"Ultra Magnus here."
アニメ『トランスフォーマー』シリーズ(初登場は『トランスフォーマー ザ・ムービー』)の正義側陣営にあたる、
「サイバトロン軍」の地球における拠点の一つ、スクランブルシティ(超巨大トランスフォーマー・メトロフレックスの都市形態)の、
シティコマンダーを担っているトランスフォーマー。
ロボット形態からキャリアカー(車両運搬車)に変形する。
コンボイと同じ機構の牽引車が変形したロボットが、荷台の変形したアーマーを着ているような構造になる。
ロボット作品としては珍しい、口の無いマスクタイプのコアロボが、口のあるヘルメットを被っている(しっかり口も動く)。
しばしば混同されるが、彼は「
コンボイ」ではないので注意。
尤も劇中でのロボット形態は常にトップ絵のパワードスーツ(?)姿であり「白いコンボイ」姿はコミックにしか登場していない。
なお初期のトランスフォーマーはタカラの『ミクロマン』や『ダイアクロン』のリデコ商品であり、
実はその頃の商品名は「パワードコンボイ」だったりもした(ちなみにコンボイは「バトルコンボイ」)。
設定
『テレフォン』によれば、コンボイの命により、セイバートロン星から地球にやってきたとされる。
性格は断固として公正。自身はあくまでも一介の戦士に過ぎず、自分はリーダーの器ではないと考えている
(テックスペックによると、リーダー的立場に立つと居心地の悪さを感じるとのこと)。
だが戦士としての勇敢さは勿論の事、(ヘタレがかってるが)軍団を率いるリーダーとしても有能である。
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※ネタバレ注意 |
映画版の『ザ・ムービー』で瀕死の状態にあったコンボイにマトリクスを託され、次期総司令官に任命されるが、
下の画像の様に、 情けない台詞を吐いてマトリクスを開放出来なかった。そのためガルバトロンに破壊されマトリクスを奪われてしまう。
後にジャンキオンの手により( 僅か数秒で)ガラクタ呼ばわり(彼らに悪気は無かったのだが)されながらも復活した。
お気楽な雰囲気が漂うテレビ版とは違い、 基本撃たれたら死ぬシリアスな『ザ・ムービー』において、
全身バラバラになりながら、修理だけで 何事もなかったかのように復活した生命力は流石である。
しかし、彼の活躍はそこまでで、「マトリクス」は 「イカレ暴走族」と言われた青年、ホットロディマスが取り返し、
同時に彼が「ロディマスコンボイ」として司令官の地位を受け継ぐことになったため、彼はNo.2に甘んじてしまう結果になった。
司令官になった後のロディマスを描いた『2010』では本編の活躍シーンやEDで 「ウルトラマグナスNo.2~♪」という歌詞が流れ、
「ウルトラマグナス=No.2」というイメージが定着してしまった。
だが、ウルトラマグナスは文字通りNo.2として、経験不足のプレッシャーに悩むロディマスを支え続けた。
また制作会社の混乱のためか、 司令官であるはずのロディマスを差し置いてNo.2であるマグナスが指揮を執っていることが多く、
シリーズ中盤では彼が中心となって活躍するエピソードも多数製作され、TFを代表する人気キャラとなった。
そもそもロディマスコンボイはジジイ顔なうえ、玩具版は妙にひょろかった所為で日本では人気が無かったし(ホットロディマス時代はジジイ顔ではない)
ロディマスとの仲は良好で、お互いタメ口で話し合う関係でもあった。
だが全く怨みが無いと言えばそうではなく、本音ではマトリクスに選ばれなかった(司令官になれなかった)ことを根に持っていたり、
No.2という立場やロディマスが総司令官になったばかりという関係上、口には出さなかったが下記のセリフのようにストレスが溜まっていた。
宇宙ペストにかかっている時に上記の不満が爆発したのか、 「覚悟しろよ!ヒョッコ野郎!!」などと過激な発言をしている。
「ロディマスのひよっこ野郎は何処だぁ!ぶっ殺してやるぅ!!!」
最後は『ザ☆ヘッドマスターズ』でデストロンの忍者参謀シックスショットとの戦いで戦死し、
メトロフレックスの計らいにより地球で埋葬された。
シックスショットはぶっちゃけこの作品内で 色んな面で明らかに優遇されている最強キャラであり、そのシックスショットに
奥の手の七つ目の変形を繰り出させたあたり死にはしたが扱いはよかったと言えるであろう。
