シェンロンガンダム

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シェンロンガンダム」を以下のとおり復元します。
&ref(ShenlongGundam.jpg,,left,height=300,title=ドラゴンガンダムとは違うのだよ)&ref(wufei1.jpg,,height=300,title=ごひ。)
#clear
*&font(#006400,i){「目標補足!行くぞナタク!」}
//以前の台詞はEW時のものだったため変更。

サンライズ製作のTVアニメ『新機動戦記ガンダムW』に登場するMS(モビルスーツ)。

形式番号 XXXG-01S 
頭頂高 16.4m 
本体重量 7.4t 
材質 ガンダニュウム合金 

老師Oが、オペレーション・メテオの中核として開発した[[5機>ウイングガンダム]][[の>ガンダムデスサイズ]][[ガン>ガンダムヘビーアームズ]][[ダム>ガンダムサンドロック]]のうちの一つ。
中華系の移民が多く居住するL5コロニーで開発され、古代中国の戦士を髣髴とさせる意匠が機体デザインに取り入られている。

右腕の「ドラゴンハング」や「ビームグレイブ」など近接格闘に特化した装備を持ち、
格闘能力は同時期のガンダムタイプMS中最高を誇る。
なお、両肩アーマー前面の円形状のパーツで形成されるファティングサイトにより、
相手の情報をいち早く読み取ることが出来るなど分析能力にも長けている。
反面、射撃兵装は頭部のバルカンのみと、火力の低さが欠点。まるで[[ゴッドガンダム]](というか[[こいつ>ドラゴンガンダム]]?)のようである。
しかし、機動性、運動性など単体のMSとしてはバランスの良い基本性能を持ち、汎用性では[[ウイングガンダム]]に次ぐ能力を持つといえる。

パイロットは張五飛。読みは「''チャン・ウーフェイ''」。声は[[石野竜三>長曾我部元親]]。
//なお、当初は高木渉氏がやる予定だったとか。
&s(){[[誰だよ&b(){ごひ}とか言った奴は出てこいよ!海へ叩き落してやるよ俺が!!>そういうゲームじゃねえからこれ!!]]}
直情的で自分勝手とも取れるような性格で、[[正義に生き悪を憎む>キム・カッファン]]と共に、弱い者が戦おうとする事も嫌う。
そんな性格ゆえに、他のガンダムパイロットと行動を共にする事も少ない。
ただし直情的でありながらも、戦いにおいては非常に冷静。むしろ冷徹とも言って良いほどである。
[[卑怯とも揶揄される>汚いなさすが忍者きたない]]ような作戦を行ったり、5人のガンダムパイロットの中でただ一人OZの罠を見抜くなど、
高い戦術眼をも兼ね備えている。 

弧高を愛する男だが、ヒイロ達とピースミリオンで合流して以後はデュオとトロワのチェスの勝負に割り込んだり、
カトルの作戦指揮に従うなど、意外にも上手くメンバーに馴染んでおり、
小説版では「仲間では無い」と言ってはいたがまんざらでも無い一面を見せている。

機体名の「[[シェンロン]]」はパイロットの張五飛自身が名付けたものだが、彼は普段は本機を「ナタク(哪吒)」の愛称で呼んでいる。
これは本機を守り亡くなった妻・竜妹蘭(ロン・メイラン、ナタクを自称)の影響からである。五飛は[[本機に彼女の魂が宿っている>エヴァンゲリオン初号機]]としていた。
ただし本編中はでナタクの名前の由来や五飛の妻については特に言及されていない。

#region(なお、ナタクとは道教の少年神のことである。)
元々はインド由来で、父が[[毘沙>上杉謙信(戦国BASARA)]][[門天>上杉謙信(戦国ランス)]]として仏教に取り入れられると、その陪神となった。
そして毘沙門天信仰が高まると、道教でも崇められるようになったが、毘沙門天信仰が廃れると、
仏教では忘れられてしまい、道教の神として残った。

