録音魔導器
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[解説]
音声を録音、再生する魔導器。
その歴史はそこそこ古く、聖華暦300年代にまで遡る。
この時代、正確な時期は分かっていないが第二次聖帝戦争が終わったかどうかの頃に、錬金術による録音魔導器が出現している。
その歴史はそこそこ古く、聖華暦300年代にまで遡る。
この時代、正確な時期は分かっていないが第二次聖帝戦争が終わったかどうかの頃に、錬金術による録音魔導器が出現している。
この録音魔導器であるが、名を音封じの壺と言い、外観は中くらいの花瓶程度の蓋付きの壺だ。
蓋に刻印された呪文(厳密な意味での魔法の呪文などではなく、どうやら起動の合言葉の様である)を唱えると、唱え終わった瞬間から一定時間(壺の大きさによる)の間、周囲で発せられた音声を封じ込めると言う物。
蓋に刻印された呪文(厳密な意味での魔法の呪文などではなく、どうやら起動の合言葉の様である)を唱えると、唱え終わった瞬間から一定時間(壺の大きさによる)の間、周囲で発せられた音声を封じ込めると言う物。
封じられた音声は、壺の蓋を開けるとそこから流れ出す。
ちなみに再度呪文を唱えて新しく録音しない限り、何度でも再生可能である。
この壺は聖華暦830年代の今現在においても、当時の遺跡から幾つか発掘されたり、旧家の蔵の中から発見される事がある。
ちなみに再度呪文を唱えて新しく録音しない限り、何度でも再生可能である。
この壺は聖華暦830年代の今現在においても、当時の遺跡から幾つか発掘されたり、旧家の蔵の中から発見される事がある。
実は540年以前においても、音声を録音する技術は天才技師エイジス・クリプトンらの手によって、開発されるだけはされていた。
エイジス・クリプトンとその弟子や協力者たちは音封じの壺を解析し、『音』と言うものが空気の振動、波である事を確認する。
エイジス・クリプトンとその弟子や協力者たちは音封じの壺を解析し、『音』と言うものが空気の振動、波である事を確認する。
音封じの壺が空気の波を内部に圧縮(細かい理屈は不明であったが)して蓄えているらしい事を突き止めた彼らは、空気の波のデータをエーテル波動に変換し、濃度が濃い目の液体エーテルをフラスコ状ガラス瓶に詰め込み、その液体エーテル中に音声データを封じ込める事に成功。
そしてその音録魔導器は、540年の産業革命期に大々的に生産され、売り出される事になる。
形状は週刊少年漫画誌より少々小さい程度の本体に、ヤカンほどの大きさのガラス製フラスコがはめ込まれていると言う物。
そしてその音録魔導器は、540年の産業革命期に大々的に生産され、売り出される事になる。
形状は週刊少年漫画誌より少々小さい程度の本体に、ヤカンほどの大きさのガラス製フラスコがはめ込まれていると言う物。
もっとも当初は日常の必需品では無かった事もあり、金持ちの玩具という扱いであったが。
しかしながら、音声を記録できると言う事実は当局などの興味をひき、後々には刑事事件の取り調べの際に記録を取るために用いられたりもした。
ちなみにこの開発時の『音=空気の波』という研究データは、後々に多機能通信魔導器(エニグマ)が開発されるときに、大いに参考にされる事になる。
しかしながら、音声を記録できると言う事実は当局などの興味をひき、後々には刑事事件の取り調べの際に記録を取るために用いられたりもした。
ちなみにこの開発時の『音=空気の波』という研究データは、後々に多機能通信魔導器(エニグマ)が開発されるときに、大いに参考にされる事になる。
聖華暦796年においては、音声の記録装置部分はカセット化されている。
これは操手データ移殖カートリッジシステムのカートリッジからの派生技術であり、当初のエーテル波動記録式モデルから、雷魔法の応用による磁気記録方式に移行している。
しかしこのカセットは、民生用に値段を安くする代わりに大きさが肥大化し、いわゆる月刊少年ジ〇ンプを2冊重ねたほどの大きさがある。
このカセットは、週刊少年漫画誌よりやや小さい程度の音録魔導器本体よりもかなり大きい。
これは操手データ移殖カートリッジシステムのカートリッジからの派生技術であり、当初のエーテル波動記録式モデルから、雷魔法の応用による磁気記録方式に移行している。
しかしこのカセットは、民生用に値段を安くする代わりに大きさが肥大化し、いわゆる月刊少年ジ〇ンプを2冊重ねたほどの大きさがある。
このカセットは、週刊少年漫画誌よりやや小さい程度の音録魔導器本体よりもかなり大きい。
聖華暦810年には、ある程度カセットの小型化が為される。
しかしそれでもまだサイズは大きく、週刊少年漫画誌程度の重さと大きさであった。
それでも多少は持ち運びが容易になり、民間でもさかんに使われる様になる。
映画館などで映画を流す際にカセットで配給された音声を流すなど、『弁士要らず』(これ以前の映画館では、無声映画に弁士が声を充てていた)とも呼ばれる事になった。
しかしそれでもまだサイズは大きく、週刊少年漫画誌程度の重さと大きさであった。
それでも多少は持ち運びが容易になり、民間でもさかんに使われる様になる。
映画館などで映画を流す際にカセットで配給された音声を流すなど、『弁士要らず』(これ以前の映画館では、無声映画に弁士が声を充てていた)とも呼ばれる事になった。
カセットが安価に、しかも小型になるには、聖華暦833年に冒険者組合のダライアス・アームストロング技師が、操手データ移殖カートリッジシステムの画期的な改善に成功するのを待たなければならない。
この改良型の操手データ移殖カートリッジシステムに使われているカートリッジからの技術転用で、音録魔導器のカセットも安価で手のひらに乗る程小型になり、利便性も増したのである。
本体のサイズもこれ以前の週刊少年漫画誌に少し足りない程度から、菊版(ゲーム攻略本など)程度の大きさに小型化した。
この改良型の操手データ移殖カートリッジシステムに使われているカートリッジからの技術転用で、音録魔導器のカセットも安価で手のひらに乗る程小型になり、利便性も増したのである。
本体のサイズもこれ以前の週刊少年漫画誌に少し足りない程度から、菊版(ゲーム攻略本など)程度の大きさに小型化した。