されちゃったけど、こんなこともあろうかと、部下が助けにくるように準備してたんだ。 8:宇宙から落ちてきた不思議な悪のエネルギーを手に入れたぞ。これで世界はワシのものじゃー! 9:[[処分されそうになった>ジュエルマン]][[ロボット達>マグママン]]を助けて恩を売り、人間に復讐するように仕向けよう。元々はライト博士が設計したロボットだから濡れ衣を着せてやれば…。 10:ロボットが病気になるインフルエンザを開発したぞ。世界中に流行させれば、ワクチン欲しさに皆が従うだろう。 外伝なども含めると、 W1,3,4,MW:対ロックマン用に設計した特別なロボットで返り討ちにしてやる。 W2:ロックマンのせいでいつも負けるんだ。だったら未来のロックマンを改造すれば最強のロボットができるのでは…? W5:[[地球外文明製のロボット>サンゴッド]]を発掘したぞ。コイツ達の力があればロックマンなんぞ一捻りじゃー! R&F:自分の作ったロボットに寝首をかかれてしまった。うまいこと倒してもらってそれから世界征服だ。 B&C:世界征服するには資金が必要。レースの賞金を丸々横取りじゃー! PB:以前倒されたロボット達を復活させたぞ。これでロックマンにリベンジだ。 PF:ライトの研究所から未知のエネルギーとパーツを盗み、更に[[ロール]]を誘拐してやった。さあ、どうするロックマン? RB:研究所をたくさん建てて全世界を征服してやる! サッカー:サッカー場を占領してサッカーを愛する連中の楽しみを奪ってやろう。 大雑把に説明するとこうなる。反省をふまえてちょっとずつマイナーチェンジしてるあたり哀愁を誘う。 ワイリーと直接対決するときのワイリーマシン&ワイリーカプセルシリーズもシリーズが進む度に改良され ロックマンの弱点を研究し、初期には搭載されてなかった脱出装置、第二段階、飛行移動、ワープなど追加要素が増えていった。 特にロックマン7のワイリーカプセルは史上最強といわれており、多くのプレイヤーを苦しめた。&s(){もうこれだけ生産してればいいんじゃないかな。} また、計画のたびに巨大な秘密基地(”実家”と呼ぶファンも)を作る恒例も、ロックマン10では宇宙にまで作られた(”別荘”と呼ばれた)。 他にも小惑星型の宇宙基地を作ったり、島ごとまるまる基地に改造したり。1作品に2つ基地を作ることも。&b(){いつも最後は壊される運命だけど。} 突然X財団とか作っちゃったり、どこにそんな金があるんだ、と言いたいが、実は資金ぐりに困っている描写が無いわけではない。 他人が製作したロボットを、ワイリーが改造して使用するケースは最近の作品でも事例があり、 ワイリーが製作したボスキャラや雑魚キャラには、ワイリーが節約&省エネ生活のはてに生まれた経緯のロボットもいる。(昔自分の乗っていた自動車を改造して造ったターボマンとか) シリーズ全体で見ると、完全ワイリー製のボスキャラロボットは、全体の半分にも満たなかったりする。 #endregion そしてワイリーと言えば、最後の対決でロックマンに負けた際の&b(){ジャンピング土下座}である。 土下座をしてロックマンが油断した虚をついて、ワイリーが逃げるのが定番。 もはや様式美と化したこの儀式にロックマンも飽き飽きしており、ロックマン7では 「もうだまされないぞ!」とロックバスターを向け、ロックマン9では &b(){「ワイリー、これを見るんだ!このときから始まって!このときも!このときも!」}と 歴代シリーズ思い出の土下座シーンのアルバムをワイリーにわざわざ見せて説教する始末であった。 &s(){このフィルムが後世に残っていてゼロが見たらどう思うだろうか} ちなみにこのシーンで映る過去のロックマンのボディの色は、そのシリーズのワイリーマシンに有効な特殊武器を装備している時のものという小ネタが仕込まれている。 AAの「ワイリー!!!!」はあながちネタでもない。 この様式美が災いしたのか、フォルテとの関係は7以降悪化している(このような面をフォルテが激しく嫌うようになったため)。 性格は目立ちたがりで、指名手配されているのに資金集めのために自作車でレースに参加したりする。 