なお、続編の『 超神マスターフォース』では既に死亡しているため登場してしてはいないが、
何故か、過去作品でマグナスを演じた声優が担当したキャラの {殆どが死亡している。 彼が何をした。
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親しみやすい性格からか地球人からもかなり慕われていて、仲間の人間達に極秘に誕生日パーティの計画が進められたが、
マグナス自身が自分の誕生日を忘れておりうやむやになってしまった(記録はあったが失われていた)。
尤もTFは誕生日を祝うという習慣が見られない上、
この種族は何千、何万年、
更にシリーズやキャラによっては
宇宙誕生の瞬間から現在まで生き続けるという。
*2
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G1以外のシリーズでは |
アニメ『カーロボット』ではゴッドマグナスとして登場。
ファイヤーコンボイとは双子の兄弟。
「ユニクロン三部作」では『マイクロン伝説』にマイクロンのマグナスとして登場。赤い牽引車にヘッドオンしてウルトラマグナスになれる。
コンボイとリンクアップしてマグナコンボイ、ジェットファイアーも加えた3体でのリンクアップでマグナジェットコンボイになれる。
『スーパーリンク』では玩具で青いウルトラマグナスが居る。
なお、海外展開では青い方だけがUltra Magnusで、
赤い方はウルトラマグナスではなくOverload(ヘッドオンするMini-ConはRollout)という別の名前のキャラである。
玩具シリーズ「バイナルテック」の続編である「オルタニティ」では、ウルトラマグナス・ブリリアントホワイトパールが登場。
おそらくメガトロン・ブレードシルバーと同じ世界出身。
個人名はマグナスで、彼の世界における「ウルトラ」は「プライム」ほどではないが偉大な称号なのだという。
またメガトロン・ダイヤモンドブラックのコミックには『コンボイの謎』世界のウルトラマグナスが登場している。
アニメ『アニメテッド』では最高司令官。
このシリーズでは個人名はウルトラで、「マグナス」は最高司令官を表す士官階級。
「プライム」は将官クラスの士官階級という立ち位置になっている。
ウルトラマグナスも昔はウルトラプライムだった。
彼の死後は、センチネルプライムがセンチネルマグナスとして最高司令官に就任した。
実写映画シリーズの世界では、コミックでスタースクリームの言及に登場する。
キャラの善悪が逆転しているコミック『シャッタード・グラス』では、悪のオートボット所属。元は法律に詳しい役人だった。
ドクロのような不気味な顔をしており普段はホログラムで偽装している。
後にレッカーズを率いてオプティマスプライムに反逆し、スパークを交換してオプティマスプライムの肉体を得てオートボットの ニューリーダーになった。
アニメ『プライム』では、第3シーズンから登場。
語尾に「サー」を付けろと強要する堅物軍人キャラ。
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トランスフォーマー コンボイの謎
パワー炸裂!ウルトラマグナスよ、
コンボイが死んだ謎をとけ。
TVアニメでは分からない、コンボイを殺したのは誰か?次のヒーローは誰か?が解明されるんだ。
(販促チラシより)
恐らく日本語圏のネットミームとしてはかなり有名であると思われるファミコンソフト、『トランスフォーマー コンボイの謎』の主人公は、
よく勘違いされるがコンボイではなく、ウルトラマグナスである。
アメリカではTV版『初代』と『2010』の間には充分な期間があり、劇場版『ザ・ムービー』にて、
『初代』メンバーから『2010』メンバーへの代替わりが描かれた。
ところが、日本では諸般の事情により『初代』の放送が終了した直後に『2010』の放送が始まってしまい、
『ザ・ムービー』の公開が間に合わないという事態に直面してしまった。
本項でも解説しているように、『ザ・ムービー』では多くのレギュラーキャラクターが戦死しており、
『2010』がそのまま始まればリアルタイム視聴者は突然新キャラが出てきて状況が分からなくなってしまう。
そこで、公開が間に合わなかった『ザ・ムービー』の内容を補完するべく、
