浮竹十四郎







「やれやれ、物騒だなぁ」



 職業:死神
 肩書:瀞霊廷護廷十三隊十三番隊隊長
 羽裏色:潤み朱色
 身長:187cm
 体重:72kg
 誕生日:12月21日
 好物:梅干し茶漬け、おはぎ
 趣味:盆栽

久保帯人氏によるバトル漫画『BLEACH』の登場人物。
死神であり、護廷十三隊のうちの十三番隊の
ニンテンドーDSの格闘ゲームにも出演している。アニメ版・ゲーム作品における声優は 石川英郎 氏。

生まれつき病弱で、しょっちゅう咳き込んでいる。
だが、高い実力と、温厚な性格と面倒見の良さで、十三番隊のみならず広く慕われている。
特技が「友達作り」で、新聞で連載している冒険小説が子供に人気なのを考えると天性かもしれない。

「戦いには「命を守るための戦い」と「誇りを守るための戦い」がある」という持論を持っており、
戦いに身を投じるなら自分が何のために戦うのかを見極めなければならないと常々言っている。
この思考は、部下である朽木ルキアに対しても大きな影響を与えている。

この縁で一護とも親しくなり、尸魂界編終盤では別れ際に一護に死神代行として仕事をしやすくなるように死神化の道具にもなる「死神代行証」を渡した。
しかし、これは初代死神代行である銀城が(事情があるとはいえ)死神を殺害して出奔したために、
代行証とは名ばかりの死神代行を秘密裏に監視するための道具であり、この制度を立案したのが浮竹であった。
死神代行消失編では、当の銀城空吾の口からその事実が明かされるも、一護はとっくにこの事実に気付いており、
同時に本気で浮竹が騙すつもりなら自分程度に感付かれる手段を取るような者ではないことも知っていたいたため、
「あえて気付かせるように仕向ける事で選択の道を与えていたのだろう」と、
一護が気付くと信頼して暗にこの事実を伝えようとしていた浮竹の意図も思いも正しく汲み取っており、全く揺さぶりに動じなかった。
銀城と決着後に一護が尸魂界にやってきた際は一護に会いに行かずにいたが
(体調を拗らせていたのと、描写はないが一護への罪悪感や自己嫌悪のためらしい)、
京楽から一護が代行証を持ち続けると聞き、自分の意図が正しく伝わった事を悟って安堵していた。

千年血戦篇では病のためかあまり活躍場面は描かれなかったが、 終盤ユーハバッハにより霊王が殺害されて世界の崩壊が始まった際に、
3歳の頃に重い肺病を患って死にかけていた所を、東流魂街七十六地区の「逆骨」に祀られていた霊王の右腕「ミミハギ様」に肺を捧げる祈祷を両親が行い、
ミミハギ様をその身に宿すことで病の進行を食い止めて生き延びていたという事実を明かす。
そして、霊王の死により世界が崩壊の危機に陥ったこの状況で、浮は肺に食いついていたミミハギ様の力を全身の臓腑へと広げる儀式「神掛」を行い、
霊王の依り代となることで世界の崩壊を一時的に食い止めた。
だが、幾ばくかの時間を稼いだものの、霊王の力をユーハバッハが奪い取ったことで倒れ、大戦後に死去していたと明らかにされた。

+ 余談(『Can't Fear Your Own World』ネタバレ注意)
時系列的には本編後の話なので既に故人だが、
小説『Can't Fear Your Own World』にて浮竹の謎がいくつか明かされている。

霊王の身体の件についてはこちらを参照して欲しいが、
尸魂界編のラストで藍染が浮竹に向けて「最初から誰も天に立ってなどいない、君も、僕も、神すらも」と言い放った真意は、
霊王の真実だけでなく浮竹に霊王の右腕が宿っているのを知っていたからである。

上記の銀城の身に起きた出来事の真相は、
四大貴族である綱彌代家が完現術者の体に宿る「霊王の欠片」を回収するために彼の仲間の完現術者を綱彌代家配下の死神が殺し、
これに逆上して彼らを斬った銀城に綱彌代時灘が「乱心した裏切り者」という冤罪を着せて、
彼への粛清命令を渋る浮竹に綱彌代家が四大貴族の権力を乱用して強引に銀城の討伐を命じたというものであった。
銀城は代行証の制度を作った浮竹が黒幕ではないかと睨んでいたのだが、実際には浮竹は最後まで銀城の処分に反発しており、
さらには「銀城が復讐のために自分を斬ったとしても、その罪を不問にして欲しい」と京楽に頼み込んでいたという
(本篇では銀城の仲間に死神代行がいたと話していたが、実際にはそんな人物はおらず、
 銀城が返り討ちにした浮竹の部下の死神のうちの一人を月島の能力で記憶を改竄して上記の設定に変えていた)。

また、余談だが太古の志波家の祖は霊王を無理矢理封印した綱彌代家の祖に反発し、
自分の家の者の身に霊王の力の一部を移して代わりにする、つまり浮竹とミミハギ様のような存在を用意して三界を保つ楔にしようとしていたと判明している。
ただし、ユーハバッハの横槍を差し引いても、浮竹とミミハギ様が一時凌ぎにしかならなかった上記の千年血戦篇の実例を踏まえると、
酷な話だが志波家の祖の考案した方法は理想論、できたとしても霊王本体を生贄にする方法と比較して長続きしない上に、
容易に壊される楔となっていた可能性が高い。

所持している斬魄刀の銘は、「双魚理(そうぎょのことわり)」。
逆十字型の双剣の形状をしている。
片方の刀身で受けたエネルギーをもう片方から放出することができ、放出系の攻撃に対して強く立ち回れる。
また、刀身の間にある五枚の札の力で攻撃のスピードやタイミングを微妙にずらせるので、回避が非常に難しい。

卍解(ばんかい)した時の銘は未使用に終わったので不明。
隊長格であることを考えると、可能ではあると思われる。


『BLEACH DS』における浮竹十四郎

水や雷の技を使用して戦うキャラになっている。単純な双剣使いでは映えないと判断されたのだろうか。
病弱なためか移動速度が非常に遅く、地上ではまともに動けない。このため、空中での機動がメインとなる。
おまけに、「咳き込みポイント」という隠しパラメータがあり、一定値を超えると咳き込んで行動不能になる
必殺技を使うたびにポイントがたまっていくので、むやみに必殺技を乱発も出来ない。
全体的には設置系で、上記のように連発できないのでテクニカルな立ち回りが要求される。
3ゲージ技「合体技「大風波万籟(だいふうはばんらい)」」は、このゲームでも珍しいタッグ技。
タッグマッチで京楽春水と組んだ時のみ使用可能となる。 


MUGENにおける浮竹十四郎

BwdYeti氏によるものが存在している。
『BLEACH DS』の原作再現仕様で、簡易的なAIも搭載されているようである。
参考動画(公開サイトへのリンク有り)

出場大会

削除済み


最終更新:2024年08月20日 20:07