シリーズ全体で見ると「犠牲を払ってでも策を選ばない外道」になったかと思えば「悪人だがどこかヌけてて憎めない人」になる。 ロックマン9で「この城とともに死ね!」とライト博士の偽者を使ってロックマンを罠にハメたかと思えば、 ロックマン10で風邪を引いたところをロックマンに救助された恩返しに、ロボットインフルエンザのワクチンを土産にし(て病院から脱走し)たり。 本家でもワイリーの本質についての描写は曖昧模糊ではある。 基本的にはどうしようもない下種だが根は邪悪一辺倒ではない、といったところか。 #region(漫画作品でのワイリー) 有賀ヒトシ氏の漫画では「メタルハート」でゴミ捨て場を見て人間のやる事なす事に嘆き一方で、捨てられたおもちゃの電子頭脳をイエローデビルに改造したり、 「復活の死神」では[[スカルマン]]を解放して、事あるごとにコサックの持論とスカルマンへの態度の乖離を突いたりとロボットへの少々歪んだ同情がよく描かれる。 (ただし、その剥離を招いた大元の原因はワイリーである。そのためワイリーのやったことはかなり悪質なマッチポンプであるのだが…) あと、資金難の描写も多くナンバーズ達はいつもエネルギー不足らしい。 コサック博士が書いた本がベストセラーになった事から対抗して本を出版したが大体が返本されていたり、ロックマンギガミックスではロボット達の中に紛れてレースに出場したりとコミカルな一面も目立つ。 #region(かっこいいDr.ワイリー) *&font(i,24,#000000){「どう生きて どうくたばるかなんぞはコイツら自身が決めればいいこと!!」} *&font(i,24,#000000){「そのためにこいつらに“心”があるんじゃないのか!!」} 前述の通りコミカルな一面が目立つが最終章にあたるスペースルーラーズ編では一貫してシリアスを貫いている。 ライト博士と共にロボットになぜ心を与えてたのか、ロボット達への想い。 今まではどうにもコミカルすぎるワイリー博士がイケメンすぎる姿を見せてくれる。 前述の言葉はロールからカットマンへと伝わり、この言葉によりカットマンがある決意を固めロックマン復活の鍵となる。 ロックマンが負傷した時にはライト博士と全力で立ち向かい修理を行っている。 **&size(24){&color(red){&i(){「諦めるなライト!!なんとかするんだ!!オレとお前で!!」}}} **&size(24){&color(blue){&i(){「もちろんだ!!オレたちふたりの手にかかれば直せぬロボットなどあるものか!!」}}} #endregion 池原しげと氏の漫画ではロックマンの嘆きに「ロボットはワシの野望をかなえるために働けばそれでいい!」、 フォルテが壊される前に撤退したと聞いて「戦闘ロボに心を持たせて失敗だったな!」などと言い放ったりと 基本的にマッドであるが、『7』では憂さ晴らしに「''ワイリーマン''」なるゲームを自作して ライトロボ相手に無双したりするお茶目な面(ワイリーマンは有賀氏の漫画でも一度台詞に出している)や、 あわやのところをフォルテが、「強くしてもらいたいから」という利己的な理由で助けてくれた際も 動機に文句一つ言わず、むしろ助けてくれた嬉しさから笑顔で強くすることを約束する義理堅い面も見せている。 また前記のMr.Xの変装の際は、''ほぼ同じ髪型(髪質は少し違う)のカツラを被る''という謎行動を披露している。 出月こーじ氏の漫画では常にハイテンションで、フォルテが「最強は俺だが作った人間ならお前の方(ライトのこと)が上なのは認める」 と言っているのを聞いてマジギレしたり、バレンタインデーを破壊しようとするなど、これまたお茶目な面が目立つ。 「ロックマン&フォルテ」の冒頭ではメットールに用意させた宣戦布告の原稿に「8度の敗北にもめげず」とあるのを見咎め 「ワシは一度も負けたとは思っておらん!」とすさまじい負け惜しみを見せた。 #endregion ロックマンシリーズ全体で見ると、彼の存在は非常に重要なポジションである。 彼がいなければ[[ブルース]]は死亡していた可能性が高く、[[フォルテ]]や[[ゼロ]]の誕生も無かった。 Xシリーズでも長らく彼の存在が語られており、ゼロの夢に出てきたり、[[シグマ]]に巨大ボディを提供するなど裏で暗躍している。 