"Decepticons Attack !" 
(デストロン軍団、アターック!) 
    
    
        
            + 
         
        担当声優 
        
Frank Welker(フランク・ウェルカー)
 『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』『ザ・ムービー』『ロボットチキン』『ビギニング』『THE GAME』 
『ファミリー・ガイ 』『Revenge of the Fallen:The Game』 
『ザ・ライド3D』『プライム』『Prime - The Game』『Prime Beast Hunters: Predacons Rising』『ロストエイジ』『最後の騎士王』 
David Kaye(デビッド・ケイ)
 『ビーストウォーズ』『ビーストウォーズリターンズ』『マイクロン三部作』 
Garry Chalk(ゲイリー・チョーク)
 『ビーストウォーズ』第38話 
Hugo Weaving(ヒューゴ・ウィーヴィング) 
実写映画シリーズ(『ダークサイド・ムーン』まで) 
Jason Marnocha 
『Prelude to Transformers: Combiner Wars』『Combiner Wars』『Titans Return』『Power of the Primes』 
『ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー』 
Marc Thompson 
『サイバーバース』 
Rory McCann(ロリー・マッキャン) 
『アーススパーク』 
Brian Tyree Henry(ブライアン・タイリー・ヘンリー) 
『トランスフォーマー/ONE』 
 
加藤精三
 『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』 
『ドリームミックスTV』 
千葉繁
 『ビーストウォーズ』『ビーストウォーズメタルス』『ビーストウォーズリターンズ』(ビーストメガトロン) 
『ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー』(ビーストメガトロン)、『サイバーバース』『アライアンス』『アーススパーク』 
高木渉
 『ビーストウォーズメタルス』(初代メガトロン) 
小村哲生 
『ビーストウォーズII』(ガルバトロン) 
梁田清之
 『マイクロン伝説』 
遠藤純一
 『スーパーリンク』(ガルバトロン) 
中田譲治
 『ギャラクシーフォース』(マスターメガトロン) 
髙階俊嗣
 『ロボットマスターズ』(ビーストメガトロン) 
斉藤次郎
 『ロボットマスターズ』(リバースメガトロン) 
中村浩太郎
 実写映画シリーズ 
大友龍三郎
 『ロストエイジ』(ガルバトロン) 
若本規夫
 『アニメイテッド』 
藤原啓治
 『プライム』『キュートランスフォーマー』 
大塚芳忠
 『ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー』(初代メガトロン) 
木村昴
 『トランスフォーマー/ONE』 
田所陽向
 『ワイルドキング』 
 
加藤氏はこのキャラを大層気に入っており、
メガトロン、ガルバトロン(『
ビーストウォーズⅡ 』の同名別人ではなく、メガトロンがユニクロンにより改造された姿)の玩具は、
(自分が演じていない物も含め)全て購入しているとか。
その思い入れ故、「当時と同じように演技できる自信がなかったから」と2007年の実写版吹き替えを辞退したという話もある。
でも2010年の『
パンティ&ストッキングwithガーターベルト 』でパロディキャラ「メストロン」は演じた……ていうか普通に当時そのまんまでした。
		参考比較動画VIDEO 
 
		この愚か者めが!(1:03~)  
そして2014年に加藤氏が亡くなられたため、これが同氏の演じた最後の破壊大帝となった……
通称
「チバトロン様」 こと千葉氏が吹き替えを務めた『ビーストウォーズ』版メガトロンはアドリブ部分のおふざけが有名なものの、
平然と利用価値のなくなった部下を切り捨てる、部下の離反にあってもそれを織り込んだ策略として利用するなど、
非常に冷酷で恐ろしい存在である 。
また、サイバトロン陣営をかなり追い詰めており、一時期セイバートロン星を完全に掌握している…と、
歴代の中でも最も恐ろしい事をやってのけている。
「おい、誰か俺のエビチャーハン見なかった!?」 
(※あくまでもチバトロンのアドリブであり原作には一切存在しない。詳しくは
コンボイ の項を参照。
  ちなみにエビチャーハンは
チータス がおいしくいただきました)
 
