【判定の方式】


 このゲームでは、D100(百面ダイス)を使用して行動の成否を判定します。

[基本ルール]


  • 判定ごとに、基本の失敗率と「指定行動」が設定されています。
  • 失敗率より小さい数が出たとき、行動は失敗となります。それ以外であれば成功です。
  • 「指定行動」として示された「行動」が『苦手』か『得意』かそうでないかによって、失敗率が出目に占める割合が変化します。
(「行動」については、詳しくはキャラクターの作り方を参照して下さい)

得意行動……設定されたとおりの失敗率で判定を行う。
通常行動……各失敗率が二倍になる。(失敗率の二倍以下の数字が出たとき、行動が失敗となる)
苦手行動……各失敗率が四倍になる。(失敗率の四倍以下の数字が出たとき、行動が失敗となる)

従って、難しい行動であればあるほど、その行動が苦手なら余計に成功しにくくなるということになります。

例えば、大きな荷物を運ぶときの判定として以下の条件で判定が設定されたとき

[指定行動:『運搬』 失敗率:5%]

これを『運搬』が苦手行動のキャラクターが行動する場合、1D100の出目による結果は以下のとおりとなります。

1~20 失敗  21~100 成功

なお、『運搬』が得意行動のキャラクターが行動するなら、以下のとおりです。

1~5 失敗 6~100 成功

なお、失敗率が100%を超えたとき、その行動は原則として必ず失敗するため、判定は省略されます。
(何らかのスキルを持っていることにより失敗率が100%を超えたままでも判定によって成功する可能性がある場合は、判定を行うことができます)

  • また、キャラクターが持つ能力やエネミー・シナリオからの影響によって、それ以外にも補正を与えることがあります。
  • 補正の計算の順番については、最初の失敗率に乗算・除算の補正を全て加えた後、加算・減算の補正を加えます。加減及び乗除それぞれの中でどのような順番で計算を行っても構いません。
  • 補正を受けたことによって失敗率が1%未満になる場合も、1%は最低値として必ず残ります。
  • それら全ての計算を終えた後に、「得意」「普通」「苦手」による補正を行います。
(そのため、苦手行動の失敗率は最低でも4%ということになります)


[優先度について]


  • 判定によっては、異なる結論をもたらす複数の失敗率が設定されていることがあります。
 同じ失敗でも、発生する結果が異なる場合などにこれが適用されます。
 このとき、より小さい数字が出た場合にどちらの結果が適用されるかを決める数値が「優先度」です。
 各失敗率には、それぞれ優先度が定められています。

【例】
1:
2:環境アクシデント
3:人為アクシデント
4:特に言及がない場合の失敗率
5:

例えば、得意行動について環境アクシデント10%、人為アクシデント10%で判定を行う時の出目分布は以下のとおりとなります。

1~10:環境アクシデント
11~20:人為アクシデント
21~100:成功

  • 優先度が最も大きい失敗率を「基礎失敗率」と呼びます。
  • それぞれの失敗率は、それが最初に言及されている限り、1%未満にはなりません。
(例:苦手な行動について環境アクシデント10%、人為アクシデント10%の判定を行う時、環境アクシデントに-10%、人為アクシデントに-10%の補正がかかった場合、実際の判定ではまずそれぞれについて1%の失敗率が残った上で、苦手による4倍の補正がかかるため、環境アクシデント4%、人為アクシデント4%で判定を行うこととなる)
  • 異なる結論をもたらす失敗率が設定されている場合は、失敗率が100%を超えている場合でも判定を行って下さい。
最終更新:2022年09月05日 16:24
添付ファイル