「貴様ごとき、ワシのギンギンの突きで、すぐに昇天させてくれるわ!」
インド神話で悪霊を従えるとされる魔王。
死を運ぶ者とされる。
恐怖をかきたてる術を得意とし、修行するブッダを誘惑しようとしたこともあるという。
その強大な力は世界各地へ及び、メアやモーラなどの闇の悪魔を生んだとされる。
(真・女神転生Ⅳ 悪魔全書より抜粋)
漢字にすると「魔羅」。そもそも「魔」という文字自体が魔羅の省略語だとされる。
仏教の世界観では、魔は欲界で生ける者の1つであり、欲界の1つである第六天の他化自在天に魔王の宮殿がある。
「
第六天魔王」や「
天魔」、「
魔王」なども「魔羅」と同じくマーラの漢訳の一つである。
また修行を妨げることから陰茎のことを「マラ」と呼ぶようになったという。
アトラスが製作する『
女神転生』『
ペルソナ』シリーズに登場するキャラクター。
『女神転生』シリーズでは
魔王、『ペルソナ』シリーズでは
塔のアルカナに分類される。
たいていかなりの高レベルに設定され、無理に作らずともクリアは可能なのだが、ファンはその威容を拝むためにせっせとレベル上げに励んでいる。
ミシャグジ様と違い名前に敬称は付けられていないが、
『真・女神転生2』でNPCが「ご立派なマーラ様」と評したのを元ネタにファンからはもっぱら「マーラ様」
「御立派様」と呼ばれている。
こちらは敬称を付けなくても祟りの恐れは無い筈だが、やはりその御立派な御姿を呼び捨てにするのは憚られるのだろうか。
新作やメディアミックスの際には、必ずと言ってよいほどその存在の有無が取り沙汰されるのがファンの間でのお約束である。
年少向けの『女神転生外伝 ラストバイブル2』のみ他キャラの色替えの流用のため女性型となっている。
同じく子供向けである『真・女神転生デビルチルドレン』には当然出ていない。
……が、その後の作品ではまたも元気にいきり立った姿で登場。
『真・女神転生IV』で、
最上位悪魔が衝撃の新デザインに変更された際も、当然の如くマーラ様は御立派な
雄型御姿を維持していた。
原作におけるマーラ様
最大HPや力が高い物理系のステータスが基本だが、そのスキルの内容は作品によってまちまちである。
と言うより、スキルそのものは変化するが方向性は一貫していると言うべきか……。
「シバブー」(白い粒子を飛ばすグラフィック)や「マリンカリン」(魅了効果)、「タルカジャ」(攻撃力強化)からの体当たり(※女性悪魔を狙う)、
「チャージ」(次の物理攻撃威力2.5倍)に「ドーピング」(最大HPアップ)etc etc...
『ペルソナ3』では「マララギダイン」、『D×2真・女神転生リベレーション』では「地獄突き」(1~4回攻撃+魅了効果+凸で使用後チャージ)
なんて専用技まで習得していたりと、妙に意味深なスキルがチョイスされる傾向にある。たたり生唾とか意味深ってレベルじゃねーぞ!
ちなみに場合によってはPTに女性キャラがいる場合、女性キャラのみを狙うというパターンが組まれていることも。
また同シリーズで登場する一つ目ゾウの悪魔・ギリメカラ(シリーズ通して物理反射や剣攻撃反射と言う厄介な特性を持つ)はマーラ様の乗り物と言う伝承があり、
『真・女神転生V』での悪魔同士の特殊会話では、マ「また乗ってみたい」→ギ「遠慮するわ(画的にアレだし)」→マ「じゃワシに乗ってみるか」
→ギ「お互いに若くないんじゃから止しとくわ(どう見ても放送事故にしかならんし)」…と言う微妙な会話を繰り広げている。
MUGENにおけるマーラ様のご活躍
「我が一撃、あの世での自慢にするがよい!」
T-JIRO氏が3Dで製作したマーラ様が存在する。
MUGEN1.0以降専用。
MUGENのミシャクジ様とは異なりその姿は正に「御立派様」といったもので、
海外の紹介サイトでは画像にモザイクを入れられてしまう程。
仕方無いね
手足(?)に喰らい
判定が無く、長いリーチを誇るが、その反面御立派な巨体のせいで本体の喰らい判定は通常のキャラの倍近く。
性能は中間距離を得意とするが、非常に移動速度が鈍重なため、距離を取られると追いかけるのに苦労する。
安定して切り返せる無敵技が3ゲージ技しかないなど、スピードキャラや
弾幕キャラを苦手とする性能になっている。
ただし、
当て身技を成功させるか攻撃を受けるごとに画面左下の煩悩
ゲージが上昇していき、これが最大になると煩悩解放形態へと移行する。
この状態になると弱点だった移動速度が大幅に上昇、常時
スーパーアーマー、ゲージ技の強化など、
一気に性能が跳ね上がる仕様になっている。
ただし絵的な危険度も跳ね上がる
フォルダ内の-2ファイルの設定次第では狂キャラとも渡り合えるだろう。
全体的にどの技もいかがわしいが、特に3ゲージ技がその中でも群を抜いている。
絶対に
特定のキャラに試したりしてはいけない。
これ絶対挿入ってるよね?
AIは搭載されておらず、誰か製作してくれると嬉しいとの事。
2014年9月3日の更新で、金カラーも追加された。
そして
マカオとジョマや動画の演出で知られるカサイ氏によるAIが動画の出場にあたり公開された。その初陣では…。
専用
ステージ「子宝の湯」も別途公開されている。
出場大会
最終更新:2024年09月12日 17:21