アルベルティーニ家
[解説]
アルベルティーニ家の初代当主、リカルド・アルベルティーニは、旧人類との大戦時には雲集の幻装兵 ツラック・イェンシングを駆り、聖騎士王グレン・カーライルの駆る白光の幻装兵 ヴァイス・エクス・マキナに付き従ったクルセイダーの1人であったとされる人物で、聖王国建国期、聖王国領北部の森林地帯で発見された異形の精霊 シュブ=ニグラス討伐においての活躍と、リカルド自身の生涯、そして子々孫々まで続く精霊 シュブ=ニグラスの封印の任を引き受けた功績によって、聖騎士王グレン・カーライルより伯爵位の貴族階級を賜り、領地の統治権を委任されることとなった。
アルベルティーニ家が統治を任された都市は精霊 シュブ=ニグラスが発見された聖王国北部の森林地帯周辺の集落をまとめる形で新たに築かれた都市ヘイゼルニグラートであるが、これはリカルド・アルベルティーニの強い希望であった。
周辺集落の信仰の対象であった精霊 シュブ=ニグラスを封印したクルセイダーとして当初は小さくはない反発を受けたが、リカルドの熱意と人たらしな性格に加え、封印により精霊 シュブ=ニグラスの精神汚染が和らいだことも手伝い徐々に受け入れられていった。
周辺集落の信仰の対象であった精霊 シュブ=ニグラスを封印したクルセイダーとして当初は小さくはない反発を受けたが、リカルドの熱意と人たらしな性格に加え、封印により精霊 シュブ=ニグラスの精神汚染が和らいだことも手伝い徐々に受け入れられていった。
初代当主リカルド・アルベルティーニが聖騎士王グレン・カーライルに付き従ったクルセイダーであったことから、アルベルティーニ家は王侯貴族派に属してはいるものの前述の封印を守り続けることを最重視しており、大々的に政治に関わることは少ない。
アルベルティーニ家の当主は、時代により性別や年齢、さらには本家、分家にすらかかわらず選ばれているのだが、これは代々当主に引き継がれる幻装兵、揺籃の幻装兵 カプラ・ネラ・ドルミーレの操手が聖痕を持っている必要があるためで、性別や出自にかかわらずその時代の最も質の良い聖痕を持っているものが務めることになっているからである。
そのため、非常に優秀なクルセイダーを輩出することも多く、聖華暦800年代においては八侯爵に数えられる名門貴族となっている。
そのため、非常に優秀なクルセイダーを輩出することも多く、聖華暦800年代においては八侯爵に数えられる名門貴族となっている。