ヴァニラ・アッシュ

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ヴァニラ・アッシュ - (2022/09/03 (土) 00:40:04) の編集履歴(バックアップ)



「ヴァニラさん、あなたは天使だ」

プロフィール

年齢:13歳(GAIIでは17歳)
身長:132cm
趣味:礼拝、奉仕活動
好物:特になし

ブロッコリーより展開されたメディアミックス作品群『ギャラクシーエンジェル』シリーズの登場人物。
正式名は「ヴァニラ・H」。Hはオシャレにフランス語読み。
ガオンとかはしない。無論主人公(肝)日用品係とも関係ない。
CVは かないみか 女史。

+ ギャラクシーエンジェルとは
『ギャラクシーエンジェル』(Galaxy Angel)は、ブロッコリーによるキャラクターメディアミックス企画「Project G.A.」による一連の作品群である。
シリアスな物語と恋愛要素が強いゲーム(原作)版と、コメディ色の強いアニメ版の二つが大きな柱となっている。
原作は恋愛SLGとしての特徴は、
「伊達にSF戦闘機要素を組み込んでいないからか凝っているSTGパート」
「プレイヤーが攻略しようとしたヒロイン以外は普通に二人(主人公とその選ばれたヒロイン)の恋を応援してくれる形で、
 続編まで続く二股やハーレムエンドとかの無い純愛シナリオ骨子」
等。また、アニメはコメディ色が強いと述べたが、
「時には宇宙全体消滅の危機まで行くし、それが食い止められないまま終わってしまう、
 エンジェル隊がしょうもない原因で死亡・全滅等投げっぱなしのオチ」
しかし何事もなく次のパートでは生きていたりと、毎話リセットなフリーダム脚本
等が挙げられる。

ゲーム版では、惑星トランスバールを中心とした巨大銀河国家「トランスバール皇国」を舞台に、
白き月と呼ばれる衛星と、それを守る近衛特殊部隊「ギャラクシーエンジェル隊」の指揮官として着任したタクト・マイヤーズが主人公である。
『II』の体験版では(新キャラの烏丸ちとせを除く)全員が「タクトと二人で居た所を呼び出された」と言い合って驚くというネタをかました

アニメ版では上記のトランスバール皇国といった舞台やエンジェル隊の存在についてはほぼ同じだが、
こちらのトランスバール皇国はこれといった戦乱に巻き込まれてはおらず、(ムーン)エンジェル隊の隊員達が、
巻き起こすドタバタな日常をコミカルに描いている。
設定上はタクトが着任するより前の話(として始まった)なのでタクトは影も形も無い。
この手のアニメ化で男主人公の存在が消されるのはお約束(え?別にそうとは限らない?)。あとタクト着任前に烏丸ちとせが入隊した事になるけど。もうパラレルワールドってことで。
ちなみに『II』の面々の騒動を描いたアニメ『ギャラクシーエンジェる~ん』では、
主人公のカズヤが「出番がありますように」と本筋と関係ないどこかで願う形で登場した。ジンクスを破ったせいかGAアニメ最終作になっちまったけどな!

原作とアニメの違いは世界観や作品の雰囲気に留まらず、キャラクターの諸設定にも及んでいる(というかキャラはほぼ別物と言ってもいい)。
何故こうなったかというと……一言で言うならば「大人の事情」である。
もう少し詳しく言うとアニメの尺が短かったとか、アニメ放映時期が迫っても原作であるゲームの発売が遅れまくり、
アニメ制作側に設定その他が碌に届けられないという状況の中でアニメを作らざるを得なかったからである。
よって、アニメとゲームは基本別物というのがファンの間の見解となっている。

「GA無駄知識ー」
「♪忘れろぉ~忘れろぉ~、3秒で忘れろぉ~!

 テレビシリーズはゲームの前の時代という設定なので、あたし達まだムーンエンジェル隊なんですよー
 でもギャラクシーエンジェル隊ってよく叫んでますよねー
 しかーし、心配御無用ー
 もう、テレビの先にゲームの世界があるとは、とっても思えないから全然OKー、パラレルパラレル」
「♪忘れろぉ~忘れろぉ~、3秒で忘れろぉ~!
 ヴァニラさんって人のケガを治す治癒能力があるんですよ、これも二期以降使われたことないよねぇー
 理由はー、すっかりギャグ体質になってケガなんてワンカットで治っちゃうからだよー」
(ドラマCDより)

