概要
鉄血刺々野球は、サー・フォス・カレッジの公認(❓️)サークル
遊理部が生み出した危険遊戯の一つである。異世界から伝わった球技を原型としながら、遊理部独自の解釈によって戦闘競技へと変貌を遂げた。名称に含まれる「鉄血」は使用される用具の材質と流血の頻度を、「刺々」は競技中に飛び交う鋭利な要素を端的に表している。参加者には相応の身体能力と覚悟が求められ、負傷なく終了する試合は稀とされる。学園の医務室は試合日に備えて追加の人員を配置するほどで、その凄惨さは他の危険遊戯と比較しても群を抜く。風紀委員会は幾度となく廃止を求めてきたが、遊理部は「正当なスポーツである」と主張して譲らない。参加希望者は後を絶たず、特に戦闘系の訓練を積んだ学生からの人気が高い。勝利の栄誉と負傷の危険を天秤にかけてなお挑む者たちが、この競技の熱狂を支えている。
歴史
鉄血刺々野球の起源は、遊理部に所属する異世界転移者
霧島兵一郎が故郷の記憶を語ったことに遡る。彼の出身世界では「野球」と呼ばれる球技が国民的娯楽として親しまれており、投手が投げた球を打者が棒で打ち返し、塁を巡って得点を競うという形式を持っていた。霧島がその魅力を熱弁する姿を見た部長
スーラ・ヴィ・レクサーニは、即座に「面白そうだ」と食いついた。しかし彼女の関心は競技そのものよりも、その構造を戦闘に応用する可能性に向けられていた。試作段階では通常の用具が使用されたものの、部長は「緊張感が足りない」と不満を漏らす。改良の名のもとに金属製の球や刃物を模した打具が導入され、競技は急速に過激化していく。霧島は自身が紹介した遊びの変容に複雑な表情を見せたが、やがて「これはこれで武道の鍛錬になる」と受け入れた。初の公式試合では複数の重傷者が出たことで風紀委員会の査察を招いたものの、遊理部は防具の義務化という妥協案で存続を勝ち取っている。
ルール
鉄血刺々野球は二つの陣営に分かれて行われ、攻撃側と守備側が交互に入れ替わる点は原型となった競技を踏襲している。攻撃側の打者は金属製の打棒を構え、守備側の投手が放つ鉄球を打ち返す。打球が野手に捕られる前に塁へ到達すれば安全となるが、走者は守備側からの妨害を受ける可能性がある。守備側は打球の処理だけでなく、走者への直接的な接触も認められており、ここに戦闘的要素が色濃く表れる。塁間を駆ける走者と守備者の衝突は日常茶飯事で、時に組み打ちへと発展することもある。得点は本塁への生還で加算されるが、走者が途中で戦闘不能と判定された場合は失点となる。攻守交代の条件は三人の打者が倒れることで、これには捕球によるアウトと戦闘不能の両方が含まれる。防具の着用は義務付けられているものの、その効果は限定的であり、参加者の多くは試合後に何らかの傷を負って帰る。
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最終更新:2025年12月07日 01:19