そのうち、①以外はPCごとに5点ずつ配布されている『泥臭さ』を消費することによって、窮地覚醒を無効化することができます。(失敗やファンブルそのものを取り消せるわけではありません)
| No |
レベル |
名前 |
系統 |
外見 |
タイミング |
効果 |
概要 |
| 1 |
1 |
耐毒臓器(プレオーガン) |
内臓 |
健全 |
常在 |
2日(6ターン)の間、毒素チェックを通過できる。この特性は関門の処理以外のタイミングで『擬態』できない。 |
肺に付属する解毒臓器。廃棄世界《ハキダメ》に蔓延する毒素を濾過するのに必要となる。 |
| 2 |
1 |
排毒気管(アウトパイプ) |
顔 |
健全 |
常在 |
4日(12ターン)の間、毒素チェックを通過できる。この特性は、関門の処理以外のタイミングで7ターン以上経過した状態では『擬態』できない。 |
耐毒臓器の機能を強化する排毒専用の気管。目に付きにくいところに穴が空く。 |
| 3 |
1 |
解毒肺臓(ジャンボラング) |
内蔵 |
健全 |
常在 |
6日(18ターン)の間、毒素チェックを通過できる。この特性は、関門の処理以外のタイミングで13ターン以上経過した状態では『擬態』できない。 |
毒素に耐えるため、肺そのものを毒を浄化する器官へと変更した。従来の肺より数倍大きくなったため、その影響でバスト(チェスト)も相当に肥大化。外見上、男性は胸板が極端に分厚くなったように見えるし、女性は爆乳になったように見える。 |
| 4 |
1 |
血漿護謨(ブラッディ・コーティング) |
血液 |
暴 |
誘発 |
自分が、近接攻撃の判定か、防御の判定を行う前に使用できる。生命力を2点まで支払ったなら、支払った点数と同じ数だけ判定の目標値を下げる。 |
体からこぼれ落ちた血液を凝固させゴムのような素材に変えることができる能力。何かを直したりするときにも使えるし、戦闘では咄嗟の防御や弾性を利用した威力増加に役立つだろう。 |
| 5 |
1 |
俯瞰全(オルタナティブサイト) |
顔 |
歪醜 |
常在 |
自分が探索を行う時、発見の判定の目標値が2下がる。危機回避の目標値が2上がる。潜入を行う時、スニーク判定の目標値が1下がる。アドバイス判定の目標値が1下がる。 |
視野が何故か自分の頭上高い位置に変わる。広い範囲を俯瞰できるようになるが、逆に言うと、自分の位置からの本来の視野は確保できなくなるので、使いどころは慎重に。副作用として、額に第三のまぶたが生まれる。まぶたの中に目玉はない。 |
| 6 |
1 |
活力吐息(アッパー・ガス) |
喉 |
健全 |
常在 |
自分が、チャットの判定を行う際、その目標値が1下がる。 |
息に気分が高揚する成分が含まれるようになる。吐く息が会話相手のテンションを上げるとか、まるでガムのCMのような光景が見られるようになるだろう。副作用で、発声の際喉が僅かに発光するようになる。 |
| 7 |
1 |
美食粒子(マジック・パウダー) |
腕 |
健全 |
常在 |
適応獣(アダプター)と戦闘を行う際、このキャラクターは他のキャラクターより優先して狙われる(攻撃できるなら、必ずこのキャラクターを目標に含めなければならない)。 |
手から料理を美味しくする粉が常に分泌されるようになる。その結果、分泌している手もすごく美味しくなってしまう。美味しいものは、獣からは自然と狙われる。 |
| 8 |
1 |
吸盤(サクション) |
腕 |
歪醜 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。種別:近接 破壊力:0 精密性:7 レンジ:1 アングル:0 特殊:「攻撃が成功した場合、攻撃された相手はあなたの目の前に固定される。あなたの移動とそのキャラの移動は連動する」の攻撃を行う。 |
手が吸盤の形になる。どう役立てるかは君次第だ! |
| 9 |
1 |
医療触手(メディカル・テンタクル) |
背中 |
醜 |
起動 |
アクション・ステップか、ブレークタイムに使用する。目標を一人選ぶ。〔異形度〕で目標値7の判定を行い、成功数と同じだけの生命力を回復する。戦闘中は、隣接したキャラクターに対してのみ使用できる |
薬効成分のある触手が背中から生えてくる。食中毒や裂傷などに有効。 |
| 10 |
1 |
紳士能面(ジェントル・マスク) |
顔 |
歪 |
常在 |
自分がデートの判定を行う際、目標値が1下がる。 |
皮膚が硬直し、美しい顔を作り出す。『顔』は仮面のように顔面に張りつくので、これが表に出ている限り、表情を変えることはできない。 |
| 11 |
1 |
人間殺虫剤(ペスティサイドマン) |
肉体 |
醜 |
常在 |
アクション・ステップの開始時に自分の前方三マスに『虫』カテゴリの適応獣がいた場合、その生命力を5点減少させる。 |
体から分泌される全ての物質に殺虫成分が含まれるようになる。人体に害はない。副作用として、肌が全体的にうっすらと緑がかるようになった。 |
| 12 |
1 |
原油論者(アブラカタブラ) |
舌 |
歪 |
誘発 |
自分が何らかの行動を行う時に使用できる。『オイル』を一つ消費することで、生命力を1点回復する。この特性を使ったターンではカテゴリ『食物』のアイテムを使用することはできない。カテゴリ『食物』のアイテムを使用したターンに、この特性を使用することはできない。 |
オイルだまりに溜まった油の質を、舌で舐めることで確かめられるようになった。また同時にオイルをカロリーとして消化することにもできるようになった。舌が三倍ほどの長さになって、紫色に変色したが、しまっておけば問題ないだろう。 |
| 13 |
1 |
以心伝心(テレパス) |
頭 |
醜 |
常在 |
異なる場所にいるキャラクターとコミュニケーションを行える。 |
頭に思い浮かべた言葉を、声を発することなく遠くの誰かに伝えられる能力。副作用として、額にアンテナ代わりの小さな触角が生えてくる。 |
| 14 |
1 |
悪食(アブノーマル・グルメ) |
内臓 |
健全 |
誘発 |
自分が何らかの行動を行う時に使用できる。カテゴリ:『食物』を持たないアイテムを一つ消費することで、生命力を1点回復する。この特性を持つキャラクターはカテゴリ『食物』のアイテムを使用できない。 |
消化器と味覚が変質し、本来食べ物でないものを消化吸収し、美味しく味わえるようになる。その代わり、今まで美味しく食べられていた普通の食べ物はまともに味わえなくなるぞ。 |
| 15 |
1 |
錆食者(ラストイーター) |
内臓 |
健全 |
誘発 |
自分が何らかの行動を行う時に使用できる。装備している武器一つの『腐食』状態を取り除き、生命力を3点回復する。この特性を使ったターンではカテゴリ『食物』のアイテムを使用することはできない。カテゴリ『食物』のアイテムを使用したターンに、この特性を使用することはできない。 |
錆を捕食し、金属から取り除くことができる特性。副作用として、肌に定期的に錆のようなぽつぽつが浮かび上がるようになるが、まあかさぶただと言って誤魔化せば大体の奴は騙されてくれる。 |
| 16 |
1 |
畏敬面(リスペクタクル) |
頭 |
健全 |
常在 |
この特性を持つキャラクターの〔尊厳〕は8であるものとして扱う。セッション終了時に、この特性を持つキャラクターが持つ全ての『接点』と『関係』をキャラシートから消去する。 |
完成された美しい顔に変形する特性。その時その時で本人が思う最も美しい姿になり続けるので、その形は一定しない。そのため、一度別れると他人に同一人物として認識してもらえなくなってしまう。 |
| 17 |
1 |
雑学千識(サウザントリビア) |
精神 |
歪 |
誘発 |
〔尊厳〕で判定を行うとき、2D6を振れる回数に〔見識〕の数を追加する。代わりに、〔見識〕で判定を行うことはできなくなる。 (強制的に判定をしなければならない場合、必ず失敗する) |
大量の知識を頭から引き出せるようになるが、その内容は今の自分に直接役に立たないもの――――即ち無駄知識に限られるという特性。通常時も無駄知識が怒濤のように溢れてくるので、残しておいては真っ当な社会生活を送るのも苦しくなるかもしれない。 |
| 18 |
1 |
心情羅盤(シンパス) |
頭 |
醜 |
常在 |
自分がコミュニケーションの判定を行う時、その目標値が2下がるが、ダイスの出目が2のゾロ目の時もファンブルになる。 |
他人の思考を覗き見ることができるようになる特性。対人で、これ以上に役に立つ力は中々ないと言っていいだろう。頭から太い触角が生えてくるのだけが玉に瑕だ。あと、あんまり透けて見えるような態度を露骨にすると、かえって気味悪がられる可能性もあるから、程々にな。 |
| 19 |
1 |
無痛真理(ペインレス) |
精神 |
健全 |
常在 |
特性の所有者がコミュニケーションの判定に失敗したことによって発生した窮地覚醒を回避するために必要な泥臭さが0になる。 |
心が痛みを感じなくなる。どれだけ傷ついても平気な顔をして生きていけるが、人の心が分からなくなったと誹られる可能性もある。適応特性の中では、群を抜いて変質が少ないタイプ。 |
| 20 |
1 |
帯電誘導弾(レールガン) |
腕 |
健全 |
常在 |
この特性を持つキャラクターはドライバーになれない。命中判定を行った後、1以上の精度を獲得していたなら、さらに追加で精度を1点得る。 |
腕から出る高圧電流を武器に帯びさせることで、目標への追尾性能を与える。ただ帯電したくらいでホーミング機能がついてたまるかという気もするが、そうなるものはそうなるのだからどうしようもない。ちなみに腕は常時放電しているので、下手に精密機械に触らないよう注意すること。 |
| 21 |
1 |
不識夜(ホワイトナイト) |
肉体 |
健全 |