正しい発音は「ナタ」で、「ナタク」の表記は安能務翻案『封神演義』での誤ルビである。
しかし日本では「ナタク」の表記も定着しており、[[「>オシチ]][[女>ヴィローシャナ]][[神>デカラビア]][[転>ユルング]][[生>COMP]][[」>モコイ]][[シ>ジャックフロスト]][[リ>ジャックランタン]][[ー>アルダー]][[ズ>人修羅]]などでも「ナタク」表記で登場している。
ついでにいうと「ナタ」というの漢音での発音、簡単に言うと日本語の音読みであり、現代中国語では「[[ナァーヂャ>ナージャ・アップルフィールド]]」という発音になる。
つまり、「哪吒」を「ナタク」と読むのは、「張五飛」を[[「チョウ・ゴヒ」と読む>張飛]]ようなものである。

物語に登場する際には「幼くして龍の背骨を抜く狼藉を働いたため父の怒りを買い、自ら己の肉と
骨を切り分け父母に返上して死亡、のちに仏や仙人の手で蓮の花や根を用いた肉体に甦る」という
経緯を辿ることが多い。
このため、先述の『女神転生シリーズ』や藤崎竜の描いた漫画版『封神演義』などの作品では
人造人間的な解釈をされたりもしている。
(藤崎竜版にいたっては乾坤圏([[円環状の投擲武器>コレット・ブルーネル]])が完全に[[ロケットパンチ>マジンガーZ]]と化していた)
#endregion

#region(ネタバレ注意)
元々はギムナジウムに通う学生で、当初は歴史の流れや戦争といったものの前には、個人の存在など
取るに足らないものであると考えており、組み立て途中だった本機を「''[[クズ鉄>アルトアイゼン]]''」と呼ぶなど、
争いや正義に対して冷めた目で見ていた。
そんな性格であった為に、無理矢理結婚させられた自分の妻である妹蘭からも「インテリ坊や」と反発を受けていた。
彼女は竜老子の孫娘で一族最強の看板を背負い自らを「''ナタク''」と名乗っていたのだが、
五飛自身もそんな妻を「正義などと言うものに依って行う戦いは虚しい」として冷たく突き放していた。
(ちなみに、勝負に挑んできた妹蘭を''フルボッコ''。インテリのくせに強すぎである)
しかし、OZの攻撃からコロニーを守るために[[トールギス]]で出撃し、その殺人的なGに耐えられないと
判っていながらも戦う妻と、殺人ガスをも使用するOZの非道さを目の当たりにしたことにより一変。
武器のないシェンロンガンダムで出撃するが、逆に敵の自爆攻撃から妹蘭に助けられる形になり、妹蘭は戦闘後に死亡してしまった。
この出来事の後、五飛は正義に生きることを心に決め、彼女が守った本機を「ナタク」と呼び、戦場へ乗り出すようになる。

*&font(#006400,i){「哪吒だ……あの機体は、オレの妻が守った……だから、あいつの魂が宿っている」}

オペレーション・メテオのコロニー落としには妹蘭がお気に入りにしていた花畑と彼女の墓を失いたくないがために反対の立場を取り、
地球に降下した後は単独行動を取るようになる。勝利を重ねていたが、トレーズを殺そうと追撃した際に決闘に敗れてしまい、自信を消失し、
戦う意義を見失いかけるが、サリィ・ポォとの出会いで意思を取り戻す。
OZへの反抗を続けていたが、損傷が大きかった機体の強化を目論んでわざと投降。デュオと共に月基地に拘束されるが、
レディ・アンの攻撃の混乱に乗じて脱出。
故郷のL5コロニーに戻ったが、コロニーごと自爆&link_anchor(*1){*1}されてしまい、妹蘭の墓も失われる。
その後は最後まで一人で戦うことを貫こうと単独でホワイトファングに攻撃を仕掛けるが、連戦でアルトロンは中破し、
ヒイロとサリィの乗るシャトルに拾われ、以後ピースミリオンで行動を共にすることとなる。
最終決戦において、再び宿敵トレーズの乗るトールギスIIに決闘を挑む。
戦い自体には勝利したものの、トレーズが『わざと敗北し戦死した』とも取れる行動を取ったために
「勝ち逃げ」と思いこみ、2度目の精神的な敗北の屈辱を味わう。

