サウンドウェーブ








"Laserbeak, eject !"

(コンドル、イジェークト!)
+ 日本語吹替声優
政宗一成
『戦え!』『2010』『スクランブルシティ発動編』『ザ☆ヘッドマスターズ』
武虎
『ギャラクシーフォース』『アライアンス』
飛田展男
『アニメイテッド』
郷里大輔
『リベンジ』
斉藤次郎
『ダークサイド・ムーン』
岡本信彦
『キュートランスフォーマー』
上田燿司
『サイバーバース』『トランスフォーマー/ONE』
大泊貴揮
『バンブルビー』
拝真之介
『ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー』
山本格
『アーススパーク』

政宗氏は同作のナレーションも兼任。
他にも数多くの、CMでナレーションや声優として出演しており、声を聞いた事のある人も多いだろう。
山本格氏は当初『ONE』でもサウンドウェーブ役を担当していたが、氏の廃業に伴い上田耀司氏に変更となった。

1984年より放送された米国アニメ(製作は東映動画)『THE TRANSFORMERS』に登場するキャラクター。
日本では1985年より『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』のタイトルで吹き替え版が放送されている。
シリーズ初期から登場している古参キャラの1人である。
日本のファンからは名前を直訳した「音波」「音波さん」通称で呼ばれる事も多い。
座右の銘は悪役らしく「Cries and screams are music to my ears.(オレにとって、泣き声や悲鳴は心地よい音楽だ)」。
放送当時発売された玩具は『ミクロマン』の1シリーズ、
『ミクロチェンジシリーズ』における『カセットマン』(ポータブルラジカセからロボットに変形)の流用品である。

作品によって厳密な設定は異なる場合もあるが、
基本的には破壊大帝メガトロン率いるデストロン(ディセプティコン)軍の一員にして、忠実な腹心的存在として描かれる。
「変形するのが自動車戦闘機ではなくラジカセ(ラジオ&カセットテープレコーダー)」であり、
カセットテープに変形する小型のロボット達、カセットロン」を胸部に収納して従えている」
という個性を持つ初代アニメ及びG1版サウンドウェーブは、今なおファンの記憶に強烈に残るキャラとなっている。
特に空中攻撃兵コンドル(レーザービーク)はサイバトロン基地に潜入し、帰還途中のサイバトロン兵士にこっそり忍ばせて、
エレクトロンパルスが弱りゆくコンボイの修復に誰もが手を焼いていた中、奇襲をかけて致命傷を与えたシーンは有名。
みんな下がれ!早く!コンボイ司令官が爆発する!
ちなみに日米で名前が違うカセットロンはこのコンドルと後述のジャガー(ラヴィッジ)だけだが、どちらも劇中で有能な働きをしている
(2010年以降の作品では日本でも米名と同じになった)。

「情報参謀」の肩書通りにカセットロンによる偵察や、自身がラジカセに変形してからの情報収集などの裏方仕事をメインとしており、
特殊な電磁波を発して相手の心を読む「ブレインスキャン」なる能力を持っている。
常に淡々とした抑揚のない喋り方をするが、時に高笑いしたり不測の事態に慌てたり、
後述するように特定の相手を激しく罵ったりするなど、感情が無いわけではない模様。

なお、後年の作品では流石にラジカセは時代錯誤が過ぎると思われているからか、ビークル(乗り物)に変形することも多くなっている。
ボイスレコーダーじゃデザイン的に面白くない、という事だろうか?

ライバルとしてサイバトロン(オートボット)に所属する同型機(と言って良いのか?)の「ブロードキャスト(ブラスター)」が存在し、
互いに「イカレサウンド」「サウンドシステムの面汚し」と罵り合っている。
『ザ☆ヘッドマスターズ』では相打ちになったが、サウンドブラスターとツインキャストにパワーアップして復活した。
ちなみに日本語吹き替え版ではノイズエフェクトがかかったような音声が特徴的だったが、『ザ☆ヘッドマスターズ』は廃止になったのか普通の声である。

2022年(日本では2023年)に開始された、『戦え!』からのパラレルと思われる『アーススパーク』にも登場。こちらではステルス機に変形。
腹心だっただけに、改心してオートボットと共闘しているメガトロンへの失望が大きかったらしく、彼を「オートボットの屑」と罵っている。
逆にカセットテープもラジカセも廃れている時代であるため、
主人公の少年ロビー・マルトからは「そもそもカセットってなんなの?」というジェネレーションギャップを感じさせる事も言われた
(本作より古くは『ドキドキ!プリキュア』でも、ラジカセジコチューが「ラジカセって何?」と言われていた)。

実写映画版では第2作『リベンジ』から登場。しかし、本編中では衛星軌道上で通信衛星に擬態したままずっと裏方仕事をしており、
地上にイジェークトされあちこちで破壊工作を行ったラヴィッジの方が目立っていた。
第3作『ダークサイドムーン』でようやく地上に降下して前線に出て来たが、
メルセデス・ベンツ・SLS・AMGをスキャンしてほぼ別人のデザインになっており、「メルセデスサウンドウェーブ」などと呼ばれる事も。
パラレル設定のリブート作『バンブルビー』ではサイバトロン星での戦闘シーンにほぼG1準拠の姿で登場。
やっぱりラヴィッジをイジェークトしてオプティマスに攻撃していた。

ちなみにかの有名なFCゲーム『コンボイの謎』では登場せず、カセットロン軍団からコンドルとラットバットのみ参戦している。


MUGENにおけるサウンドウェーブ

トランスフォーマーキャラを多数手掛けているOmega Supreme氏によるものが存在。
現在は海外サイト「MUGEN Database」で代理公開されている。
G1版を基に手描きで製作されており、ブラスター(ブロードキャストではなく銃の事)を用いた技の他にカセットロン達を呼び出す技も搭載されている。
カセットロンによる技は必ず胸部からカセットロンを出すモーションを挟むため、
相手との距離が近いとカセットロンが登場する前に潰されてしまう事もあるので注意。

+ カセットロン達の種類
  • レーザービーク(鳥型):前方真っすぐに飛び光弾を放つ
  • バズソー(鳥型):斜め上に飛翔
  • ラヴィッジ(獣型):前方に走り出し相手に当たると噛み付いて攻撃
  • フレンジー(人型・赤):相手の目の前に降り立ちキック攻撃
  • ランブル(人型・青):ハンマーアームで地震を起こし、相手を上に吹き飛ばす
  • ラットバット(コウモリ型):斜め下に光弾を放つ


"That was heaven!
 The purest, most vibrant, most perfectharmony I've ever hard!

(アレゾ天上ノ音楽!
 高潔ニシテ純粋、コレマデ聞イタ中デ最高ノハーモニーダ!)

出場大会

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最終更新:2024年10月31日 23:34