常在 |
夜間ターンに行動できる。ただし、夜間ターンに行動できない相手をコミュの相手に選ぶことはできない。 |
夜起きていてもこたえないようになる特性。睡魔というものには無縁になるだろう。副作用として、腰の付近に淫靡な紋様が刻まれる。 |
| 22 |
1 |
忘却暗幕(ロストメモリー) |
顔 |
醜 |
誘発 |
自分がスニーク判定に失敗した時、『泥臭さ』を1点消費することで使用できる。『監視』の〔見識〕が1以上なら、その判定を成功に変えてもよい。また、この特性を持つキャラクターは同じ場所でのコミュニケーションを行えない。この特性を持つキャラクターへの命中判定の目標値は2上がる。 |
息が黒く染まり、包み込んだものの直近数分の記憶を消去する力を持つようになった。出しっ放しにしておくと人間関係をどんどん失ってしまうので注意。煙幕代わりにも使える。 |
| 23 |
1 |
速攻遡行(ソー・ソー) |
腕 |
健全 |
誘発 |
アイテム一つが何らかの状態異常を受けた時、使用できる。〔異形度〕で最大値7を達成したなら、その状態異常を取り除く。 |
手で触れた物体の時間をある程度だけ巻き戻し、健全な状態に復元する。生物に対して使うことはできないし、あまり大きなものに使うこともできない。副作用として、肌が少し荒れる。 |
| 24 |
1 |
人間磁針(セルフコンパス) |
腕 |
醜 |
誘発 |
PCがドライブ、またはクエストの判定を行う時に使用できる。〔見識〕で最大値7を達成したなら、2回までファンブルを無視してもよい。 |
手の甲に方位磁針が入った円盤が現れる。この方位磁針はどんなときでも決してぶれずに正確な方位を指し示す優れものだ。円盤が無闇にでかいので、普通に生活している時非常に邪魔なのが玉に瑕。 |
| 25 |
1 |
汗洗剤(ソープウェット) |
肉体 |
暴 |
起動 |
ブレークタイムに使用できる。アイテム一つを選ぶ。そのアイテムの『汚濁』状態を取り除く。また、この特性を持つキャラクターに対して行われた『打撃』を持つ武器・特性による攻撃は、攻撃判定の後にその精度を1下げる。 |
汗が洗剤になる。しつこい汚れも簡単に落としてしまえるが、見栄えは決してよくはない。副次効果として、打撃攻撃が若干滑りやすくなる。 |
| 26 |
2 |
不動義腕(ロック・スタンド・ストップ) |
腕 |
歪 |
常在 |
『徒手空拳』の破壊力+4。 |
腕が金属で構成されるようになった。金属である限り、腕は微動だにしなくなり、細かい作業は行えなくなる。代わりに何かを叩いたりするときには、生身より遥かに強烈な一撃を放てるようになるだろう。 |
| 27 |
2 |
最洪潮(クライマックス) |
目 |
歪醜 |
常在 |
特殊『炎』を持つ武器・特性の攻撃を受けたとき、防御の判定の目標値が5になる。また、各ターンのチェックの前に、『汚水』を手に入れる。『汚水』が収納できない場合、次のドライブ・クエストの判定の目標値が1上がる。 |
眼から止めどなく涙が溢れる。一切制御する気がなければ、その水量は消防車に匹敵するほど。ある程度は気合で制御可能だが、その場合も窓から顔を出すなりしておかないとあっという間にビークル内が水浸しになってしまうだろう。なお、この特性を持ったことによって脱水症状に襲われることはない。 |
| 28 |
2 |
極限巨腕(マキシマム・マッスル) |
腕 |
歪醜 |
常在 |
系統「腕」を持つ武器をこの特性の「歪」を無視して使用することができ、近接武器ならその破壊力+3。遠距離武器なら判定を行う時、目標値を7であるものとして判定を行うことができる。ただし、その判定で精度3を超えることはできない。 |
異常発達した腕の筋肉。なんでも軽々と持ち上げられるようになる。 |
| 29 |
2 |
乱射拳(マシンガン・ナックル) |
腕 |
歪醜暴 |
起動 |
アクション・ステップで使用する。種別遠距離・破壊力4・精密性7・レンジ2・アングル2・特殊:全体攻撃・連射の攻撃を行う。 |
腕が機関銃になる。 |
| 30 |
2 |
震動体(バイブレーション) |
肉体 |
醜 |
常在 |
この特性を持つキャラクターがビークルに乗っている限り、ドライブの判定の目標値は1上がる。アクシデントカードを引いた時、それのカタスに〔狡猾〕が含まれているなら、その目標値を2下げる。 |
体が延々ガタガタと震え、周りのものを一緒に揺らす特性。運転する側からすればハンドルが安定しなくなって迷惑極まりないが、鬱陶しい邪魔をはねのける助けにもなるかもしれない。不可解にガタガタ揺れてる謎の乗物なんて、誰も近づきたくないもんな。 |
| 31 |
2 |
伸長腕(ラバーハンド) |
腕 |
健全 |
常在 |
種別:近接を持つ武器・特性で攻撃を行う時、レンジが1多いものとして攻撃対象を選んでもよい。 |
腕が自在に伸び縮みするようになる。この力があれば、遠くのものだって自由に掴むことができるし、離れたところを棍棒で殴りつけることだってできるだろう。気を抜くとだらんと腕が伸びてしまうことがあるから、扱いはくれぐれも慎重にな。 |
| 32 |
2 |
幻花宮(リリィリュージョン) |
頭 |
醜 |
起動 |
アクション・ステップまたはブレークタイムに使用する。目標一人を選び、その泥臭さを2点回復させる。そのキャラクターはその後一日、戦闘で攻撃することも、泥臭さを消費することもできなくなる。行動を消費して〔頑強〕で最大値10を達成したなら、この状態を解除できる。戦闘中は、隣接するキャラクターを目標に〔異形度〕で難易度8の判定に成功しないと使用できない。 |
混乱作用を含む花粉を飛ばす百合の花が頭から生える。頭に花を咲かせる姿はさながらバカのテンプレートのようだが、実際にお花畑になるのは周囲の人間であり、本人は至ってシラフである。 |
| 33 |
2 |
緞帳煙幕(ヘビースモーカー) |
顔 |
健全 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。この特性を使用してから1D6ラウンドの間、このキャラクターへの命中判定の目標値は3高くなる。 |
鼻から大量の煙を噴射することができるようになる特性。煙幕代わりに使ったり、逆に狼煙として使ったりと、様々な形で役立てることができるだろう。ただし、気を抜くと鼻から煙が垂れ流しになるので注意が必要だ。 |
| 34 |
2 |
圧縮聖眼(アイコンプレッシャー) |
目 |
醜 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。レンジ3アングル2以内のキャラクター一人を目標とする。そのキャラクターがそのラウンド移動していなければ、そのキャラクターに防御・回避できない10点のダメージを与える。また、この特性を持つキャラクターがチャットを行う時、目標値が1上がる。 |
一定時間見つめ続けたものを、圧縮して押し潰す特性。目に十字の紋様が走り、淡く金色に輝くようになった。カラコンだと言い張れば、ギリギリお目こぼししてもらえそうなレベル……? 見つめ合っていると何でもかんでも圧縮してしまうので、適度に視線を逸らし続けないといけないのは問題だ。 |
| 35 |
2 |
天与肢体(イミテイト・ギフテッド) |
肉体 |
健全 |
誘発 |
行為判定を行う時に使用できる。その際に振る2D6が3回未満なら、3回振ることを選んでもよい。リザルトチェックの開始時に、この特性を使用した回数1回につき生命力を1減らし、その結果生命力が0になったなら『瀕死覚醒表』を1回振る。 |
完璧な肉体を模して、その副産物として平均的に何でもこなせるアベレージの高さを手に入れる。一見すると何のデメリットもない取り得特性に見えるが、安易な多用は危険だぞ。行きすぎた連発は必ずどこかに歪みを与える。何故かって、この力はあくまで完璧な肉体を模すだけの力だからだ。 |
| 36 |
2 |
記憶殺戮(メメント・メモリアル) |
社会 |
醜 |
誘発 |
コミュニケーションの判定に失敗した時に使用できる。〔狡猾〕で目標値5の判定を行い、『これまでにそのキャラクターに『記憶殺戮(メメント・メモリアル)】を使った回数』と同じだけ成功させられたなら、その判定を行わなかったものとして処理してもよい(消費したターン、アイテムは戻らない)。また、スニーク判定に失敗した時に使用できる。〔狡猾〕で目標値7の判定を行い、『これまでに同じ『潜入』で『記憶殺戮(メメント・メモリアル)】を使った回数』と同じだけ成功させられたなら、もう一度判定をやりなおすことができる。 |
頭に空いた蒸気口から、数秒前の記憶を奪うガスを噴霧する特性。出しっ放しにしていると誰にも覚えてもらえなくなるから注意が必要だ。 |
| 37 |
2 |
平服魔眼(グラビティ・アイズ) |
目 |
醜 |
起動 |
アクション・ステップに、レンジ3アングル2以内のキャラクター一人を目標として使用する。そのキャラクターは次のラウンド移動できない。また、次のラウンドの終了時まで、そのキャラクターの回避の判定の目標値が2上がる。 |
一定時間見つめ続けたものに、通常の数倍の重力をかける特性。目に×印が刻まれ、淡く銀色に輝くようになった。カラコンだと言い張れば、ギリギリお目こぼししてもらえそうなレベル……? 見つめ合っていると何でもかんでも圧迫してしまうので、適度に視線を逸らし続けないといけないのは問題だ。 |
| 38 |
2 |
爆弾殺到(マーダー・クイーン) |
腕 |
醜 |
誘発 |
攻撃の判定を行う前に使用できる。その攻撃に『爆発』の特殊効果を付与しても良い。 |
手で触れた非生物を爆弾に変える特性。手首をこよなく愛する殺人鬼とは無関係。爆弾にしたものは能力者の任意のタイミングで起爆できるが、長時間放置しすぎると勝手に爆発する。そのままだと食事さえ満足に取れないから、使い捨ての手袋を使うなり対処法をちゃんと用意しよう。 |