そして2018年に放送された『サイバーバース』の日本語吹き替え版では、千葉氏が初代メガトロンを担当というまさかの事態に 
梁田氏は『ビーストウォーズ』及び『ビーストウォーズメタルス』でデプスチャージ役を務めた。
小村氏は同作で
ナレーション も兼任。
放送当時の玩具CMでもナレーションを担当しており、重厚な雰囲気のガルバトロンとは打って変わって、
ハイテンションな語り口が印象に残った人も多いだろう。
   
1984年より放送された米国アニメ(製作は東映動画)『THE TRANSFORMERS』のキャラクター。
金属の星「セイバートロン」出身の「トランスフォーマー」と呼ばれる金属生命体(超ロボット生命体)。
宇宙征服を企む悪の軍団「デストロン」(『
仮面ライダーV3 』の悪の組織と同名だが、これは日本語限定。原語版では「ディセプティコン」である)
を率いる破壊大帝であり、平和を愛する正義の軍団「
サイバトロン 」(原語版では「オートボット」)と長年戦い続けている。
あしゅら男爵 や
シャア に並ぶロボットアニメを代表する悪役として知られる。
玩具的にはタカラが発売していた『ミクロマン』のラインナップ、『ミクロチェンジシリーズ』シリーズに存在していた、
拳銃からロボットに変形する『ガンロボ』、
ワルサーP38 のリデコ(塗装などを変更した)商品である
(なおミクロマン時代は「普段はモデルガンのフリをして居るが、悪が迫ってきたら変形して子供達を守る
正義側のロボット 」だった)。
トランスフォームした時には唯の拳銃ではなく色々とオプションパーツが付いているが、
これは元ネタが
スパイドラマ 『0011ナポレオン・ソロ』に登場した国際機関「U.N.C.L.E.」構成員用のカスタム銃(通称「アンクルスペシャル」)のため。
同作のワルサーP38は、延長バレル、スコープ、ストック、サプレッサーを追加する事でカービン(騎兵銃
*1 )として使える機能があり、
これを元ネタとした「ガンロボ」の付属品をそのままメガトロンにも流用したという経緯がある。
上記画像で腕に付いている武装も元は銃身ではなくスコープで、本来の銃身は背中に背負っている。
		『戦え!』&実写&『アーススパーク』版解説VIDEO 
  
来歴・パーソナリティ 
セイバートロン星ではその名を知られるエリート的存在であったが、
ある日突然自ら軍隊を率いて武装蜂起、エネルギー集積所を攻撃し多数の死傷者を出す
(この際致命傷を負った労働者、オライオン・パックスが後の
コンボイ となる)。
その後、メガトロン率いるデストロン軍と、
その後、400万年の間両軍共に機能停止したまま過ごすが、
火山が噴火した衝撃により先にデストロン軍のリペア装置が作動。
メガトロンはサイバトロンが目覚めないうちにエネルギー資源を獲得すべく、地球侵略を開始した…のだが、
この時部下の
スタースクリーム が完全に余計な事をしたせいでサイバトロン軍のリペア装置も作動し、
1985年の地球を舞台にサイバトロン軍とデストロン軍は再び長い戦いを繰り広げる事になる。
「破壊大帝」という肩書に相応しい圧倒的な強さと知力、狡猾さを持つ悪の帝王。
バカ 荒くれ者が揃いのデストロンをまとめ上げ、宇宙征服を実現するため、
地球においてはワルサーP38(細かく言うと前述した「ワルサーP38アンクルスペシャル」と呼ばれる架空の改造拳銃)に変形。
変形後は攻撃力が向上するようだが射手を必要とし、
サウンドウェーブ かスタースクリームがその役を担う事が多い。
なおロボット時は拳銃時のスコープを武器(融合カノン砲)としている。
ロボット時は他のTFと同サイズなのに拳銃になるとTFの手のひらサイズになるぐらいだし、大した問題じゃないが 
単純に暴力による制圧や略奪のみならず、知略にも長けており、
自ら新兵器を開発したり新たな作戦を考案する、偶然手に入れたものをうまく転用してサイバトロン軍を苦しめる、
さらにはメディアを利用してコンボイ達を社会的に抹殺するなど、非常に多岐にわたる。
反面、非常にワンマンな経営方針であり、デストロン軍の行動指針はメガトロンによる独裁という格好に(一応)なっている。
その為、メガトロン不在の際にはデストロン軍が統制を欠いてしまうという描写もある。
宇宙支配の目的は、座右の銘「圧制を通じての平和を(Peace through tyranny)」から、
自由を封殺した 上での平和創造 である事が分かる
(また、この言葉はコンボイの主義である「
自由は全ての知的生命体に許された権利だ (Freedom is the right of all sentient beings)」と対になっている)。
    
