ドライブ

 与えられたミッションをクリアするために、スカベンチャーたちはゲットー005から廃棄世界(ハキダメ)を通過し、目的地――――例えば適応獣(アダプター)狩りならその適応獣(アダプター)の所在地、失踪した市民の救出ならその市民のいる場所へ――――向かう必要があります。

 ドライブ判定は、『ドライバー』の役割を持つPCが代表して行います。
 ドライバーはまず、以下の四つの選択肢の中からルートを一つ選びます。

  • Aルート 危険だが、速く進めます。基本の進度は12です。
  • Bルート 一般的な進行速度。危険度も速度も普通です。基本の進度は9です。
  • Cルート 安全ですが、進みは遅いです。基本の進度は6です。

 ルートを決めた後は、ドライブの判定を行います。
 判定の難度はルートによって変わります。

判定(Aルート):〔操作〕:7以上3回
判定(Bルート):〔操作〕:7以上2回
判定(Cルート):〔操作〕:7以上1回

 各ルートごとに成功の場合と失敗の場合で分岐があり、後のアクシデント処理のタイミングで引くアクシデントカードの難度が変わります。

Aルート 成功→難度3 失敗→難度4
Bルート 成功→難度2 失敗→難度3
Cルート 成功→難度1 失敗→難度2

 判定の後、ルートごとに指定された数字に等しい分だけ、ドライバーは『進度』を得ます。
 『ドライブ』で得た『進度』は、移動手段が『クエスト』である『距離』の『進度』を埋めるためには使えないので注意して下さい。
 『進度』が導入フェイズでGMが公開した『距離』を超えているなら、そのターンの終わりで『道中フェイズ』は終了し、活動フェイズに移行します。


クエスト

 PCたちは、時にビークルを降りて、自分の脚で移動する必要に駆られることがあります。
 入り組んでいたり段差が激しかったり道が細かったりするために、ビークルが進入できないような場所です。そういった場所は『ダンジョン』と呼ばれます。
 このとき、PCはドライブ判定の代わりに『クエスト判定』を行います。
 これは、案内役としてパーティを先導するPCが、仲間を正しい道に導けるかを判定するものです。

 クエスト判定は、『アドバイザー』の役割を持つPCが代表して行います。
 アドバイザーには、ルート選択はありません。
 共通のクエスト判定を行い、成功したか失敗したかでアクシデントカードの束が変わります。

クエスト判定:〔見識〕:最大値9

 判定に成功した場合、各ダンジョンごとに設定された難度のうち、難度が低い方のアクシデントを選ぶことになります。判定に失敗した場合、難度が高い方のアクシデントを選ぶことになります。
 その後、アドバイザーは進度6を得ます。
 『ドライブ』で得た『進度』は、移動手段が『クエスト』である『距離』の『進度』を埋めるためには使えないので注意して下さい。
最終更新:2022年08月07日 17:32