大々的にキャンペーンを打って発売されたのが『トランスフォーマー コンボイの謎』というファミコンソフトであった。
ストーリーとしてはウルトラマグナスがタイムトンネルを使って過去に戻り、起こったことの真相を調べに行く。
…という内容なのだが、異様に高い難易度などから「謎」をゲームから読み取る以前に、
1面すらクリアできないという事態が起こり得るという、色々な意味で有名なゲームとしてリリースされてしまった。
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数々の奇仕様 |
『ザ・ムービー』では初代のレギュラーキャラが一発の被弾で死亡するというシーンが見受けられるため、
これに準拠すればリアルであるという声もある。
当時のファミコンは「RGB(デジタル)出力」ではなく「RF(アナログ)出力」であり、画面が滲み易い。
そのため2×2ドットしかない敵弾は非常に視認性が悪く、「いつ弾に当たったのか分からない」という事態が頻発する有様であった。
移動に慣性がかなり付いており、思った通りに移動するのに少々慣れが必要である。
クソゲーにつきものの入力落ちなどはないため、慣れれば動かせるものの、
慣れるまでは「分かっているのに避けられない」というもどかしい事態が起こることも。
また、トランスフォーマーといえば絶対に外せない変形(トランスフォーム)についても、
「変形に体感2~3秒かかる」「ジャンプが出来なくなる」「攻撃のし方もがらっと変わる」
とこれまた癖が強く、操作に慣れるまでのハードルを引き上げている。
ザコ敵として出て来るデストロン軍がやたらと硬い、攻撃して倒したと思ったら変形して突っ込んでくる、
画面上から逆放物線を描くような軌道で攻撃してくるなど、非常に厄介な仕様が多い。
ただし、ボス敵に限ってはその限りではなくやけにパターンが単純なため、
実質的にはザコ敵の処理がゲーム上非常に重要な比重を占める。
コンティニューしたい場合はA+B+スタートボタンを押さないと、
ゲームオーバーになったステージからコンティニューすることが出来ない。
ちなみにこの仕様は説明書などにも掲載されておらず、公式ガイドブックに掲載されているという仕様である。
「2コンは使いません」と説明書に書いている癖に2コンを使う某ゲームよりはマシだが…
アクションゲームではよくある「正しい道を選ばないとループする」通路が存在するのだが、
『スーパーマリオブラザーズ』などでは一番難しいループ面でも前半ループ12通りと後半ループ12通りという、
調べがつく範疇なのに対し、本作の9面は3×3×3×3×3×3の 729通りという組み合わせになっている。
当然答えを調べずにクリアするのは至難の業である。
なお、見えないチェックポイントを全部通過すればいいと悟って、可能な限りそれっぽい道を塗り潰すように進むという方法で、
何人かのゲーム配信者が無事ノーヒントでクリアしていたりもするので、意外に何とかなる物であるようだ。
……ほんと、Vの者界隈はかわいい子ほど苦行させたがるよなあ
上述したように数々の奇妙な仕様、そしてそこから生じる難易度がプレイヤーを苦しめる同作であるが、
ゲームが停止・崩壊するといった致命的なバグが無いこと、所謂「詰み」の状態になることがほぼ無いという点をして、
「理不尽に難易度が高いだけで世間で言われるほどクソゲーではない」という意見もある。
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ちなみに一周目をクリアすると「新たな戦いはすぐそこに迫っている!」と言われ、
「R・O・D・I・M・U・S(ロディマス)というマークを集めろ!」
と『
魔界村』のプリンプリン姫ばりの文句を突き付けて1面からやり直しを迫られる。
そしてこれらのマークを全て集めると自機が隠しキャラのロディマスコンボイ(
性能は同じ)に変更されて次の周回~と、
つまりは普通にプレイする場合3周クリアを強制しているのである。これはひどい。
多分クリア出来ずにこのモードすら知らなかった人の方が多い。ロディマス涙目である。
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コンボイの謎の「謎」 |
結局何が「謎」なのか?というと、
- コンボイは誰に殺されたのか?
