キャラクターの作り方
『廃棄世界とスカベンチャー』のキャラクターは、以下の要素によって構成されています。
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簡易キャラシート |
【名前】
【性別】
【年齢】
【野望】
【象徴】
【生業】
【経験】
《基礎値》
[筋力]
[頑強]
[狡猾]
[見識]
[操作]
[尊厳]
《応用値》
[泥臭さ]
[生命力]
[クレジット]
[擬態]
[異形度]
[接点]
●●:0⇔0
《学習特性》
『』(No)
『』(No)
『』(No)
《適応特性》
『』(No)
『』(No)
『』(No)
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①特徴
個人のパーソナルな特徴を表します。一部の特徴はゲーム中で参照することもあります。
キャラクターの名前。ゲットー005を拠点とするスカベンチャーはカタカナにして姓名を「=」で繋いだ日本人名であることが多いですが、自由につけて構いません。
キャラクターの性別。男か女かを選んで下さい。
キャラクターの年齢。およそ人間として常識的な範囲であれば何歳にしても構いません。
キャラクターがスカベンチャーになった目的を表します。
野望は以下の選択肢から選んで下さい。
決まらない場合は、1D6を振って決めても構いません。
1:『出世』 成り上がり、今の生活を変えたい。もっと幸せになりたい。それこそが貴方がスカベンチャーとなった理由だ。
2:『再会』 上の世界には、貴方がもう一度会いたいと願う誰かがいる。それこそが貴方がスカベンチャーとなった理由だ。
3:『復讐』 上の世界には、貴方が復讐しなければならない誰かがいる。それこそが貴方がスカベンチャーとなった理由だ。
4:『救済』 貴方には、助けたい誰かがいる。助けるためには金が要る。それこそが貴方がスカベンチャーとなった理由だ。
5:『冒険』 貴方には、未知の世界への限りない好奇心がある。それこそが貴方がスカベンチャーとなった理由だ。
6:『進化』 貴方は人類より一段上のステージに到達することを望んでいる。それこそが貴方がスカベンチャーとなった理由だ。
キャラクターのこれまでの人生を簡潔に一文字で表します。
初期作成時、PCはそれぞれが選択した『象徴』に合わせた『
学習特性』を獲得します。
象徴は以下の選択肢から選んで下さい。
決まらない場合は、1D6を振って決めても構いません。
1:『枷』 ハンディや環境によって常に何らかの縛りを受けて生きてきたキャラクターは、この象徴を持ちます。
この象徴を持つキャラクターは、不利な局面で立ち回るたくましさを持ちます。
ゲーム的には、
難しい判定を行う時に有利な補正を得ます。(
『乾坤一擲』を習得)
――――あなたは常に、不利な戦いを強いられてきた。
2:『泥』 生まれついて下層の人間で、物心ついてからずっと不幸だったキャラクターは、この象徴を持ちます。
この象徴を持つキャラクターは、酷い環境でも戦い抜けるしぶとさを持ちます。
ゲーム的には、窮地を回避するための
『泥臭さ』の数値が普通より高くなります。(
『不撓不屈』を習得)
――――あなたは泥の中で産声を上げた。未だかつて、泥から這い出せたことはない。
3:『星』 恵まれた生まれでありながら、何らかの理由で最下層の住民となってしまったなら、この象徴です。
この象徴を持つキャラクターは、育ちの良さから来る統率力を持ちます。
ゲーム的には、培った
『接点』を活かして判定を有利にすることができるようになります。(
『明朗闊達』を習得)
――――あなたはかつては空で瞬く星だった。今は流星のように地に堕ちて這いつくばる惨めな存在だ。
4:『泡』 今までの人生で何も得られなかったり、大切なものを失ってしまったキャラクターの象徴です。
この象徴を持つキャラクターには、手に入れたものを二度と離すまいとする渇望があります。
ゲーム的には、
ファンブルのペナルティを軽減することができます。(
『起死回生』を習得)
――――あなたの今までの人生は、何もなしえない無意味な人生だった。
5:『蛇』 心が荒み、悪の道に傾くことに何の躊躇もなくなったキャラクターは、この象徴を持ちます。
この象徴を持つキャラクターは、誰かを欺き、利用する力に優れています。
ゲーム的には、
判定のダイスの数字を操作して有利に書き換えることができます。(
『権謀術数』を習得)
――――どん底の世界で生きる内に、貴方の心は腐敗してしまった。
6:『花』 第三階層という底辺で暮らしながら、その中に幸せを見出してきたキャラクターは、この象徴です。
この象徴を持つキャラクターは、希望を見出し、仲間を勇気づける力に優れています。
ゲーム的には、
消耗した仲間の回復を行うことができます。(
『温厚篤実』を習得)
――――貧困と停滞の中にありながらも、今まであなたはそれなりに楽しい人生を送ってこられた。
『象徴』は、キャラクターに最も相応しいと思うもの一つを選んで下さい。
キャラクターが選ばなかった『象徴』の要素を持っていても問題ありません。
キャラクターがこれまでの人生で培ってきたなけなしの食い扶持、生き抜く術を表します。
初期作成時、PCはそれぞれが選択した『生業』に合わせた『学習特性』を獲得します。
生業は以下の選択肢から選んで下さい。
決まらない場合は、1D6を振って決めても構いません。
1:『屑掠い』 廃棄物の中から使えるものを探し当てる仕事をやっていた。
探索を行う際の判定に有利な補正を得られる。(
『目利き』を習得)
2:『運転手』 乗物を運転する最低限の技術を持っている。
ドライブの判定に有利な補正を得られる。(
