キューブ

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キューブ - (2012/04/21 (土) 19:10:15) のソース

#image(cube.gif,width=220,title=ポポリポポ)
|BGCOLOR(#000):&font(15,b,#0f0){&tt(){&space(1)ジョウイン トウロク ‥ シンキ&br()&space(1)シュベツ&space(11)‥ サギョウキカイ&space(1)&br()&space(1)NAME? _&br()&BR()}}|

スーパーファミコンで発売されたスクウェアのRPG『[[ライブ・ア・ライブ>オルステッド]]』の主人公のひとり。
//一文字リンクは不要
最初に選べる7つのシナリオの1つ「SF編」(キャラデザイン:田村由美)の主人公ロボット。

**プロフィール
宇宙船コギトエルゴスム号のメカニック・カトゥーが趣味で製作した学習機能付きの小型ロボット。
白くて丸い機体に、製作者のカトゥーを模したような[[帽子と眼鏡>富竹ジロウ]]型のパーツが付けられている。
言葉を話す機能はなく、鳴き声のような機械音や体全体を回転させることで意思疎通をしている。
一部クルー達に詳しい状況を伝えていると取れる場面もあるが、どのように伝達しているか作中では語られない。

デフォルト名の「[[キューブ>フラジール]]」は英語で[[立方体>MirrorCubeSquare]]の事。[[丸い外見>ADS]]とは正反対の名前になっている。
これには特に深い意味はなく、カトゥーのネーミングセンスの問題。
最初は安直に丸い外見から「コロ」と名付けようとしたが「いや‥‥ 犬じゃないしな」とすぐ却下し、
「丸いけどいっその事逆にしてみよう」というこれまた安易な思いつきで付けられたもの。
カトゥー自身も「う~ん‥‥ いい名前が うかばないな。」と漏らしているように名づけは苦手なようだ。
ゲーム開始後はとりあえずの仮名「キューブ」となり、その後の正式登録の時に名前を変えなければそのまま決まってしまう。

製作過程でカトゥーにより便宜上付けられていた通し番号は「プロトタイプ03」。
彼の日記からキューブの前身である01・02の存在も確認でき、02らしき同型のロボットも劇中で見ることができる。

**原作解説(SF編)
サブタイトルは『機心』。
宇宙船コギトエルゴスム号で造られたばかりのキューブが、船内で起こる怪事件に巻き込まれていく。
#region(SF編ストーリー)
#image(sf_image.png,width=250,title=カトゥーとキューブ)
宇宙を航行する民間貨物輸送船コギトエルゴスム号。
船員のひとり、日本人メカニックのカトゥーが小型ロボット・キューブを作り上げた。
キューブは乗組員達との交流を通して船内の様々な出来事を学習していくが、
ある時、地球と連絡をするための通信アンテナが原因不明のトラブルを起こし、
それを修理に向かった乗組員のひとりが宇宙服の故障で死亡。
さらに、宇宙軍からの依頼で厳重に管理されていたはずの異種生命体ベヒーモスが脱走。
乗組員達は次々と命を落としていき、次第に疑心暗鬼に陥っていく。
#endregion
|プレイ動画&nicovideo(sm1272808){300,170}|怖いの苦手?じゃあ[[こちら>富竹ジロウ]]をどうぞ&br()(トラウマクラッシャー的な意味で&nicovideo(sm515634){300,150}|
作品自体はRPGなのに、''戦闘が実質的にラスボス戦だけ''しかなく、基本的に移動と会話のみで話が進むアドベンチャーゲームのようなシナリオ。
次々と死んでいく乗員達や、船内を徘徊する異種生命体[[ベヒーモス>キングベヒんもス]]など、さながらホラーゲームのような雰囲気となっている。
また、[[ベヒーモスに触れた時点で>きゅうきょくキマイラ]][[戦闘になる事無くゲームオーバーになってしまう。>青鬼]]
SF編はイベントシーンを除いて「ほとんどBGMが流れない」という特徴もあり、静寂の中、突如飛び出してくるベヒーモスは正に恐怖。
多くのプレイヤーが「どこでベヒーモスが襲ってくるのか…。」と疑心暗鬼になりながらプレイしたのではないだろうか。
さらに、後半になると船内の各所が隔壁で封鎖されるが、それを開けるための「パワージャッキ」に回数制限があるため、
プレイヤーは二重に精神を削られる事となる(何しろ、こっちは回数制限があるのに一部の隔壁はマップを出るたびに復活するものがあるのだ)。

