多機能通信魔導器(エニグマ)
[解説]
基本的に、機兵に搭載される通信装置と同じ原理のシステムで成り立っており、都市内レベルの近距離であればこの魔導器同士で通信をする事ができる。
また遠距離の通信をする場合は、都市間の通信を行う様な大型通信機へ一度アクセスし、そこから別場所にある大型通信機を介して相手方のエニグマへと接続する事になる(参照:連絡手段について)。
また遠距離の通信をする場合は、都市間の通信を行う様な大型通信機へ一度アクセスし、そこから別場所にある大型通信機を介して相手方のエニグマへと接続する事になる(参照:連絡手段について)。
魔法の仕組みとしては、あくまで使用法としては表面的には簡略化されており、魔力を流すだけで誰でも起動できる。
無論の事、内部的な処理は使用者のエーテル波長や波形による個人認証、エニグマ番号による通信相手の特定など、非常に細かく面倒くさい処理が為されているのだが。
無論の事、内部的な処理は使用者のエーテル波長や波形による個人認証、エニグマ番号による通信相手の特定など、非常に細かく面倒くさい処理が為されているのだが。
起動したエニグマの操作は、普通は全てボタン操作で行われる。
基本の操作は、10キー状の数字ボタンを押す事で通話先のエニグマ番号を入力し、相手のエニグマを呼び出すと言う物だ。
また特殊キーを押す事で、あらかじめ登録しておいたエニグマ番号の相手端末を、一発で呼び出す事もできる。
基本の操作は、10キー状の数字ボタンを押す事で通話先のエニグマ番号を入力し、相手のエニグマを呼び出すと言う物だ。
また特殊キーを押す事で、あらかじめ登録しておいたエニグマ番号の相手端末を、一発で呼び出す事もできる。
基本的な理論は、エーテルの波動……いわゆる魔法波と呼ばれる物を送受する事での通信である。
これは前述した通り、機兵に搭載される通信装置と同様の理論で成り立つシステムだ。
魔導映写盤(マギ・テレビジョン/テレビ)や音受器の放送で用いられている、雷魔法を応用した電波発信による通信では無い事に、注意が必要だ。
これは前述した通り、機兵に搭載される通信装置と同様の理論で成り立つシステムだ。
魔導映写盤(マギ・テレビジョン/テレビ)や音受器の放送で用いられている、雷魔法を応用した電波発信による通信では無い事に、注意が必要だ。
そしてこれは最新型や、高位軍人などに支給されるハイエンドモデルに限られるが、魔法的に相手の立体映像を映し出したり、その映像の録画、通信記録として音声録音するなどの機能を持っている機種もある。
無論、立体映像などは相手側のエニグマ端末も、それに対応したハイエンドモデルである必要があるのだが。
無論、立体映像などは相手側のエニグマ端末も、それに対応したハイエンドモデルである必要があるのだが。
エニグマの普及は冒険者組合が管理しており、冒険者ライセンスを持つ者と一部の特権階級に向けて販売されている。
価格は非常に高価で、一台10万ガルダもする。
エニグマを持つ事は一端の冒険者の証であり、駆け出しの憧れの品である。
価格は非常に高価で、一台10万ガルダもする。
エニグマを持つ事は一端の冒険者の証であり、駆け出しの憧れの品である。
ちなみに近年、闇市で海賊版の違法改造されたエニグマが出回っている。
ただしこれは、エニグマ番号などの発行が正式に為されていない上に未登録品であるため、公式のエニグマとはきちんと交信できない場合が多い。
世の中、旨い話は無いのだ。
ただしこれは、エニグマ番号などの発行が正式に為されていない上に未登録品であるため、公式のエニグマとはきちんと交信できない場合が多い。
世の中、旨い話は無いのだ。
各国軍でもエニグマと似たような通信端末が開発されており、一定階級以上の帝国軍人、都市同盟軍人、聖騎士に支給されている。
これらは軍用モデルとして改良が加えられており、通信範囲の拡大化やセキュリティ面での性能が向上している。
なお名称は、同盟以外の二国でも『エニグマ』と呼んでいる。
これらは軍用モデルとして改良が加えられており、通信範囲の拡大化やセキュリティ面での性能が向上している。
なお名称は、同盟以外の二国でも『エニグマ』と呼んでいる。