ジョン・ランボー

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ジョン・ランボー - (2012/01/05 (木) 01:11:52) のソース

#ref(rambo.jpg,,left,width=260,title=「彼らが国を愛したように、国も彼らを愛して欲しい。」)
&br()&br()
&bold(){&size(22){&color(black){&italic(){ ムダに生きるか}}}}

&bold(){&size(22){&color(black){&italic(){ 何かのために死ぬか}}}}

&bold(){&size(22){&color(black){&italic(){ お前が決めろ。}}}}
//『最後の戦場』のキャッチコピー通りに変更
#clear

アクションスター「&bold(){男の教科書}」「&bold(){男のリトマス試験紙}」「&bold(){男のカーナビ}」シルヴェスター・スタローンの代表作『ランボー』の主人公。
#region(close, Q.誰がそんな呼び方してるんだ?)

A.俺たちさ(1:45~)。
&nicovideo(sm6376143)
なお、上記動画に登場する熱苦しいまでにタフな男たち、
[[チャック・ノリス]]、[[ジャン=クロード・ヴァン・ダム>ガイル]]、[[スティーヴン・セガール]]もMUGENに存在したりする。
#endregion

フルネームはジョン・ジェームズ・ランボー。
サバイバル戦はもとより、兵器の取り扱いや肉弾戦、さらにはゲリラ戦においても超人的な能力を発揮する恐るべき戦士。
彼のアクション・ヒーローとしての活躍は、「ランボー=19世紀のフランスの詩人」という当時の世間のイメージを完全に塗り替え、
果ては英語辞書においても「Rambo=荒っぽい、逞しい」という言葉すら創ってしまった、アメリカの映画史に残るキャラクターの1人である。
日本においてもランボーのキャラクター性と、元々日本語にある「乱暴」と引っかけてイメージ出来る事から、浸透力はかなりのもの。

なお、原作はデビッド・モレルの処女出版小説『First Blood(邦題:[[一人だけの軍隊>キャプテンアメリカ]])』。
あまり知られていないが、原作では最後に死亡しているため、以降の続編は映画が基準となっている。

ランボーは1947年7月6日アリゾナ州ボーウィに、ネイティブ・アメリカンの父とドイツ系アメリカ人の母の間に生まれた。
なお7月6日は、スタローン本人の誕生日でもある(スタローンは1946年生まれ)。
1965年にレンジフォード高校を卒業し、1966年1月2日、18歳でアメリカ陸軍に入隊。
同年9月に南ベトナムに配属されたが、翌年にグリーンベレーの特殊訓練を受けるために帰国し、ノースカロライナ州へ赴いた。
1969年に南ベトナムに再配属されたが、1971年中国とベトナムの国境で北ベトナムの捕虜となる。
その際、ランボーや他のアメリカ軍捕虜たちは過酷な拷問を繰り返し受け、この時の体験が後々の[[トラウマ>魔獣ジンメン]]になってしまう。
(この拷問シーンは『ランボー』での回想シーンとして登場し、それと警察官達の仕打ちが重なってしまい、事件の原因となる)
ランボーは1972年5月に何とか脱出する事ができたものの、戦友たちは捕虜収容所に取り残されてしまった。

1974年9月17日、ランボーはアメリカ陸軍を名誉除隊した。
最終階級は不明であるが、大量の勲章を授与された事は判明している。
しかしランボーは帰国した際、多くのアメリカ国民がベトナム帰還兵達を憎んでいることを知った。
ベトナム戦争に対する厭戦的な風潮は、国家を守る為に戦っていた人々への憎悪へと発展していたのだ。
反戦的なヒッピーたちが空港へ押しかけ、帰還兵にゴミを投げつけ、「赤ん坊殺しめ!」と罵っている様子を見て、彼は屈辱と困惑を覚えた。
そしてベトナムでの体験と帰国後の体験は、極度の心的外傷後ストレス障害を引き起こし、ランボーを蝕んだ
現実の帰還兵の多くもこの病を発症しており、社会現象にまで発展。今もなお、苦しんでいる人々は大勢いる。
アメリカによる戦争が続く限り、そうした兵士達の数は増え続けているのである。

そして親友を訪ねに行った街で、ランボーを追い出そうとする保安官からの仕打ちに対し、彼は遂に社会への怒りを爆発させてしまう。
ランボーはたった一人で山に潜伏し、ゲリラ戦術を駆使して追跡してきた街の警官隊を迎え撃つ―――というのが一作目の粗筋である。
街を護ろうとするために帰還兵に冷たくあたらざるをえない保安官と、孤独な帰還兵の戦いという、やるせないストーリーであると共に、
ベトナム戦争の是非を問い、国家のために戦った筈の兵士達に冷たいアメリカ国民を批判する内容の傑作であった。
なお、誤解されがちだが映画一作目において&bold(){ランボーは誰も殺していない。}