- 新しい戦士は何者なのか?
- 誰がコンボイの後を継いで司令官になるのか?
という3点が本作が提示しようとした「謎」である。
まず1つめの「謎」に関して。
「コンボイの謎」に存在する隠しステージをクリアした際、メガトロンの一枚絵が表示される。
これがひとつめの謎の答えで、「コンボイを殺したのはメガトロンである」という意味と思われる。
メガトロンといえば、『初代』の劇中でデストロン軍を率いていたリーダーであり、
度々コンボイとも互角の闘いを繰り広げた宿敵である。
別に謎の新キャラだとか第三勢力だとかでは全く無く、『ザ・ムービー』の中で描かれたこの経緯も、
「一騎打ちの際に両者手傷を負い、コンボイはその傷が元で死んでしまった」だけであり、
わざわざ「謎」と引っ張る意味があるのかどうかすら怪しい部分である。
ちなみにこれに関して実に25年越しに玩具シリーズの設定で補完されており、
以下に記述されるような背景があったという設定が公表された。
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25年の時を経て明かされた「謎」 |
この時のデストロン軍団の常識を超えた戦闘力は当のメガトロン自身にとっても謎だったらしい。
そして時は流れ、メガトロンが神にも等しい力を持つ超生命体、「オルタニティ(
メガトロンオルタニティ・ダイヤモンドブラック
)」の一員へと進化した時、答えは明かされた。
この時のデストロン軍団のパワーの増大は、オルタニティ化したメガトロン達による過去への干渉実験の結果だったのだ。
なおこのメガトロンが黒いのは 『コンボイの謎』の版権イラストのメガトロンがなんか黒く描かれてたから干渉実験による強化の影響である。
メガトロン集合体の企みを追っていたコンボイ(銀)に、メガトロン(黒)は一つの「ゲーム」を持ちかける。
オルタニティコンボイには干渉できないメガトロン(黒)の出身世界の2005年を舞台に、コンボイが選んだ戦士一人にだけ力を与えることを許し、100通りのタイムライン分岐の中で1つでも勝利するルートが発生すれば、コンボイが求める『謎』に答えるという趣向。
「対する我がデストロンはわしの力の一部を分け与えた強力無比の軍団!フィールドにも空間ループやタイムトンネルといった迷宮を配しておる」
「でたらめなルールだ!それ以前に、生者を駒のごとく扱うなど許されん!!」
「やめても構わんがこの世界の者たちが苦しむだけだぞ!」
「ウルトラマグナス…ただ1人を選ぶならば君をおいて他にない!私が貸せる力はわずか、君の不屈の精神こそが頼りだ…!」
「では始めるとしよう!!死と苦しみに満ちたゲームをな…!」
かくして、『コンボイの求める謎』を巡る死と苦しみに満ちたゲームが始まるのだった……。
…いいのか、こんなオチで。
ちなみにメガトロン(黒)が経験した歴史では、強化デストロン軍団および強化メガトロンはウルトラマグナスに敗北しており、
こんなゲームをオルタニティコンボイに持ちかけたのは、自身が経験した歴史ルートは奇跡的な偶然であって、
100通りの歴史ルートにおいて強化デストロン軍団が100戦100勝するのが本来あるべき歴史だと証明したかったらしい。
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2つめの謎に関しては、本項で説明したように「ウルトラマグナス」である。
ただし、同作の発売日は1986年12月3日であり、日本国内での『2010』放送開始が1986年11月14日。
ゲームが出た時には既にエピソード1が放送され、ウルトラマグナスの存在は明らかになっていた
(当時のPVによれば元々は11月発売予定だったらしい)。
3つめの謎に関しては、「ロディマスコンボイ(ホットロディマス)」がその回答である。
そもそも同作でアイテムを全て集めてクリアしないとロディマスコンボイは見られない上、
『2010』エピソード1冒頭のナレーションにて高らかに「新リーダーロディマスコンボイ」と宣言されており、
ゲームが出た時にはみんな知っていた。