また、X2のサーゲスはその断末魔の台詞からサイボーグ化したワイリーではないかと言われている。 X6のアイゾックもゼロの事を昔から知っているようなそぶりで、部下のハイマックスがゼロに倒されてもゼロの強さに喜びさえした(エックスのときは憤慨する)。 そして、息を引き取る間際に「お前こそが最強のロボットじゃ!」と語りかける等、レプリロイド化したワイリー説が浮上している。&s(){声も似てるし} シリーズの育ての親である稲船敬二氏は「ワイリー=サーゲス」説に関しては念入りにはぐらかしつつも認めるかのようなコメントをしている。 ただXシリーズにおけるワイリーは回想にせよ疑惑の人物にせよ行動原理は''「エックスを倒すこと」「ゼロを最強にすること」''ばかりで、 世界征服に拘るような様子はなく、目的のためなら他のロボット(レプリロイド)がどうなろうと意に介する様子もない。 このように、後世では生前よりも悪役・大科学者としての印象が強い形で%%誤解されて%%伝わっており、 ''実は当人は意外とおちゃめなジャンピング土下座じじい''という事は知られていない。 ゼロに(おそらく)ロボット工学三原則を積まなかったために、[[ワイリーを上回るマッドサイエンティスト>ドクター・バイル]]を殺すことができたのだが かつて本人がロックマンに殺されそうになった時(おそらく)三原則を盾に命乞いしたのを忘れたのだろうか。 初代シリーズとXシリーズやゼロシリーズの間に何が起きたのかは、重要な部分でありながら明確になっていない。 ライトとワイリーの死、初代ロックマンとエックスの関係、ライトがエックスを作ったのはいつ、何故なのか、 ミッシングリンクが描かれるのを期待された『9』のエンディングでも''やっぱり毎度おなじみのジャンピング土下座だった。'' (実はその辺りの詳細が細かく書かれた資料がロックマンゼロコレクションの公式サイトに載っていたが  サイトがリニューアルされた際に全て削除されてしまった  カプコンがまだ明かすべきではないと判断したのか、全てボツ設定になったかは定かではない…) #region(本家以外のシリーズ) 本家以外のロックマンシリーズでもワイリーという名前のキャラが登場している。 時系列的にはパラレルワールドと思われる『エグゼ』シリーズでは『4』以外の作品に黒幕として幾度と無く登場。 この世界では本家とは違って善良な人格者であったが、ネットワーク社会が発展した代償に 彼が人生を捧げたロボット工学そのものがないがしろにされ(技術の共倒れ防止のため、という正当な事情はあった)たために歪み、 この社会を滅ぼすことを目的に、ネットマフィアを組織するなどして大規模なネットワーク犯罪を繰り返した。 こちらでは世界観上、ネットナビの他ドリームウイルスや[[プロト]]といった電脳上の存在を尖兵として使うことが多いが、 ネットナビをインストールすることでその戦闘力などを現実世界で再現できるロボット「コピーロイド」を自ら開発するなど、 現実世界でもロボット工学の権威として高い技術力を発揮している。 ・本家以上に捻じ曲がった性根 ・余りにも行き過ぎたなりふり構わないやり方 ・部下の意見を滅多に聞かない といった数々の欠点からエグゼ1作目開始以前の時点から部下の離反が絶えなかったが、 人格者の面が残っている上に本家同様完全悪とは言い難い人物であり、 それ故に彼のネットマフィアには多くの優秀な人材が''彼の人望に惹かれて集まった''。 ちなみに、一人息子を設けており、こちらもワイリーに負けず劣らずの悪人っぷりを見せている。 一人息子の方は悪の道に走ったワイリーへの果てしない嫌悪故という、あまりにも皮肉な理由で父と同じ轍を踏んでしまっている。 そのせいか流石のワイリーもこの件に限っては心底から悔いており、正体を伏せた上ではあるものの脱獄してまで彼の更生に奔走していた。 この世界におけるライト博士に当たる人物として、ロボット工学と対になるネットワーク工学の権威である''光''正博士がいる。 彼とは生前親友であり共同研究者でもあった間柄であり、そしてその孫である光熱斗とロックマンがワイリーに立ち向かうという、 本家シリーズを踏襲したストーリー構造になっている。 