「巨人」と呼称されている通り、見た目は巨大化した男性のようであるが、手足が異常に細長い個体や、肥満の個体、
首が無い個体など千差万別(数は少ないが女性型の個体も居る)。
しかし、大きさ以外は人間とさほど違いはなく、
腕が4本も
6本もあったり、
角があったり下半身がウマ等といった人間離れした外見の個体は確認されていない。
後に「人間を無理矢理馬型にした」ような外見の特殊な個体が出てきた程度である。
全員裸だが幸い(?)
生殖器は確認されていない。
『
白猫プロジェクト』とのコラボには
青鬼にそっくりな巨人も登場したが、それも目と鼻が異様に大きいだけで皮膚は青くない
(海外で放送されたアニメ版では
一部の巨人が人種差別に該当するとして肌の色に変更が加えられており、中には完全に巨大な青鬼と化した個体もいる)。
大きさも3mから(通常は)15mほどとバラバラ。見た目相応にパワーもあるが、基本的には歩くような速度でしか移動せず、動きも大きさ相応に緩慢である。
だが、手足や頭を吹き飛ばされるような大ダメージを負っても1分程で
再生するという驚異的な特徴を持ち、
更に数が多い上に大きさもバラバラのため、対策が絞り難い。
どのような手段かで人類を察知し、近くにいる
人類を襲って食うため、人類にとっては敵である。
唯一の弱点は「巨人の大きさには関係なく、後頭部より下のうなじにかけての縦1m、幅10cm」の部分で、ここを大きく損傷すると再生する事なく即死する。
断じて「肩のうしろの2本のツノのまんなかにあるトサカの下のウロコの右」ではない
死亡するとその肉体はすぐさま蒸発してしまうため、詳しく調べるためには生け捕りにするしかない。
また、夜間や暗所では活動が著しく鈍くなり活動しなくなる(個体差アリ)。
知性と呼べるものは存在せず、ただ只管人類を捕食しようとするだけだが、
捕食した所で消化する事が出来ない(胃のようなものと消化液はあるが、腸などがない)ために、腹がいっぱいになると吐き出してしまう。
逆に人類以外の生物にはまったく興味を示さず、「何をエネルギー源として活動しているのか」は不明。
ただし、動きまわった後は疲れるのか動きが鈍くなる。
人類より遥かに鈍いが痛覚も存在する(目を潰されると手で覆う等)が、基本的に
自分のダメージは無視して突っ込んでくる。
しかし、これらの常識が通じるのは「通常種」と呼ばれるタイプだけであり、
「奇行種」と呼ばれるタイプのように突然ジャンプしたり走り回ったりと激しく動き回る上に、次の行動が予測出来ない巨人もおり
(近くの人間を襲わず無視する等。中には「人間が高い所から下りてくるまで待つ」という行動をしたものも)、
これらも対策の難易度を上げている。
人類側は大砲などの遠距離火器も持っているが技術的な問題で精度が悪く、前述の通り(背中側にある)弱点以外を攻撃しても再生されてしまうため、
まぐれ当たりや数を揃えての集中砲火での弱点への直撃以外では「手足や頭を吹き飛ばして侵攻を遅らせる」程度の効果しか期待出来ず、
効果的な対処方法と言えるのは立体機動装置を使っての危険な空中戦で弱点に斬り付けるしかない
(立体機動装置は所謂
ワイヤーアクションなので、そのワイヤーを掴まれて地面に叩き付けられる等、危険度は高い)。
そのため巨人が絶対に超えられない高さ50mほどの巨大な三重の壁の中で平和に暮らしていた。
壁を超える大きさの超大型巨人と、門を破壊出来る鎧の巨人(あくまでも裸なので
甲羅と言う方が正しい)が出現する、その時までは。