更にこれらの事実はゲーム本編をプレイするまでもなく、説明書にプロローグとして書かれてしまっているという、壮絶なオチが付くこととなった。
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発売の経緯が経緯だけに、日本国内でのみ発売され、日本国内でのみの知名度を持つゲームだったが、
近年ではレビュー動画に取り上げられたり、某ゲーム系番組に取り上げられるなどして国外での知名度をも得てしまった。
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復活、そして伝説へ |
上述したように2009年以降展開された「トランスフォーマー オルタニティ」と題された玩具シリーズでは、
本作を元ネタとしたメガトロンが存在している。
Wiiのバーチャルコンソール用ゲームとして500Wiiポイント(円)にて配信された。
VC上には玉石様々なゲームが並ぶ中、何の間違いかダウンロード人気ランキングで2週連続で週間17位にランクインという快挙を成し遂げてしまった。
更に2014年8月、トランスフォーマー30周年記念の一環として、
スマートフォンアプリ『
キュートランスフォーマー
帰ってきたコンボイの謎』がAndroid、iOS向けに製作されるものの、
配信開始時にアプリの審査で ニセアプリ扱いされて一度弾かれるという事態に見舞われ色々な意味で話題になる。
「難易度は原作そのまま」と謳っているものの、内容は元祖『コンボイの謎』とは大きく異なっており、
- 強制スクロール、ジャンプと変形をタイミングよく使いながら進むという、ジャンルが「ラン&ジャンプ」のゲーム内容
- 死にゲーであるにも拘らずスタミナ制(スタミナを回復させたい場合はリアルマネーが必要)
- ステージ構成も原作とは異なる
など、お世辞にも「そのまま」とは言えないゲーム内容…と、ここでもネタに事欠かないタイトルであった。。
操作キャラはオプティマスプライムとバンブルビー(玩具付属のスペシャルコード入力で追加キャラクターが使用可能)。
ゲームタイトルは『帰ってきた「コンボイの謎」』なのに主人公はオプティマスプライムである。
自分の死の謎を自分で追うのはいかがなものか。そこに加えてウルトラマグナスは使用できなかった。
一見まともなゲームになっていそうだが、コンティニューは課金制
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また、翌2015年にはこの企画の一環として5分ショートアニメも公開された。
このアニメの最終話にてメガトロンが前述のアプリ版ゲームの難易度が高すぎる事を指摘するというくだりがあり、
これを受けて難易度を下げたステージ0が追加され、このステージ0でのみウルトラマグナスを使うことが出来るようになった。
作中に「過去のクソゲーに学ぶ」という際どいエピソードも存在しており、ここでも散々ネタにされるに至っている。
オプティマスプライム(コンボイ)「61万本も売れたヒット商品なんだぞ!」
ロックダウン「61万人を不幸にしたってことじゃねえか!」
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MUGENにおけるウルトラマグナス
コンバット越前や
カンチョー丸でお馴染みのNRF(ナリフ)氏製作のものが有名。
所謂
かみキャラの先駆者的な存在であり、敵に触れると即死、投げられても即死、
ボーナスステージの
車に触れても即死、
F2キーを押しても即死と、驚きの虚弱体質が再現されている。
サバイバルモードやチーム戦で出てきた場合は高確率で
回復薬と化す。
ただし、元がアクションゲームの自機ということもあり弾を連射した時の攻撃力は結構高く、
簡易
AIもデフォルトで搭載されているため、逆に蜂の巣にするという大番狂わせを演じることもある。
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弱キャラコンビでの奇跡 |
