ブルトン

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ブルトン - (2009/11/17 (火) 02:18:23) の編集履歴(バックアップ)



ウルトラマン』第17話「無限へのパスポート」に登場する四次元怪獣。
身長60m。体重6万トン。
そもそもは宇宙からバローン砂漠に飛来した正体不明の青い隕石と赤い隕石だったが、
科学特捜隊の基地の保管ケースに両方とも入れられたため、核融合を起こして巨大なブルトンとなった。

+ 詳細な設定(ネタバレ含む)
まるでテトラポッドかフジツボのようなその奇妙な姿は今までの怪獣というもののイメージを180度変え、
帰マンの「光怪獣プリズ魔」、ダイナの「生物兵器メノーファ」、マックスの「夢幻神獣 魔デウス」といった、
非生物怪獣の先駆けである(非生物型怪獣としては『ウルトラQ』の「風船怪獣バルンガ」の方が先であるが、
バルンガは“ただいるだけ”の怪獣だったので、戦うタイプとしてはブルトンが初である)。

上半身にある青い突起から出てくるアンテナ状の触手から怪光線を放ち、当たった物に四次元現象に引き起こし、四次元空間へと陥れてしまう。
この能力で科特隊の基地を四次元空間で覆ってしまうのを初め、
陸軍空軍の精鋭部隊ですら戦車が空を飛び、戦闘機が地面を走るといった風に手玉に取られてしまう。

ウルトラマンですら怪光線で自由自在に操られ、身動きが取れなくなってしまい非常に苦戦した。
『ウルトラマン』に登場した怪獣の中でも強敵の部類に入る。

外見のイメージとしては、四次元空間の心臓というイメージなので上が青、下が赤となっており、動脈と静脈を表している。突起口は心室のイメージ。
初期は海産動物のホヤのイメージで赤一色の予定だった。

長い間再登場のない怪獣だったが、2007年の『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル』にてフルCGの姿となり復活を遂げる。
舞台である惑星を、怪獣の星に変えた要因として描かれた。

漫画『ウルトラマン THE FIRST』ではバルタン星人に操られる怪獣として登場。
宇宙船のパイロットを怪獣に変えたり、宇宙ステーションを占拠するなどしていた。

当初は転がって移動するという案があり、SFC版格闘ゲームではこの設定通り転がって攻撃してくる。
他にも触覚を振って中空に溶岩弾を呼び寄せたり(自由落下後に二手に分かれて地面を走る弾になる)
唐突にワープで消えてやたら判定の強い転がり攻撃をしつつ現れたり、
触覚からの当たるとウルトラマンがマーブル模様になって徐々にHPが減る怪光線など劇中さながらの強さで、
その前のステージに出てくるジャミラと共に初心者キラーとしてプレイヤーの前に立ちはだかる。
回転体当たりや上空からの溶岩弾で容赦無くハイジャンプを潰してくるため、
これまでの戦い方が通用しないのが強いと言われる最大の原因だと思われる。
溶岩弾を小ジャンプで、怪光線をバリアでかわせるようになればいい勝負が出来るだろう。
尚あまり格好はよろしくないが、前転→つかみチョップを繰り返すことでかなり楽に倒すこともできる。

PS2ゲームの『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』にも登場。
ウルトラモード(ストーリーモード)では第1話でウルトラマンと対決。敗れるが、復活してウルトラマンガイアとも戦った。
必殺技は「物質機雷化」と一撃必殺「低次元転移現象」。
前者は周囲の車を機雷に変えて自分の周囲に設置する技。ジャンプで簡単に飛び越えられるため、使い勝手は悪い。
後者は幻覚で更に巨大化したように見せたブルトンが、そのまま転がって敵を圧殺するというシュールな技である。
なお、このゲームでもやっぱり転がって移動する。ついでにローディング画面でも転がる。なんかカワイイ。


「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」においても、惑星ボリスが怪獣無法地帯と貸した元凶として登場する。

名前の由来はシュールレアリストの詩人、アンドレ・ブルトンより。
シュールレアリズムの四次元的イメージより名づけられたと思われる。
アンドレと言っても某大巨人ではない。



MUGENにおけるブルトン

MUGENではゼットンアントラーと同じ作者の物が存在しており、2008年8/15に更新されてついにAIが実装された。

テレポートとバリアを持つ他、攻撃は怪光線、隕石落とし、氷柱落とし、地面爆発など多彩。AIは特に回避しにくい隕石落としを多用する。
SFCで猛威を振るった怪光線はアントラーの磁力光線同様、相手のゲージまで減らす効果を持つ。
食らった相手は緑色に点滅していたが、最近の更新で元ゲー同様マーブル模様に点滅するようになった。

超必殺技は、画面全体に四次元現象を起こすものと、先述の『Fighting Evolution Rebirth』と同じく画面いっぱいにまで巨大化して
体当たりを仕掛けるものの二種類。前者は勿論後者もほぼ全画面判定と言っていい広い効果範囲を誇る。

ただし、体当たりと超必殺技以外の攻撃は全て触手を出してしばらく振ってから効果が発生するために隙が極めて大きい、
通常移動が一切不可能で機動力はワープ頼りといった弱点も持っており、一対一ではやや弱いところがある。
タッグで後衛になれば、怪光線によるゲージ減少と隕石落としによる援護で性能以上の活躍をすることも多い。

出場大会