1年後、戦士としての生きる道が無くなった事や、大戦後安穏と平和を享受する市民への強い嫌悪、
拭いきれないトレーズへの敗北感から、''自ら悪となって''正義を確かめると言う大胆な行動に出る。
しかし、ヒイロに「再び悲劇を繰り返すのか」と問われ、自分がやっている事はかつてのOZと変わらないということを悟り、
ブリュッセルにて自らの意志で立ち上がった人々を見て、マリーメイア軍を武力行使する事無く追い詰め、
トレーズに対する葛藤にピリオドを打つ。
その後、他のガンダムパイロット達とは別の場所(竜一族の故郷)でアルトロンガンダムを自爆させ、
亡き妻の安らかな眠りを願った。
#endregion

揚子江でOZ艦隊を壊滅させると南下し、インダス補給基地、更にアフリカのヴィクトリア湖基地を次々に襲撃し、
[[ガンダムデスサイズ]]ばりの神出鬼没ぶりを見せつける。
しかし、右腕のドラゴンハングを失った状態でOZの月面基地を襲撃し、集中攻撃を受けて投降・回収されてしまう。
だがこれは、より強い力を得ようとした五飛の計算によるものだった。

その目論見通り、鹵獲された本機は「''アルトロンガンダム''」として改修・強化されていた。
宇宙戦に対応した強化が為され、背部左右にスラスター内蔵の可動翼ランダムバインダー、
両スネにサブスラスターを追加し空間機動力を強化。
武装もアルトロン(二頭龍)の名の由来となった両腕の改良型ドラゴンハング、
ビームグレイブに代わり装備されたツインビームトライデント、背部の2連装ビームキャノンと、大幅に強化されている。
機体色もグリーンに変わり、より竜のイメージに近くなっている。
奪還当初は最終調整が間に合わず[[完成度70~80%ほどでの出撃だったが、>ジオング]]新型モビルドール・ビルゴを圧倒する活躍を見せる。
その後L5コロニーで最終調整が行われたが、五飛の単独行動が続いた事で一度中破してしまう。

その後の『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』では、ヒイロの[[ウイングゼロ>ウイングガンダムゼロカスタム]]と激闘を繰り広げている。
&nicovideo(sm1070871)
なお、『Endless Waltz』では5機のガンダムがリデザインされて、
商品化の際は商品名に「カスタム」と付けることでTV版と区別をすることになったのだが、
アルトロンガンダムのみ「[[ガンダムナタク]]」という商品名で販売された。
資料によっては他のガンダムと同様「アルトロンガンダムカスタム」ともなっている。

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格闘ゲームではSFCソフト『[[新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL]]』でも登場。

格闘戦特化のガンダムという設定どおりバルカンと[[超必>超必殺技]]以外の[[飛び道具]]は無いが、リーチが長く使い勝手のいい[[通常技]]を多く持つ。
全体的に通常技のリーチが短いこのゲームでは立ち回りで圧倒的優位に立てるため自分から近づく必要がなく、
中間距離からチクチクと武器攻撃で削り、我慢しきれず前に出てきた相手の攻め手を潰していくのが主戦法という
[[ダルシム]]的な立ち回りキャラ。
ナタクの強さを支えているのは、何といっても薙刀を振る「''立ちA''」である。
牽制、対空、ブーストジャンプ防止など様々な場面で役立つ上、ダウンまで奪えるという驚異の性能を誇る。
相手を追い詰めている場面や、[[めくり]]気味の攻撃も返してくれるのでほとんどのジャンプ攻撃は怖くない。
この技のおかげで、[[エピオン>ガンダムエピオン]]を含めた他のどの機体にも不利がつかないという、驚異の高ランクを維持し続けているのである。
ナタクを使う場合、これをどんなタイミングで振ったらいいかを覚えさせておくことが絶対条件になる。

それ以外でも通常技は武器はおろか''手足にまで一切喰らい判定が無い''という神性能である。
[[判定]]が強いとかいうレベルじゃねーぞ!(※ちなみに原作ゲームでは他のキャラも大抵こんな感じの判定をしている)
しかし、通常技が強い半面、必殺技はあまり使い道が無いので、通常技の振り方が重要になってくる。

弱点は、[[防御力が低い>紙]]こと。
せっかく苦労して与えたダメージが相手のコンボ1回で逆転を許してしまうこともよくある事。
これが原因で思い切って相手のガードを崩しにいけないことも難点で、ここぞというときに弱みを見せると一気にやられてしまう。
普段の立ち回りの強さとは裏腹に、常に[[ミスしたらやられるような状態>チップ・ザナフ]]が続くのである。