因みに、作中作として「キャプテンスクウェア」というバトルゲームを遊ぶことができる。
[[アメコミ]]ヒーローのようなキャプテンスクウェアを操って通常の戦闘のように勝ち進んでいくステージクリア型のミニゲーム。
このゲームの「内容自体は」シナリオから完全に独立しており、勝敗などは本編に全く影響しない。
//(キューブのステータスがアップする、といっても本編で戦闘がほぼないのは前述の通り)。
//↑キューブ自体のステータスはラスボス戦直前に読み込まれるのでキャプスクのプレイ状況は一切影響しない。
コピーライトは「©ARUMAT SOFT 2099」となっているので、SF編は少なくともそれより後の時代の話のようだ。
(ちなみにこのARUMATとは「TAMURA」の逆綴り、つまりキャラデザの田村由美の苗字である。)
|&nicovideo(sm5552033){300,150}|&nicovideo(sm11651308){300,150}|

SF編全体の構造は、SF作品の金字塔『2001年宇宙の旅』をモチーフにしたとスタッフが明言している。作者は巨匠スタンリー・キューブリック。
もしかしたら、キューブの命名の由来かもしれない。
ちなみに宇宙船名「コギトエルゴスム(Cogito, ergo sum)」とはラテン語で「我思う、故に我有り」を意味する言葉。
元はフランスの哲学者ルネ・デカルトの提唱した有名な命題「Je pense, donc je suis」であり、そのラテン語訳である。

#region(最終編でのキューブ)
キューブが主人公の時以外はバッテリーを失って機能停止しているため、どこかに落ちているバッテリーを探す必要がある。
拾ったバッテリーをキューブにセットすることで再起動し、そのままパーティーになついて仲間にすることができる。
だが、このバッテリーを「バッテリー」だときちんと認識してくれるのは機械に慣れ親しんだ[[アキラ>田所アキラ]]だけで、
現代人の[[高原日勝]]は辛うじて「なんかの部品」と思う程度、その他の連中は「鉄の箱」、ポゴに至っては「????」である。
まあ機械技術が進化した未来世界のバッテリーなのでそれ以前の時代の人間に分かれというのも無理がある話なのかもしれないが。
&s(){何なのかも分からないのになんで使い方分かるの? とか訊いてはいけない。}

また、キューブの専用ダンジョンである「知の迷宮」はその名の通り頭脳を使うパズル形式のダンジョンになっている。

最終編においても言葉を話せないことに変わりはなく、キューブはセリフの代わりに機械音が出るのみとなっている。
そのため、ラストの[[オルステッド]]とのやり取りが彼の自己反省となるためネタにされてしまうこともある。
(が、これはSF編ラストのダース伍長とのやりとりをなぞったもの。それを顧みれば特におかしいものでもない。)
#endregion

#region(SF編の外部展開)
このSF編、なぜか単独で漫画・小説と2回もメディアミックスがされている。
ただしゲーム本編とは違い、どちらも主人公はキューブではない。

#image(lal_comic.jpg,width=320,title=漫画版)
読み切り漫画版はSF編イメージイラストを手がけた田村由美本人によるもの。
タイトルは『SpaceTrap(スペーストラップ)』。本作発売当時のゲーム雑誌「ゲーム・オン!」に掲載。
サブタイトルに「序章」と付けられている通り、本編にてキューブが造られるよりもさらに前、
船員達がコールドスリープにつく前のコギトエルゴスムを描いた作品。
この漫画で活躍するのはキューブの前型である試作品ロボットで、
この時もベヒーモスが脱走しているのだが、この試作品の活躍で事なきを得ている。