| 39 |
2 |
武人(ウェポンマン) |
肉体 |
醜 |
常在 |
この特性を得たときに、所持している武器をひとつ選ぶ。(武器を持たない場合は、次に武器を手に入れた時にその武器が選ばれる。『徒手空拳』は武器に含まない。)この特性の持ち主は選ばれた武器以外を使用できず、5点以上のダメージを受けなければ選ばれた武器を手放せない。選ばれた武器で攻撃するとき、目標値を3下げる。この特性は『擬態』できない。 |
武器と融合し、一体化する。一度融合した武器は、一定の衝撃を与えなければ取り外すことはできない。 |
| 40 |
2 |
二丁剣銃(ダブルアタック) |
腕 |
醜 |
誘発 |
武器での攻撃を回避されたときに、泥臭さを1点消費して使用できる。その回避判定をもう一度振り直させることができる。ただし、その際の判定の目標値は1上がる。 |
右手で持っているものを左手から生やすことができる特性。攻撃が失敗しても、二の太刀を打てる。ただし骨から皮膚を破って直接生えてくるので、激痛を伴うことになる。傷口はすぐに塞がるが、それにしたって軽々しくは使えない能力だ。副作用として、ウサギのような耳が頭に追加で生えてくる。 |
| 41 |
2 |
殺気抹消(マイルドキラー) |
顔 |
健全 |
常在 |
この特性を持つキャラクターは、特性の目標に選ばれない。この特性を持つキャラクターが攻撃した場合、目標が持つ特性によって目標値が上がるなら、それを無視する。 |
殺気と呼べるものを一切発しなくなる特性。どれだけ殺意を滲ませて狙いを定めても、狙われている当人すら全く狙われている自覚を持つことができない。反面、殺気を出せなくなるということは迫力を失うということでもある。これから先、誰かに怒りを向けることがあっても、全く相手にされないようになってしまうだろう。 |
| 42 |
2 |
翼竜飛翔(ドラゴンフライ) |
背中 |
歪醜 |
誘発 |
攻撃を受けたときに使用できる。〔筋力〕で目標値7の判定を行い、成功した回数だけ攻撃の『精度』を下げることができる。(『精度』が0以下になった攻撃は失敗する。) |
人間大の翼を生やし、それによって軽快に空を飛び回る特性。空中を旋回する目標を狙うのは至難の業故に、自然と狙いも逸れやすくなる。 |
| 43 |
2 |
停滞世界(スローモーション) |
目 |
健全 |
誘発 |
自分を対象とした攻撃の判定が成功したときに使用できる。泥臭さを最大2点消費すると、1点につき回避の判定で振る2D6の個数を3個増やすことができる。また、この特性に覚醒した際、回避の判定に失敗していたなら、それを振り直しても良い。 |
動体視力が異常に発達し、世界がまるで止まっているかのように見えるようになる。銃弾も目で動きを追うことができるようになるだろう。ただし、身体能力が上がるわけではないので注意が必要だ。意識と体が一致しないので、覚醒してからしばらくは苦労するかもしれない。 |
| 44 |
2 |
自動念壁(ディフェンシブ・テレキネシス) |
顔 |
醜 |
誘発 |
攻撃を受けたときに使用できる。泥臭さを1点消費し、〔狡猾〕と〔異形度〕の合算で判定を行い、最大値9を達成したなら、回避の判定を行わず攻撃を回避できたものとすることができる。 |
不思議な力で周辺の瓦礫を持ち上げて防壁を作り、相手の攻撃を阻む壁を形成する。何故か攻撃には使えない。副作用として、額に第三の目が生えてくる。目の色はPLが自由に決めて良い。既に第三の目がある場合は、光彩に靄がかかるようになる。 |
| 45 |
2 |
甲冑皮膜(アーマースキン) |
肉体 |
醜暴 |
常在 |
この特性を持つキャラクターが攻撃を受けた時、その攻撃の威力を2下げる。 |
皮膚を昆虫の外骨格や、鎧甲冑のように硬くして攻撃を弾く。防御の際にある程度ダメージを減衰させることができる。 |
| 46 |
2 |
弾身具(バウンドボディ) |
肉体 |
暴 |
常在 |
威力が5点未満の攻撃は、このキャラクターにダメージを与えられない。また、防御の判定の結果、ダメージが5点未満になった場合、ダメージを0点にする。 |
ゴムのように跳ねる肉体を手に入れる特性。ある程度の衝撃なら全くダメージを受けずに跳ね返せる。一定ラインを超えたら弾性の限界を超えて普通にダメージを受けるから過信は禁物。 |
| 47 |
2 |
肉魔神(ファットマン) |
肉体 |
健全 |
常在 |
ムーブ・ステップの始めに、1D6を振る。前のラウンドまでに、その数字以上の回数連続して移動を行っていた場合、このムーブフェイズでは移動できない。生命力の上限が5増える。 |
体全体を柔らかな分厚い脂肪で包み込む特性。脂肪は自然に再生するし痛覚も通っていないので耐久力は格段に増すが、その分だけ身動きも重くなる。 |
| 48 |
2 |
剛盾(キングシールド) |
腕 |
醜 |
誘発 |
攻撃を受けたときに使用できる。〔頑強〕で回避の判定を行ってもよい。この判定によっては、1ラウンド中の回避可能な回数を消費しない。 |
腕に巨大な盾のような装甲が生まれる特性。分厚い盾で攻撃を防げば、ダメージらしいダメージは一切通らないだろう。 |
| 49 |
2 |
自動念弾(オフェンシブ・テレキネシス) |
顔 |
醜 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。種別遠距離・破壊力7・精密性6・レンジ3・アングル2・特殊:なしの攻撃を行う。 |
不思議な力で周辺の瓦礫を持ち上げて砲丸を作り、遠くの相手目がけて射出する特性。何故か防御には使えない。副作用として、額に第三の目が生えてくる。目の色はPLが自由に決めて良い。既に第三の目がある場合は、光彩に靄がかかるようになる。 |
| 50 |
2 |
火竜吐(セイクリッドブレス) |
舌 |
健全 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。種別遠距離・破壊力9・精密性9・レンジ3・アングル1・特殊:炎の攻撃を行う。 |
口から黄金に輝く火の玉を吐き出すことができるようになる特性。その神々しい輝きから何らかのホーリーな特殊効果がありそうにも見えるが、特に何もない。副作用として、舌先が分かれて蛇のようになる。 |
| 51 |
2 |
限定異空間(リミテッドア) |
胴体 |
健全 |
誘発 |
破壊力5以下の武器で攻撃を行う時に使用できる。泥臭さか生命力を1点消費したなら、レンジとアングルを無視して攻撃対象を選んでもよい。 |
拳大の小さなワープゲートを作り出し、自分の攻撃を遠くに飛ばす特性。送信側のワープゲートはキャラクターの腹に生まれ、オパールのように複雑な輝きを放つようになる。ナイフを飛ばすときなど、傍目には切腹しているようにしか見えない。 |
| 52 |
2 |
斬撃波(スラッシャー) |
腕 |
健全 |
誘発 |
特殊:切断を持つ武器で攻撃を行う時に使用できる。本来のレンジより1か2遠い相手に攻撃を行うことが出来る。ただし、その攻撃の威力は1下がる。 |
斬撃を具現化して遠くに飛ばすことができるようになる特性。どうしても直接斬るよりは威力が落ちるが、そこはご愛敬。 副作用として、四白眼になる。 |
| 53 |
2 |
落下珊々(ブリリアントパラシュート) |
頭 |
健全 |
誘発 |
『落下』ダメージを受けた時に使用できる。そのダメージを0にする。 |
つむじからパラシュートを作り出し、落ちる速度を減衰させる特性。使うたびに髪の毛を八割持って行かれるので使いどころには注意が必要だ。(これによって抜けた毛は一週間ほどで回復する)なお、最初から剃っておいたならデメリットはなくなる。 |
| 54 |
2 |
炎刃爆誕(エンジンボーン) |
腕 |
健全 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。種別近接・破壊力9・精密性7・レンジ1・アングル0・特殊:炎の攻撃を行う。この特性を使って攻撃を行うたび、生命力が1点減少する。 |
腕の骨を露出・発火させ、燃える棍棒のようにして振るうことができる特性。副作用として、平常の体温が38度ほどになる。 |
| 55 |
2 |
井戸男(ウェルダン) |
腕 |
醜 |
誘発 |
誰かが特殊:炎を持つ攻撃の判定に成功したときに使用できる。〔狡猾〕で最大値7を達成したなら、その攻撃を失敗扱いにする。 |
手のひらに空いた穴から、飲用水を無限に出すことができる特性。副作用として、眉毛が太くなり、肌が若干浅黒くなる。 |
| 56 |
2 |
繊細触手(デリケ) |
腕 |
健全 |
誘発 |
〔操作〕または〔狡猾〕の判定を行うときに使用できる。通常のダイスを振った後、その結果が不満足なら、もう3回2D6を追加で振り足すことを選んでもよい。ただしこの追加で振り足した分の2D6においては、2のゾロ目もファンブルとなる。 |
小さな穴に侵入して、繊細な作業を行うことができる微細な触手。人差し指の先に繊毛のように生えている。細かすぎて、誰かに気付かれる可能性は限りなく低い。 |
| 57 |
2 |
御見透視(スキャニングアイ) |
目 |
健全 |
誘発 |
拾得表を振るたび、出た目を記録しておく。過去に振ったことがある表で、過去に出た目と同じ目が出たときに使用できる。判定を一度だけやり直してもよい。 |
空間をスキャニングし、画像記憶として頭に保存していつでも書物を読むように取り出せる特性。完全記憶能力の真似事とも言えるかもしれない。副作用として、カメラのシャッターのような切れ目が目の中に生まれる。門番の前では目ェつぶっとけ。 |
| 58 |
2 |
不意角(サドンドス) |
頭 |
健全 |
誘発 |