白き月の聖母シャトヤーンを守るために組織された、女性のみの戦闘部隊ムーンエンジェル隊のメンバーの一人。
ナノマシンを使ったケガの治療を得意とする、不思議な雰囲気を持つ少女。
遺産(ロストテクノロジー)の粋を集めて建造された宇宙戦闘機「紋章機」(戦闘機と言っても50m近くある)のパイロットで
彼女の機体はナノマシンにより味方紋章機を修理する機能を持つGA-005 ハーベスター。
寡黙で冷静な性格のために感情を表す事は滅多にない。
ただし寡黙なのには理由があり、ゲーム版では感情を抑制しないとナノマシンの制御に支障が出るため。
一方でアニメ版では信仰している宗教(よく分からない神さまを信仰している)によるものであり、変な戒律が山ほどある。

「新月で7のつく日はポップコーンを食べなければなりません」

ゲーム版では感情をナノマシンが代わりに表してくれる場面もある。
ナノマシン使いはその制御のため、自らの感情をコントロールする訓練を積む。訓練過程が聖職者のそれに似ているため、
ヴァニラの価値観も聖職者に近いものとなっており、趣味が聖典を読む事だったりする。
だが、時折歳相応の行動をする事もある。

先述の通りこの作品は原作(シリアスギャルゲー)とアニメ版(カオスギャグ)で設定に大きな違いがあるが、
MUGENのヴァニラさんはアニメ版のためノーマッド(常に抱えているピンク色のアレ。アニメ版のみ)を連れている。
ヴァニラさんが無口なせいもあり、多くの視聴者はノーマッドの台詞しか印象に残っていないだろう。

ノーマッドとは

「GA無駄知識ー」
「♪忘れろぉ~忘れろぉ~、3秒で忘れろぉ~!

 いまノーマッドさんって呼ばれている物は、正しくはノーマッドさんの入ってるヌイグルミなんだよー
 あたしが乗ったラッキースターをミルフィーユって呼んでるようなもんだねー」 
(ドラマCDより)

ちなみにそのノーマッドだが、正式名称は、
「MA347612890GT4078579132R74マルマルZ17924398TZR二千モジュラー誘導タイプ452963752391MQTO
 ゴールドランチシステムGLS搭載自己判断型タイプダブル・オー・スリーセブン293165734285YGNKTIO1200YMCA4126PPPKG53ノーマッド」
である。長い、長すぎる。 まぁ、上には上がいるのだが。
これよりいくらか短いものと二つの説が存在しており、どちらが正しいかはハッキリしないという話だが、なんにせよ長いものは長い。
元は有人兵器が一切通用しない生命体用迎撃ミサイルの高度な人工知能
自爆するしかない自分の生き方に疑問を抱き、逃亡しスクラップ置き場に引き籠っていた所をヴァニラさんに拾われ、以降ヴァニラさんを崇拝するようになる。
その後本体(AIチップや各種インターフェイスを備えたハガキ大のパネル)を彼女のぬいぐるみに仕込まれ、
自立行動が出来ないのでいつもヴァニラさんに抱えられている。
自身がロストテクノロジーである故、膨大な知識と強力な解析・ハッキング能力を持つが、そのほとんどは毒舌に費やされている。正に技術の無駄遣い。
口が悪くて変な声だが、実はヴァニラさんと同じく中の人はかないみか女史。決して腹話術ではない。

+ 分かる人以外には多分分かりそうもないネタバレ
実はノーマッドの設定には、海外SF映画・TVドラマ風味がふんだんに盛り込まれている。
「ノーマッド」という名は『宇宙大作戦』(『スター・トレック』)第2シーズンのエピソード「超小型宇宙船ノーマッドの謎」からの引用であり、
彼の制作目的である「有人兵器が一切通用しない生命体」は『新スタートレック』の「無限の大宇宙」から登場する強敵、
ボーグの宇宙船「ボーグキューブ」が元ネタである。
初登場編となる1期3話「アステロイドの拾い物炒めヴァニラ風味」ではミサイル搭載の状態で喋りまくるが、
これもジョン・カーペンター監督の映画『ダーク・スター』を元としている。
これらは、初登場編の脚本を執筆し、その後もノーマッドのメイン回に何度も関わった滝晃一氏の趣向である。

「G・A、G・A、ここが気になるG・A ♪~
 暗い過去があるはずなのに、単なる不思議ちゃんと化している私」

ヴァニラさんの方はと言うと、上にもあるように常に寡黙で無表情。
一見何を考えているかわからないが、実は何も考えていない。
時折妙な行動をしだすが、宗教上の理由らしい。何の宗教かは誰にも分からない。
ノーマッドを振り回して自力で空を飛ぶ事が出来る。

