ヘリオン

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ヘリオン - (2011/05/03 (火) 14:19:15) のソース

#ref(cb-helion.bmp,,left,,width=300) 


#image(Helion3.gif)
*&size(23){&bold(){&color(#339999){&i(){「ターゲット、完全破壊」}}}}
型式番号 UVA-02
アーム パワーナックル
レッグ パワークロー
ウェポン ビームキャノン
頭頂高 17.2m
総重量 34.5t
センサー有効半径 15600m
所属 コロニー連合軍
#clear()

#image(Image82.png,left,)
 『[[サイバーボッツ]]』に登場するVA(ヴァリアント・アーマー)。
 連合軍が極秘に開発していた次世代高機動VA。型式番号はUVA-02。
 サイバーボッツではCPU専用の中ボスとして登場。隠し[[コマンド]]で[[プレイヤーも選択できる>隠しキャラ]]。
 従来のVAにはない変形機構を備え、[[搭乗者の神経信号>ブラックサレナ]]をVAの四肢に伝達するダイレクトアクセスシステムによる高速戦闘が可能。
 ただし、本来は無人機として設計された機体なので
 パイロットの人命保護は考慮されていない。
 なお、[[あるボクサー>リック・ストラウド]]や[[人妻>ヴァネッサ]]のパンチとは多分関係ない。
 武装は背面のレーザー砲、ミサイルを装備。背中のプロペラを武器やシールドとしても使用可能。
 変形、ミサイル、レーザーとまさに[[男の>B・ライアット]][[ロマンが>ガルディン]][[詰まった>G・サイクロン]][[ような機体>アルトアイゼン・リーゼ]]である。
 ヘリコプター形態では大型クロー、機関砲、爆雷を使い、上空から爆撃を仕掛ける。

#ref(Cb-shade.bmp,,right,,width=200)
パイロットは連合軍によって生体改造された[[サイボーグ>マキシマ]]兵士、シェイド。
元々は任務中の怪我から一部をサイボーグ化しており、HMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)を
神経束に接続するのに都合がいいと判断されて、ヘリオンのテストパイロットに選ばれた。
しかし予測数値以上の生体エネルギーの放出により[[暴走]]し、模擬戦の相手であった第一小隊を壊滅させて行方不明になってしまう。
後日、軍により回収されるもデータ収集用の実験素材として利用する為にシェイドは死亡と偽られ、本格的に自我を持たないサイボーグにされてしまう。
#ref(cyberbots_shade.gif)

#region(close,以下、原作ネタバレ含む。)
本名はアイヒマン。かつては歴戦の勇士[[ガウェイン・マードック>ガルディン]]の部隊に所属していた。
[[ジン・サオトメ]]の父親、ケン・サオトメとは同じ所属であり、親友であり良きライバル。
しかしヘリオンの起動実験の際に暴走し、第一小隊を壊滅させ、ケンをも殺してしまう。

&nicovideo(sm5274601)
#endregion
軍の命令のままに殺戮を繰り返していた彼だが、ある日VA闘技場においての[[ジン・サオトメ]]との戦いにより、自分の正体について追求するようになる。
そして次第に自我に目覚め、それがきっかけとなり連合軍の陰謀に巻き込まれていく事となる。[[デビロット姫>スーパー8]]曰く&bold(){正義に堕する典型}だとか。

作中の動作としてはA1及び下段A1でビームを帯びた手刀を振りかざし、A2で背部二連装ビームキャノンを使用する。
A2キャノンはレバーニュートラルでごく浅い角度の対空、→A2及び下段A2で撃ち下ろしから水平へなめるように発射。
ジャンプ以後、着地するまでの挙動は全てヘリモード。A1で斜めに多段判定のクロー攻撃、A2で機関砲を発射。
↓A2で真下にクロー攻撃を加える。ウェポンはヘリモードでのみ使用可で、真下への爆撃のみ。後退しながら4発投下する。

[[必殺技]]は、腕部を変形させてナパームを射出、三本の火柱を上げる[[波動>波動拳]]コマンドの「ゴットクーゲル」、
背中の旋回翼を取り外して斧の如く切り伏せる「フリューゲルボーゲン」、空中の隅に昇った後急降下して敵を掴み上げ機関砲の接射を浴びせる「ヒンメルファンゲン」の三種類がある。
サイバーEX(超必)の「シュラハトフェルトクヴァール」はダブルニープレスを起点とした非ロック[[乱舞技]]。
発生が速い上に有効距離も長く、頼りになる無敵持ちでおまけにダッシュA1から簡単に繋がる。