#image(lal_novel.png,width=250,title=小説版)
一方、読み切り小説版は『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』などを手がけた入間人間氏によるもの。
「電撃文庫MAGAZINE」の企画で、14年の時を経てノベライズされるということで話題になった。
内容はゲーム本編と同様の時間軸を、ある意外な者からの視点で見るというもの。
#region(小説版ネタバレ)
#image(behemoth.gif,width=320,title=「本当に! なんっなんっ! だ!」)
小説版の主人公は、なんと''ゲーム作中でキューブを散々脅かしたベヒーモス。''
彼の視点から見た船内の状況と心境が記されている。
余談だが、ゲームでの怖さやストーリーの暗さとは対照的にベヒーモスの胸中のセリフ描写はかなりコミカルで、
&font(14,b,i,#080){「だぁぁぁぁぁぁぁぁかぁぁぁぁぁぁぁぁらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! もぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」}
&font(14,b,i,#080){「振り向かれた気づかれた! だから、気にしないんだよ!」}
&font(14,b,i,#080){「私も、はーいろ!」 「牙を突き立てるツッキタテル♪」}など、意外と可愛い迷言?を見せている。

……一応フォローしておくと、こういった描写はあくまでもごく一部に限っての話であり、
特に後半では未知の恐怖からの焦りもあって、ベヒーモス自身の精神が壊れてきているのも一因である。
彼の行動自体はクールに野性的で、ストーリー内容もゲーム本編同様にかなり重い。
#endregion

#endregion

**原作中の性能
SF編では上述の通りラスボス戦以外では一切戦わない。
ラスボスからで初めて戦闘での操作が可能になるのだが、技の威力は全般的に抑えめで、
代わりに回復技の「ハイスピードオペ」や「アップグレード」で身を守る防御特化型の性能になっている。
特にハイスピードオペは''回復なのに反撃でも発動する''ため非常に便利。
ちなみにキューブの技名の頭文字を順番に取ると「''HUMANISM''(ヒューマニズム=人間らしさ)」となっている。
&s(){しっかし、作業用ロボットなのに「メーザーカノン」という明らかな兵器搭載なのはどういうことよカトゥー…}

最終編では、他の人間キャラクターと違い「ロボットなのでレベルアップしない」という特性がある。
そのため基本ステータスは一切成長しない。その分、知力と体力は最初から非常に高くなっている。
また、HPだけは[[近未来編>田所アキラ]]のタロイモのように強化パーツで鍛えることができ、
同じく近未来編の攻撃アイテムを装備して技を増やすことも可能(最大5個まで)。
しかし本作はレベルのステータスが非常に重要となっている(レベル差が威力や命中率に直結する)ため、
ゲーム終盤になると初期レベル7のまま成長しないキューブは攻撃面ではほぼ期待できなくなってしまう。
ただし回復役としては範囲回復・反撃発動もするハイスピードオペが非常に優秀で、
ザコ狩りの平均レベルを引き下げる用途を含めてパーティーに入れるという使い道もある。
(最終編のザコ敵はパーティーの合計レベルで出現テーブルが変化してくる。)
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**MUGENにおけるキューブ
-暗黒内藤氏製作
LAL各主人公キャラを製作した暗黒内藤氏製作のものが存在する。
システムも同様であり、レバー上ではなくAでジャンプ、Bで攻撃、Xでガード、Yで受け身の4ボタン型。
ドットは原作のものを使用しており、試合中は『UNSEEN SYNDROME』(SF編のテーマBGM)が流れる(ON/OFF選択可)
BGMは相手が同じ様に専用BGM持ちのキャラだと流れない(未対応も有)
原作に存在した様々な技を使って戦う。[[ちびキャラ]]で基本的に火力は高め。
コンボがほぼ無く、高性能のステップと1発の火力で戦うタイプのキャラ。
フロント&バックステップ中は当り&ぶつかり判定が消える(無敵&すり抜け)。更にガードモーションをステップでキャンセル可能(但し攻撃を喰らってない時のみ)。