    
        
            + 
         
        「破壊大帝」改め「慈愛大帝」 
        
その目的やアメリカでの放送規制もあってか、
初代の劇中では
誰一人殺していない上に危害を殆ど加えていない という、悪の組織の親玉にしては異端な振る舞いをしている。
当時の子供向け番組では「どんな極悪人でも殺さない」という一種の規制レギュレーションがあったため、
しばしば
ヒーロー が
悪党 を投獄する→脱獄される→また捕まえる…といういたちごっこが繰り広げられていた。
これと同じ事が初代の作中でも起こっており、決してメガトロンは人間に危害を加えなかったのである
(ただし、これはあくまでも人間に対してのみであり、人間ではないサイバトロン戦士達に対しては普通に攻撃している。
 また後のシリーズでは、サイバトロン戦士を破壊する、直接的ではないが人間(ただし凶悪テロリスト)を死亡させるなどしている)。
上述したようにデストロン軍団はメガトロンによってワンマン経営されているため、
「どいつもこいつも裏切り者ばっかりだ!!」 と発言しブチ切れていたりするが)。
		やれやれ、何ともひでえ有様じゃねえか。VIDEO 
  
このような方針から、デストロン軍団のリーダーにして「慈愛大帝」という名でファンから呼ばれる事がある。
   
また、TFでは比較的よくある事ではあるが、不安定なエネルギーを利用しようとしたり、
裏切り者のNo.2 のせいで何かが大爆発して、
地球が滅亡しそうになったりする場合は、コンボイと
敵味方の範囲を超えて協力する 場合も多い。
他にも、毎週毎週裏切りを繰り返してきたスタースクリームが珍しく作戦を成功させかけた時は、
「今まで色々酷い事をしてすまなかったな」 と言って謝罪したり、
コンバットロン絡みの騒動の際、最終的にスタースクリームの作戦のおかげでコンバットロンの確保に成功した時に至っては、
「追放処分取り消しの上、今まで通りNo.2に据え置き」といういつも以上、それこそスタースクリームが
素で戸惑った ほどの寛大な態度を示した。
前述の規制の影響で作中で人間を殺すシーンが無いのだが、
その描写が妙に人間に気遣っているように見え、
実際優しいんじゃないの? などと言われてしまったりする。
……なんか
カメの王様 や
ポンコツ魔王 みたいな部分がある。
このような性格は後述するガルバトロンになった後も残っており、
『2010』では止むを得ない理由で自分を騙した(サイクロナス自身予想だにしなかったとはいえガルバトロンは意識ユニットを取られかけた)
サイクロナスを一発殴っただけで許し、『ザ・ヘッドマスターズ』でサウンドウェーブが玉砕した時には心の底から悲しんでいる。
そして現在WEBやフィギュアの封入特典において連載されている『漫画トランスフォーマーレジェンズ』においては、
ちなみにアメリカにて『トランスフォーマー』を展開しているハズブロ社は他にも看板シリーズとして『
G.I.ジョー 』『マイリトルポニー』などがあり、
アニメにおいて『G.I.ジョー』との
コラボ回 が存在したり、公式CMで『
マイリトルポニー 』のテーマソングが一番好きだと暴露したりしている。
『G.I.ジョー』はともかく『マイリトルポニー』は
女の子向け作品 なんだけど…
まあ日本の特撮番組 でも女児向けアニメ が好きな悪役がいたりするし 
(ちなみに『G.I.ジョー』は「対テロ部隊vsテロリスト」な作品なのだが、やっぱり人は死なない)。
実力もあり頭脳や知略の高さ、裏切り者も許す寛大さ、テックスペックでも弱点が不明とされる程の能力、
そしてお茶目さとリーダーとしては相当優秀な部類に入る。
尚且つ普通の親玉ボス系に多い後方からの指揮では無く、部下達と一緒に積極的に戦線に出て来たりするなど、
視聴者にカリスマ性や好印象を与える為
フリーザ様 に代表される悪の
理想の上司 として挙げられる事が多い。
ただ、その高い能力故に作戦立案からそれに必要なものの開発や製造から前線指揮からなんでもかんでも全部一人でやってしまうため、
部下達が成長や自分の頭で考えるという事をせず、「メガトロン様がいないと何も出来ない」という弱点を生み出している。
逆に言えば裏切りの多いスタースクリームに対しては、その野心の高さ故にメガトロンが居なくてもまともに戦える行動力の高さを評価して、
裏切りが多かろうともNo.2に据え置いている節がある。
実際、意図的に野心を煽って能力を引き出そうともしており、スタースクリームのテックスペック欄でも「野心を煽るとよく働く」とコメントしていた。
特に『マイクロン伝説』では立派な次期破壊大帝になる事を期待していた(尤も、こっちは
きれいな スタースクリームだが)。
    