種別:近接の攻撃を防御したときに使用できる。攻撃した敵に、回避・防御できない5点のダメージを与える。 |
ノーモーションで頭から角を生やし、近くの敵を刺し殺す特性。副作用として前歯が二本ほど犬歯に変わる。 |
| 59 |
2 |
人間電池(セルフバッテリー) |
肉体 |
歪 |
常在 |
この特性を持つキャラクターに近接攻撃で攻撃し、ダメージを与えたキャラクターは、〔見識〕で最大値8の判定を行う。失敗したなら、回避・防御できない3点のダメージを受ける。 |
適度な電流を体から自由に発生させることができるようになる特性。 |
| 60 |
2 |
注油管(リフューリンガー) |
背中 |
醜 |
誘発 |
誰かが特殊:炎を持つ攻撃に成功したときに使用できる。その威力を1、精度を1上げる。 |
尻尾のように生えた管から、ガソリンを供給することができるようになった。発火性の攻撃と一緒に使えば、威力を激増することができる。 |
| 61 |
2 |
伝染改造(メタモル・インフェクション) |
肉体 |
醜 |
起動 |
ブレークタイムに、アイテム一つを選択して使用する。このセッションの間、そのアイテムが状態異常を持つたびに、それを無効にし、そのセッションの間、その武器の破壊力を1上げ、精密性を1下げる。後者の効果は累積しない。 |
メタモライザを機械や道具にも伝染させ、その環境適応力を限定的に適用させる。これを注入された物体は、一定時間に限り自動で修復・改良を行う機能を得る。メタモライザ注入のため、指先に針のようなノズルが出現するようになる。 |
| 62 |
2 |
無害証明(イノセンスハック) |
精神 |
健全 |
常在 |
キャラクターが関門の処理を行う時、出た目から-1してもよい。 |
電子機械にアクセスし、その認識を都合の良いように書き換える特性。この特性を獲得すると、脳の一部がICチップに変換される。 |
| 63 |
2 |
冷製護謨(フリーズドライ) |
腕 |
歪暴 |
誘発 |
攻撃を受けたとき、『液体』を持つアイテム一つを消費して使用できる。〔狡猾〕で目標値9の判定を行い、攻撃の精度以上の成功数を得られたなら、攻撃を無効化し、攻撃した相手に全く同じ攻撃を行う。 |
液体を凝固させ、この際に一定の粘度を与える特性。手で触れることによって効果を発揮する。副作用として爪の先が青白く輝きを放つようになる。この特性を使っている限り、あらゆる液体を不随意でゴム状にしてしまうため、プールに行くことはできなくなるが……第三階層の人間にとってプールなど昔から無縁のものだ。 |
| 64 |
2 |
拝天掌(ハレルヤ) |
腕 |
醜 |
起動 |
ブレークタイムかアクション・ステップに使用する。自分以外の目標を一人選ぶ。ブレークタイムなら、そのキャラクターの泥臭さを1点回復する。戦闘中なら、そのキャラクターが自分と隣接するマスにいる場合、〔狡猾〕で最大値9の判定を行う。成功したなら、そのキャラクターがこのラウンドに命中の判定を行う時、精度は最終的な値から-2される。 |
掌から太陽光に似せた輝きを放つ特性。この光を浴びたものは強制的にセロトニンを分泌させられ、落ち込んでいた気持ちも自然に上向いていく。目くらましとしても有用。 |
| 65 |
2 |
碇帯(ステイシス) |
胴体 |
醜 |
誘発 |
戦闘中何らかの理由で移動した時に使用できる。移動する前にいたマスを記録する。以後、各ラウンドの開始時に望むタイミングで、キャラクターが移動可能ならば、記録したマスに戻ることができる。また、種別近接・破壊力8・精密性8・レンジ1・アングル1の武器としても使用できる。 |
へそを起点として、鎖で繋がれた碇を作り出す特性。碇は自分の意志である程度自由に操ることができ、吹き飛ばされつつある体を元いた場所に踏みとどまらせることができる。碇の貫通力は中々なので、自分より重いものを固定するためにも使える。鎖部分は体内にしまうことができるが、碇部分は常に露出されている。 |
| 66 |
2 |
蒸奇々感(スキームパンク) |
背中/腕 |
醜 |
起動 |
アクション・ステップに、『液体』を持つアイテム一つを消費して使用する。このラウンド中に、自分や隣接する味方のキャラクターが攻撃を受けるとき、命中の判定の目標値は3上昇する。 |
背中に吸水口が作られ、そこから吸い上げた水分を指先の噴霧口から噴射、目くらましとして噴射する特性。霧の中に色素を織り交ぜることで、簡単な幻覚を作り出すこともできる。 |
| 67 |
2 |
看破眼(チアーズ・アイ) |
目 |
健全 |
誘発 |
命中の判定を行う時、泥臭さを1点消費して使用できる。自分の命中の判定にかけられたあらゆるプラスの補正を0にする。 |
まやかしを見定め、正しい姿を捉えることができる超視力。あまりにも見えすぎるため、多用は疲労を招く。副作用として、アルコールが大好きになる。なお、ゲットー005ではアルコールの摂取は禁止されている。 |
| 68 |
2 |
懐中不在(アウトオブレンジ) |
肉体 |
醜 |
常在 |
自分が攻撃を受けたときと、自分が攻撃を行う時、レンジが離れていることによる命中判定のプラス補正を二倍にする。 |
自分を中心として力場を発生させ、一定空間に入ってこようとするものを押しのけようとする斥力を生み出す特性。固形物を変形させるほどの力はないが、近づいてくる銃弾をはねのけたり、液体をかき分けて濡れずに川を渡ったりするのには使える。 |
| 69 |
3 |
結界決壊血塊(ブライデント) |
血液 |
暴 |
常在 |
1点以上のダメージを受けた時、周囲8マスに威力7+ダメージ量、精度3の攻撃を行う。 |
体から漏れ出た血が超高温に加熱され、周囲に向かって高速で飛散するようになる。大きな傷口を体に開ければ、そこから噴き出す血流は必殺の槍として敵に炸裂するだろう。自分ですら制御できない力になるので、扱いには注意が必要だ。 |
| 70 |
3 |
大鵬翼(ワールドウィング) |
背中 |
醜 |
常在 |
この特性を持つキャラクタこの特性を持つキャラクターを攻撃する際、レンジとアングルがそれぞれ1遠いものとして扱い、攻撃の判定の目標値は1上がる。この効果は、そのキャラクターが単独でPCの中で最も上のマスに位置している場合機能しない。また、この特性を持つキャラクターがいるなら、『故障』を無視してドライブの判定を行ってもよい。 |
巨大な翼を背中に生成し、空を飛行する能力。重たいものであっても軽々と持ち上げられる。 |
| 71 |
3 |
屠竜尾(ドラゴンスレイヤー) |
背中 |
醜 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。種別近接・破壊力11・精度9・レンジ1・アングル2・特殊:なしの攻撃を行う。 |
巨大な鋼の尾による刺突。その威力は、巨大な竜すらも一撃で屠るほど。副作用として、全身が竜を模した姿に変わる。激しい動きをしなければ人間の姿に戻ることもできるが、巨大な尻尾だけは隠すことができない。 |
| 72 |
3 |
風来防壁(パーシャルディスタンス) |
脚 |
歪醜 |
常在 |
レンジ2以上の武器による攻撃を受けたとき、その威力が8未満なら、精度を3下げる。威力が10未満なら、精度を2下げる。威力が12未満なら、精度を1下げる。(精度が0未満になった攻撃は失敗する。) |
両足の膝付近に空いた大きな通気口から、周囲を取り巻く空気の壁を作り出す。生半可な銃火器なら、その弾道を大きく逸らすことが可能だろう。 |
| 73 |
3 |
流動者(メルトセル) |
肉体 |
暴 |
誘発 |
攻撃を受けたときに使用できる。生命力を2点支払うことで、回避の判定を行わず攻撃を回避できたものとすることができる。 |
体を液状に変え、流動することによって攻撃を回避できる特性。気を抜くと体がスライムのように溶けてしまうので、常に集中していなければならず、大変気疲れする。また、受け流す際にどうしても体の一部を飛ばされてしまうのはどうしようもない。 |
| 74 |
3 |
透明人間(ザ・モブ) |
肉体 |
健全 |
常在 |
他の『透明人間(ザ・モブ)』を持たないキャラクターが行動不能になっていない状態で、ボーダーラインの側にいないこのキャラクターを攻撃の目標にすることはできない。また、スニーク判定に失敗した場合、1回まで判定をやり直すことができる。 |
影が極端に薄くなる特性。普通にしていたら、誰にも気付かれないくらい薄くなる。道を一人で歩くと踏まれたりぶつかられたりする可能性が跳ね上がるので、この特性を手に入れた後は必ず誰かと一緒に渡るようにしよう。 |
| 75 |
3 |
灼熱護法(メルトヴェール) |
肉体 |
醜暴 |
常在 |
この特性を持つキャラクターへの遠距離攻撃の威力を5点減らす。この特性を持つキャラクターが行う全ての近接攻撃に『炎』の特殊効果が付与される。各ターン、ラウンドの開始時に、このキャラクターや共に行動するキャラクターは全員回避・防御できない2点のダメージを受ける。 |
肉体が超高温を放ち、飛来する銃弾の類を全て一瞬で溶かしてしまう。近づくものも焼き焦がし、一挙一動が炎を帯びる様はまさに無敵。しかし余りに強すぎる炎は、時として自分自身を焼き尽くしてしまう。 |
| 76 |
3 |
代用部位(スペアリム) |
肉体 |
醜暴 |
起動 |
この特性を持つキャラクターのPLは、直前に受けたダメージをメモしていなければならない。アクション・ステップに使用する。〔頑強〕で、最大値15-現在の生命力を達成したなら、ひとつ前の攻撃で受けたダメージと等しい点数の生命力を回復する。 |
壊された部位を捨てて、新しい部位を作り出すことができる特性。再生にはある程度の集中が必要だが、使い続ける限りまず死ぬことはないだろう。副作用として、全身が緑色に染まってしまう。 |
| 77 |
3 |
再構築者(リビルダー) |