#region(close,原作小説と映画の違い)
映画では描写が削られているが、ランボーと対決するティーズル保安官は原作におけるもう一人の主人公であった。
ティーズルは朝鮮戦争で活躍した退役軍人という設定で、祖国に居場所のないランボーと
自分の居場所を守ろうとするティーズルの衝突は、共に国に尽くした者同士ですら分かり合えない
ベトナム帰還兵問題の根深さを象徴しているといえるだろう。
ランボーとの戦いによってティーズルは全てを失うが、その過程で二人は奇妙な共感で結ばれていく。
最期は相打ちとなって互いに致命傷を負い、ランボーはトラウトマンの手で射殺。
死にゆくティーズルの心にあったのは憎悪ではなく一人の若者への情愛であった。
#endregion

ただ続編では路線変更され、単純でわかりやすい銃撃戦がメインのアクション映画になってしまった。
国家の危機からランボーに潜入任務に従事するよう要請が出され、一度は拒否するも戦友のために立ち上がる……というのが基本のストーリー。

そのせいで2作目、3作目ともゴールデンラズベリー賞の最低続編賞に選ばれたこともあったが、
この娯楽化路線に危惧を抱いた&bold(){スタローン自身}が主演、監督、脚本、製作全てを務めた最新作で、
当時最終作として作られた『ランボー/最後の戦場』では、ストーリーラインこそ2作目以降と同様なものの、
軍事独裁国で誰にも知られることなく虐殺されている少数民族、暴走した軍の残虐性など、
1作目と同じく高いリアリティとメッセージ性を持った作品になり、ファンに歓迎された。

その結末では戦いを終えた後、ランボーは長らく戻ることのなかった故郷へ帰ることを決意する。
長い年月を戦争に取り付かれて生きてきたランボーは35年の後、ついに&bold(){帰還する事ができた}のだ。

尚、ランボーを生み出したモレル曰く「ランボー」という名は、
モレルがペンシルベニア州で出会った林檎の品種ランボーアップルに力強い音感を得て、命名したという。
また、前述したフランスの詩人アルチュール・ランボーと発音が似ていること、
その代表作『地獄の季節』に感銘を受けたことも命名に影響を与えたという。

#region(close, シルヴェスター・スタローンについて)
ランボー役のシルヴェスター・スタローンは、ボクシングを題材とした映画・ご存知『ロッキー』の主人公ロッキー・バルボアも演じており、ランボーとロッキーのふたりが彼の代名詞的キャラクターといってもいいだろう。そしてスタローンといえば現在では「脳筋」的なイメージを持たれ、ともすれ揶揄の対象になることも多いのではないだろうか?

これは前述した通りランボーの2,3作目がわかりやすいアクション映画に路線変更され、ロッキーのほうも同様の経緯を辿りそのつどヒットしたためである。つまり、両作の第一弾にも増して売れた続編以降の印象こそが、スタローンのパブリックイメージと重なっているのだ。

しかしこれも前述した通り、ランボー1は重たいトーンと社会批評の視点を持った、極めてシリアスな映画である。ロッキーもまた、1作目はどん底にあったひとりの男がチャンスを前に何とか足掻き、最終的には敗北を喫しながらも愛するひとの名前を叫ぶ……という、単純明快とは言いがたい作品となっている。

そして大事なのは、そのふたつの1作目の脚本に、スタローンが関わっていることなのだ。特にロッキーのほうは当時スタローンも主人公宜しくキャリアのどん底にあり、彼自身が脚本を売り込み厳しい環境下で作り上げたものである(この辺り、実は世間に流布する話は少々誇張があるとされるが)。

つまり世間一般のひとびとが思うアクションスター・スタローンは、同時にシリアスな映像作家・スタローンという側面も持っているのだ。このうち前者の印象が先行していることが幸か不幸かの論述は避けるが、少なくとも通り一遍等の「筋肉馬鹿」的扱いのみされるのが不当なのは確かであろう。

ランボー4とロッキー6で、スタローンは自ら監督脚本をつとめ、自身が生み出し共に成長したふたりの人物の人生に解答を与えた。これもまた彼の誠実さの証明に他ならないのではないだろうか。
#endregion

(以上。Wikipedia「ジョン・ランボー」より引用、改変、追記)

そんなランボーだが、ニコニコでは何故かエロ釣り動画として知られていたりする。わからないもんだぜ……。
なお初代『ランボー』は吹き替え・字幕ともに数種類ある。
最も有名なのはささきいさお版であろうが、名訳としてコピペなどでも使われるのは渡辺謙版である。
&nicovideo(sm3408336)