歪んでしまった際に親友である光博士のことも逆恨みする様になってしまったが、 当の光博士自身は物語開始以前に最期まで親友が道を踏み外したことを知らず、そして最期まで親友が真っ当な道を進んでいると信じたままこの世を去った。 最終作『エグゼ6』ラストでは野望が潰えた後にとうとう完全に改心し、その後はネットワーク社会のさらなる発展に大きく寄与したとされる。 DASHでも貸しボート屋の経営者として登場。 本家を踏襲した悪役感漂う人相をしているが、性格の方は至って温厚かつ親切である。 ZXAでは彼をファーストネームからとった三賢人のマスター・アルバートというキャラが登場する。 残りの2人の名前もライト博士、コサック博士の名前から採られている。 #endregion アーケードゲームでは、「ロックマン・ザ・パワーバトル」系の2作に[[ラスボス]]として登場する。 内容はロックマンのステージ道中を廃止してボス戦だけになったようなゲーム。 子供向けのゲーセンに設置されてる事が多かった為、ゲーム自体の知名度はいまいち。 Marvel vs. Capcom関連では、プレイアブルキャラやボスキャラとしての起用はなく、『MVC1』の背景で登場しただけ。 秘密基地の前で戦うヒーローたちに向かって拡声器でなにやら怒鳴っているが、&b(){完全に無視されている。}ロックマンにさえ。 実はこの時にワイリーがしゃべっているボイスが無く、本当に声が届いていないのかもしれない。攻撃が当たりそうなぐらい近い場所にいるのだが……。 なお、背景にいる時はガン無視のくせに、この時ロックマンは勝利台詞で「どこだワイリー!許さないぞ!」と叫んだり [[オンスロート]]に向かって「キミは[[ワイリーの巨大メカ>マッドグラインダー]]だな!」と言い放ったり、完全にワイリーのせいだと決めてかかっていた。 おまけにオンスロートを倒すと&b(){マグネティックショックウェーブを獲得。}この後ワイリーはどんな目に遭わされたのだろうか。 ---- **MUGENでのDr.ワイリー 複数製作されている。 -Manic氏作 #ref(newwilystanceqx7.gif) 海外の製作。[[どこかで見たような>トロン・ボーン]]ワイリーマシンに乗るワイリーである。 MVCシリーズのステージ背景にいたワイリーのスプライトを使用していため、常にスピーカーを持っている。 食らい判定はワイリー本体&メカ含めて全体にある。[[ボイス]]は海外のロックマン8から。 改造した特殊なスピーカーで衝撃波や相手の動きを止める弾や電撃や地震を引き起こす。 ハイジャンプは出来るが、基本的に動きはゆったりしている。ゲージ消費技は搭載されていない。 しゃがみ攻撃のスピーカー音波攻撃の判定が強力で(ただし密着されるとスカる)かなりAI殺し。 とっさに逃げられる機動力がないので、遠距離から音波殺しで、近づかれたらフレイムタワーで暴れよう。 -Xardion氏作 #ref(images.jpg ) こちらも海外の製作。氏によればβ版とのこと。 ロックマン・ザ・パワーバトルのワイリーマシンが流用されている。 攻撃手段はパンチボタン3つとチョップボタン3つのみ。 DOS版専用なのか、登録しただけでMUGENが起動せずに強制終了してしまう。 この他にもファミコン版のドットを使って製作されたワイリーがいる。 ---- ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[Dr.ワイリー],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[Dr.ワイリー],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[Dr.ワイリー],sort=hiduke,100) } ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。) //博士,ラスボス

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