肉体 |
暴 |
誘発 |
生命力が減ったとき、泥臭さを1点消費することで使用できる。〔頑強〕で目標値8の判定を行う。成功回数分、生命力を回復する。ただし、減った生命力以上に回復することはできない。この特性に覚醒したラウンドは、泥臭さを消費せずにこの特性を使用できる。 |
異常な速度の再生能力。傷ついた側から泡が湧くように塞がっていく。傷が治るために針で刺したような鋭い痛みが走ることさえなければ、言うことなしなんだけどな。 |
| 78 |
3 |
最盛同期(シンクアンドリプレイ) |
胴体 |
健全 |
誘発 |
キャラクターの攻撃に対して防御または回避の判定を行った結果、1点以上のダメージを受けた時、またはスニーク判定に失敗した時、泥臭さを2点消費することで使用できる。その判定をやり直させる。この特性に覚醒したラウンド(スニーク判定の失敗直後)は、泥臭さを消費せずにこの特性を使用できる。 |
時間を数秒だけ巻き戻し、失敗した未来に再挑戦する特性。副作用として、胸部に時計の紋様が刻み込まれる。 |
| 79 |
3 |
生存依存症(ライブホリック) |
精神 |
健全 |
誘発 |
キャラクターの攻撃によって生命力が0点になったとき、泥臭さを全て消費することで使用できる。消費した泥臭さの回数分1D6を振り、一回でも4,5,6が出たなら、その攻撃がこのキャラクターに与えたダメージが0だったものとして、それに相当する生命力を回復する。 |
生きているという状態に縛られ、そこから抜け出せなくなる特性。発動してからしばらくは魂が切れたようにまどろむので、狙い目はそこか。副作用として、目の下に鮮やかな青色の隈ができる。このくらいなら化粧の範囲で誤魔化せるレベル。 |
| 80 |
3 |
永遠存在(エターナル・ゴー) |
肉体 |
健全 |
常在 |
戦闘中に生命力が0点以下になっても戦闘不能にならない。戦闘終了までに生命力が1点以上にならなければ死亡する。 |
どれだけ傷だらけになっても、腕や脚が吹き飛んでも、決して意識は消えず動き続ける特性。永久に動き続けられるわけではなく、長時間動きすぎるとエネルギーが切れて永久に活動を停止する。副次効果として、痛覚が鈍くなる。 |
| 81 |
3 |
屍行進曲(リッチー・オーケストラ) |
肉体 |
歪醜暴 |
起動 |
〔頑強〕か〔異形度〕で最大値9の判定を行う。成功した場合、『執念状態』となる。この特性を持つキャラクターが死亡条件を満たしたとき、このキャラクターが『執念状態』なら、生命力が1点かつ行動不能の状態で死亡を無視することができる。この特性に覚醒したラウンドは、既に『執念状態』であるものとして扱う。 |
執念で生にすがりつき、死んだまま動き続ける特性。実質ゾンビのようなものだが、肉体的にも精神的にも、生きている人間と何も違いはない。では死んだまま? とはということになるが、それは哲学的な話題なのでまた別の機会にすることにしよう。 |
| 82 |
3 |
第云存在(スワンプマン) |
肉体 |
健全 |
誘発 |
この特性を持つキャラクターが死亡条件を満たしたとき、1セッションに1回まで使用できる。プレイヤーは、生命力と泥臭さが最大値まで回復していること以外全く同じキャラシートの別のキャラクターをゲームに参加させてもよい。そうした場合、このキャラクターは完全にロストし、あらゆる方法で復活させることができなくなる。 |
死の瞬間、自分と全く同じ存在を作り出す特性。自意識は連続しないが、作り出した存在は死ぬ直前の自分と全く同じ記憶を持っているので、傍目から見ると全く違いは分からなくて、本人にも偽物の自覚はなく……。副作用として、定期的に耳から泥のような汁がこぼれるようになる。 |
| 83 |
3 |
沈静一角(ドクターホーン) |
頭 |
醜 |
起動 |
ブレークタイムに使用する。PC一人を選ぶ。このセッションの間、そのPCの〔擬態〕が1上がる。この効果は累積しない。 |
薬効成分のある角が生える。メタモライザが暴走したときの沈静化に役立つ他、一時的にメタモライザの機能を大きく抑制する働きも持つ。削り出して煎じて飲むのが基本的な摂取方法。削る際には多少の痛みを伴うが、削った端から新しい角が生えてくる。 |
| 84 |
3 |
樹脂樹形(レジンマザー) |
背中 |
暴 |
起動 |
ブレークタイムに使用する。種別:近接の武器一つを選ぶ。破壊力が1下がり、精密性が1上がっていることを除き、同じ効果を持つ武器を一つ生成する。 |
背中から生えてくる樹木型の樹脂から、様々な物品を産み落とす特性。要するに3Dプリンタのような能力。樹脂の樹は体内に収納可能。副作用として、肩甲骨の付近に脂肪がつきやすくなる。 |
| 85 |
3 |
鉄板変形(ブリッジ) |
肉体 |
健全 |
起動 |
アクション・ステップに使用できる。『装甲』5を得、『鉄板状態』になる。この状態である限り、キャラクターは『鉄板状態を解除する』以外、全ての行動を行えなくなる。同じマスにPCがいる場合、そのキャラクターは『鉄板状態』のキャラクターを『装甲』5の防具として使用してもよい。 |
全身を丈夫な鉄板に変える特性。鉄板になっている間は殆どの攻撃を受け付けないが、自分で動くことも出来ない。通常時、胸板が若干平たくなる。女性なら貧乳になる。 |
| 86 |
3 |
人肉工場(デリカテッセン) |
肉体 |
健全 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。あなたがいるのと同じマスに、生命力10点のオブジェクトを一つ設置する。見識が0以下の適応獣(アダプター)がランダムに攻撃対象を選ぶとき、そのオブジェクトも候補に入るようになる。 |
自分と全く形をした、命だけがない肉の人形を作り出す特性。粗野な適応獣(アダプター)を誘導するには十分だろう。 副作用として、体が若干脂ぎる。 |
| 87 |
3 |
迅雷激霆(エレキサンドライト) |
腕 |
醜 |
起動 |
アクション・ステップに、泥臭さを1点消費して使用する。種別遠距離・破壊力10・精密性7・レンジ4・アングル2・特殊:貫通の攻撃を行う。 |
両手を空に掲げることで、空から雷を降り注がせる特殊能力を得る。副作用として、両手が黄金色に染まり、まるで金属でできているかのような光沢すら生まれる。 |
| 88 |
3 |
落下不全(ノーフォール) |
肉体 |
醜暴 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。今から1D6ラウンドの間、全てのキャラクターの回避判定の目標値が2上がる。 |
重力を漂わせ、あらゆるものが軟着陸する独特な力場を作り出す特性。低重力の空間は俊敏な動きを阻害し、回避を難しくする。副作用として、全身が真っ青に染まり、紫色の血が流れるようになる。 |
| 89 |
3 |
破城槌(マッシュショット) |
脚 |
歪醜 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。種別近接・破壊力11・精密性7・レンジ1・アングル1・特殊:鈍器の攻撃を行う。この特性を使って攻撃を行う時、精度は2以上にならない。 |
足に巨大な金槌を作り出し、高い推進力を与えて振り抜く特性。大振りだが、破壊力に関しては相当なもの。 |
| 90 |
3 |
流星(シューティングスター) |
腕 |
歪醜 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。種別遠距離・破壊力8・精密性6・レンジ3・アングル2・特殊:爆発の攻撃を行う。 |
燃えさかる岩の弾丸を利き手の手のひらの中に生成し、それを謎の推進力で打ち出す特性。利き手が岩の塊に変化する副作用を持つ。 |
| 91 |
3 |
飛躍結界(テレポーテーション) |
腕 |
歪醜 |
誘発 |
攻撃を受けたとき、泥臭さを1点消費することで使用できる。方向を、上下左右から一つ選ぶ。自分と、周囲八マスに存在する全てのキャラクターを、指定した方向に移動させる。この移動でボーダーラインを超えることはできない。移動の結果、攻撃のレンジ(アングル)の範囲外に出たとき、その攻撃は失敗する。 |
近距離範囲で周りのものを巻き込みながらテレポートする特性。連発は難しい。副作用として衣服全般に対する過敏症を発症し、顔以外に着衣できなくなる。 |
| 92 |
3 |
轟震粉砕(グランドクエイク) |
脚 |
健全 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。フィールド上にある『巨大』を持つエネミー全ては、〔狡猾〕で最大値9を達成できなければ、生命力が半分になる。また、この特性を持つキャラクターが行う系統『脚』を持つ攻撃の破壊力は+3される。 |
震脚の要領で周辺一帯に軽い地震を起こし、巨大な適応獣(アダプター)に大ダメージを与える特性。脚の力が異様に高くなるので、どこを歩いても足形を残してしまう体質になってしまう。 |
| 93 |
3 |
虐殺紫霧(ジェノサイドミスト) |
肉体 |
歪醜暴 |
常在 |
毎ラウンド、毎ターンの開始時に、この特性を持つキャラクターと同じ場所(フィールド)にいるキャラクターは1D6を振る。その数字がそれまでの経過ターンより少なければ、そのキャラクターの生命力は0になり、戦闘不能になる。このキャラクターと同じマスにいるキャラクターは、その影響を受けない。 |
全身から、体を麻痺させ死に至らしめる猛毒を噴出させる。どこに触れても死に繋がるほどの猛毒だが、唯一右手だけは、この毒を中和させる解毒剤を分泌している。 |
| 94 |
3 |
恒久血漿(プラチナダート) |
血液 |
醜暴 |
常在 |