+ このままではヴァニラさんが死んでしまう
アニメ1期で、とある事情から絶食しているヴァニラさんを見てノーマッドが言ったものだと思われるセリフ。
正確な台詞は「大変だ、このままじゃヴァニラさん死んでしまう」だけど細かい事は気にするな!
MUGEN動画ではヴァニラさんの体力が少なくなった時にコメされる事が多く、同じ台詞が弾幕で貼られる事がある。
そして、別人物の筈であるヴァニラ・アイスも体力が無くなると弾幕が貼られる時が度々あるが、それはご愛嬌である。
他にも、ヴァニラさんとは全く関係ない特定のキャラ(さん付けされるキャラに多し)にこのコメントが書かれる事もある。

+ ヴァニラさん、あなたは天使だ
「三度目は駄目……」

ヴァニラさんが敗北した時に、抱えられているぬいぐるみのノーマッドが言うセリフ。
ヴァニラさんを形容するセリフである。彼女が所属する「ムーンエンジェル隊」に掛けているのだろうか。
しかしMUGEN動画では勝った時にこの台詞の弾幕が流れる不思議。
勝利時の台詞は「流石はヴァニラさんだ」が正しいのであるが。

なお、同名の別人、ヴァニラ・アイスにもこのコメントが付けられる。
しかしこっちはどう考えても天使では無いため、原作に沿って「あなたはド畜生だ」と言われる場合も。ド畜生と呼ばれたのは別のキャラなのだが。

天子さんにも降り注ぐ光の中天に召される様な敗北モーションがあるので、
専ら視聴者達から「天子(てんこ)さん、あなたは天子(てんし)だ…」というコメントが付けられる。

MUGEN内には使も何人かいるのだが、やたら強かったり結局自分が最後まで立っていたりで、コメントされる事はあまりない。


MUGENにおけるヴァニラさん

おはよう先生などでお馴染みのたるせ氏によるヴァニラさんが存在していた。
ノーマッドを連れている事からアニメ版準拠のようだ。
一見どこかのゲームから抜いてきたキャラかと思いきや、なんとオール手描き。
作者の愛に溢れたキャラであったが、代理公開先であった「Random Select」が2019年10月に閉鎖されたため、残念ながら現在は正規入手不可。

エンジェル隊の仲間4人をストライカーとして駆使するため、彼女の戦いは大抵賑やかなものになる。
4人それぞれに体力が設定されており、攻撃を受けて体力がゼロになったキャラは呼べなくなるというちょっと凝ったシステムを搭載。
仲間達の体力はラウンド持ち越しで一切回復しないため、戦いが長引くほど不利になる。
しかもチーム戦の場合、二人目以降にヴァニラさんを出すと、バグが原因で最初から全滅している。

+ 直し方
GAcommon.cnsをメモ帳で開き、
State5900の全ての
「trigger1 = roundno = 1」を、
「trigger1 = roundsexisted = 0」と書き換える。

かつてはミントをやけによく呼び、加えてそのミントがただ踊っているだけで、
役に立っていないように見える所をよくツッコまれていた。
一応彼女にはなごみ効果(パワーゲージ回復)があるのだが……。

実は2ゲージ使用の回復技「ナノリカバリー」を持つが、隙も多く回復量も少ないためAIは滅多に使ってくれず、
中々動画では見られない。せっかくの声優ネタなのに……。
数少ない貴重な使用シーンはこちら(5:07~)

「あなたに……力を!」

一応シリアスギャルゲーの方ではナノマシンでの回復担当なので、技自体は声優ネタではなかったりする。
回復するのは自分だけ……と思いきや、仲間が画面内に居る時に使うと少量だが回復する…が、タッグモード時のパートナーは回復しない。
また、マジンガーZとタッグを組むと……?
AIがデフォルトで搭載されている他、待ちガイルAIを手掛けたmimimimi氏による外部AIも公開されている。
mimimimi氏AI

この他に、海外製の改変版(上述のAIもそうだが、製作者との連絡は不可能なので、無断改変と思われる)が確認されている。
そちらはナノリカバリーに隙が無くなっているらしく、割と頻繁に使ってくれる。…それこそ敵が目の前にいようとも。

+ 大会ネタバレ
「大変だ! このままではヴァニラさんが死んでしまう!」

最弱女王決定戦でぶっちぎりの優勝(優敗?)、続く最弱女王決定戦/Finalでも初代の貫禄を見せたため、
一時期は「最弱女王」という名誉か不名誉だかよく分からない称号を冠していた事があった。
それを不憫に思った有志によりAIが製作され、現在ではある程度はまともに戦えるようになっている。

「流石はヴァニラさんだ!」


「……だめだこりゃ」

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