「時間を止めたぐらいで、俺の歩みを止められるとでも思ったか?」
小説投稿サイト『小説家になろう』で連載され、後に電撃文庫にて商業化したライトノベル、
『魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~』の主人公。
アニメの担当声優は一期が
鈴木達央
氏、二期が
梅原裕一郎
氏。
元は本編より二千年前に神話の時代にて、人、精霊、神さえも滅ぼし「暴虐の魔王」と恐れられた魔王の始祖であったが、
彼自身は無益な殺戮や理不尽な悲劇を嫌う平和主義者であり、戦いの根底にあったのも「魔族や人間が争うことのない世界」を目指したためであった。
やがて、大戦を終結させるためにそれぞれの種族の長である勇者カノン、大精霊レノ、創造神ミリティアに対して和睦を提案すると共に、
種族間の怨恨を消すために人間界、魔界、精霊界、神界の四つの世界を隔て、千年は開かない扉となる大魔法「四界牆壁」の発動を提案。
和睦を受け入れた三人の魔力と自らの命を引き換えにこの魔法を発動して、長い年月による種族間の憎悪の希釈を狙いつつ、
転生術によって機が熟したであろう二千年後の時代にて、人間のグスタとイザベラ夫婦の子供として転生する。
転生後の体は魔王の血こそ引いているもののほぼ人間のものであるが、
メルヘイスとの戦闘までは転生の影響により魔力量が転生前の十分の一以下まで減退していた一方で、
あらゆる陰謀や策略を看破する頭脳や、神話の時代の魔族でも恐れるような事態でも一切動揺しない精神力、
魔法を操る技術や身体能力などは転生前のままで、作中世界の水準では規格外と言ってよい戦闘力を維持していた。
だが、魔王の生まれ変わりと目される者を集めた魔王学院への入学の魔力測定の際に、
魔力水晶が規格外の魔力に耐え切れず砕けて測定値が「0」になったことや、
知識試験において二千年の間に誤って伝わってしまった始祖の名前や思想への解答が異なっているとして、
魔王学院で初の「不適合者」の烙印を押されてしまう。
本人はそれを気にせず学院生活を謳歌していたが、入学初期に出会ったミーシャとサーシャという双子の少女に関わったことで、
「アヴォス・ディルヘヴィア」なる偽の魔王の存在を知り、その正体と陰謀を突き止めるべく活動するようになる。
性格は泰然自若にして「不可能は無い」と豪語する絶対的な自信家だが、その自負に違わない全てを覆すほどの圧倒的な力を有する。
無益な争いを好まない性格なのは本当だが、平和な本編より2000年前の戦火の時代の価値観で動く事も相まって、
救いようの無い悪人に対してはまさしく地獄としか形容できない凄惨な断罪を与える。
また、冒頭の台詞のように「〇〇だからといって、~~とでも思ったか?」という口癖(通称「アノス構文」)がある。
MUGENにおけるアノス・ヴォルディゴード
namakuRasya2007氏&Guilherme Games氏による『
JUS』風
ドットを用いた
MUGEN1.0専用の
ちびキャラに、
Dark Night氏がさらにバグ修正や
コマンドなどの改変・調整を施したものが公開中。
多数の広範囲攻撃を持ち、距離を問わず戦える。また、身体に纏うオーラや
飛び道具のエフェクトなどの演出面も完備。
超必殺技では大規模な爆撃で攻撃する。
AIは未搭載。
「魔王とはなんだ? 力か? 称号か? 権力か? 立場か?」
「その全てだ」
「いいや、そのどれでもない。俺が、俺であるということだ。
我が配下に弓引くものは、運命だろうと摂理だろうと、滅ぼし尽くす。それが魔王だ」
出場大会
最終更新:2024年07月23日 19:13