特殊:『切断』を持つ攻撃を受けて生命力が1点以上減少したとき、次のラウンドの開始時に生命力を3点回復する。ただし、攻撃によって受けたダメージより多く回復することはできない。 |
血を凝固させ、劣化しない接着剤を作り出す特性。副次作用として、体に受けた傷もすぐに血が塞がるようになる。うっかり無関係の場所に血が垂れたりすると、思わぬ大惨事に繋がったりするので注意。 |
| 95 |
3 |
爆誕(バーストデイ) |
肉体 |
健全 |
起動 |
アクション・ステップに使用可能。自分に対して破壊力7・精密性9・特殊:爆発の攻撃を行う。また、この特性を持つキャラクターは「爆発」の特殊効果を持つ攻撃によるダメージを受けない。 |
爆発する卵を産み落とすことができるようになる特性。生み出す場所は肉体のどこからでも好きなように調整できる(ただし、掌などの穴のない場所から生み出すことはできない)。排出した爆弾は数秒で爆発する。ビークルの下で使えば推進力として使うことも可能。 副次効果として、爆発に対する耐性を得る。 |
| 96 |
3 |
竜巻脚(ツイストシューター) |
脚 |
健全 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。種別遠距離・破壊力7・精密性9・レンジ2・アングル2・特殊『攻撃の判定に成功したなら、攻撃を行ったキャラクターと目標のキャラクターを結ぶ直線上にあるキャラクターにも同じ威力・精度の攻撃を行ったものとする』の攻撃を行う。 |
蹴るような動きをするたびに、爪先から小規模な竜巻を生み出し、飛ばすことができるようになる特性。副作用として、脚全体の毛が常に鳥肌立った状態になってしまう。まあ見た目としてはさほど問題ないだろう。 |
| 97 |
3 |
爆指閃刻(エクスプロフェシー) |
腕 |
健全 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。マスひとつか、キャラクターを指定する。2ラウンド後に、そのキャラクターを中心にして威力10・精密性4・特殊:爆発の攻撃を行う。 |
指さしたものを、数十秒後に爆発させる超常の特性。敵を直接指さすと、相打ち覚悟で突撃されたときに困る。逆にその辺のものを指さしたなら、爆発する前に範囲外に逃げられてしまうことがある。その場その場で何を指さすかは慎重に。副作用として、目が真っ赤に輝くようになる。 |
| 98 |
4 |
巨人化(タイターン) |
肉体 |
歪醜暴 |
常在 |
〔筋力〕〔頑強〕を使って判定を行う時、2D6を5回多く振る。〔狡猾〕〔尊厳〕を使って判定を行う時、2D6を振る回数が3少なくなる(1未満にはならない)。生命力の上限が10点増える。この特性を持つPCがいる状態で、ドライブの判定を行うことはできない。戦闘中、この特性を持つキャラクターがいるマスに、他のキャラクターは移動できない。 |
天を衝くほどの巨人になり、あらゆる脅威から仲間を守る盾となる。 擬態しなければ当然大きいままなので車にも乗れない。 |
| 99 |
4 |
冷血管(クールエール) |
血液 |
醜暴 |
常在 |
1点以上のダメージを受けた時、自分と隣接するマスにいるキャラクターは全員1D6を、ダメージの点数に等しい回数振る。5か6が一回出るごとに、そのキャラクターは『凍結』状態になる。 |
血に急速冷凍効果を持たせ、自分の体以外で血に触れたものを一瞬で凍り付かせる超常の特性。あまりにも強力すぎる力のため、少し傷つくだけでも思わぬ副次災害を発生させる可能性がある。副作用として、血液そのものが青白く変色する。 |
| 100 |
4 |
適応解除(バックトゥネイチャー) |
肉体 |
暴 |
誘発 |
種別:直接攻撃を持つ攻撃が成功し、適応獣(アダプター)であるエネミーに1点以上のダメージを与えたときに使用できる。そのキャラクターの生命力を0にする。この効果で生命力が0になったエネミーの生命力が1以上になることはない。各ラウンドの終了時、生命力を1D6-3(最低1)減少させる。生命力が0になったとき、このキャラクターはロストする。 |
適応獣(アダプター)の融合に干渉し、機械部分と動物部分を無理やり分離させて死に至らしめる禁断の能力。何らかの形で接触することによって効力を生じる。ただしこの力、メタモライザを取り込んでいる当のスカベンチャー本人の肉体にも悪影響を与える。うっかりすると死に繋がることすら…… |
| 101 |
1 |
真意看破(サイコメトリー) |
精神 |
健全 |
常在 |
〔見識〕を使ってアクシデント判定を行う時、その目標値が1下がる。 |
触れたものの『作者』が、それを作ったとき何を考えていたかを読み取ることができるようになる特性。クイズ本やパズルに触れると、答えが直接分かってしまったりする。副作用として、慢性的な鼻づまりになる。 |
| 102 |
1 |
吸毒気孔(クリーンフィルタ) |
肉体 |
歪 |
常在 |
〔筋力〕で判定を行う時、振れるダイスの数が1個少なくなる。また、この特性を持つキャラクターがいるなら、各キャラクターが持つ『毒素チェックの通過』に関係する特性の持続ターン数が1多くなる。 |
全身を、周囲の毒物を吸引し濾過するフィルターへと変貌させる特性。外見上は殆ど変化がない。この特性に覚醒している間は、体重が通常の1/10程度に低下する。 |
| 103 |
1 |
針名人(イトモタヤスク) |
腕 |
健全 |
常在 |
『徒手空拳』の破壊力+1。また、『徒手空拳』による攻撃が成功して、目標に1点以上のダメージを与えたなら、次のラウンドのムーブ・ステップにおける目標の〔狡猾〕は1になる。 |
手首から糸を出し、爪を針に変貌させて、巧みな縫い仕事ができるようになる特性。技術は本人依存……と見せかけて、どうやらいっぱしの放哉技術がつくところまでセットらしい。攻撃手段としても使用可能で、針で突き刺し、糸で縫って動きを阻害する。変化は微細なので、あまり気付かれにくい。 |
| 104 |
1 |
常在洗浄(アクアダスター) |
肉体 |
健全 |
起動 |
ブレークタイムまたはアクション・ステップに使用できる。周囲八マスと自分のいるマスにいるキャラクターが持つ全ての『汚濁』『腐食』を取り除く。 |
好きな毛穴から、それなりの勢いの水流噴射を行うことができるようになる特性。噴射の際には痛みを伴う。副作用として、髪が緑色に染まる。染髪は第一階層ではあまり良い顔をされないが、第三階層の人間がどんな身なりをしていようと誰も気にとめないので心配は要らない。 |
| 105 |
1 |
禿頭妙(ザ・ブリリアント) |
頭 |
健全 |
常在 |
このキャラクターを目標にして行うあらゆる攻撃の判定の目標値は2上がる。 |
髪の毛が全て抜ける代わりに、頭皮が異常な輝度で輝き出す特性。それはまるで地上に舞い降りた太陽の如し。あまりの神々しさに周りは目をつぶらずにはいられなくなるだろう。ちなみに「擬態」すると一瞬で毛が生えそろう。そっちの方が化け物じみているのでは? |
| 106 |
2 |
誘導角(ヘッドアース) |
頭 |
歪醜 |
常在 |
『金属製』を持つエネミーが自分に攻撃したとき使用できる。〔異形度〕で目標値7の判定を行い、1成功以上を獲得したなら、その攻撃は判定を行わず失敗する。3成功以上を獲得したなら、攻撃したエネミーに回避・防御できない3点のダメージを与える。 |
強力な電磁気を発するアンテナ型の角を頭に生やし、金属類を頭上へと誘導する。使いこなせばおびき寄せられた適応獣を角で一突き、仕留めることも可能になる。 |
| 107 |
2 |
電磁気網(マグネット) |
肉体 |
暴 |
誘発 |
アクション・ステップの開始時に、泥臭さを1点消費して使用できる。望む数のエネミーを選び、それらをボーダーラインを超えない範囲で1マス下に移動させる。また、ドライブ中にキャラクターがこの特性に覚醒した場合、ビークルが『故障』する。 |
肉体そのものを磁石に変え、自分の周囲に強力な磁場を発生させる特性。引き寄せたい金属に磁気を埋め込み、近づけることもできる。機械類に近づくとぶっ壊れることになるので、ドライブ中に覚醒したりすると目も当てられないことになる。 |
| 108 |
2 |
腐乱人形(フランドール) |
肉体 |
健全 |
常在 |
このキャラクターと同じマスか、周囲8マス以内にいる、このキャラクター以外の〔見識〕が1以上のキャラクターが振ることが出来る2D6の個数が2少なくなる。ただし、1回以上だったものが1回未満になることはない。 |
体臭が腐敗臭になる。周りの調子を崩すことができるが、それは果たしてメリットと呼べるのだろうか。デメリットは……もうこの特性そのものがデメリットと読んで差し支えないだろう。 |
| 109 |
2 |
羽毛触手(フェザータッチ) |
背中 |
醜 |
誘発 |
攻撃の目標になった時に使用出来る。〔狡猾〕で最大値9の判定を行い、成功すると、その攻撃の威力を7下げる。 |
背中から巨大な翼を生やす。この翼は空を飛ぶことには使えないが、代わりに分厚い羽毛の一本一本を自在に動かすことができる。羽毛を最大限使いこなせば、大方の物理攻撃を受け止めることができるようになるだろう。 |
| 110 |
2 |
獣性剛毛(ストロングファー) |
皮膚 |
醜 |
常在 |
『装甲』2を得る。また、自分を目標とした攻撃の精度が2点未満なら、その攻撃は自動的に失敗する。 |
獣のような濃密な体毛で全身を包み込み、防御力を高める特性。当たりが甘い攻撃なら、あっさりと無効化してしまう。副作用として、食の嗜好が肉に寄り、野菜が苦手になる。 |
| 111 |
2 |
融合騎乗(ライドユニオン) |
尻 |
醜 |
常在 |
ドライブの判定を行う時、使用できる。『泥臭さ』を1点消費すると、この判定においてファンブルは「失敗」扱いとなる。 |