#image(Helion_変形.gif)
モーションなど色んな意味で格好良い機体のヘリオンなのだが、ゲーム内における性能は&bold(){微妙}。
性能的には、優秀なA1をメインにした地上接近戦と空中からの奇襲がメインで、リスクの高い技が多くダメージを与える手段に乏しい機体。
//理由はサイバーボッツでは重要なウェポンの牽制が機能しないことと、殆どの技に致命的な硬直がある為。
//まずA1>A1>A2の基本[[コンボ]]が存在しない。対空にもそこそこ使えるA1や、下段A1の発生及び[[判定]]こそ強力なものの、
//そこから繋がるような技は見当たらず、A1>A1すら成立しない(そもそもA1二段目が存在しない)。
ボス機体のほぼ共通事項としてA1>A1>A2の基本コンビネーションが無いが、地上のA1攻撃はどれも発生が早く判定も強めで技後の隙も小さい。
特にダッシュA1はリーチは短いものの発生も隙も極めて短く、ヒット確認からサイバーExにつなぐ事も可能でひとつの切り札となっている。
ただし、リーチの都合上かなりめり込む形となり、隙が少ないとはいえガードされれば発生の早いサイバーEX等でカウンターという事もあるので、パワーチャージキャンセルからの投げを仕込む等でパターン化を避ける工夫は必要。
//ダメージソースになるようなコンボはEXゲージが必須である。
逆に地上でのA2攻撃は全てレーザーキャノンで、一般的な飛び道具と同じく隙が大きく、地上で膨大な隙を晒す為リスクが高い。
//A2キャノンはどれも発生遅・ダメージ大・硬直特大・コンボも[[キャンセル]]も共に不可という、&bold(){「(自分が)死あるのみ」}の[[ロマン技]]。
//遠くで落下硬直中の敵を拾う以外に意味を持たず、その相手は大方「ヒンメルフォルゲン」を当て損ねたヘリオンである。

//ヘリモードでのA1や↓A2クローは優秀で、特にA1は低空ヒットすればA1や下段A1、果てはブーストA1まで繋がる。
空中攻撃はほぼ全てが対地攻撃に特化しており、急降下攻撃のA1と↓A2(ストンピング)は地上技に連続でつなぐことが出来、早いしゃがみA1の性能もあわせて中下段の揺さぶりをかけられる。
ただしA1は5ヒット/ガードすると跳ね返って無防備な落下の隙を晒すので使用高度に注意がいる。
//だがA1を高過ぎる位置で出すと、攻撃後に飛び退くモーションが発生してしまい、この硬直を好きな様に料理されてしまう。
//また機関砲も硬直こそ短いものの弾速等の諸性能は低く、弾幕も薄いため[[B・ライアット]]の様に使う事は出来ない。
空中A2は斜め下に打ち込む機関砲となっており、弾速は遅めで硬直は短いが仰け反り効果が無く、撃ってる最中にまとめて対空技で落とされることもしばしば。
//ウェポンも発生が絶望的に遅く、入力から出すまでに妙な間があるために食らってくれる相手は非常に少ない。
ウェポン爆撃は空中でしか使えず、真下にしか撃てず、かつ一定高度を後退していくという性能上、滞空時間を延ばす以外はほぼロマン使用に限られる。
//その食らってくれる相手は大方「ゴットクーゲル」を当て損ねたヘリオンである。

翼の描く円弧の名の通り「フリューゲルボーゲン」は対空兼用打撃技で、判定が真上から始まり発生もそこそこ早く隙は少なめ。
A1で出せばタイミングは難しいが各種A1キャンセルから連続技にもなる。
A2版は隙が大きく[[少し見慣れたプレイヤーに向かって不用意に出しても当たってくれない>小足見てから昇竜余裕でした]]うえにダメージが大差ない等、大体いらない子。
//「フリューゲルボーゲン」は見た目こそ強力な対空兼用打撃技だが、ダメージはそこそこで発生は並。
//速いと感じるかもしれないが、回転翼を外すモーションがしっかり入っていて、[[少し見慣れたプレイヤーに向かって不用意に出しても当たってくれない>小足見てから昇竜余裕でした]]。
//硬直は長く、ガードされれば[[ヴァイス>G・ヴァイス]]や[[ジャッカル>R・ジャッカル]]などの長距離投げはもちろん、ブーストA1起点の大ダメージ[[反撃が確定する>反確]]。
//それが出来ない相手は、大方EXゲージの溜まっていないヘリオンである。
//ヴァイス以外は無理。これら全てに反確くらうのはA2で出した場合で、それは出す側がアホ