サムネから嫌な予感しかしないが、勝てば大きく、負ければ小さくなるこの大会では、
巨大化した ゴンザレスを相手に スペランカー先生とのコンビプレーを見せた。
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そして、このキャラを語る上で欠かせない重要要素がある。
どういう訳か、
彼が死亡するとパワーゲージがえらい勢いで溜まるのだ。その数なんと
2147483本。
誤字ではない事を強調するためもう一度言う。
2,147,483本、漢数字で言えば
二百十四万七千四百八十三本である。
彼自身はゲージ技を持っていないため無用の長物と思えるかもしれないが、タッグ戦ならば話は別。
相方が
彼みたいなゲージ技を連発するタイプだった場合、それはそれは酷い絵面になる事請け合いである。
だが
サーキットスパークや
アルカナブレイズのように、残りゲージを全て消費するシステムを持ったキャラでは生かし切れないかもしれないが、
そういうコンセプトの大会動画を作る分にはむしろ美味しいと言えよう。
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活用例 |
気分はまるで ゲジマユ…というか擬似マユ…? 汚い忍者が相手なら目が悪くなるかも…。
あと、 ギルを参加させたら優勝確実かもしれない。
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NRF氏の
製作キャラの多くがゲージ数がダメージに直結する技を持っている辺り、意図的なものなのは間違いないようだが…。
10や100ゲージ程度で止まらなかった辺り、流石NRF氏と言うか何と言うか。
ただし、カプエスやサムスピなど、専用ゲージを持つキャラには適用されない事もあるのでその点は注意。
また、タッグの相方より先に選択するのも忘れずに(先に選択したキャラのゲージが採用されるため)。
ちなみに前述のロディマスコンボイもOmega Supreme氏によってMUGEN入りしている。
「コンボイの謎があのようなゲームになってしまったのは全て私の責任だ!面目ない!!」
出場大会
出演ストーリー
*1
実はガルバトロンは初期設定だとダイナベース(ダイナザウラー)の要塞参謀で、ウルトラマグナスのライバル扱いだったのだが
(初代玩具のパッケージは最初から最後までこの肩書だった)、
本編でのガルバトロンは
メガトロンがユニクロン(
コズミックビーイング級トランスフォーマー)に改造された姿という設定に変更されている為
デストロンNo.1の「新破壊大帝」という事になった(ユニクロンは直後にサイバトロンに倒されている。まぁ活動不可能になっただけで死んだわけでは無いが)。
なお「
月サイズの巨体」を持つユニクロンから見たら、1km近いサイズを誇るメトロフレックスやダイナザウラーも豆粒サイズでしかない。
*2
初代のシリーズのうちから少なくとも400万年以上は平然と生きていることが明かされ、
『ビーストウォーズ・セカンド』のシーラゴンというトランスフォーマーが数億年生きているといわれたり、
『Animated』では自分たちが百億年は生きていると発言しているなど、超ロボット生命体故に非常に長寿な種族である。
『ザ・ムービー』で初登場したユニクロンに至っては宇宙誕生の瞬間に存在したとされているが、
こちらは前述した通り
コズミックビーイング級の存在であり、流石にTFの中でも別格の存在である。
またトランスフォーマーは不死ではないが「スパーク」と呼ばれる魂さえ無事ならば死ぬほどの大怪我をしても
ボディを交換したり、
コンボイやビーストコンボイ、メガトロンのように転生して助かることが出来るなど、人間では治療不可能な部類の怪我でも助かる場面も多い。
それ故に『カーロボット』では究極破壊神デビルギガトロンが、
「永遠の命を持つが故に過去の自分が永遠に続く」というトランスフォーマーの存在意義に絶望したため、
無限の可能性を持つ地球の子供達に希望を見出し、支配しようと目論んでいた。
最終更新:2024年09月15日 17:56