***&bold(){&italic(){&color(black){「あっちじゃヘリも飛ばした。戦車にも乗れたよ。100万もする武器を自由に使えた。}}}
*&bold(){&italic(){&color(black){ それが国へ戻ってみりゃ駐車場の係員にもなれねぇんだ!」}}}
//元の台詞に無い「ドル」を勝手に足すなよ

また映画のEDにかかる曲「It's a long road」は、ランボー……そしてベトナム帰還兵達の悲哀を歌った名曲である。

&nicovideo(http://www.nicovideo.jp/watch/nm3004639)

……しかし『ランボー』が大ヒットし、次々に新たな戦場へ送り込まれた彼は、しかしまだ幸せだったのかもしれない。
この記事を通じて興味を持った人は、同様に帰還兵の悲哀と狂気を描いた映画『タクシードライバー』も見て欲しい。
多くのベトナム帰還兵は――戦場でしか生きられなくなってしまった人々は、平和な日常の中で精神を蝕まれていったのだから。


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**ゲームにおけるジョン・ランボー
ランボー2を原作に、[[アクレイム>サブ・ゼロ]]製のファミコンゲームが開発されている。
当然、最強のワンマンアーミーであるランボーを操り、機関銃を撃ちまくって大暴れするゲーム――
&nicovideo(sm4934613)
――&bold(){ではない。}残念ながら。

しかし、安心されたい。4作目公開に際し、セガより3作目までを原作とするガンシューティングゲームがリリースされた。
&nicovideo(sm6404827)
62インチワイド画面で繰り広げられる映画そのままのストーリー展開、随所に挿入されるアクションイベントは必見。


また、ランボーをモチーフにしたゲームやキャラクターも大量に生産されている。
&nicovideo(sm4107842)
「怒」シリーズ主人公で[[KOF>THE KING OF FIGHTERS]]でおなじみの[[ラルフ>ラルフ・ジョーンズ]]やアクションゲームの名作「[[魂>大覚ロボビッグファズ]][[斗羅>対魂斗羅戦艦ドドリゲス]]」のプレイヤーキャラクターもランボーをモチーフとしている。
というか、まあ、『コマンドー』の[[シュワルツェネッガー>ダッチ・シェーファー]]と並んで、この手のワンマンアーミーキャラの魁である。
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**MUGENにおけるジョン・ランボー
海外の製作者Kurai Naito氏によって製作されたものが存在する。現在完成度は55%。
ベースキャラは同じくアメリカ軍人という事からか、ストZERO(ALPHA)の[[ガイル]]と思われる。
[[銃撃や手榴弾>バレッタ]]などでランボーらしさを表現しつつ、エリアルレイブも搭載済み。
とても55%の完成度とは思えない出来で十分に実用的に仕上がっている。
ロック系[[乱舞技]]の「マーシャルアーツ」の途中で[[無意味に片腕の力こぶをアピールする>挑発]]が、[[スタローンだからしょうがない>○○だからしょうがない]]。
乱舞技の途中で入るので視聴者からは「&bold(){ランボー怒りの休憩}」などと呼ばれることも。

AIは標準搭載で程良い強さ…なのだが、このAIは(バグか仕様かは不明だが)とんでもないことをやらかす事で一部では有名。
空中から手榴弾を大量にバラ撒く1ゲージ技「手榴弾投擲」及び、一発だけ投げるノーゲージ版手榴弾は&bold(){空中にいる限り何度でも使用可能}のため、

&bold(){1ゲージ消費して手榴弾大量投下>>そのまま通常版でゲージ回収>>1ゲージ溜まったら即発動>>以下繰り返し}

……なんて事が可能。いや、可能どころかむしろAIにとっては&bold(){基本戦術}と言っても良い。
この空爆は相手をKOするか、自身が撃墜されるまで続く。
その姿はさながら[[天魔豪斬空>波動拳]]を連発する[[豪鬼]]のようで、
動きの遅いキャラや対空飛び道具等のないキャラではまともに対処出来ず爆殺される。
''これが、戦争……!'' そりゃトラウマにもなるってもんである。

パトリオット[[禊]]
&nicovideo(sm4931702)

また、相手が空爆をかわし続け、撃墜もされずにいるとランボーはどんどん上昇してしまい、
最悪そのまま''戻ってこない''。対処手段はF4のリスタートしかなくなってしまう。

うp主怒りのF4
&nicovideo(sm5654082)

上記の動画は2つとも[[ゲジマユ]]だが、&bold(){別にゲジマユじゃなくても可能}である。恐ろしい話だ。
ニコニコMUGEN視聴者からの通称は「&bold(){ランボー怒りの空爆}」。タグとしても地味に機能していたりする。
この他にも「ランボー怒りの○○」の○○の部分を様々に変えられてタグになっている。

***出場大会
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''更新停止中''
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#co(){
''凍結''
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}

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//↓にタグを追加した場合、此処の部分にコピペ上書きするようにしてください。