基本装備のHUMANISM技だけでなく、原作では最大5つまでしか付けられない近未来編の追加パーツ技も8つ全て搭載されている。
火力は押さえ気味だが、遠距離攻撃が多くリーチに優れる。
ハイスピードオペは自己回復だけでなく、タッグ戦では味方回復技としても機能する。
ノイズストリームは攻撃を当てる毎に攻撃力が+0.05倍、
アップグレードは15秒間攻撃力1.15倍&披ダメージ13%カット&移動速度上昇の効果がかかる。
(補正はラウンドが終わると強制的にリセット)

デフォルトの[[AI]]は搭載されていない。 

|A|ジャンプ & 空中ジャンプ|
|B|攻撃用ボタン(詳しくは下記)|
|X|ガード|
|Y|受身 & ダウン回避|
|66(ガード中6)|フロントステップ|
|44(ガード中4)|バックステップ|

-技
|B(地上&空中)|ボヨヨンパンチ|・飛び道具/遠くの敵をパンチ|
|478 + B(地上)|5万Vのショック|※投げ技&br()・マヒ攻撃/敵を高あつ電流でマヒ|
|236 + B(地上&空中)|100Vレーザー|・飛び道具/ななめをつらぬく光線|
|698 + B(地上)|プラズマスパーク|※中段技&br()・飛び道具/破裂するエネルギー弾|
|214 + B(地上)|ラッカーふんむ弾|※下段技&br()・飛び道具/自分の回りに毒を吹く|
|63214 + B(地上)|ゲキレツ弾|※1ゲージ消費、空ガ不可&br()・飛び道具/離れた敵に岩を落とす|
|236236 + B(地上)|キンギョ弾|※2ゲージ消費、下段技&br()・飛び道具/キンギョおおあわて|
|214214 + B(地上)|ヒヨコ弾|※2ゲージ消費&br()・飛び道具/ヒヨコ爆弾雨アラレ|
||||
|698698 + B(地上)|ハイスピードオペ|※1ゲージ消費、タッグ戦時味方も回復&br()・H/超高速手術:回復かため解き|
|478478 + B(地上)|アップグレード|※1ゲージ消費、15秒間能力向上&br()・U/性能向上:一時的能力値向上|
|412 + B(地上)|マインドハック|※投げ技&br()・M/精神破壊:相手を眠らせる|
|623 + B(地上)|アンチフィールド|※当身技&br()・A/反力場:あらゆる攻撃に反撃|
|41236 + B(地上)|ノイズストリーム|・N/雑音嵐:敵防御力の弱体化|
|896 + B(地上)|インフォリサーチ|※投げ技&br()・I/情ほう調さ:相手のHP解析|
|632 + B(地上)|スピンドライブ|※中段技&br()・S/超高速回転:敵を弾き飛ばす|
|2141236 + B(地上&空中)|メーザーカノン|※3ゲージ消費&br()・M/加粒子波動砲:最強、要時間|

#clear

&font(20,b,i,#000){キューブが地球の土を&br()ふむことは ついになかった‥‥}

----
***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[キューブ],sort=hiduke,100)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[キューブ],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[キューブ],sort=hiduke,100)
}

//***プレイヤー操作
//
//***出演ストーリー
//wiki内検索をかけ、引っかかったストーリー名を追加します。
//一件もなければ出場大会と同じように「//」で隠しておいてください。

//注釈等がある場合はこの場所、つまり出演動画の直後でタグ管理用スペースの前の場所に置いて下さい。
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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。)
//主人公,ロボット