    
        
            + 
         
        死亡、そしてガルバトロンとしての復活 
        
初代『トランスフォーマー』にてコンボイとプロレス 互角の戦いを繰り広げたメガトロンだが、
舞い戻ったガルバトロンは自らを放逐したスタースクリームを消滅させ、
「2010」の終盤ではややこうしたメガトロン時代の人格を伺わせるセリフが増えるものの、
「頭だ!頭がガルバトロンの弱点だ!!」 というものがあり、
その後、地球を改造して自分のボディにするという「グランドガルバトロン計画」を立案するが
    
    
        
            + 
         
        とは言うものの 
        
『ザ・ムービー』でサイバトロンシティにおいてのコンボイとの決戦時
「素手でひねり潰してやる」 と、
悪の大ボスらしい余裕満々セリフを言っておきながら、
自身の体に内蔵されている訳でもない、武器のエナジーブレイド を使用、
さらに
ホットロディマス を盾代わりにしてコンボイに致命傷を負わせるという
卑怯 な戦法を使っている
(上記のエナジーブレード以外にも尖った廃材やら銃やら武器を使用している)。
おまけに惑星級の大きさを持つトランスフォーマー・ユニクロンがマトリクスを破壊しろと命令した際、
「リーダーのコンボイはこのメガトロン様が素手で捻り潰してやったわ!!」 
と、事実を見事に捏造 して嘘を付いた。しかしユニクロンにはお見通しのようで「誇張するでないっ!」 と一喝され、
「嫌だぁ!やめろぉ!!やめてくれー!!! 
 わかった条件を呑もう、条件を呑むから助けてくれー!!」 
…と、いつも裏切ってた
某ナンバー2 の命乞いを連想させるみっともないセリフを吐いていた。
まぁ
相手が相手 なので仕方ないのだが…。
   
    
    
        
            + 
         
        再びの復活 
        
アニメは『トランスフォーマーZ』で終了したが、玩具と漫画では続編『リターン・オブ・コンボイ』『ザ・バトルスターズ』が展開された。
北極海に沈んでいたガルバトロンだったが、デストロン大帝王を名乗るダークノヴァによってデストロン破壊大帝スーパーメガトロン として強化復活。
「S uper」と「M egatron」の頭文字であって決して変な意味ではない 
一方、
サイバトロン破壊大帝 総司令官
ダイアトラス はコンボイの遺体に自らの力を与え、
総司令官スターコンボイ として復活させた。
スターコンボイは海上油田基地を破壊し、計画を阻止されたスーパーメガトロンは宇宙に逃亡するが、
宇宙でスターコンボイ・スカイギャリー・グランダスの3体が連結した合体技「バトルスターアタック」によって破壊された。
しかし、スーパーメガトロンはダークノヴァによって更なる力を与えられ、
スターコンボイより10倍強く、飛行重戦車にトランスフォーム可能な
デストロン最強破壊大帝ウルトラメガトロン として強化復活を果たす。
最終決戦では、最強破壊大帝ウルトラメガトロンと大帝王ダークノヴァの二大帝王が合体。
星の巨人 と呼ばれる小惑星サイズの超巨大トランスフォーマーと化すが、サイバトロン軍に内部から攻撃されて倒された。
   
