アナウンス

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アナウンス - (2023/04/28 (金) 02:44:48) のソース

格闘ゲームの進行や号令を行う声の事。ナレーション、システムボイスとも呼ばれる。
意外と「当たり前」で忘れがちな存在であるが、これがあるから試合が始められ、試合終了も解る、縁の下の力持ちな存在。
例え[[凶悪なキャラでも、はたまた神であっても>神キャラ]]、アナウンス無くしては闘う事は許されない。
それどころか、1994年に『[[X-MEN Children of The Atom]]』をカプコンが発表するまで、
号令前はあらゆる強者といえど1歩たりとも[[初期位置から動く事>フライング]]が許されなかったため、ある意味絶対的な存在でもある。
アナウンスに合わせて文字が画面中央に大きく表示される事が通例となっている。

最も一般的なアナウンス内容は、
-Round○, FIGHT! or Ready Go!(ラウンド○・ファイト!!やレディ・ゴー!!)主に開始前
-KO!(ケイ、オー)主に決着時
というもの。
実際に発せられるコールは各ゲーム様々。
プレイヤーの闘争心を煽るため、そのゲームの特色を反映した工夫が行われており、
中には試合中にキャラクターの動作に合わせてアナウンスボイスが入るといった凝ったものもある。
//「本格的な英語」とは後述にあるような複雑な英文のことなので一般的な英語(Round○, FIGHT!やReady Go!)の鉄拳やスマブラは当てはまらない
-本格的な英語
--[[ストリートファイター]](『ZERO3』以降)、[[CAPCOM VS. SNK]]など
-和風なもの
--[[サムライスピリッツ]]、[[月華の剣士]]など
-何やら[[オサレ>黒崎一護]]なもの
--[[GUILTY GEAR]]、[[北斗の拳]]など
などなど。

基本的にアナウンスは予算などの都合でスタッフが担当(『[[ニトロ+ロワイヤル]]』のジョイまっくす(ニトロプラス広報)など)したり、
キャラクターを担当する声優が兼任(『[[KOF98>THE KING OF FIGHTERS]]』の[[生駒>キング]][[治美>ブルー・マリー]]女史や『2002UM』の[[小野大輔>ネームレス]]氏、『[[月華二幕>月華の剣士]]』の[[大塚明夫>天野漂]]氏等)する事が多いが、
専用の担当者(『[[CVS2>CAPCOM VS. SNK]]』の浅井博章(DJ)等)やネイティブの人(『[[ソウルキャリバー>御剣平四郎]]』『[[スマブラ>大乱闘スマッシュブラザーズ]]』等)を起用する事もある。
初代『[[サムスピ>サムライスピリッツ]]』と『真サム』では、背景で審判をしている[[黒子]]がアナウンスを行うという小粋な設定もあった。
また、『[[MELTY BLOOD]]』『[[モータルコンバット]]』シリーズでは、アナウンスの[[声>シャオ・カーン]][[が>シャン・ツン]][[黒幕>ワラキアの夜]][[の>白レン]][[正体>シオン・エルトナム・アトラシア]]を示す、というネタも使用された。
初代『[[アルカナハート]]』も[[これと似た事>ミルドレッド・アヴァロン]]をやっていた…が、
当の黒幕が殆どの間昏睡していた(その結果[[姉>アンジェリア・アヴァロン]]が騒ぎを起こしたので関係者ではある)『2』、
あるいはそもそも事件と無関係である『3』でも&b(){アナウンスの内容が変わったにも拘らず担当している}。
……シリーズ化により「あの声」が定着してしまったためだろうか?
尤も、『[[ストII>ストリートファイターII]]』シリーズのように[[M・バイソン]]の声にナレーターのラウンドコール(コンテニュー時の掛け声)や、
コンテニューのカウント(ターンパンチ)を&b(){そのまんま使っておきながら別段深い意味は無かった}、というケースもあったりする。
//この一文は、すでに記載されている「キャラクターを担当する声優が兼任」と同じことです。文章全体の流れがおかしくなっています。
//↑ターボ以前のバイソンの場合、声優が同一とか言うレベルじゃなくて「ターンパンチの声とコンテニューのカウント」とか「コンテニューの時の掛け声と戦闘開始の合図」が完全に同じ音声なんだよ。このせいで他キャラだと違和感ないコンテニューシーンが「自分で数えてファイト!と言っている」ようにも聞こえるぐらい。分かりにくかったなら微妙に言回しを変えてみた。
//録り直されたスパII以降のナレもバイソンに流用されてます
ちなみにMUGENのデフォルトのアナウンスの声もよく聞くと[[カンフーマン]]の声の人と同じ。
ゲームのイメージでの発音もあるが、緊迫感と迫力のある号令がMUGENでは人気が強い。