//「ゴッドクーゲル」は最初の変形モーションから遅く、弾速も遅い。変形解除はこれでもかというくらい遅い。
「ゴットクーゲル」もまた飛び道具の例に漏れず非常に隙が大きく、特に発射後の硬直が長いうえに、ミサイルが地面に着弾する前にガード/破壊されると火柱が発生しない。
火柱自体は判定が意外と高いので発生さえすれば多少は安全だが、上空に逃げられてそのまま空中からフルコン貰ってしまうこともあり、
基本的に地上で隙だらけとなるこの技自体のリスクは極めて高い。
A1とA2で着弾位置及び炸裂方向の撃ち分けが可能だが、上記の理由により遠方に打ち出すA2は更にリスクが高い。
近距離に落とすA1版は中距離からの低空進入に対する牽制として使えなくもない。
それでも、ヘリオンはまともな追い討ち攻撃を持っていない為、ギガクラッシュ以外の地上から使える唯一の追い討ち攻撃として使う必要はある。
//A1とA2で着弾位置及び炸裂方向の撃ち分けが可能だが、上記の理由により遠方の着地に置いてハラスメント以外に利用価値は全く無い。
//使える相手は大方ブースト切れのヘリオンである。

//「ヒンメルフォルゲン」は滞空中なら最初の上昇軌道を短縮できるため、空中での使用が基本となる。
//だが当然動きは単調になり易く、読まれればガードから様々な反撃が確定する。
//それが出来ない相手は、&bold(){しつこくて悪いが}大方滞空中のヘリオンである。
「ヒンメルファンゲン」は空中から出す事が出来る打撃投げで、一定高度まで高度をあわせてから発生する為、最初からその高度で出せば発生のタイムラグを減らすことができる。
だが当然動きは単調になり易く、ガードされると空中で無防備状態となるのでリスクは高い。
ただし、空中A1がどうみてもフルヒットする位置でガードされたとき等、キャンセルヒンメルファンゲンでフェイントをかけることで、どうせダメならダメ元でキャンセルで運を天に任せる、という使い方が可能。
また、空中の相手に一気に大ダメージを与える手段を持たない機体に対してなら、バクチ気味に狙う価値はある。

サイバーEX(超必)の「シュラハトフェルトクヴァール」は発生が早く着地まで無敵な突進技で非常に高性能だが、
背の低いフォーディ、ゲイツに近い距離から出すと飛び越えてしまって当たらない、
つなぎの遅い部分があり、ガードされるとガード硬直キャンセルバックブーストのテクニックで逃げられる事がある、
といった欠点ももつ。
ダメージソースがこれ頼みという点はヘリオンの不安要素のひとつといえる。

また、機体そのものの特性として「ジャンプ入力してから空中状態に移行するまでの無防備な時間」が全機体中最長であり、
ラッシュをかけてくる相手に対してとっさに空中に逃げられない、という問題点をもつ。

//ブーストA1は速度、発生、硬直とあらゆる面で非常に優秀で、特にEXコンボの起点として重宝する。
//しかし、ガードされた場合殆どのEX超必で取れるほどには硬直があるので、過信は禁物である。
//それが出来ない相手はヘリオン…ではなく、B・ライアットのEX超必「グラビトンフィールド」と、[[スーパー8]]のEX超必「デスサターン∑」だったりする。
//G・ヴァイスの「G・タイフーン」や[[F・タランテラ]]の「フォーリングデストロイ」はEX超必ながら発生が遅いが、
//これらはガード不可能の投げ技で、かつキャンセル「フリューゲルボーゲン」では迎撃が間に合わない。
//ブーストA2はA2キャノンと共に、超ロマン技。背部ビーム砲全てに共通するが、照射は長時間にもかかわらずヒット判定は一回のみ。
//そして当然の如く、硬直はエレガントなほど長い。最速でも発生がめちゃくちゃ遅い「グラビトンフィールド」すら生ヒットする「奇跡の瞬間」でもある。