**必殺技の性能
:&color(#666){ドラゴンハング}|
腕を伸ばして、弱では相手を突き飛ばし、強なら掴んで投げる技。
強で掴んで投げた後、相手のバウンド中に普通の投げのように追い討ちが出来る。
その場合は自分が画面端にいる状態でなければならない。
また、しゃがまれると当たらない(トールギスには当たる)。
:&color(#666){ハンドレッドグレイブ}|
ビームグレイブを連続で突き出す技。
ヒットさせても相手がダウンしない上、出も少し遅いのであまり使い道は無い。
:&color(#666){ドラゴンハングファイヤー}|
超必殺技。前方に火炎放射を放つ。空中で使用可能。
威力としては低めだが、出もそれなりに早くガードキャンセルには十分使っていける。
相手をダウンさせることが出来ないが、連続技に狙える場面では積極的に使っていってもいい。

PSソフト『新機動戦記ガンダムW THE バトル(Gundam Battle Assault 2)』では、EW版アルトロンとして登場。
他のEW版の4機は名前に「カスタム」と付いているが、アルトロンだけはなぜか付いていない。ナタク表記でもない。
メガスペシャルアタック(超必殺技)のアルトロンクローは、3回腕を伸ばして攻撃する技だが、
ロック技ではないため、相手は攻撃を受ける度に離れてしまうので、距離を詰めて使わないと途中までしか当たらない。
全部当てても1.5割ほどしかダメージを与えられない[[死に技]]である(このゲームはライフゲージが3本ある)。
普通の必殺技のほうがダメージは大きいと思われる。

#region(その他のゲームでの活躍)
『Gジェネレーション』シリーズでは総じて扱い易い機体としての立ち位置を確立している。
本シリーズは基本的に射撃よりも格闘の方が大ダメージを叩きだし易く、
ドラゴンファングという中距離戦用の格闘武器を持つシェンロンは侮れない火力を持つ。
射撃武器がバルカンと威力の安定しない火炎放射機のみなので敵軍フェイズだとやや辛いのが欠点といえば欠点。
改良機のアルトロンになると2連ビーム砲が追加され、ますます火力に磨きがかかる。
EW版のデザインになるとガンダムナタクと名称が変わり、バルカンを除いた射撃武器が一切排除されてしまうものの、
ドラゴンファングが残っているので辛うじて中距離戦に対応できる。
こう書くとものすごい弱体化のように思えるが(事実そうなのだが)、
その中距離戦にすら対応出来なくなってしまったサンドロックやデスサイズに比べれば使い勝手は雲泥の差。
まぁ、ぶっちゃけアルトロンを鍛えた方が圧倒的に便利なのだが。
……と言っていたら、最新作WORLDでまさかの確変が発生。''トライデントの射程が1~3になり、攻撃力がデスサイズやサンドロックのメイン武器と並んだ''。
ドラゴンファングの射程5も健在なので射程4が穴となるが、今回は格闘武器の射程を延ばすアビリティ所有者が増えたのでフォロー可。
攻撃面に限れば完全にデスサイズとサンドロックの上位互換である。
アルトロンではなくナタクを選ぶ価値が増したと言っても良いだろう。

『スーパーロボット大戦』にも多くの作品で参戦しているが、TV版WよりEW版の方がよく参戦する為、全体的な活躍は控えめ。&br()パイロットの五飛は、スタッフに愛されてるのか愛されてないのか、色々な面で不遇気味にされ、
一部からはネタキャラ扱いにされることが多い。
#region(詳細)
初めての参戦は『スーパーロボット大戦F』。
(ガンダムWの初参戦は『新スパロボ』だが、この時はヒイロと[[ゼクス>トールギス]]、それとリリーナしか登場しなかった)
序盤は敵として立ちはだかり、後半に仲間になるのは他のWチームと同じ流れである。
が、劇中の「俺は逃げも隠れもしない」という言葉が原因なのか、極端に回避能力が下げられ、
攻略本を編集した人達に「回避する気がないのか」とまで書かれた。
(逆に「逃げも隠れもするが」と言ったデュオはWチーム一の回避能力を誇る)
結果、仲間になるのがかなりの終盤になる五飛は、第三勢力として出てきた時に、敵キャラに包囲され
一瞬で倒されることとなる無様なデビューとなってしまった。
その後仲間になっても、アルトロンの性能が時期的にいまいちな為、大した活躍も出来ないで終わる人の方が多かっただろう。
これは五飛に限った話ではなくニュータイプ以外は人と扱ってくれないという当時の酷いゲームバランスのせいであり、
ヒイロ達も機体の改造度合次第では同じ目を見る事になってしまう。
F完でのゼロカスタムは隠しキャラだけあって最強のMSといっていい性能だったが。
しかし最終ルート分岐二択の片方で''死亡が確定する''カトルに''行方不明''になるヒイロとトロワ
(もう片方のルートも条件次第とか酷い…)、どうやっても''結局帰ってこない''ゼクスにノインなど
&color(red){永久離脱ばかり}なW組の中で彼とデュオだけは最後のどちらルートを選んでも仲間にする事ができた。
パイロット乗り換えでアルトロンから降ろすと、''二度と五飛が使えなくなる''バグがあるという点でも、ネタ率が高い。

