■『異郷耐性』

■基本

 『異郷耐性』は、廃棄異郷(ハイキョ)に蔓延する異郷毒への耐性を表し、適応特性の中で唯一、進化する性質を持ちます。
 体にたまった異郷毒が抵抗力以下であるうちは、異郷耐性は他の特性と同じように変化しません。
 しかし旅が長引いたことによって想定以上の異郷毒を吸ってしまった場合、その異郷毒に耐えられるよう、異郷耐性は次なる進化を遂げることになるでしょう。
 どのような特徴を発現するかについては、下記の表を参考にして下さい。

レベル 異郷耐性の進行 抵抗力 異形値
LV1 内臓の拡張。異郷毒をある程度濾過できるように進化する。外見に一切現れない。 10 0
LV2 頭髪の解毒器官化。解毒中、髪の毛が黒、茶、白、金以外の特定の一色に染まる。 15 5
LV3 毒抜き用の小さな『穴』が体のどこかに現れる。生活を送る上で見た目以外の支障はない。 20 10
LV4 大量の異郷毒を無毒化するための器官として、体の一部がバレーボール二つ分ほど肥大化する。 30 20
LV5 全身からの毒排出を実現するため、皮膚が変質。何らかの鮮やかな一色に染まる。 40 30
LV6 毒を浄化するための外部器官の出現。排気口のついた触手が、尻尾のように臀部から伸びてくる。 50 45
LV7 物理的な耐性を高めるための肉体の肥大化。体積が10倍になる。 60 60
LV8 毒を受け止めるための仮人格として、小さな自分自身が体から生えてくる。 70 75
LV9 異郷への適応と、それ以外への不適応。異郷毒がない世界に戻ると、吐き気を催すようになる。 80 90
LV10 認識能力への影響。適応獣(アダプター)とスカベンチャーの区別が曖昧になる。 90 105
LV11 完全なる肉体の限界。精神が崩壊し、廃棄異郷を彷徨う怪物と成り果てる。 ゲームオーバー

■抵抗

 溜め込んだ毒は、エピローグに精算することとなります。

 廃棄異郷(ハイキョ)の様々なトラブルは無事乗り越えられましたが、異郷毒の侵蝕はまた別の話。
 あまり長く滞在しすぎたスカベンチャーの身体は、異郷毒によって死へと至らしめられようとし――――そうならないために、『異郷耐性』がさらなる進化を遂げることとなります。

 帰り道イベント表を全員が振り終わったタイミングで、各キャラクターは、自分の抵抗力と現在の異郷毒の蓄積数を比較して下さい。(原則として、異郷毒の蓄積数は全てのキャラクターで共通です)
 もし抵抗力以下の蓄積しかない場合は、何も起こりません。
 もし抵抗力より大きい蓄積数となっていた場合は、1D10を振って下さい。
 超過した毒の蓄積以下の数字を出した場合は、異郷耐性のレベルが1上がってしまいます。
(10以上大きい場合、判定を省略して自動的にレベルが1上がります)
 蓄積数より大きい数字を出したなら、異郷毒への抵抗が成功したものと見なされ、異郷耐性のレベルは上がりません。
最終更新:2022年09月26日 20:46