#image(Helion2.gif)
この様に各技に問題が多く、運用に困る機体だが長所もある。
機体性能としてボスらしく装甲が厚く、各種A1が基本的に優秀。
フリューゲルボーゲンやサイバーEXも使い勝手は良く、
ギガクラッシュの判定が大きく無敵時間も長い上に空中判定になる為、手痛い反撃を受け難い。
//まず、ボスらしく装甲が厚い。加えてA1、下段A1、ブーストA1、低空A1、空中↓A2はそれぞれが非常に優秀で、
//これらと「ゴットクーゲル」以外の各必殺技を上手く組み合わせれば強力な撹乱攻撃を出せる。更に、EX超必は作中でもかなり強力な部類に入る。
//再三の言及になるが優秀なブーストA1からダイレクトに入る為、EX絡みの扱い易さでは他に類を見ない水準と言って良いだろう。
//投げ技はアームリッパーが無い為、地対地で使える[[コマンド投げ]]が無いのが厳しいが、A1とA2で全く同じ投げが入るのがポイント。
//A2は無いものと考えられる優位性(?)は、ヘリオンならではだ。ギガクラッシュも馬鹿デカいわ、速いわと優秀。[[ブロディア]]系とはエラい違いである。
//重複が多すぎるので割愛。アームリッパーはそもそもゲームを通していらない子。ギガクラッシュの性能はそこまででもない
//上手いプレイヤーは本当に変幻自在かつ巧みにヘリオンを操る。だがタネを明かせば、有力な空中A1・↓A2、「ヒンメルフォルゲン」、
//A1・下段A1、ブーストA1は殆どがバラバラの使い方で組み合わせや攻め方に幅がなく、それら一つ一つに気をつければ後はオイシイ硬直の塊。
//&bold(){[[待たれたら>待ちガイル]]崩せない悲しい機体、固められたら返せない悲しい機体。それがヘリオンである。}
//まあイマイチな機体だが中堅機体としては普通

//CPUのヘリオンは稼動最初期こそ優秀な反応と胡散臭い空中A1、こちらのブーストに[[超反応]]してブーストA1を軸に暴れる初心者キラーだった。
//だがブーストを含む地上A2全般と「ゴッドクーゲル」、「フリューゲルボーゲン」の硬直の長さが明らかになると、
//一転してR・ジャッカル、G・ヴァイス、タランテラの長距離掴み技の餌食となり、次第に持ち前の硬さからブーストA1系コンボの練習台へと役割を変えていった。
CPUのヘリオンは稼動最初期こそ優秀な反応と胡散臭いA1暴れ、[[超反応]]ブーストA1、サイバーEXを軸に暴れる初心者キラーだった。
だがA2全般、硬直の長い必殺技を良く振る性質から、
次第に打撃投げを初めとする[[ロマン技]]の餌食となり、ブーストからのコンボ練習台へと役割を変えていった。
//それでもCPUの反応自体は素晴らしく、特に「ゴッドクーゲル」のチョイスと投下位置は絶品の域。
//油断すればあっという間に体力を持っていかれるので、落ち着いて相手の大技を待とう。
//その反応の良さを誘ったショートダッシュキャンセル攻めの方が楽。あっというまダメージを受けるのはゲージ依存

また、このキャラはパワードギアでは5面ボスとして登場した。
&nicovideo(sm11340856)

MUGENでは、主にKong氏のものが活躍している。
他のボッツキャラ同様アレンジが入っており、[[AI]]レベルの設定も可能。
レベルを上げすぎるとやはり手が出せない強さになってしまうので注意。

そして、10月にG・サイクロンの原作再現を作成したZ.A.I.氏によって、原作再現風のヘリオンが公開された。
こちらにはわくわく氏の外部AIが公開された。

***出場大会
#list_by_tagsearch([大会],[ヘリオン],sort=hiduke,100)
-[[新生・弾幕グランプリ>>http://www.nicovideo.jp/watch/sm5745277]]

***出演ストーリー
[[無限の果てに。]]
[[むーん☆ちぇいさー>>http://www.nicovideo.jp/watch/sm6866757]](主人公、不幸)
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