九能校長


"HAHAHA"

+ 担当声優
仁内建之
1989年アニメ版
大塚芳忠
『悪夢!春眠香』

週刊少年サンデーで連載されていた高橋留美子女史による漫画『らんま1/2』の登場人物。
主人公・早乙女乱馬たちが通う風林館高校の校長で、九能帯刀小太刀の実父。
本名は不明で原作・アニメ共に「校長」と呼ばれているが、高橋女史は「九能校長」と呼んでおり、本項目でもその名前で記載する。

+ 風林館高校について
乱馬たちが通っている私立高校で、校長が全ての権限を握っている。
校風はかなり自由で指定の制服も強制ではなく、乱馬は普段の私服で通っており、
久遠寺右京も男子校時代の制服を使い続けている。
なお、校長とひなちゃん先生こと二ノ宮ひな子以外の教師達はあまり目立たず、名前も設定されていない。

校内には校長が作った大量の校長室と様々な隠し部屋がある。
学力は不明だがアニメでは小太刀が風林館高校を名門校と発言している。
行事は後述のように校長が提示する破天荒なものもあるが、水泳大会などのまともな行事も存在する。

+ 各クラスの生徒リスト
1年F組:早乙女乱馬、天道あかね五寸釘光、久遠寺右京、
ひろし、大介、ゆか、さゆり(この4名はアニメ版オリジナルキャラクター)
2年E組:九能帯刀、天道なびき
かつて在籍していた生徒:九能校長、天道かすみ、武蔵小金

ハワイかぶれで服装はアロハシャツに半ズボンで頭にヤシの木が生えており、
ウクレレを手持ち歩くなど、およそ教師とは思えない格好をしている。
日本語と英単語をない交ぜにした口調が特徴的で、語尾は「○○デ~ス」と常に敬語で話す。
ハワイについては博識であり、ハワイで流行る病気に関しては一通りの知識を持ち合わせ、
それらの病気を治す一通りのワクチンも持ち歩いている。
アニメでは風林館高校のOBであり、学生時代は体育の成績はオール5、それ以外は全て1か2という成績だった。

3年前、教育視察と称して九能家を飛び出し、ハワイの大学で教師をしていた。
しかし、3000回もの脱走の末に帰国し校長に復職する。
帰国後も九能家には帰っておらず、風林館高校の校長室に住んでいる。
そのためか、原作では小太刀と校長は親子関係でありながら全く接点が無いが、アニメ版では再会を果たしている。
小太刀はファザコンとも言えるほどに校長を慕っており、校長も小太刀の前では真摯に真面目な父親を装っている。
帯刀は校長のことを「ダディ」と呼び、校長は帯刀のことを「タッチィ」と呼ぶ。
アニメや企画CDでは小太刀を「コッチィ」と呼ぶ場面もある。

生徒の嫌がる事が大好きで、生徒の嫌がる校則を勝手に作って嫌がらせをする。
帰国直後に乱馬に蹴られて以降、乱馬を不良と決め込み、凄まじい執着心を向ける。
九能兄妹の父親でもあり、過去に息子の帯刀に幾度も悪戯をしたため現在も確執があり、
学校全体を巻き込んでの親子喧嘩に発展することもしばしばである。
その大人気ない言動は教育者とは思えず、あかねを人質にして乱馬を丸坊主にしようとしたことさえある。
そんな校長だが、生徒には彼なりに愛情を持っており、あかねの水泳特訓は本気で行っていた。

+ 校長が勝手につくった校則
  • 男子生徒は全員坊主、女子は全員おかっぱ
3年間でのハワイでの研修を終え、帰って来た日に作った校則。
この校則を免除したければ、校長と勝負して校則御免のヤシの実を奪わないといけないことになっている。
男塾でも同様の規則が作られかけた事があり、やはり塾生によって阻止された

  • 男子は全員ちょんまげ、女子は全員島田髷
上記の校則を生徒に阻止されて、新たに提案したもの。
提案した瞬間に全生徒から実力で阻止された。

  • 泳げない生徒は進級させない
あかねをからかうためにその場で作った校則。

教員でありながら武闘家で身体能力も高く、得意の九能流バリカン術やあらゆる道具を駆使し、乱馬とも渡り合う実力があるが、
終盤は自分で乱馬と戦うことは無くなり、他のキャラクターをけしかける戦法を取るようになった。
原作34巻でひな子が放った必殺技「八宝つり銭怨念百倍返し」で吹き飛ばされ、ページ下部の英語台詞を発して飛び去った。
その後の消息は不明で、物語から完全にフェードアウトしている。

必殺技はバリカンを使って木刀をバラバラにする「九能流木刀ささら崩し」。
その実態は相手の放つ木刀などを滑り台として目にも止まらぬ速さの回転で相手の髪の毛を切るバリカン術で、
3年前、帯刀から黒髪を奪い去った技。

(以上、Wikipediaより引用・改変)

運動部・文化部問わず、何かにつけて騒動を起こし乱闘沙汰も日常茶飯事の風林館高校の校長ともなれば、
トランプ氏お得意のマッドマン・セオリーの権化のような人物で然るべきと納得せざるを得ない強烈な人物である
「狂人理論」(マッドマン・セオリー)とは「こいつキレさせたら何しでかすか分からんぞ」と相手をビビらせ交渉を有利に運ぶ一種の恫喝戦略)。
うる星やつら』のあたるの担任「♨(温泉マーク)」といい、中高生にとっての男性教諭とは全校生徒の仮想敵であるという、
昭和的学内闘争の構図は、当時の学園コメディでは定番の展開であった。
世論により徹底的に教師の牙が抜かれてしまった現代からすると最早化石のような概念かも知れない。


格闘ゲームにおける九能校長

1992年発売のSFCソフトの2作品に登場している。
『町内激闘篇』ではプレイヤーキャラとして参戦しており、常にスケボーに乗って戦う。
必殺技は前述の九能流木刀ささら崩しの他、パイナップルを爆弾として投げ付ける「パイナップルボム」も搭載されている。

『爆烈乱闘篇』では戦わず、それぞれの悩みを抱えたキャラクター達を奇妙な出来事に巻き込むために陰謀を企てるという、
ストーリー上で重要な役割を果たしている。


MUGENにおける九能校長

らんまキャラのAIを数多く手掛けたColosse氏(quedataki氏)による、『町内激闘篇』のドットを用いたものが存在。
キャラ名は「Kahuna」となっている。
操作方法はシンプルな4ボタン方式で、原作ゲームの技が一通り搭載されている。
なお、Readmeの類が付属していないため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある。
紹介動画(4sharedの方のリンクは無効なので注意)


"I SHALL RETURN"

(必ず帰ってくる)

出場大会

  • 「[大会] [九能校長]」をタグに含むページは1つもありません。


最終更新:2025年10月04日 15:36
添付ファイル