ちなみに初期設定ではメガトロンとは別人だったらしく先行発売された玩具での肩書は「要塞参謀」。
そのため「シティーコマンダー」である
サイバトロンNo.2 のライバルだと思われていた
(要塞=ダイナザウラー、シティ=メトロフレックス。どちらも
ユニクロンから見れば豆粒同然だが 数百メートルはある超巨大TF)。
なお玩具版の肩書は最後まで修正される事は無かった(後年のリメイク玩具では流石に修正されている)。
実写映画版では、第4作『ロストエイジ』で台頭した反トランスフォーマー組織「KSI」が、前作で倒されたメガトロンの頭部を回収、
ヴァ
 トロン」が登場している。
その中身は復元されたメガトロンそのもの であり、
   
彼もコンボイに負けず劣らず同名の別人(海外では同一人物扱いの場合もある)が後年の作品に登場する。
アメリカの公式ファンクラブが企画した善悪が逆転したパラレル世界『シャッタードグラス』だと、
『アーススパーク』では、なんと『戦え!』での戦争後に改心し、ディセプティコンを抜けてオプティマスと共闘している 。
わざわざ作画ミスまで再現された 回想から『2010』での出来事も無い一種のif世界である模様。
    
    
        
            + 
         
        この力、どう使えばいい!? 
        
2024年に公開されたCG映画『トランスフォーマー/ONE』では設定を一新。
コグなし労働者・D-16がいかにして我々の知る破壊大帝メガトロンに変貌していったかを描いている。
オライオンパックスとは同僚にして親友だが、無鉄砲な彼に振り回される苦労人な描写が目立つ。
性格も勤勉で「規則を守れば幸せになれる」をモットーとしており、プライムの一人であるメガトロナスプライムと指導者センチネルプライムを尊敬している。
ある日、サイバトロン星の首都・アイアコンシティで行われるレース「アイアコン5000」にオライオンに無理矢理付き合わされる形で飛び入り乱入。
その罰で二人揃って地下階層に落とされてしまう。
そこで13人のプライムの長的存在であるアルファトライオンのメッセージを見て、
ビッグヤバトロンこと B-127(後のバンブルビー)と上司の
エリータ-1 と共に地上に出て、彼からコグを与えられ戦車に変形する能力を得る。
しかし、アルファトライオンから尊敬するセンチネルプライムが他のプライムを始末し、クインテッサ星人の侵略を受け入れる裏切り者だと知り絶望。
怒りの赴くまま、スタースクリーム率いるプライム親衛隊を手下にしてセンチネルを処刑しようとする。
あくまでも無血革命に徹し元凶を守るオライオンを誤射してしまったことで……
"I'm Done Saving You." 
(もう、お前を守らない) 
友の手を放し、元凶を八つ裂きにして彼が密かに所持していたメガトロナスプライムのコグを取り込んで、D-16は叫ぶ。
"The age of Primes is over! No more false prophets! 
 Follow me, and you will never again be deceived! RISE UP!" 
(プライム達の時代は終わりだ!偽の予言者は要らない! 
 ついて来い!もう二度と騙されることはない!立て!!) 
     "I will lead us all into the future!" 
(俺が!この星の皆を未来へ導く!!) 
     "I... am... Megatron!" 
(我が!名は…!メガトロン!!) 
メガトロナスプライムから新たな名を得たD-16=メガトロンは、怒りの赴くままアイアコンシティを焼き尽くす。
"This isn't over…Prime." 
(これで終わったわけじゃない……プライム) 
エンドロール後、メガトロンはメガトロナスプライムのシンボルを親衛隊に施し、新たな軍団の樹立を宣言する。
欺瞞 ( ディセプション ) ディセプティコン 。
   
「トランスフォーマー40周年記念スペシャルムービー」でも、幾度と無くオプティマスと殴り合って来た歴史の果てに、
    
    
        
