ベイリン大隊
[解説]
聖王国北方の守備を担う機兵部隊。
アルカディア帝国 、カナド領の両方に面していることもありその任務内容は過酷の一言に尽きるが「王国の盾」「守護神」等と称賛されるベイリン・グリューネワルトが指揮を取る隊とあって隊員の士気、練度共に聖王国随一のものであり、その過酷さとは裏腹に欠員が出ることはほぼ稀である。
アルカディア帝国 、カナド領の両方に面していることもありその任務内容は過酷の一言に尽きるが「王国の盾」「守護神」等と称賛されるベイリン・グリューネワルトが指揮を取る隊とあって隊員の士気、練度共に聖王国随一のものであり、その過酷さとは裏腹に欠員が出ることはほぼ稀である。
大隊の訓示は「死して語る者なし。生きて明日を謳うべし」
また、ベイリン大隊は既存の大隊とは異なり中隊三隊の編成ではなく、隊員の資質に応じて以下の三隊に振り分けられる。
第一部隊「穿嶽隊(せんがくたい)」
ベイリン大隊に於いて突撃…つまりは一番槍を担う部隊であり、大隊の中でも血気盛んな者や、機体の制御能力が高い者がこの隊に配属となる。
突撃や遊撃といった攻勢の切っ掛けを作るためのこの隊は当然身の危険も一番高い隊ではあるが穿嶽隊の面々にとってそんな危険は些事であり、重要なのはベイリンの刃になるというただそれだけのことである。
第二部隊「崩天隊(ほうてんたい)」
ベイリン大隊に於いては後方からの魔術による火力支援を担う特殊中隊。部隊長のシュベルデン特務中尉をはじめとし全員が魔術に秀でた名家の生まれではあるが、同時に人の身を超えた魔術を振るうために行われた悍ましき実験の果てに生まれた忌み子とも呼ぶべき存在である。
本来であれば実験作として使い捨てられる運命を背負った彼女たちが過酷な部隊であるにしろ軍属という身分を保証された立ち位置にいるのはひとえにベイリン自身の身を粉にする努力の成果であり、それ故に彼女たちの忠誠心は鋼よりなお強固なものである。
第三(主力)部隊「究壁(きゅうへき)隊」
大隊長:ベイリン・グリューネワルト
副長:ピユラ・ノルディア・ファミリア
部隊長:デュカ・グリューネワルト
構成機 機装兵レクス・スミシー×1
狩装兵アドラー・ファーケン×1
機装兵ジェダイ・グラント×1
機装兵ジェダイ×6
総数9機
副長:ピユラ・ノルディア・ファミリア
部隊長:デュカ・グリューネワルト
構成機 機装兵レクス・スミシー×1
狩装兵アドラー・ファーケン×1
機装兵ジェダイ・グラント×1
機装兵ジェダイ×6
総数9機
ベイリン大隊の本隊にして主力部隊。総数こそ最も少ないが、ベイリン大隊の予備隊含めた中で最も実力の秀でた者たちが集められる隊であり、士気軒高かつ実力精強な強部隊である。
元来その堅牢さと苛烈さで知られるベイリン大隊であったが、「ノルディアの荒鷲」と称されるピユラの加入によりその強さは聖王国随一のものとなった。
こと防衛に於いては他の追随を許さず、ピユラ加入後のベイリンは「翼を得た鬼神」とまで称されるようになる。
……余談ではあるが「究壁」とは聖王国を護る究極の壁であり、隊員9名を指して9枚の壁とする「九壁」にもかかった一種の洒落のようなものである。