歴代スパロボで最もTV版Wを原作再現していると評判の『64』においては、
TV版Wの原作再現の比重が高いために原作での聡明な彼の部分が多く再現されており、一件救われているように見えるが、
終盤に、ズール皇帝(『六神合体ゴッドマーズ』の敵)に洗脳され、''「ズール皇帝こそが正義だ!」''なんて
言ってしまうシーンがあり、ファンの間では現在でもネタにされてしまっている。
また、序盤の方で「完全平和主義など幻想にすぎん。女の考えそうなことだ」と口走った結果、
その場にいた女性陣にフルボッコにされるなんていう可哀想なシーンまであったりする。%%トロワのフォローが遅い上に意味が無いのも虚しい。%%
また、この『64』とは「TV版Wが参戦している」「ゴッドマーズが参戦している」「脚本家が同じ」などの共通点を持つ携帯機の『D』では
序盤から登場し裏切ることもないのだが、「ズール皇帝は悪だ」と断言する場面があり、ファンから失笑をくらってたりもする。
&nicovideo(sm536581)

『α』に参戦した時は、『F』と同じ流れであるが、『F』に比べると味方になるタイミングが少し早い。
が、『α』にはアルトロンより強い性能を持つキャラが結構多いので、終盤まで使っていくのには愛が必要である。
しかし、『α』にある精神コマンド(RPGにおける補助魔法みたいなもの)「[[挑発]]」が、
全味方キャラの中で唯一五飛が所持してる為「挑発要員」などと呼ばれる事が多い。
余談だが、『α』の初期出荷版では、とあるMAPで、とあるボスキャラに挑発を行っておびき寄せて撃破すると、
次に何らかの形で戦闘するまで金が延々と入りまくる有益なバグがある為、ここでお金をカンストさせる為に使われることも多い。
なお、この作品のアルトロンカスタム(劇場版デザイン)は妻が命を賭して守ったシェンロンガンダムを改修した
アルトロンガンダムとは全くの別機体なのだが、乗り換えた時に「''こいつにもナタクが宿っている''」との理由で
本人が納得してしまい、時折突っ込まれることがある(アルトロンがあったから出来た機体ではあるが)。

『α外伝』では、EW版として参戦。最初はガンダムWチーム唯一の敵であるが、
『α外伝』でのEWのシナリオ再現が短めな(というか序盤で終わる)為、あまり支障はなく、
アルトロンの性能も高いため、今までに比べるとかなり優遇されている。
が、同作のデスサイズの性能がスパロボシリーズでも飛びぬけて強いので、同様の運用法をするアルトロンが劣化デスサイズとなってしまった。
未来世界に飛ばされた際にはトロワの他に何故かミオとプレシアという魔装機神女性陣でも若年層の二人がついてたりもする。
さぞかし道中のお守りが大変だったに違いない。女は戦うなって言っちゃうような子だし%%トロワはこういう方面には役に立たないし%%。