また、当然ながら「このタイトルならでは」と言えるような特徴的なものも多い。
後述の『[[GUILTY GEAR]]』のようなシリーズ通して同じ言い回しが使われているもの、『[[北斗の拳]]』のように[[コピペ>ジョインジョイントキィ]]に組み込まれたものなどが有名だろうか。

MUGENでは、[[ライフバー]]製作者などがセットで付けている事が大半だが、
ちょっとした工夫で自分好みのアナウンスに変える事もでき、中にはラウンドコールを単体で配布しているサイトもある。
試合を盛り上げるアナウンスの声にも一度、耳を傾けてみると面白いかも知れない。
なお、ラウンドコールの組み合わせによってはラウンドが開始してキャラが動けるようになってもアナウンスが言い終わらない場合もあり、
それによって「このキャラ、フライングしてんぞ」といった誤解を招く事も。

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**付録項:対戦格闘ゲームでのアナウンス
***日本語
&b(){※この部分はまだ数が少ないため、概要の追加の協力をお願いします}
//もし不要である場合消してもらっても構いません。単に追加主が欲しかっただけなので。
//アカツキ以外にも何かそれっぽいのありましたっけ・・・?もしあったら追加を(ry
-[[サムライスピリッツ]]
--&b(){いざ尋常に&br()○本目、勝負!}
--&b(){一本!}
--&b(){勝負あり!}

-[[月華の剣士]]
--&b(){真剣勝負&br()○本目&br()&ruby(はじめ){斬}!}
--&b(){一閃!}
--&b(){&ruby(勝負あり){決}!}

-[[アカツキ電光戦記]]、エヌアイン完全世界
--&b(){情ヶ無用!戦闘開始!}
--&b(){対戦車戦用意!戦闘開始!}&br()([[電光戦車]]限定アナウンス(『エヌアイン完全世界』には無い))
--&b(){大打撃!}
--&b(){玉砕!}
--&b(){散華ェ!}
//「-タイトル→--アナウンス(→---翻訳)」という箇条書き、「**付録項→***日本語、***英語」という見出しのスタイルなので修正

***英語
※分かる所で日本語意訳を併記。
//※正確な日本語訳が出来る方、お願いします・・・
//後はSF3 3rdとZERO3と…ほかに何かありましたっけ
//↑ネイティブではないので正確かどうかは保証しかねますが意訳を追加しました。格闘ゲームのアナウンスということで解釈は幅広いので、「おかしくね?」というのがあれば適宜修正していただければ。
-[[ストリートファイターZERO3>ストリートファイターZERO]]
--&b(){It's show time.} 
---→ &italic(){ショータイムだ!}
--&b(){Hey c'mon, stand up.}
---→ &italic(){さあ行け、立ち上がれ!}
--&b(){Face it Straight !} 
---→ &italic(){真っ向勝負だ!}
--&b(){Beat'em up, guys.}
---→ &italic(){本気を出せ!}
--&b(){Nobody blink.}
---→ &italic(){刮目せよ!}
--&b(){Triumph or die !} 
---→ &italic(){勝つか負けるか、二つに一つ!}
--&b(){Let's party.}
---→ &italic(){さあ、楽しもうぜ!}
--&b(){It all depends on your skill.}
---→ &italic(){勝つのは真の強者のみ!}&br()もしくは&br()→ &italic(){ここからは、君の腕前にかかっている!}&link_anchor(*1){*1}
--&b(){Go for broke !} &link_anchor(*2){*2}
---→ &italic(){当たって砕けろ!}
--&b(){Get ready, fighters.}
---→ &italic(){両者、構えろ!}
--&b(){You can't give it up.}
---→ &italic(){どちらかが倒れるまで、戦え!}
--&b(){Go for it, man !}
---→ &italic(){最後まで、頑張れ!}

-[[STREET FIGHTER III 3rd Strike>ストリートファイターIII]]
--&b(){Fighters're ready? Engage!}
---→ &italic(){準備はいいか? 出合え!}
--&b(){Are you ready? Go!}
---→ &italic(){準備はいいか? 勝負だ!}
--&b(){Prepare to strike, now!}
---→ &italic(){さあ、今すぐ戦え!}
--&b(){Into the heat of battle, go for it!}
---→ &italic(){全力全開で、燃え上がれ!}
--&b(){Final Round. Go!}
--&b(){Knock Out!!}
---[[SA>超必殺技]]フィニッシュ時限定かつケズリでない時(ただし『2nd』までで、『3rd』ではいかなる状況でも「ケイ、オー」のみ)

