ビーストマスター

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ビーストマスター - (2012/04/07 (土) 19:22:09) のソース

&ref(beast.jpeg,,width=270,title=『獣の王』と呼ばれしメダロット)
『メダロット』シリーズの登場機体の一。無印『メダロット』のラスボスを務める。
『メダロット2』のリメイクである『メダロット弐CORE』にて、ヘベレケ博士の使用機体としても登場する。

『2』のラスボス「[[ゴッドエンペラー]]」の先代にあたり、WEA(Weapon)の型式通りに凶暴凶悪な武装をしている。

頭部:デスブラスト プレス
右腕:デスボム   ナパーム
左腕:デスビーム  ビーム
脚部:スパゲティ  多脚

ゲームでは後発のゴッドエンペラーほど鬼畜な性能ではない。
無印ではなぜか''ラスボス戦前にパーツがそのままの性能でコンビニで販売されている''という意味不明な状況になっている。
流石に移植版ではイベント入手限定になったが…
後述の漫画版やアニメ版では、これに対するフォローのような設定が語られている。

本編においては……実のところ、かなり不遇である。
登場するのは物語の黒幕であったタイヨーが主人公に敗北した後なのだが、
起動させてもいないのにビーストマスターが勝手に出てきた。
しかも、タイヨーの命令を跳ねつけて「ハカイハカイハカイ」とひたすら暴走。

そのままバトルに入るのだが、これが弱い。
確かに個々のパーツはステータスが安定している。
だが、パーツの属性がバラバラ、射撃パーツしかないのに格闘向けの脚部、重点と放熱の高さ(発動するのにかかる時間とと発動後に次の行動を行えるのにかかる時間)。
それらが合わさって攻撃がろくに命中せず、手数も無いのに「ねらいうち」行動の特性として回避できなくなるなどと欠点が多い。
普通に戦う場合、盾役が一人いればその役目を果たせなくなる頃にはビーストマスターの取り巻きが大体消えて勝敗は決してしまっている。
(欠点自体はゴッドエンペラーにも言える点は多いが、奴の場合、盾役が1ターン持たない)
直前のタイヨーに比べてあっさり勝ててしまって、拍子抜けした人は多いのではないだろうか?

サブストーリー的なパーツコレクションでも登場。
ひたすらにハカイハカイとしか言わない。
……パーツをくれる際の本人曰く、行動の遅さが「ハカイテキ」らしい。
クリア後の隠しボスも使用する事があるが、凶悪なパーツが組み合わされることも多いのでまだマシと思えてしまうこともある。

#region(続編での活躍)
後継機ほど再登場の機会に恵まれていない。

2及びRでは[[ゴッドエンペラー]]の下位互換。
脚部だけはパーツの属性が違うので一概には言えないが、能力面ではヘベレケ博士が言ったとおり、すべてにおいて凌がれている。
と言うより、旧作からのメダロットには上位互換が結構存在しているのが問題なのだが……
2では、前作からのパーツ転送以外に入手手段も見る機会も無い。
Rではラスボス前座の取り巻きをしている。リーダー機はゴッドエンペラー。

4では火力はゴッドエンペラーを上回るが命中に難がある機体になり、相互互換と呼べるレベルになった。
カブトバージョンでのみ、スロットで入手できる。

メダロット・カードロボトルでは可も無く不可も無く。
凡庸な能力で尖った部分が無く、専用能力を持つゴッドエンペラーと比べるといささか地味な印象を受ける。
余談ではあるが、実際に販売されたカードの一つでもある。

メダロット弐coreでは4と同じく火力でゴッドエンペラーに勝るが命中で劣る。
……これまでのシリーズは格闘寄りであった筈の脚部が射撃寄りの脚部となってしまった。

初代のリメイクである真型メダロットでは、ビーストマスターのポジションにデュオカイザーが存在する。
パーツの属性やWEA型である事からも意識していることが窺えるが、なぜか女性型である。

#endregion


漫画版ではロボロボ団の最終兵器として登場。核となるメダルは主人公機[[メタビー]]のコピー品を使用している。
そのデスブラストはメタビーをパーツ・ティンペット諸共消し飛ばし、一度は再起不能に陥らせている。
最終決戦時には、デスブラストで''衛星軌道上のロボトル監視衛星「テラカド君」を地上から狙撃する''、
味方であるはずが命令を受け付けずに暴走する(元々外国で運用されていて日本語が通じない)ブラックメイルの首を食い千切る、
ブラックメイルの相方であるヒールエンジェルを撃墜する、
ロクショウとランドモーターを一撃で撃破するなどラスボスにふさわしい圧倒的強さを見せつける。
しかし[[ロクショウ]]の一閃で脚部が切り取られると、セキュリティシステムと一体化していたために機密保持の為にビルが爆破される。
(余談ではあるが、ビルと一体化していたための大出力であったのか、その後のメタビーに対する攻撃を見る限り一撃で倒せるほどの火力が無くなっている)
ビルが爆破される際、事件の黒幕であったタイヨーを瓦礫から守ったが、その後は行方不明に。 

漫画版メダロット2ではセレクトビルでの戦いの後は海に逃れたらしく、コウジに拾われる。
一般販売されており、その辺のコンビニでも買える珍しくない機体だが、開発の過程が一切聞こえてこない、どこからか設計図を持ってきて突然作られた新製品ではないかとそれなりに噂になった事もあるらしい。
前作に関わるメンバーの間でオリジナルのビーストマスターを巡るやり取りがあったものの、記憶喪失になっていてマスターであるコウジに懐いていた為に真っ先に封印しようとしていたロクショウも見逃すことにしている。
……ちなみに命名:ムラクモノミコ。原作でもコウジのセンスが疑われている。

アニメ版では序盤の数話から腕パーツ装備の敵メダロットが出るなど、上記のコンビニ購入設定がちゃっかり使われている。
パワーが強すぎて販売を見送ったプロトタイプが存在したことが、登場人物の口から語られており、
劇中ではそのプロトタイプがロボロボ団の操るメダロットとして登場。
漫画版同様に凶悪な強さでロクショウを倒し、イッキとメタビーをも圧倒したが、覚醒したメタビーのメダフォースによって倒された。 
出落ちではあるが一度だけ再登場もしている。
漫画版は噛み付き攻撃をしているが、アニメでは初代ゲーム版で触れられている格闘向けの脚部という設定からチューブ状の脚部パーツで拘束を行う。


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**MUGENでは
五右衛門氏による『メダロット弐CORE』のスプライトを使用したものが公開されている。サイズは[[一般キャラの半分程度>ちびキャラ]]。
ジャンプ・屈み不可のハイパーアーマー仕様。原作の要素として各部位にライフポイントが設定されており、
一定のダメージ付加で各パーツの必殺技が使用不能になったり、機動力が低下したりする。デスブラストはやっぱり鬼のように強い。

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