『ゴールド免許』を習得)
3:『職人』 機械類を弄くるための最低限の知識を持っている。
ドライブ以外の機械の扱いに有利な補正を得られる。(
『機械知識』を習得)
4:『人足』 とにかく体力には自信がある。
〔筋力〕と〔頑強〕の一部の判定で有利な補正を得られる。(
『体力勝負』を習得)
5:『傭兵』 血生臭い争いごとに多く携わってきた。
戦闘時の判定に有利な補正を得られる。(
『戦い慣れ』を習得)
6:『誑し』 人を誑かし、惹きつけることで上手く生き延びてきた。
コミュニケーションの判定で有利な補正を得られる。(
『愛嬌』を習得)
※各学習特性の詳しい効果については
学習特性を参照。
これまでにこのキャラクターが任務をこなしてきた回数です。セッションへの参加回数と読み替えて構いません。
初期作成ならば0になります。
②能力
ゲーム中の判定で使用する様々な技能に対してのステータスを表します。
特徴と違い、ある程度厳格な基準があります。また、セッションを重ねることでより強く成長することもあります。
以下の六つは、各能力値の中でも特に基本となる六つの能力値――――総称して『基礎値』です。
判定で多く使用するこれらの能力は、スカベンチャーそれぞれの素質を最もよく体現するものとなるでしょう。
★筋力
力の強さを表します。
近接武器を持って戦うときや、重たいものを運ぶ時など、必要とされる場面には枚挙に暇がありません。
★頑強
肉体の丈夫さを表します。
疲労や傷病への耐性の強さは、このステータスによって決まります。
★狡猾
機を見るに敏な要領の良さを表します。
戦闘で有利に立ち回ったり、苦難を巧妙に乗り越えたりするために使います。
★見識
知識の広さを表します。
この能力が高いほど、専門外の知識を急に要求された時でも対応できるようになります。
★操作
機械類を操作する能力の高さを表します。
最もこの能力が問われるのは、ドライブの際に
ビークルを運転するときでしょう。最低一人は操作に長けた人間がいなければ、まともに進行することも難しいと思われます。
旧世界の複雑な機械すらも動かすことができるようになるでしょう。
★尊厳
美貌やコミュニケーション能力の高さなど、人間的魅力の大きさを表します。
仲間内の不和を取りなしたり、誰かと関係を深めたりする際に必要となります。
キャラメイクの際、各PCには15点のポイントが与えられ、このポイントを基礎値に割り振ることができます。
キャラメイクの時点では、最低1、最大10の範囲内で割り振るように注意して下さい。
(※その後の成長で11以上になる可能性はあります)
以下の能力は、キャラメイクの際には関わりません。決まった数字を入力します。
ゲームをプレイする中で、キャラクターの変化の一環として、これらのステータスにも変化が訪れることがあるでしょう。
これらの基礎値以外のステータスを、総称して『応用値』と呼びます。
☆泥臭さ
ピンチに陥った時に、それを自力で打開しようとする負けん気の強さ。主に戦闘中、『
適応特性』への覚醒を防ぐために必要になります。初期作成時、PCは共通して5点の泥臭さを持っています。泥臭さは原則として5点以上になることはありません。
☆生命力
俗に言うHP。攻撃を受けたり消耗する能力を使ったときに減少し、0になると戦闘不能になります。初期作成時、PCは共通して10点の生命力を持っています。生命力は原則として10点以上になることはありません。
☆クレジット
『ゲットー005』での通貨であり、ステータスにおいてはキャラクターが持つ現金の総量を表します。初期作成時、PCは共通して1000クレジットを所持しています。クレジットに所持限界はありません。
開始前のキャラメイクで、PCは前もって手持ちのクレジットを消費して買い物を行っても構いません。
☆擬態
覚醒した『適応特性』を内側に隠して、常人のように振る舞える限界の数を表します。これを超えた数の特性を修得してしまったPCは、社会から排除されてしまいます。初期作成時、PCは共通して1枠の擬態を持っています。1回のセッションを終えるごとに、擬態の枠は1つずつ増えていきます。
☆異形度
キャラクターが持っている『適応特性』の総数です。キャラクターがいかに人間をやめているかを表します。一部の適応特性は、これが高いほど強くなります。「擬態」している適応特性はこの数字に含めません。
☆接点
スカベンチャーが、その過酷な任務の中で獲得した戦友との絆を表します。
接点は過去にセッションをともにしたPCそれぞれとの間に成立し、最初は0から始まります。
■学習特性と適応特性
学習特性と適応特性は、キャラクターが使用できる特技のようなものであり、このゲームの根幹をなすものです。
★学習特性
学習特性は、キャラクターが日々の生活の中で培った人としての技術・能力・特性を表します。
学習特性は、以下の方法で手に入れる事ができます。
(各スキルについての詳細は、
学習特性を参照してください。)
①初期作成時に象徴・生業を選ぶことによって自動で二つ修得する。
②初期作成時に一つまで、『初期作成』を条件に持つ特性の中から修得できる。
選択肢は以下の通りです。決めにくい場合は、1D6を二回を振って決めても構いません。
☆適応特性
廃棄世界(ハキダメ)の中で冒険を行うスカベンチャーは、体内に埋め込んだナノマシン『メタモライザ』の影響によって窮地を味わうたびに肉体を変質させ、状況に対応できる力を手に入れます。
適応特性は、『窮地覚醒』と呼ばれる処理が発生した時に獲得のチャンスを得ます。
初期状態では、PCは適応特性を持っていません。
詳細は
適応特性を参照してください。
最終更新:2022年08月20日 03:54