一方、この頃発売された携帯機『A』では、『α』以降、弱めの射撃武器が移動後使用可能になって
白兵武器が使いにくくなっていた事に対する調整の為に弱めの白兵武器の多くが有射程になるという
バランス変更が行われたのだが、アルトロンは''必殺武器であるドラゴンハングまで有射程化''。
その上低燃費、高威力、移動後使用可能とあって、Wチームどころか全機体の中でも随一の使い易さを見せる、
シリーズ中最強のアルトロンとなった。
が、それ以上にデスサイズヘルカスタムが武器・機体性能ともに上を行っていたので
やっぱり一歩及ばない印象がぬぐえない。主力武器がクリティカル+50パーセントってどういうことですか…

『第2次α』『第3次α』の小隊システム2作では、特に本人に目立った活躍もなく、
アルトロンもガンダムWチームで唯一、物量戦が基本のシステムの中''複数攻撃兵器がない''という厳しい性能で、
ここでもやはりデスサイズとの差が開いてしまっている。
この「複数攻撃兵器がない」「加速、直撃といった攻撃的な補助精神コマンド用小隊員」であるキャラを
総じて「ごひ族」と呼ぶとか呼ばないとか。
とはいえ、第3次αでは小隊援護武器が格闘武器である数少ないユニットの一つであり、
「格闘攻撃のダメージ+20%」の補正がつく小隊長の下に付かせると、小隊援護とは思えないダメージを
叩き出すように化けるので一概に役立たずというわけではない。

DSの『W』では、加入があんまりにも遅すぎる(全55話の中で、なんと45話前後で加入)為、活躍の場が無い…。
ゼロカスタムの改造が引き継がれるけど。
一方、『L』ではEWは原作終了後になっているのだが、なんと五飛は「鉄のラインバレル」の敵である
「加藤機関」の所属として第1話から自軍に立ちはだかってくる。%%正直誰もが「またお前か」と思ったに違いない。%%
その加藤機関への馴染みっぷりは尋常ではなく、仲間になるのも「加藤機関が自軍の仲間になったから」仲間になるのであったり、
ラインバレルキャラの隠しキャラである中島宗美(こいつは「妻を失って正義に[[絶望した>糸色望]]」という五飛と真逆の存在である)の説得要員に、
ラインバレルキャラに混じってちゃっかり''他作品キャラなのにいたりしている''。
(ガンダムシリーズ同士の説得と初代スパロボ、第2次αのイルイ(バンプレオリジナルキャラ)への主人公勢総説得を除けば''スパロボ史上初の事態である'')
もはや''「ナタクというマキナのファクター」「加藤機関五番隊隊長」''と言われても通じるレベルである
(偶然だが、原作・アニメ共に五番隊隊長は未登場。それ故、違和感の無さに一層磨きがかかっている)。
おかげで全体的にWキャラが目立たない中、本作でも存在感は抜群である。
(他は序盤にカトル、別ルートの同時期にゼクスとノイン、やや遅れてデュオとヒルデ、
ヒイロとトロワに至っては加入は終盤である。まぁ、五飛もヒイロ達とほぼ同タイミングだが)
他にもゴーダンナーの猿渡ゴオに「''妻を大切にしてやれ''」というなど、妹蘭の設定がさり気なくクローズアップされている。
%%一方でイクサー4なんて呼ばれるキャラもラインバレルにはいるのだが…。っていうかイクサー4はイクサーの原作にいるんだg%%

『スクランブルコマンダー2nd』においては敵にまわるイベントがなく、
序盤で仲間になった後は最後まで一緒に戦ってくれる上ほかのメンバーとの関係もそこそこ良好である。
アルトロンの機体性能もドラゴンハングに敵の動きを制限するスタン属性がついている上に、
射程もスタン武器としては長く味方の誤射もしにくいとかなり優秀であり、シリーズ屈指の高待遇である。