            + 
         
        余談:アメリカ国内における銃型玩具の扱い 
        
初代メガトロンは拳銃に変形するトランスフォーマーだったのだが、
トランスフォーマーのメイン市場であるアメリカでは銃型の玩具に対して非常に厳しい規制が存在しており、
リアルな銃の玩具は子供向けとしては販売が困難であるという裏事情がある。
と言うのも、銃社会であるアメリカでは、子供が親の銃を持ち出してきておもちゃ感覚で引き金を引いてしまう事故が結構あり、
更には「たとえ子供であろうと実銃にしか見えない物を向けてきた相手は射殺してもよい」という判例まで存在する。
実際、(ぱっと見では本物と区別ができない)玩具の銃を向けてきた子供を警察官が射殺してしまった事件では、
警察官側の正当防衛が認められて無罪となっているので、
アメリカ国内において「リアルな銃の玩具」というのは
シャレでは済まない代物 なのである。
ちなみに「色を玩具っぽくしたら?」と思う人もいるかもしれないが、色は実銃もやろうと思えばいくらでも変えられる上、
実際にそういう「形状自体はそのままで、カラーリングだけ玩具のようなポップな銃」も市販されているので形状の時点でNG。
*2 
更には、実銃の外観を水鉄砲などの玩具風に偽装するパーツを製造していた集団が逮捕・摘発された事例もあるので、
初代メガトロンが発売された当時はギリギリ規制が強まる前だったため、
そのため米国内で「銃に変形する」メガトロンが次に販売されるのは、
実はヘンケイ版メガトロンはオリジナルデザインと言っても、
同じハズブロ社の銃型玩具「
NERV(ネルフ) Nerf(ナーフ)」シリーズの「マーベリック」という製品をモデルに作られた物と言われている。
(ナーフは一目でプラスチック製玩具と分かるような派手な配色であり、他社の銃型玩具も含め銃口はオレンジ色で統一されている
 また、初代メガトロンの
弾が硬質プラスチック だったのに対し、ナーフは弾を「軟質ゴム+スポンジ」にする事で、安全基準をクリアしている)。
ナーフもTFも米国ではハズブロ、日本ではタカラトミーが取り扱っているため、自社コラボと言った所だろう
(ただし
元ネタがミクロマンやダイアクロンな TF以外のほとんどのハズブロ商品が2018年以降はハズブロ直販に変更されている)。
またナーフは「コンボイの銃」「バンブルビーの銃」(生憎メガトロンの銃は無い)、
「
ストームトルーパー の銃」「
アイアンマン ガントレット(リパルサーレイ)」と言った多数のコラボ商品を発売している。
「TFグッズとして購入したら、Nerfにもハマってしまった」なんて日本のTFファンも居るそうな
尤も、日本でタカラトミーが正式販売するようになってからはTFと同じぐらいの売り場面積を得ているが。
なにせ
スーパー戦隊の銃 も
ライダーの銃 も「光る鳴る」はしても弾は撃てなかったのだから…
とか言ってたらバンナムも2017年からZURU社の『X-SHOT』シリーズの販売を開始した(厳密には2020年までは子会社のCCPから発売)。
なお、ナーフは毎シリーズ必ずアンクルスペシャル型のブラスター(銃)がラインナップされている。
    
    
        
            + 
         
        更なる余談(ネットスラング) 
        
ネット上で聞かれるようになった「ナーフ=弱体化」の語源もこの玩具銃である。
語源は諸説あるが、1997年稼働のMMORPG『ウルティマオンライン』において運営によるバランス調整(強すぎる剣の弱体化)が行われた際に、
プレイヤーが「実剣で斬ってるんじゃなくてナーフ(刀剣玩具)で叩いてるみたいだ」と皮肉を込めて使っていたという説が有力
(日本では売られていないが、ナーフには玩具銃(ナーフNストライク)以外にも刀剣玩具(ナーフNフォース)や、
 スポーツ用品(ナーフNスポーツ)も存在する。と言うか元祖はNスポーツなんだとか)。
他にも
FPS で「実銃がナーフ(玩具銃)に
すり替えられた 」という意味で用いられていたのが最初との説もある。
しかし日本人には『ウルティマ』もFPSもマニアック過ぎたため、2000年代は一部の洋ゲー好きやMMORPG好きが使っていた程度だったが、
2016年配信のデジタルカードゲーム『
HENTAIストーン シャドウバース 』でも使われる様になって一般化した
(『シャドウバース』の
パクリ元 元ネタである『ハースストーン』(2014年)も
萌えないので 日本ではマニアック扱いだった)。
ウルティマ起源説を採るなら実に19年遅れての浸透である。
   
こうした銃規制がある事から、初代メガトロン以降は
戦車 へ変形するパターンが多い
(ガルバトロンも前述したようにレーザー拳銃に変形可能だが、デザイン的に実銃と見間違えようもないので問題はなかったようだ)。
その内の1つである「G2メガトロン」は後に『
ビーストウォーズII 』放送時にリデコされ、そちらに登場する「破壊公爵メガストーム」として発売されている。
コンボイが大型トレーラートラックか消防車などを中心に変形するのに対し、
メガトロンの名を冠したキャラクターは宇宙船やヘリコプター、戦闘機/レーシングカーと、シリーズごとに様々な形態に変形するようになっている。
   
