ギルマン・ドグラン - 聖華世界 @ wiki

ギルマン・ドグラン

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［解説］

セント・エリザベート号の船長であり、聖王国内での魔族化計画を推進している魔族の一人。
普段は恰幅の良い人のよさそうな中年男性の姿をしているが、正体を現すと怪魚のような魚人の姿となる。
サンゴ礁を削りだしたよう槍を武器として扱う。

元々はギルマン・ドグランと言う名前の一般人であり、船長としてセント・エリザベート号のクルージングサービスを提供していた。
３年前に魔族に拉致されており、その時に寄生型の魔族を脳内に植えつけられ魔族化されている。
一ヵ月ほど行方不明になっていたギルマンだったが、捜索願を出していた家族のもとに無事に保護される。
本人は「急な仕事が入り遠方まで出かけていた」と言い、何食わぬ顔で職場へと復帰した。
その中身が既にギルマンではないと誰にも知られる事なく。

その後はセント・エリザベート号での職務に従事するふりを続け、船内に乗りこんだ聖王国貴族や有力者などを魔族へと変えて行った。
ナクラバルの元領主であった、ザルク・カーディフなどもギルマンによる魔族化の被害者である。
聖拝機関に怪しまれないようにするため、一度に多くの魔族化を行わず、乗客の中でも影響力の大きそうな人物に狙いを定めて慎重に魔族化を行ってきた。
船内の乗組員にはギルマンの配下である、フリザ達が潜伏しており、セント・エリザベート号は既に魔族製造装置と化している。

しかし、ザルク・カーディフの悪事が明るみになり、彼の足跡を調査していた聖拝機関によってセント・エリザベート号には魔族の拠点となっている疑いが向けられていた。

本体

ギルマン・ドグランの本体。 人間の身体に寄生していた竜種の魔族である。
試作型の寄生魔族であり、正式な名称が無かった為、便宜上『ギルマン』と呼ばれている。
３年間で積み上げた功績により、魔界の大悪魔ユリアンから強力な力を授けられている。

全身に刻まれたユリアンのゲヘナを開放する事により、全長50ｍの巨大な海竜の姿となる。
その全身は強固な鱗に覆われており、機兵の攻撃すらも跳ね返す。
巨体でありながらも時速100キロを超える速さで水中を航行する。
もしも、その巨体に体当たりされれば、機兵と言えども一溜まりもないだろう。
更に、鋭く尖った背びれを射出することもでき、これを投射武器として扱う。