マーセナル・グライフ - 聖華世界 @ wiki

機装兵マーセナル・グライフ

聖華暦804年から、傭兵部隊『グライフリッター』で使用されているマーセナルの派生改修機体。
聖王国でソルダートの量産配備による機種転換が進み、結果として中古市場に流れた大量のマーセナルを同傭兵部隊がロココ設計所を通して買付け、部隊の標準機として改修を行なっている。
改修に当たっては、後背部及び両肩、大腿部に噴射式推進装置を増設する事で高機動化を行なっており、近接戦での瞬発力を高めている。その分、操縦性及び燃費が若干悪化しているが、そもそも腕利き揃いのグライフリッターでは全く問題にしていない(操縦性も燃費も腕前でカバー出来る)。
傭兵部隊ゆえに各隊員達は与えられたマーセナル・グライフを各々が扱い易いように(趣味嗜好に合わせて)改修しており、同一機体ながら見た目も性能も大きく異なる機体も多数存在する。
なお、調達・整備・改修は傭兵部隊発足当時からの付き合いがあるロココ製作所に委託している。

標準機

装備一覧

○GR-60魔導砲

ホルン社製のVR-60魔導砲の輸出モデル。機体との親和性の高さから採用されている。

○GR-60L魔導砲

GR-60魔導砲のバレルを伸ばして、射程距離と命中精度を向上させたモデル。連射性能は低下している。

○メタルライン魔導狙撃砲

大口径長射程の狙撃用魔導砲。遠距離から機兵の装甲を貫通可能な威力を持つが、砲身冷却の為のインターバルが必要な為、連射性能は極めて低い。

○120mm魔導滑腔砲

メタルライン魔導狙撃砲の機構を流用した大型砲。装弾数50発。砲身に強制冷却ジャケットを巻き付け、消音装置を組み込んでいる。これにより1発/2秒の間隔で射撃が可能となった。ただし、重量は元の狙撃砲の2倍以上の重量となり、運用時の機動性はほぼ期待出来ない。さらに撃ち終わった後は砲身の整備が必ず必要となる為、運用コストのかかる装備となっている。

○ポールアックス

マーセナルで運用されていたアックスをベースに柄を伸ばしている。これによりリーチが伸び破壊力が向上している。

○近接戦闘用短刀ハルパー

格闘戦で斬り付けたり、相手の装甲に引っ掛けて引き倒す、傾斜のある障害物を登る際の補助に使うなど汎用性が高い。

○シールド

基本的な防御装備。

○クローシールド

装備の持ち替えをせずに格闘戦を行える、攻防一体の装備。

○魔導滑空翼

諜報活動により入手した魔導竜翼の技術情報を基に作られた装備。マナカート3個を搭載して最大三回跳躍が可能。30m跳躍した後、翼を開いて200mほどを滑空することが出来る。空挺強襲や要塞・砦の堀や城壁を突破したり、敵部隊を頭上から攻撃する事や、その後方へ飛び越しての挟撃など、戦術面での利用価値は非常に高い。任意でのパージが可能。

○BARCA

三国大戦前に同盟軍から供与された装備。索敵及び通信の強化を可能とする同盟軍の機密の塊。

［グライフリッター各小隊所属機］

◯マーセナル・グライフ(第八小隊所属機)
マーセナル・グライフの第八小隊所属機仕様。
その機体構成はヴェルディ・グライフの簡易版とも呼べるもので、各部に装甲が追加され、フレーム剛性及び魔力収縮筋に強化が施されている。

また本機の肩部にもフレキシブルに稼働するアームを介してシールドが装備されているが、ヴェルディ・グライフのヴァントと比較すると小型で軽量のものとなっており、小隊長級の実力を持たずとも、扱いやすいものになっている。