MUGENにおけるメガトロン 
数体のメガトロンが確認されている。
    
    
        
            + 
         
        Omega Supreme氏製作 初代アニメ仕様 
        
同仕様のコンボイを製作しているOmega Supreme氏によるメガトロン。
原作と同じく変形しての飛び道具攻撃を持つ他、
デストロン軍団のメンバーを
ストライカー として呼び出す必殺技を持つ
(サンダークラッカー、スカイワープ、スタースクリームの3人)。
   
    
    
        
            + 
         
        Soruzin氏製作 『コンボイの謎』ボス仕様 
        
ディスプレイネームはMOC_Megatron(MOC:ハリボテ、作り物の意)。
元ゲーではプレイヤーが操作する事が出来ないボスキャラのため、
このキャラも一切操作不能である。
ひたすら上下に移動しながら弾を撃つようになっており、
額にある弱点を6回攻撃する事で倒す事ができる。
…
ウルトラマグナス で挑むとそれっぽいかもしれない(というか、Readmeにそう書いてあったり)。
   
    
    
        
            + 
         
        BaganSmashBros氏製作 『プライム』版メガトロン 
        
BaganSmashBros氏製作 『プライム』版メガトロン 
『トランスフォーマープライム』のメガトロン。現在β版が公開中。
   
    
    
        
            + 
         
        Frederry II氏製作 『決闘ビーストウォーズ ビースト戦士最強決定戦』版メガトロン 
        
Frederry II氏製作 『決闘ビーストウォーズ ビースト戦士最強決定戦』版メガトロン 
現在はサイト消滅により入手不可。
スプライト はGBC用ゲーム『決闘ビーストウォーズ ビースト戦士最強決定戦』の物。
アニメを意識したカラーに変更されている。
Readmeに
コマンド 表などが一切入っていないので正式な技名は不明だが、以下の技が搭載されている。
X+Y:sattack 
A+B:Predacon attack 1 
C+Z:Predacon attack 2 
A+X:all out Predacon attack 
B+Y:primary weapon    
    
    
        
            + 
         
        Omega Supreme氏製作 『ザ・ムービー』版ガルバトロン 
        
Omega Supreme氏製作 『ザ・ムービー』版ガルバトロン 
初代アニメ版メガトロンと同じ製作者によるガルバトロン。
操作方法はシンプルな4ボタン方式で、三段ジャンプも可能。
   
"There will be no war today, Optimus Prime. 
 You have earned Galvatron's respect." 
(今日は戦いは無しだ、コンボイ司令官。さすがのわしもお前には敬意を払おう) 
出場大会 
出演ストーリー 
*1 
騎兵 は「両手が必要なライフルは手綱を握りながら使えない」「拳銃の片手持ちは揺れる馬上だと照準が定まらない」
という理由で開発された、ストック付きの拳銃の事。名前は古フランス語で騎兵を意味する「Carabinier」に由来する
(なので延長バレルやスコープは必須ではない。
と言うか「戦場で適当に延長バレルを繋げても逆に精度が下がるだろ」というツッコミも )。
基本的に拳銃弾を使用するのでライフルより威力は低い(
創作 作品 では威力が強調されている
マグナム弾 でさえライフル弾と比べたら豆鉄砲である)。
逆に言えば銃のサイズに比して威力が小さい分反動も少なく、落馬の心配も少ないという利点もある。
 
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何故そんな物が市場にと思われる人もいるだろうが、これは銃社会である米国においては防犯・護身用途でも銃器には一定の需要があり、
それを購入する一般市民の中には「必要だから購入するが銃は嫌い」という人もおり、そういう人々が手に取りやすいようにする配慮という面もあったりする。
また純粋に「正しい扱い方を覚えなければならない危険な道具」と捉えた上で、慣れる為に威圧的でない銃器を求める層も存在する他、
射撃という行為を暴力から切り離したスポーツやレジャーとして楽しんでいる人々にも需要はあるようだ。
 
最終更新:2025年08月13日 01:09