電源プラグのような尻尾が生えてきて、それを挿した乗り物と体の一部を融合させ、手足を操るように操作できるようになる特性。発動中はまるで体の一部のように乗物を動かせるようになるが、精神力を大幅に消費する。 |
| 112 |
2 |
吐瀉塗料(ピュークペイント) |
口 |
健全 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。レンジ2・アングル2の範囲内のキャラクター一人を選ぶ。そのキャラクターの〔尊厳〕は、戦闘が終わるまで0になる。 |
口から塗料を吐き出すことができるようになる特性。ぶちまけられた相手は、どんな外見だろうと一様に一色に染められることとなり、これでは尊厳などあったものではない。副作用として、歯が全て真っ青に染まる。 |
| 113 |
2 |
絶対美貌(ハイエンドビューティ) |
顔 |
健全 |
常在 |
自分が『デート』を行う時、追加で2D6を3回振る。 |
誰もが認める黄金比的な美しさを体現させる。有無を言わさぬ美しさを前にしては、誰もが関係を進めることを厭わなくなるだろう。元の外見を全く失ってしまうことが副作用と言えば副作用だが、それを気にしない人間ならデメリットはない。 |
| 114 |
2 |
腕骨銛(アームハプーン) |
腕 |
健全 |
起動 |
アクション・ステップに、〔生命力〕を1点消費して使用する。種別遠距離・破壊力7・精密性8・レンジ3・アングル1・特殊効果:貫通の攻撃を行う。 |
腕の骨を鋭利な銛のようにして射出することができるようになる特性。射出した骨は数秒で生え直す。副作用として、歯並びが悪くなる。 |
| 115 |
2 |
鉄人(メタルマン) |
肉体 |
醜暴 |
常在 |
この特性を持つキャラクターは、『装甲』3を得る。 |
全身を金属そのものにする特性。こうなってしまっては、そんじょそこらの攻撃は通らない。関節はジョイントで再現されているので身動きするのに支障はないが、体温が気温の影響を著しく受けやすくなるので、体調に影響を及ぼしやすくなる。 |
| 116 |
3 |
疲労声配(タイアンプ) |
喉 |
歪醜暴 |
常在 |
『疲労声配(タイアドンプ)』を持たない全てのキャラクターが振ることができる2D6の数が1少なくなる。『疲労声配(タイアドンプ)』を持つキャラクター同士であれば、異なる場所にいる者同士でもコミュニケーションを行える。 |
自分の声質を改造し、遠くであっても近くであってもほどよい大きさで聞こえるようにする特性。ただし、それを言語として理解できるのは同じ言葉を操れる者のみ。それ以外の相手に対しては、不快で活力を奪う妨害機能としてしか機能しない。 |
| 117 |
3 |
剣山見参(ニードルボール) |
肉体 |
健全 |
起動 |
周囲8マスの全てのキャラクターに対して、近接・破壊力9・精密性8・特殊:貫通・連射の攻撃を行う。 |
全身から腕ほどの太さの鋭い針を作り出し、周囲にあるありとあらゆるものを無差別に串刺しにすることができるようになる。副作用として、指という指が逆むけだらけになる。 |
| 118 |
3 |
車両転身(アイアムビークル) |
肉体 |
暴 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。以後、戦闘が終わるまで、①『装甲』3を修得し、②あらゆる武器が使用不能となり、③『突撃(種別近距離・破壊力9・精密性9・レンジ1・アングル0・種別:直接攻撃・鈍器)を行うことができるようになる。これは特性による攻撃として扱う。また、この特性を持つキャラクターがチームにいるなら、『故障』を無視してドライブの判定を行ってもよい。 |
文字通り、車両に変身することができるようになる特性。車両の規格は自分が過去に見たことのある車両に限られるので、多くのスカベンチャーが変身できるのはスタンダードなビークル。体臭が油臭くなるのが欠点。 |
| 119 |
3 |
昇天大霧(フライングミスト) |
肉体 |
歪醜 |
起動 |
アクション・ステップに、『泥臭さ』を1点消費して使用する。周囲9マス(自分がいるマスも含む)にいる望む数の目標を選ぶ。次のラウンドまで、選ばれたキャラクターを目標にした全ての判定の目標値が2上がる。 |
蓮のように空いた全身の穴から蒸気を噴き出し、周囲のあらゆるものを一斉に空中に巻き上げる能力。指向性を持たせることもできる。緊急回避や跳躍など、使い道は無限大。この特性の見た目がグロテスクすぎたので、本データ集のイラストが規制されたともっぱらの噂。 |
| 120 |
3 |
廃人光線(マイセルフブレイカー) |
腕 |
醜 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。種別遠距離・破壊力0・精密性7・レンジ2・アングル1・特殊:この攻撃が命中したエネミーの〔見識〕は0になり、その戦闘中の行為判定で振ることができるあらゆる2D6の回数は、減少した〔見識〕に等しい回数減る。 |
精神を崩壊させ、理性を奪い取る禁忌の光線を右腕から放つことができるようになる特性。利き手にかかわらず放つ腕は右腕である。対人であれば無類の強さを誇るが、元より理性のない相手にはほぼ無用の長物。右腕が、グレイ型宇宙人のようなか細く不気味な腕になってしまう副作用がある。なお、筋力は変わらない。 |
| 121 |
4 |
怪獣化(テリブル) |
肉体 |
暴 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。この戦闘中、生命力の最大値が二倍になる。生命力を全て回復する。以後戦闘が終わるまで、①あらゆる近接武器の破壊力が+3され、②あらゆる遠距離攻撃を使うことができなくなり、③「種別遠距離・破壊力9・精密性8・レンジ4・アングル2・特殊効果:炎」の攻撃を行うことができるようになる。この攻撃は特性による攻撃として扱う。 |
文字通り、到底人間とは呼べないような人外の怪獣に変身する特性。普段は人間のような姿を取り繕うことも可能だが、瞳が爬虫類のようになることだけは隠せない。 |
| 122 |
4 |
一騎当千(マッハアンドパワフル) |
肉体 |
暴 |
常在 |
〔筋力〕〔頑強〕〔狡猾〕で振ることができる2D6の数が二倍になる。 |
肉体強度が飛躍的に強化され、超人的な膂力・速度を体得できる特性。見た目には何の影響もないように見えて、ある意味一番大事なものが大きく減少している……そう、寿命だ。この特性に目覚めた者の平均余命は、擬態するとせざるに関わらず五年。もっとも、スカベンチャーならどのみちそれまでに死ぬかもしれないが。 |
| 123 |
4 |
機動禁則(バックトゥビルド) |
肉体 |
暴 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。破壊力0・精密性9・レンジ2・アングル1・特殊:全体攻撃・『この攻撃が命中した全てのエネミーを『気絶』させる』の攻撃を行う。また、関門の処理を行う直前、〔頑強〕で目標値9の判定を行う。セッション中にこの特性を使用した回数以上の成功回数を得られなければ、このキャラクターはロストする。 |
体内のメタモライザの一部を適応獣(アダプター)に噴射し、適応獣(アダプター)内部に存在する適応因子とメタモライザの衝突を引き起こすことで、適応獣(アダプター)を、獣と融合する前のただのものの状態に戻すことができる特性。自分自身にも跳ね返って、自分自身とナノマシンの境目が消滅し、自我を失ってしまう危険もある。 |
| 124 |
1 |
誘蛾糖(アメイジング・グレーズ) |
腕 |
健全 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。エネミー特性『虫』を持つエネミーは、この戦闘中可能ならばこの特性を持つキャラクターを必ず攻撃する。 |
両手から甘い香りを漂わせる蜜を分泌できるようになる特性。周囲の香りをかき消したり、虫系の適応獣(アダプター)を引き寄せるために使える。副作用として甘い蜜を出していない時から体臭が甘ったるくなり、周りに奇異な目で見られる可能性がある。 |
| 125 |
1 |
残留語学(ラーンゲージ) |
腕 |
健全 |
誘発 |
『拾得表』で種別:古物のアイテムを一つ手に入れた時、使用できる。もう一度『拾得表』を振ってもよい。 |
文字に残された残留思念から書き手の意思を読み取り、本来読むことができない文章の意味を理解することができるようになる特性。限定的なサイコメトリー。書き手に感情移入しすぎてしまうので、他人の文章に影響されやすくなってしまう。 |
| 126 |
1 |
怒気放棄(アンガー・オウトロール) |
口 |
健全 |
常在 |
自分を対象としたコミュニケーション判定でPCがファンブルした時、そのファンブルを成功扱いにし、『スクラップ』を一つ手に入れる。 |
怒りの感情を固形物に変えて口から吐き出す特性。吐き出した『怒り』は、鉄によく似た性質を持つ球体金属である。一定以上怒りの感情が溜まる度に自動で排出されるので、解除しない限り何をされても怒れない気質に変わってしまう。 |
| 127 |
1 |
少々消臭(ケスメル) |
肉体 |
健全 |
起動 |
ブレークタイムに使用する。自分かPC一人を選ぶ。前者なら泥臭さ1点、後者なら泥臭さ2点を消費する。この一日が終わるまで、そのキャラクターが〔尊厳〕の判定で振ることができるダイスの数は+2される。 |
体中の毛穴から、消臭成分を含んだガスを噴射する特性。噴射するたびに激痛を伴う。自分の周りに漂わせるのが基本的な使用法だが、他人に吹き付けることもできる。ただし噴射の際の痛みはさらに強くなる。副作用として肌荒れしやすくなる。 |
| 128 |
1 |
逸汎常識(アンコモンセンス) |
精神 |
健全 |
誘発 |