久々にTV版ガンダムWとして参戦した『第二次スーパーロボット大戦Z 破壊篇』においては、
''またしても第1話から登場し''、今度は味方として、次元獣に囲まれた主人公のクロウ・プルーストを援護した。
『L』に引き続きの第1話からの登場に盛大に吹き出すプレイヤーは多かったのだが……以降は大して活躍しない。
その後はタクラマカン砂漠で三国連合に襲われた自軍を手助けにきたところで仲間入りし、その後のシナリオで特に目立つこともなく、
ゴッドマーズとも共演したのにズール皇帝との絡みもなかった。(本来ある方がおかしいのだが)
まあ、本作のガンダムWは全く話が進んでおらず、TVでは5話で殺された人物が最後まで生存していたり、
ヒイロ達も最終話までウイングやシェンロンを使っていたので、扱いが薄くなってしまうのもやむを得ないだろう。
性能面では、シェンロンガンダムのカスタムボーナスが「ドラゴンハングの射程+2」であり、
シェンロンをフル改造するとドラゴンハングが''「P武器の射程1~7」''と何かトチ狂った素敵な性能になる。
また、「海適正が高い」「強化パーツを3つ付けれる」というのも大きい。頑張ればドラゴンハングの射程を12まで伸ばせる。
ただし、この性能を突き詰めると、援護の得意なカトル、ABで更に射程が伸びるトロワ、基本能力の高いヒイロとデュオ……と
''シェンロンを本気で活躍させようとすると五飛以外がパイロット候補になる''という悲しい現実が五飛を襲うわけだが。
ちなみに五飛のABは「気力130以上で自軍フェイズ開始時に「直撃」がかかる」である。弱いわけではないのだが……。

この界隈では、基本的には「ごひ」呼ばわりだが、ネタ度少なめでかっこよく活躍している作品(スクコマ2やL)では
「''今回の五飛はごひじゃなくてウーフェイ''」なんて言われたりする風潮がある。
……何かがおかしい……

#endregion
シリーズ全体として、基本的にガンダムWがEW版での参戦が多いので、
『最初は敵』、『仲間になる頃には性能が低い』等のスタンスが抜けない為、全体的に弱いイメージしかない。
原作だと度々酷い目に遭うのに、スパロボでは性能が高く、ストーリー面でも優遇気味のデュオとは完全に真逆なのである。
(真逆の証明というわけでもないが、五飛が厚遇されているスクコマ2では他シリーズとは逆に
 デスサイズの性能がいまいちだったりもする)
本当はかなり強いんだぞ!活躍も出来るのに!!ヒイロ・デュオ・トロワが異常なだけで!
%%え?カトル?あー、いたね、そんな補給・祝福要員が%%
//あんまり長くなるのもあれなんで、まとめました。ちなみに、ヒイロがストーリー、トロワが戦闘、デュオが両方って意味で。

更に余談だが、この「敵になる」という要素が、EWの敵であるマリーメイア軍が存在しなくても度々登場するため、
ある意味で[[裏切られるかどうか心配される赤い人>サザビー]]と同じぐらい自軍やプレイヤーからの信用は無い。
まぁ、赤い人とは違って必ず帰ってくるのは分かっているから心配されないけど。
EWで敵になるといえばトロワもなのだが、こっちは原作通り潜入捜査の名目で所属しているため仕方なく自軍と戦うのとは違い、
五飛はその組織の心情にガチで共感してしまうというパターンが非常に多い。
『R』では最初はネオジオン軍に所属し(しかも口癖が「俺は悪だ」)、『第3次α』ではトロワと一緒にザフト軍所属である。
(ちなみにこの作品のみ、''トロワもガチ''である)
ただ、珍しいパターンとしては『第2次α』があり、リアル系男主人公ルートではヒイロと一緒に
潜入捜査としてヤザン達(主人公であるアラドの序盤の所属)の仲間になっている。更に自軍と敵対するという要素はゼクスが担当しているため、
結果的に五飛は本作では一度も自軍とは敵対しないのである。α外伝を経験して大人になったのかもしれない。%%結局第3次αでやらかすんだけどな!%%
(ただ、第3次αはブルーコスモスが派手にやらかしてくれたので五飛とトロワがザフトに行ってしまうのも無理はないが……)
余談だが、『L』ではデュオの口から「''またお前と戦うとはねぇ……これで何度目だ?''」というメタとも取れる発言が飛び出した。
(EW終了後と考えればその事と考えてもいいが、''EWでデュオと五飛は戦闘していない'')

『ガンダムvsガンダムNEXT』では、[[ウイング>ウイングガンダムゼロ]]、[[デスサイズ>ガンダムデスサイズ]]、[[ヘビーアームズ>ガンダムヘビーアームズ]]がプレイヤーキャラとして参戦、
サンドロックがデスサイズのサポート機体として参戦してるため、
またWチームで一人だけハブられる結果となった。不遇すぎだろ……[[変態仮面は2種類も>トールギス]][[機体が出てるのに……>ガンダムエピオン]]
そんな事もあったためか、家庭用の『NEXTPLUS』では、EW版アルトロンを引っ提げて参戦。
近~中距離に特化していて、かなりの性能を誇る強機体となった。良かったね五飛。
%%だがこれによって一人だけプレイヤーキャラではないサンドロックが不遇ポジになってしまったのは言うまでもない。%%

