ギロン

「ギロン」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ギロン - (2011/08/24 (水) 20:41:46) の編集履歴(バックアップ)



1969年に大映系にて公開された特撮映画『ガメラ対大悪獣ギロン』に登場した怪獣
別名は「大悪獣」。身長85m、体重110t。

惑星テラの異星人であるフローベラとバーベラに操られている怪獣で、出刃包丁に似た頭部を持つ。
戦闘能力は非常に高く、前作でガメラを苦戦させたギャオスの亜種である宇宙ギャオスをいとも簡単に倒している。

頭部の刃はダイヤモンドの十倍の硬さを持つと言われ、宇宙ギャオスの体を軽々と切り刻める程の切れ味がある。
昭和シリーズでガメラの背面側の甲羅に傷を負わせることができた敵怪獣はギロンだけであるということからも、
その恐ろしい切れ味がよく分かるだろう。
しかもギャオスの超音波メスを刃の部分で跳ね返すことも可能である。
そしてジャンプ力にも優れており、空を飛行して襲いかかるギャオスに地上から大ジャンプして飛びかかり、
頭の刃で羽を切って地上に落とすという攻撃も披露している。
このように頭の得物で攻撃する他にも、頭部両脇の孔から十字手裏剣の形状をした刃物を射出する能力を持つ。

+ 原作ネタバレ注意、ギロンの弱点と最期
ガメラと死闘を繰り広げたが、最後には包丁のような頭部が地面に突き刺さって身動きが取れなくなってしまう。
そしてギロンの頭部の手裏剣発射孔にガメラの投げつけたミサイルが突き刺さり、駄目押しのガメラの火炎放射で
刺さったミサイルが爆発、爆発で真っ二つにされて絶命した。

怪獣のくせにミサイルの爆発に殺されるとか情けないと思うかもしれないが、
ミサイルは地球侵略をたくらむ宇宙人が作ったもので、地球人の子供が誤射したものをガメラがキャッチして使用している。
つまりミサイルそのものがギロンを操るような宇宙人の科学力で作られたものだし、
ギロンの頭部の手裏剣発射孔はギロンの弱点としている資料も存在する。
どんな強力な怪獣でも弱点への攻撃には弱いということから考えると、ギロンがこのように倒されてしまったのも
仕方ないと言えるし、むしろギロンの弱点を見抜いたガメラの知能と野生の勘の方が恐ろしいのかもしれない。


破李拳竜の漫画『大怪獣ガメラ』においてもギャオス、バルゴン、バイラス、ジャイガー、ジグラと共にガメラを襲ったが…
+ ギロンにはこういう使い方もある!

ガメラの放ったプラズマ火球の直撃でダウンし、そのままガメラに剣のように振り回され、
ガメラ拳法まとめ斬り」と称する技で他の怪獣もなぎ倒され、「プラズマ火球乱れ射ち」によってギャオスを除いて全滅してしまった。

他、『小さき勇者たち~ガメラ~』のノベライズ版には「Gギロン」が登場している。


MUGENにおけるギロン

ガメラギャオスの製作者であるgoogoo64氏が製作したギロンが存在する。
小ギロンを呼び出す技なども搭載されており、かなりの狂キャラである。
ちなみに食らい判定は原作で弱点だとされている頭部の手裏剣発射孔にしか存在しておらず、
他の場所を攻撃してもダメージを与えられないらしい。

出場大会