-[[サイバーボッツ]]
--&b(){PHASE○○}
--&b(){PROCEED!!}
--&b(){TARGET DAMAGE!!}
--&b(){TARGET DESTROY!!}
--&b(){UNIT DAMAGE}

-[[CAPCOM VS SNK2>CAPCOM VS. SNK]]
--&b(){This BATTLE is about to explode!} 
---→ &italic(){アツい戦いになりそうだ!}
--&b(){This is gonna be a match to remember!}
---→ &italic(){忘れられない勝負になるぜ!}
--&b(){Live and let Die!}
---→ &italic(){ブッ倒せ!}
--&b(){Go for broke!}
---→ &italic(){ラストバトルだ! 当たって砕けろ!!}
--&b(){Finest K.O!!}


-[[SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS]]、[[NEOGEO BATTLE COLISEUM]]
--&b(){BATTLE to do!}
---→ &italic(){さあ、勝負だ!}
--&b(){NO ESCAPE!}
---→ &italic(){逃げ場はないぞ!}
--&b(){All or Nothing!}
---→ &italic(){全力で戦え!}

-[[GUILTY GEAR]]
--&b(){Heaven or Hell!}&br()&b(){Duel○○}&br()&b(){Let's Rock!}
---→ &italic(){勝てば天国、負ければ地獄。○本目!派手にキメろ!}
-GULTY GEAR Xrd
--&b(){Duel○○ Turn up the heat!}&br()(Duel2以降)
--&b(){Duel○○ Keep on rocking!}&br()(Duel2以降)
--&b(){Duel○○ All or Nothing.}&br()(Duel2以降)
--&b(){Hell Yeah!!}&br()([[覚醒必殺技>超必殺技]]でKO)
--&b(){○○ WINS STRAIGHT!!}&br()(1ラウンドも取られずに勝利)
-GULTY GEAR STRIVE
--&b(){Mankind knew that they cannot change society.&br()So instead of reflecting on themsleves, they blamed the beasts.&br()HEAVEN OR HELL}&br()(Duel1のみ)
---→ &italic(){人類は世の中を変えられないことを知っていた。それでも彼らは人間以外のケダモノが悪いせいだと非難する}。
※『Xrd』シリーズではアナウンスがキャラクターボイスになるDLCもある

-[[北斗の拳]]
--&b(){The Time of Retribution.}(ザタイムオブレトビューション)※1ラウンド目のみ&br()&b(){BATLLE ○○}(バトー○○)&br()&b(){Decide The Destiny!}(デッサイザデスティニー)
---→ &italic(){判決の時は来た… 勝負、○本目! 彼らの命運やいかに?}&link_anchor(*3){*3}

-[[Eternal Fighter Zero]]
--&b(){Round○○}&br()&b(){Get Ready?(げっとれでぃ?)}&br()&b(){Attack!(あたっくー!)}

-ソウルキャリバー
--&b(){Welcome Back to the Stage of History!}
--&b(){Welcome to The Stage of History, Retold!}
--&b(){Stand! Fight till your last breath!}
--&b(){Victory goes to the last one standing.}
--&b(){Victory will not come easily. It must be seized.}
--&b(){The battle is over. Show respect for the fallen who fought so bravely.}
--&b(){Claim victory and bask in the glory.}
--&b(){The goddess of victory smiles upon the strong of spirit.}

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&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
「君」は画面の前のプレイヤーの事を指す。
"It all depends on your skill."はそのまま素直に訳せば「これがどうなるかはあなたの技量次第」という意味になるため。

&aname(*2,option=nolink){&color(red){*2}}
"broke"は「破産、無一文」という意味。直訳で「破産まで行け」、そこから転じて「全てを賭けろ」「全力でいけ」というような意味になるが、
FINAL ROUNDでのみ聞ける事を踏まえると、「この勝負は賞金なし(≒無一文)が決するまで続く」つまり「これで決着」というダブルミーニングでもある。

&aname(*3,option=nolink){&color(red){*3}}
「世紀末後とはいえ中国拳法主体で戦う『北斗の拳』でなぜ英語のナレーション(それも珍しい言い回し)なのか?」と思うだろうが、
一応、英訳版『北斗の拳』にほぼ同じ言い回しのナレーションがある(BATTLE ○○が無いだけ)。分かりにくい[[原作再現]]だ…。

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