そして最新作のEXVSでは遂に存在が確認された。''デスサイズのアシストとして。''
%%まあサンドロックもアシストで出てるから当然かな%%

また、一部のゲームでは、中華系で龍のガンダム乗りという繋がりから[[サイ・サイシー>ドラゴンガンダム]]と絡むことがある。
-「アニキ」と呼ばれて、「貴様のような弟を持った覚えはない」と返す(『スーパーロボット大戦R』)
-互いの生き方について語り合う(『サンライズ英雄譚2』)
ちなみにこの二人、実はEW版では同い年であり、TV版の設定に至っては五飛の方が年下ということになる。
%%それぞれ童顔とデコのためとてもそうは見えないが%%

この様に、色々なゲームでネタっぷりを見せつけたためなのか、またはその特徴的な髪形のせいなのか、
いつの日かニコニコでは本名の「ウーフェイ」ではなく、「ごひ」と呼ばれ、
彼が動画に出るたびに「ごひ」弾幕が流れるようなネタキャラになってしまったのだった……

*&font(#006400,i){「ズール皇帝こそが正義だ!ズール皇帝に逆らうような悪は俺が倒す!」}
#endregion

----
**MUGENにおけるシェンロンガンダム
CGH氏が作成。
大垣氏の[[エピオン>ガンダムエピオン]]同様、烏賊氏の原作再現[[ガンダムデスサイズ]]を改変したもの。
概ね原作再現仕様だが、ボイス追加・イントロ・勝利ポーズの演出面でのアレンジがある。
7P以降を選択すれば、演出も原作のものとなるので使い分けるといいだろう。
デフォAIも搭載されており、結構強い。
また改変元の[[デスサイズ>ガンダムデスサイズ]]と同様に[[デミトリ>デミトリ・マキシモフ]]の[[ミッドナイトブリス]]に対応した専用やられを持っていたりもする。

なお、原作再現で試合開始時に3ゲージ持っている。これはコンフィグで変更も可能。
&nicovideo(sm10575457)

また、Gundam mugenのサイトにおいても公開されている。 
こちらもENDLESS DUELの画像を使用しているが、バトルマスター(Battle Assault)仕様になっており、
避け動作が追加されている。

***出場大会
#list_by_tagsearch([大会],[シェンロンガンダム],sort=hiduke,100)
''削除済み''
#list_by_tagsearch([削除済み大会],[シェンロンガンダム],sort=hiduke,100)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch([更新停止中大会],[シェンロンガンダム],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch([凍結大会],[シェンロンガンダム],sort=hiduke,100)
''非表示''
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#co(){
[[ガンダムvsガンダムトーナメント]](バトルマスター仕様)
[[あまり見ない作品別チームリーグ【やや珍しめ】]](CGH氏)
[[オールスターゲージ増々トーナメント]](CGH氏)
[[無茶?無謀?第5弾 『成長+大貧民』]](CGH氏)
[[終戦管理局主催 ロボットトーナメント 3rd]](CGH氏)
[[作品別トーナメント2011]](CGH氏)
}
//***出演ストーリー
*&font(#006400,i){「貴様らは正しいのか?貴様らは正しいのかと聞いている!」}

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&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
これは敵の謀略だとかそういうわけではなく、その後の戦いで五飛の足手纏いになった竜一族が
''即座にコロニーごと自爆して一族全員で死ぬ道を選んだ''だけである。
妹蘭の死によって戦士となった五飛も流石にここまでするとは予想できなかったらしく、呆然としていた。
気性の激しい妹蘭だがこういったメンタリティは彼女に限った話ではなく、竜一族そのものがかなりネジの外r……
もとい、強い意志を持つ一族だったのだ。

そんな唐突かつ無茶な自爆だったので当然、五飛が守ろうと思っていた妹蘭の墓に対するフォローもない。
後付けとはいえ、幾らなんでも酷いんじゃなかろうか。
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