道中フェイズ中、〔尊厳〕で判定を行うときに使用できる。その判定で最大値9を達成していたならば、元の条件にかかわらず、判定を成功したものとして扱う。 |
鼻毛を視認できないほど細い触手に変え、その触手を伝って他人の脳に干渉する特性。対象の常識を書き換えて普通でないことを普通であるように思わせることが可能。至近距離にいる対象が一定期間動きを止めている必要があるため戦闘中には使えない。鼻毛が鼻毛としての機能を失うので、風邪を引きやすくなる。 |
| 129 |
1 |
口調和(トーンユニゾン) |
精神 |
健全 |
常在 |
チャット判定に成功するたび、追加で『接点』を2点得る。 |
他人の口調をトレースし、自分が発しようとした言葉を翻訳することで、同じレベルに合わせて会話ができるようになる特性。相手に親近感を与えることができるようになる一方で、自分が発しようとした言葉と実際に発された言葉の不均衡に、精神を病む場合も珍しくない。 |
| 130 |
1 |
電脳常人(フラッシュモブ) |
精神 |
健全 |
誘発 |
シティークエスト判定を行うとき、使用できる。泥臭さを好きな点数消費する。消費した点数と同じだけ、判定の目標値を下げる。 |
メタモライザ内部に存在するデータベースから、第一階層に関する基礎的な知識をインプットできるようになった。膨大な電子情報に触れることは少なからず精神に影響を与えるため、データベース以外のことに対しての記憶力が低下するというデメリットがある。 |
| 131 |
1 |
傾城等(ケセラセラ) |
肉体 |
健全 |
常在 |
異性に対してコミュニケーション判定を行う時、その目標値が2下がる。 |
体から異性にとって魅力的なフェロモンを放つ特性。異性に対しての会話で有利に立ち回れるようになる。副作用として非常に汗っかきになるので、タオルが手放せない。 |
| 132 |
2 |
飛到眼(アイキャンフライ) |
目 |
歪 |
誘発 |
調査の判定を行うとき使用できる。判定が終わった後引けるアクシデントカードの枚数が二倍になる。ただしファンブルした場合判定は強制的に失敗となり、この特性を持つキャラクターは生命力に3点のダメージを受ける。 |
目だけを体から離れた場所に飛ばし、より高い位置から世界を俯瞰する特性。目は謎の浮遊能力を持ち、100メートル程度離れた場所まで移動させることができる。ただし目を飛ばしている間手元は逆に見えなくなるし、目が攻撃されれば最悪失明の恐れすらある。 |
| 133 |
2 |
常夜爪(ヒプノシスネイル) |
腕 |
歪 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。種別:遠距離・破壊力3・精密性7・レンジ2・アングル1・特殊:催眠の攻撃を行う。 |
手の爪から催眠作用のある毒を分泌し、弾丸のように射出できるようになる特性。爪は射出のたびに生え替わるが、激痛は避けられない。体内に睡眠毒を取り込み続ける関係上、自分自身も睡魔に弱くなる。 |
| 134 |
2 |
小児簡易(ドクター・チルドレン) |
腕 |
歪醜 |
起動 |
ブレークタイムまたはアクション・ステップに使用する。人間を一人選ぶ。〔筋力〕で最大値9を達成したならば、道中フェイズ中なら一日間、活動フェイズ中ならその戦闘が終わるまで、そのキャラクターの全ての基礎値を2下げる(1未満にはならない)。キャラクターを操作するプレイヤーが認めたならば、判定を省略してもよい。 |
指先が注射器になり、そこから薬剤を注入することで大人を子供に変化させられる特性。子供になった者は、体力や思考力に大きな影響が生じ、様々な活動が制限されるようになる。薬剤の効果はおよそ一日程度で切れるため、恒久的な若返りには不向き。 |
| 135 |
2 |
剥離面相(シャッフルマスク) |
顔 |
健全 |
起動 |
ブレークタイムに使用する。1D6を振る。この特性を持つキャラクターの〔尊厳〕は、その値と等しくなる。この特性によって変更した〔尊厳〕は、望むときいつでも元に戻すことができる。 |
顔の皮を剥ぎ取り、全く別の顔に成り代われる特性。剥ぎ取った皮をもう一度被り直せば元の顔に戻ることができる。顔の表面をなぞっただけで簡単に皮が剥がれてしまうので、以後の顔の扱いには注意すべし。内側から現れる新しい面相は、アトランダムに違和感のないものが形成される。 |
| 136 |
2 |
人間水筒(ボトルマン) |
肉体 |
健全 |
起動 |
ブレークタイムに使用する。『飲料水』を一つ手に入れる。 |
体内に空洞を作り、その中に体の水分を絞って作った水を貯蓄できるようになる特性。貯蓄した水は指先の穴からいつでも取り出せる。スカベンチャーの体内を経由しているので、その水質はスカベンチャーの体質に最も合ったもの。 |
| 137 |
2 |
幽霊皮膜(アンチフォトヴェール) |
肉体 |
健全 |
常在 |
チームの誰かがスニーク判定を行うとき、目標値が1下がる。 |
皮膚を拡張し、周辺を包み込んだ上で映像媒体から隠す効果を与える特性。これによって包み込まれた者は写真や映像で記録することができなくなる。副作用として、乾燥肌になる。 |
| 138 |
2 |
粘土面(ネンドロメン) |
顔 |
歪 |
起動 |
ブレークタイムに使用する。〔操作〕で目標値7の判定を行う。このキャラクターの〔尊厳〕の値は、その値と等しくなる。〔操作〕の判定は、ブレークタイムに行動できる別のキャラクターが行ってもよい。 |
顔を粘土のように柔らかくし、自由に形を変えられるようになる特性。美しい顔を作り上げるには相応の素養が必須だが、自分でないものに成り代わるだけなら簡単だ。 |
| 139 |
2 |
尻風船(ヒップバルーン) |
脚 |
歪 |
常在 |
このキャラクターを種別:近接の攻撃手段で攻撃するとき、目標値が1上がる。 |
尻の中に軽いガスを大量に詰め込み、風船のようにして浮力を獲得する特性。ゆっくりとだが浮遊することができるようになる。見た目は最悪に不格好だが、特にリスクはない。使うたびにボトムスが破けるのがリスクと言えばリスクか。 |
| 140 |
3 |
疑似安寧(デミセキュア) |
肉体 |
健全 |
誘発 |
『疑似安寧(デミセキュア)』を持たないキャラクター一人が窮地覚醒するとき、使用できる。その窮地覚醒を打ち消す。ただし、アクシデント処理に失敗したことによる窮地覚醒に対しては、別に誰かが窮地覚醒を行わなければならない。 |
メタモライザを使って他者のメタモライザに干渉し、『危険など発生していない』と錯覚させる特性。不要なタイミングでの発動を防げるが、本当に命がかかっている場面で使ってはならない。また、同じ特性を持つ者に対してはこの特性は使用できない。干渉パターンをメタモライザが学習し、未然にブロックしてしまうからである。 |
| 141 |
3 |
両性類(ユニオンセックス) |
肉体 |
健全 |
起動 |
ブレークタイムまたはアクション・ステップに使用する。自分の性別を逆転させる。 |
肉体の性別を逆転させることができるようになる特性。自分自身で鼻をつまむのがトリガー。鼻をつまめば、意図するせざるに関わらず逆転が発生する。一度変えるとその日一日は戻せないので注意が必要。外見は、元の性別だったころの特徴を多分に残している。 |
| 142 |
3 |
神力髪電(ゴールデンジェネレーション) |
髪 |
歪醜 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。種別近接・破壊力9・精密性8・レンジ1・アングル1・特殊:麻痺の攻撃を行う。 |
髪の毛一本一本が高圧電流を流す電線となり、自在に操ることができるようになる特性。電圧の強さは自由に調整できるので、失神する程度に留めることもできる。毛の一本一本が分厚くなるので、髪型などは完全に崩壊することとなる。 |
| 143 |
3 |
想像貸借(シンキングプロジェクト) |
腕 |
醜 |
起動 |
ブレークタイムに使用する。1D6を振る。この特性を持つキャラクターの〔尊厳〕は、その値と等しくなる。この特性によって変更した〔尊厳〕は、望むときいつでも元に戻すことができる。 |
記憶を頼りに、実在するもののレプリカを作り出すことができるようになる特性。無から作り出すことはできず、必ず材料が必要になる。赤く燃えるようになった左手で材料を握れば、青く輝く左手から狙いのものが生まれてくる。地上で使う場合は、必ず物陰に隠れてからにしよう。 |
| 144 |
4 |
未知(アンノウン) |
精神 |
健全 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。種別遠距離・破壊力0・精密性5・レンジ1・アングル0・特殊:『命中判定が成功したとき、回避・防御判定を行わず対象のキャラクターの生命力を0にする』の攻撃を行う。 |
『分からない』。この特性の特徴を端的に表すならその一言になる。何らかの手段で、目の前にいる者の命を奪っていることだけは確かだが、その死因も、手段も、原理も、何もかもが解読できない。特性の持ち主本人すらも、その全容を理解することはできず、考えれば考えるほど精神に異常を来すことになる。 |
| 145 |
4 |
頂点捕食者(エイペックス) |
肉体 |
歪醜暴 |
起動 |
アクション・ステップに使用する。周囲9マスにいる全てのキャラクターに、その生命力と同じ点数のダメージを与える。この攻撃に対して回避を行う場合、精度は4とする。 |
全身の穴という穴から腕ほどの太さの触手を出す。触手の先端には鋭い牙が生えた口があり、あらゆるものを粉々にしながら捕食、吸収するだろう。痕跡すら残さず抹消するにはうってつけの特性だが、宿主本人にも制御できないのが問題点。仲間だろうとなんだろうと、おしなべて全てを捕食してしまう。 |